就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
どんな人が書いているか分からない記事は信頼できないと思うので…
まずは簡単に自己紹介をまとめました!
また、この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、就活や転職活動をした時に感じた次の思いから立ち上げました。
「ブラック企業の求人を掲載するなよ!残業が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
同じ思いを持つ就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
それでは本題に入っていきますね!
「インターンは内定に直結しない!」と言われますが、結論を言うと内定に直結するインターンはあります!
内定直結インターンを狙って、就活を早く終わらせる学生は少なくありません。
しかし、どの企業が行っているかわからないとエントリーのしようがないですよね。
そこで今回は、インターンが内定に繋がる企業を一覧で共有します!
内定に影響を与える企業の特徴や内定が出る人と出ない人の違いなどもわかるので、最後まで読んでみてくださいね。
目次
インターンは内定に繋がるのか?
全ての企業が内定直結インターンを導入しているわけではありません。
しかし、インターンを採用活動の一つとして実施する企業は増加傾向にあって、就活の早期化が年々加速しています。
インターンシップ説明会に参加した学生への調査(※)では、4分の1の企業からインターンが内定に繋がる可能性を知らされたという結果が出ました。
では、どのようなインターンが内定に繋がるのでしょうか。
※参考:日経ビジネス|『採用直結、ジョブ型対応 変わるインターンシップはどうなる?』
【インターンは内定に繋がるのか?】
- 早期選考型
- ジョブ内定型
- 本選考優遇型
- リクルーター型
繋がるパターン① 早期選考型
早期選考型のインターンとは、就活解禁日(3月)よりも早い段階で行われるインターン参加者限定の特別な選考です。
さらにインターン参加者の中で評価が高い学生だけが選考対象となる狭き門です。
早期選考を取り入れている企業は外資系やベンチャーが多く、大学3年のインターンで人選を行って年内に内定を出すケースは珍しくありません。
大手・中小企業の早期選考の場合は、早くて大学4年生の夏頃に内定がもらえます。
他の就活生と差を開いて、早期に内定獲得ができる絶好のチャンスと言えますね。
繋がるパターン② ジョブ内定型
ジョブ内定型とは2カ月以上の長期労働で、有給が発生するインターンを指します。(※)
通常のインターンよりも就業体験プログラムの内容が濃く、内定に繋がる可能性が高いのが特徴です。
教育課程の科目として単位を修得できる点も、他のインターンとの大きな違いの一つでしょう。
ジョブ内定型は大手企業の導入が多く、早期段階で人材育成から入社後の配属までを意識した採用活動が狙いです。
参考:文部科学省高等教育局|『ジョブ型研究インターンシップ(先行的・試行的取組)実施方針(ガイドライン)令和3年5月21日』
繋がるパターン③ 本選考優遇型
本選考優遇型とは、インターンで高い評価を得ると本選考が優遇されるインターンです。
優遇される例として、本選考の一部免除が挙げられます。
免除の内容は企業によって異なりますが、エントリーシートやWEBテストの免除、中には面接を省く企業も少なくありません。
内定の確率が高まるだけでなく、就活の時間と労力を抑えられるのも大きなメリットです。
他にはインターンで優秀だった学生を招いて、食事会や座談会を開く企業もあります。
社員との親睦を深めながらしっかりと自分をアピールできれば、社員からの評価が上がって本選考で有利に働きますね。
繋がるパターン④ リクルーター型
リクルーター型とは、企業が大学やサークルを通して学生へ直接コンタクトを取って面談を行う方法です。
経団連に加盟する大手企業の導入が大半で、学歴が高い学生を対象に行う傾向があります。
リクルーター(社員)がマンツーマンで内定まで就活サポートを行う制度で、企業によっては食事会を兼ねてフランクに接するケースも少なくありません。
任命されるリクルーターは学生と年齢が近い若手社員で、距離を詰めながら人材を見極めて優秀な就活生を確保する目的があります。
他の就活生より内定取得のチャンスがあるのはもちろん、就活の悩み相談や企業の情報収集ができるなど学生にもメリットが多いです。
【補足】インターン参加後の内定率はどれくらい?
22年卒学生のインターン参加後の内定率は37.5%です。
就活・転職の研究を行う「Job総研」が22年卒の大学生を対象に行ったインターン実態調査(※)によると、約4割の学生が参加企業に内定しています。
インターンは本選考に関係ないとは言うものの、インターンを通して人材の選定を行う企業は少なくないことがわかります。
年々就活のスタートが早まっているから、出遅れると挽回が難しそう!
そうだね。早い段階で内定を獲得したい人こそ、内定直結のインターンに参加するべきだね。
インターンが内定に直結する企業一覧
インターンが内定に直結する可能性が高い企業を業界別に紹介します。
なお、1dayと長期インターンの両方を実施している企業もありますが、内定に繋がるのは長期インターンに限ります。
商社(総合商社・専門商社)
三井物産 | 伊藤忠商事 | 住友商事 | 三菱商事 |
丸紅 | 豊田通商 | 双日 | 岡谷鋼機 |
JFE商事 |
メーカー
食品、建設、住宅、化学・薬品、化粧品、鉱業、機械・プラント、電子、自動車、医療機器など
コカ・コーラボトラーズジャパン | サントリービバレッジ | キリンホールディングス | アサヒ飲料 |
伊藤園 | 日本製粉 | 味の素 | 本田技研工業 |
東洋エンジニアリング | クボタ | Panasonic | ソニーグループ |
AGC | 日立製作所 | 京セラ | 富士フイルム |
資生堂 | ポーラ | ライオン | キーエンス |
第一三共 | 中外製薬 | エーザイ | 大日本住友製薬 |
アステラス製薬 | 小林製薬 | 大正製薬 | 小野薬品工業 |
日本メドトロニック | 豊田自動織機 | 三菱電機 | ニトリホールディングス |
アイリスオーヤマ | ブラザー工業 | 大和ハウス工業 | テルモ |
凸版印刷 | 大日本印刷 | ブリヂストン | グリーンハウス |
アルプスアルパイン | YKKグループ | P&G Japan | アストラゼネカ |
フィリップモリスジャパン | ユニリーバ・ジャパン | 日本ロレアル | ネスレ日本 |
ジョンソン&ジョンソン | エスティローダー | LVMHグループ | マースジャパンリミテッド |
モンデリーズ・ジャパン | スリーエムジャパン | レキットベンキーザー・ジャパン |
金融
銀行、証券、クレジット、信販、生保・損保など
三菱UFJ銀行 | みずほフィナンシャルグループ | 三井住友銀行 | SMBC日興証券 |
野村証券 | 三菱UFJニコス | 三井住友カード | JCB |
第一生命保険 | 明治安田生命保険 | 三井住友海上火災保険 | 東京海上日動火災保険 |
損保ジャパン日本興亜 | SOMPOひまわり生命保険 | あいおいニッセイ同和損保 |
サービス・インフラ
不動産、鉄道、航空、運輸・物流、エネルギー、ホテル、旅行、アミューズメント、コンサルティング、人材サービス、教育など
日本総合研究所 | 野村総合研究所 | 三菱総合研究所 | 三井不動産 |
住友不動産 | 東急不動産 | 野村不動産 | 東海旅客鉄道 |
東京地下鉄 | ベネッセコーポレーション | リクルートキャリア | エン・ジャパン |
エス・エム・エス | ドリームインキュベータ | ネオキャリア | ベンチャーリパブリック |
ワークポート | GE | アクセンチュア | ボストン・コンサルティンググループ |
PwCコンサルティング | KPMGコンサルティング | デロイトトーマツコンサルティング | アビームコンサルティング |
マーサージャパン | コーン・フェリー | EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング |
広告・出版・マスコミ
出版、新聞、放送、広告など
講談社 | 博報堂 | 集英社 | 電通 |
日本経済新聞社 | 朝日新聞 | 読売新聞 | テレビ東京 |
毎日放送 | スカパーJSAT | ADKマーケティング・ソリューションズ | 大広 |
アサツーディ・ケイ | JR西日本コミュニケーションズ | 東急エージェンシー | JR東日本企画 |
フリークアウト | フロムスクラッチ | Roseau Pensant |
ソフトウエア
ソフトウエア、インターネット、通信など
サイバーエージェント | 楽天 | Yahoo! | DeNA |
GREE | リクルート | ぐるなび | メルカリ |
カカクコム | DMM | GMOインターネット | SCSK |
サイボウズ | NTT | 大塚商会 | 富士通 |
東京海上日動システムズ | Sapeet | asken | マネーフォワード |
クックパッド | オービック | じげん |
大手企業からベンチャーまで、幅広く内定直結インターンを取り入れているね。
うん。気になる企業があれば、積極的に参加して早期内定を目指そう!
【内定獲得のために重要!】インターンの探し方
インターンの探し方次第で、内定が獲得できる確率が変わります。
大手求人サイトで検索していると、その莫大な情報量に探す気が失せる人もいるのではないでしょうか。
インターン探しで妥協するとミスマッチが増える一方で、せっかく内定直結インターンを見つけてもチャンスを逃してしまいます。
内定獲得を狙うには「逆求人サイト」と「インターン専門求人サイト」を利用して、ピンポイントで自分に合う企業を探すのが効率的です。
多数ある中から選りすぐりのサイトを紹介します!
探し方① 逆求人サイトに早期登録してスカウトを得る
インターンシップの探し方として、おすすめなのが逆求人サイトの活用です。
逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくだけで、企業側からスカウトが届きます。
しかもしっかりとプロフィールを読んだ上で「この学生は自社に合う」と判断し、スカウトを送ってきてくれているので、自分との適性が高い企業と繋がることができるんですよね。
そんな逆求人サイトですが、インターンシップのスカウトも届きます。
よってインターンを探す場合は、逆求人サイトにも登録しておくことが重要。
利用すべきは就活生向けの大手の逆求人サイト2つです。この2サイトは両方登録しておきましょう!
(他にも色々なサイトがありますが、利用企業数が多くて使いやすいのは下記の2サイトです)
(※以下広告リンクを含みます)
キミスカ
「キミスカ」は約10万人の就活生が利用している最大規模の逆求人サイトです。
僕が利用してみたところ、隠れ優良企業や知名度の高いベンチャー企業からのスカウトが多く届きました。
インターンシップ生を募集する成長企業の利用も多いので、キミスカは必ず登録しておきましょう。
(インターンの時期が終わっても、そのまま本選考のスカウトが届くので利用し続けることができます!)
オファーボックス
「OfferBox(オファーボックス) 」は、就活生向けの逆求人サイトとして最大規模です。
登録学生数は37万人を超えており、利用企業数も1万社を超えているので、めちゃくちゃスカウトが届きます。
インターンシップを実施する大手企業からのスカウトも届くので、登録して魅力的なプロフィール作成を追求してください。
探し方② インターン専門の求人サイトを利用する
インターン専門の求人サイトは近年増えてきています。
その中でも、掲載求人数が多くて、求人が見やすいサイトが大きく3つあるので共有しておきますね。
インターンシップガイド
「インターンシップガイド」は、日本最大の掲載数を誇るインターン専門の求人サイトです。
全国47都道府県の求人を扱っているので、どの就活生にとっても利用価値が高いのが良いんですよね。
また求人も事業内容や仕事内容がシンプルに書かれていて読みやすい。
掲載企業数と利便性の両方を満たすサイトなので、個人的に1番おすすめのサイトです。
Infraインターン
「Infraインターン」は、主に関東と関西の長期インターンに特化したインターン専門の求人サイトです。
東京の求人が約500と多いので、関東在住者に特におすすめすることができます。
またサイトも求人内容がシンプルで読みやすいのが良いですね。
ゼロワンインターン
「ゼロワンインターン」も掲載求人数が非常に多いインターン専門の求人サイトです。
4月の時点で約2500の求人が公開されているので、会員登録をする前に、1度自分がインターンしたいエリアで絞って検索してみることをおすすめします。
僕が今大学生なら、ここで紹介した3つのインターン専門求人サイトを使いますね!
他の探し方も気になる人は、「【インターンの探し方10選】本当におすすめの探し方を厳選して紹介!」をチェックしてみてくださいね!
インターンが内定に影響を与える企業の特徴
早い段階で内定を得たいなら、内定直結のインターンかどうかを見極める必要があります。
見極めるコツとして、インターンが内定に影響を与える企業の特徴を3つ紹介しますね。
特徴を知れば希望に合ったインターンが探しやすくなりますよ。
【インターンが内定に影響を与える企業の特徴】
- インターンを重視している業界の企業
- 外資系やベンチャー企業
- 長期インターンを実施している企業
特徴① インターンを重視している業界の企業
競争倍率が高い業界は、志望度の高さを確認するためにインターンを重視する傾向があります。
主な業界は下記の4つです。
- 総合商社
- 金融(証券会社・日系金融機関)
- マスコミ全般
- 大手日用品・消費財メーカー
華やかな業界や人気の企業には興味本位で参加を希望する学生が集まるので、ESでふるいにかけられます。
人選に時間をかけている分、選考を通過した学生はインターンで内定を獲得できる可能性が高くなります。
証券会社や日系金融業界の場合は、リクルーター型インターンを採用して時間をかけて丁寧に学生を見定めるケースも珍しくありません。
特徴② 外資系やベンチャー企業
インターンを重要視する企業といえば、外資系とベンチャーは常識です。
どちらも採用スケジュールが自由で、即戦力重視が特徴です。
外資系ではジョブ型インターンを採用する企業が多く、社員同様の実務を通してその人の素質や能力、必要スキルをくまなくチェックします。
外資系の場合インターンとは名目であって実際は本選考なので、「良い印象を与えたい」「企業理解を深めたい」という悠長な考えを捨てて全力で臨まないと落ちるでしょう。
ベンチャーにおいても実践型の長期インターンを実施する企業がほとんどで、1月〜4月の早い段階で優秀な人材の確保に動きます。
特徴③ 長期インターンを実施している企業
長期インターンは、採用活動の目的があるため内定に直結しやすいです。
短期インターンを実施する目的は企業PRや就活生の志望度を高めることですが、長期インターンにはミスマッチの防止や、優秀な学生たちと接点を持つ目的も含まれます。
インターンを採用の判断材料として考えていることから、長期インターンを実施する企業は内定に影響する可能性が高いと言えます。
長期インターンの探し方は「【長期インターンの探し方9選】大学生向けに”選ぶポイント”も解説します!」で確認してみてくださいね!
競争倍率が高いインターン選考を勝ち抜けば、内定にグッと近づくね。
うん!インターンが内定に影響する企業の場合、単なる就業体験ではなく採用の判断材料としているから結果を残せたら有利だね。
インターンで内定が出る人と出ない人の違い
内定直結インターンに参加できても、社員からの評価が低ければ内定はもらえません。
インターンでマイナスイメージを与えてしまうと、内定がもらえないだけでなく本選考に響く可能性も考えられます。
内定獲得のチャンスを逃さないために、インターンで内定が出る人と出ない人の違いを解説しますね。
【インターンで内定が出る人と出ない人の違い】
- 参加前の事前準備
- インターン参加への目的意識
- インターンで社員に与える印象
- フィードバックを活かせているか
違い① 参加前の事前準備
事前準備とは企業・業界知識を増やすことです。
インターンに参加する前に、最低でも下記3点を調べておきましょう。
- 業界研究を行う(マーケットの規模、業界の動向など)
- 企業知識を深める(企業の基本情報、ビジネスモデル、主力商品など)
- 疑問点をまとめる(企業研究でわからなかったこと、知りたいことなど)
さらに、予備知識をいかにアウトプットできるかが重要です。
予備知識があると自信に繋がって主体的に行動できるほか、知識が多いほど新しい知識をスムーズに吸収できるため効率良く業務が行えます。
一方で、事前準備が不足していると理解が追いつかず、指示通りにしか動けません。
その結果「やる気がない」とネガティブな印象を持たれてしまって、内定の対象から外されます。
違い② インターン参加への目的意識
内定が出る学生は目的意識が高いです。
ゴールが明確な学生は判断軸がぶれず意見や言動に一貫性が生まれるため、「信頼感がある」「忍耐力がある」といった高評価を得られます。
一方で目的意識が低いと適当な印象を与えるだけでなく、周囲の士気を下げる原因となってしまい悪い印象しか残せません。
目的が抽象的な場合は、ビジネスシーンでも使われるマンダラチャートを活用して目標設定から始めてみましょう。
参考:退職Assist|『仕事術 マンダラチャートをビジネスに活かす使い方・書き方のポイント』
違い③ インターンで社員に与える印象
新卒らしいフレッシュな人は、好印象を持たれて内定が出やすいです。
見た目の爽やかさはもちろん、元気のいい挨拶や真摯に取り組む姿勢は好印象を与えます。
反対に社会人の基本であるビジネスマナーがないと、インターンで成果をあげたとしても「一緒に働きづらい」と不快感を持たれてしまいます。
ビジネスマナーの5原則である「基本的な挨拶」「身だしなみ」「言葉遣い」「表情」「態度」は押さえておきましょう。
違い④ フィードバックを活かせているか
内定直結インターンでは、社員が学生一人ひとりに丁寧なフィードバックを行ってくれます。
フィードバックは学生の目標達成をサポートするための助言なので、しっかり受け止めてパフォーマンスの向上に活かせる学生は成長意欲があると評価されます。
一方で、フィードバックをネガティブに捉える学生や全く活かさない学生は、自己認識力とストレス耐性が低く未熟なイメージを与えてしまい内定を逃します。
インターン選考を通過して安心したくなるけど、チャンスを逃さないように必要な知識とビジネスマナーを見直そう。
そうだね。選考に通過したからといって内定がもらえるわけではないからね。
企業がインターン参加学生に内定を出す理由
就活生が早期に内定が欲しいという理由で内定直結インターンに参加するように、企業にもインターンで内定を出す理由があります。
企業がインターンで参加学生に内定を出す理由は3つです。
【企業がインターン参加学生に内定を出す理由】
- 優秀な学生を早期に囲い込むため
- インターン選考ですでに本選考レベルをクリアしているため
- インターンで実際に働く姿を見て自社にマッチすると確信したため
理由① 優秀な学生を早期に囲い込むため
企業は欲しい人材を他の会社に取られないように、早い段階で確保したいと考えています。
また、優秀な人材は就活開始後すんなり内定するケースが多いので、就活が進むに連れて希望する人材に出会える確率が下がるのも早期に囲い込む理由です。
そのため、就活解禁時期前のインターンの時点で人選を行い、優秀な学生には本来選考とは異なる特別ルートで内定を出して引き止めます。
他にも内定後のインターンを機にまめに連絡を取ったり、懇親会として食事に招待したりするなど囲い込みの方法は様々です。
理由② インターン選考ですでに本選考レベルをクリアしているため
キャリアビジョンが明確な理論的思考の学生は、インターン選考で内定が出る可能性が高いです。
一口に選考と言っても、インターンと本選考では合格基準が異なります。
志望度が高い学生や優秀な学生に目星を付けるのが目的で、熱意や志望動機が明確であれば合格基準を満たす。
「入社後にどのように活躍できるか?」という精査を行い、キャリアビジョンを重視する。
キャリアビジョンから人間性や言動の一貫性がわかって、一緒に働くイメージがつきやすいのでインターン選考で内定を出します
理由③ インターンで実際に働く姿を見て自社にマッチすると確信したため
企業とマッチする学生は長く働いてくれる可能性が高いため、インターンで内定を出します。
採用活動では採用から新人教育に至るまで多大な時間と労力をかけているので、優秀でなおかつ長く働いてくれる人材を求めています。
そこで重要視するのがマッチングです。
インターンプログラムをこなす中で学生の思考や性格から適性を図って、マッチング度が高いと判断した場合は早期内定を出します。
企業も就活生と同じように、早めに内定を出した方がメリットがあるね。
たしかに。お互いに就活期間が長引くほど軸がぶれて、ミスマッチが起こりそう。
インターン経由での内定に関してよくある質問
インターン経由の内定はそう多くはないため、仕組みがわからない就活生は珍しくありません。
内定直結インターンでよくある質問に答えていきますね!
質問① 夏と冬のインターンではどちらが内定に直結しやすいですか?
内定直結のしやすさと時期は関係ないです。
ただ、夏はインターンを実施する企業が増えて長期インターンの数も冬期休暇より多いので、球数が増える意味では夏の方が内定に直結するチャンスはあります。
一方冬は志望する業界・企業が定まる時期です。
そのため、企業にとっては人選をスムーズに行えるウインターインターンのほうが、内定を出しやすい時期かもしれません。
なお、インターンの特典についても企業ごとに「早期選考型」「本選考の一部免除」などの違いはありますが、時期によって変わることはないです。
質問② インターンに行かないと内定は獲得できないのですか?
インターンに行かなくても内定は獲得できます。
そもそもインターンは就業体験を通して学びを得ることが本来の目的で、内定に繋がるインターンは圧倒的に少ないです。
内定直結インターンで結果を残せば、早い段階で内定がもらえるため参加して損はありません。
また、内定直結ではない1dayや短期インターンでは、企業理解や自己分析ができる他、本選考の練習ができるなどメリットが多く就活が有利に働きます。
インターンに行かずに内定を獲得するには、ぶっつけ本番で本選考に賭けるしか方法がなくあまりにハイリスクです。
詳しい内容は「インターンシップに行かないと就職できないのか?【就活で不利になる?】」で解説しているので参考にしてみてくださいね!
質問③ 内定獲得後の内定者インターンは参加すべきですか?
内定者インターンにも参加するべきです。
参加するべき理由は下記の3つです。
- イメージと現実のギャップを解消できる
- 帰属意識が高まってモチベーションが上がる
- ビジネスマナーや業務の基礎知識が身につく
内定者インターンは言い換えれば新人研修です。
企業側の目的は学生の入社意欲向上と早期人材育成の2つで、通常のインターンより実質的なグループワークや職場見学が行われます。
また、社内の人間関係の不安を取り除くために、社員や他の内定者による座談会が実施されます。
任意参加のケースもありますが、参加すると入社後に実務や職場環境に馴染みやすくなるので志望度の高い企業の内定者インターンは必ず参加しましょう。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
内定直結のインターンに参加すれば早い段階で内定を獲得できます。
実施する会社は外資系とベンチャー、一部の大手企業などに限られるものの、早期の内定獲得を目指すなら参加するに越したことはありません。
就活を早く終わらせて残りの学生生活を楽しみましょう!
- 内定に繋がるインターンは年々増えている!繋がるパターンには「早期選考型」「ジョブ内定型」「本選考優遇型」「リクルーター型」の4つがある
- インターンが内定に影響を与える企業は外資とベンチャーが多い。インターンを重視する企業や長期インターンも狙い目
- インターンで内定が出る人の特徴は4つ。「事前準備が万全」「目的意識が明確」「好印象」「フィードバックを活かせている」
- 企業がインターンで内定を出す理由は、優秀な学生の囲い込みをするため。その他、本選考のレベルをクリアしている学生やマッチングした学生も内定の対象となる