【長期インターンの探し方9選】大学生向けに選ぶポイントも解説!

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それでは本題に入っていきますね!

企業理解を深められるインターンは、もやは就職活動の一環には欠かせませんよね。

インターンに参加する大学生は、なんと10年で2倍以上も増加しています。(※)

企業側にとってもミスマッチが防げて優秀な人材を獲得できるため、双方ともにインターンを重要視しているんです。

とくに長期インターンは内定が取りやすいため、参加を検討する大学生は少なくありません。

しかし、「参加したくても探し方がわからない!」「長期だからこそ企業選びに失敗したくない」など、悩みや不安を抱えて行動に移せない人が多いのも事実です。

そこで今回は、長期インターンシップの探し方9選を紹介します!

他にも、選ぶポイントや長期インターンのメリット・デメリットまで徹底的に深掘りするので、長期インターンを考えている大学生は参考に読んでみてくださいね!

(※2022年5月時点)

そもそも長期インターンとは?

長期インターンとは、1週間以上の就業期間が確保されているインターンシップです。

企業によっては1カ月以上の超長期のインターンを実施しているケースもあります。

1dayや短期インターンと違う点は下記の3つです。

  • 給料が発生する
  • 実務レベルの業務ができる
  • 内定に直結する可能性が高い

時給制や成果報酬など企業によって異なりますが、給料が出るのは長期インターンだけです。

また、座学や企業説明がメインの短期に比べて、実務レベルの業務に携われるためスキルや経験を積めるのが大きな特徴です。

さらに内定に直結する可能性が高く、インターンの成果によっては内定獲得が期待できます。

たとえば、外資系企業は優秀な人材獲得に積極的で、早期の段階から確保に努めます。

外資系企業の場合は、長期インターンを単なる就業体験ではなく、本採用の選考基準に位置づけるケースが多いです。

日系企業でも長期インターンで内定を検討する企業は少なくありません。

1dayインターン

1dayインターンとは、1日だけのインターンシップです。

近年、企業と大学生の双方から需要が高まっていて、2022年卒の大学生を対象としたアンケートでは67.7%が1dayインターンを体験したという結果が出ました。(※)

無給ではあるものの、気軽に参加できるのが大きな魅力です。

1dayインターンが大学生に人気の理由

人気の理由は、就活の時間を有効活用できるからです。

少しでもたくさんのインターンへ参加するために、時間の消費が少ない1dayを選ぶ傾向があります。

しかし、参加した大学生の中には「短すぎて意味がない」という否定的な意見も少なくありません。

参加目的を明確にしないと1dayであっても時間の無駄になります。

企業が1dayを実施する目的

企業が1dayインターンを実施する目的は自社の宣伝です。

適性を見てミスマッチを防ぐ目的も一部ありますが、どちらかというと企業を知ってもらう機会として実施する感じです。

そのため、インターンシップではあるけれど就業体験の時間が短く、企業説明がメインのケースは珍しくありません。

また、採用募集の前に企業の認知度を高める目的で、1dayインターンシップを実施する場合もあります。

ディープな就業体験を求める大学生にとっては、1dayは物足りないインターンとなるでしょう。

※参考:日本の人事|『Job総研「22年卒 インターン実態調査」を実施』

短期インターン

短期インターンとは、1週間未満のインターンシップです。

1dayインターンと同じように給料が発生しません。

企業理解や業界・業種の知識はある程度深まりますが、実務レベルの就業体験ができる企業は少ないです。

実践を通して企業理解を求めたいと考える場合は不満が残るでしょう。

1dayインターンとの違い

短期インターンは、1dayインターンよりもコミュニケーションをとる機会が多いです。

1dayインターンはグループワークやグループディスカッションがないですが、短期インターンは他のインターン生との交流も必要です。

また、短期インターンは実務を通して社員との交流ができるのも、1dayインターンにはない違いです。

長期インターンは内定に直結する可能性があるんだ!短期インターンは複数の業種や企業を検討するときに便利だね。

うん。期間関係なく、まずは参加目的を明確にする必要があるね。

長期インターンシップの探し方

長期インターンシップの探し方は、就活サイトやSNSの活用、大学のキャリアセンターからの紹介など様々です。

自分の目的に合った探し方で見つけると、希望に近い長期インターンシップを効率的に探せます。

【長期インターンシップの探し方】

  1. 逆求人サイトから長期インターンのスカウトを受ける
  2. インターンシップ専用の求人サイトを利用する
  3. 大学のキャリアセンターから紹介してもらう
  4. マイナビやリクナビなど大手求人サイトで検索する
  5. OB・OGから紹介してもらう
  6. TwitterなどのSNSで長期インターンの募集を探す
  7. インターン説明イベントに参加する
  8. 気になる企業の採用ページを確認する
  9. すでに長期インターンに参加している人に紹介してもらう

探し方① 逆求人サイトから長期インターンのスカウトを受ける

就活中は企業研究に自己分析、エントリーシートの作成などやるべきことがたくさんあって、インターン先を探す時間すらもったいなく感じるでしょう。

「インターンの情報が勝手に届いてくれないかな」と、受け身になっている大学生もいるはずです。

じつは、インターン先を探さなくてもいい方法があります!

それは逆求人サイトから長期インターンのスカウトを受ける方法です。

数あるサイトの中から、特別に選りすぐりの逆求人サイトを紹介しますね!

インターンシップの探し方として、おすすめなのが逆求人サイトの活用です。

逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくだけで、企業側からスカウトが届きます。

しかもしっかりとプロフィールを読んだ上で「この学生は自社に合う」と判断し、スカウトを送ってきてくれているので、自分との適性が高い企業と繋がることができるんですよね。

そんな逆求人サイトですが、インターンシップのスカウトも届きます。

よってインターンを探す場合は、逆求人サイトにも登録しておくことが重要。

利用すべきは就活生向けの大手の逆求人サイト2つです。この2サイトは両方登録しておきましょう!

(他にも色々なサイトがありますが、利用企業数が多くて使いやすいのは下記の2サイトです)

(※以下広告リンクを含みます)

キミスカ

キミスカ」は約10万人の就活生が利用している最大規模の逆求人サイトです。

僕が利用してみたところ、隠れ優良企業や知名度の高いベンチャー企業からのスカウトが多く届きました。

インターンシップ生を募集する成長企業の利用も多いので、キミスカは必ず登録しておきましょう。

(インターンの時期が終わっても、そのまま本選考のスカウトが届くので利用し続けることができます!)

オファーボックス

OfferBox(オファーボックス) 」は、就活生向けの逆求人サイトとして最大規模です。

登録学生数は37万人を超えており、利用企業数も1万社を超えているので、めちゃくちゃスカウトが届きます。

インターンシップを実施する大手企業からのスカウトも届くので、登録して魅力的なプロフィール作成を追求してください。

探し方② インターンシップ専用の求人サイトを利用する

長期インターンに参加したいと思っても、探し方がわからないといつまでも行動に移せませんよね。

直接企業の採用サイトを見たりOB・OGから紹介してもらったりと、いろんな方法がありますがどれも手間がかかります。

企業ごとに一つひとつ探すと、時間も労力もかかって効率が悪いですよね。

もしインターン探しにつまずいてしまったら、インターンシップ専用の求人サイトを利用しましょう!

全国のインターン情報が網羅できるだけでなく、自分の適性に合った企業を探せるのでリスクを回避できますよ。

中でも「このサイトは使うべき!」という激押しサイトを下記に紹介しますね!

インターン専門の求人サイトは近年増えてきています。

その中でも、掲載求人数が多くて、求人が見やすいサイトが大きく3つあるので共有しておきますね。

インターンシップガイド

インターンシップガイド」は、日本最大の掲載数を誇るインターン専門の求人サイトです。

全国47都道府県の求人を扱っているので、どの就活生にとっても利用価値が高いのが良いんですよね。

また求人も事業内容や仕事内容がシンプルに書かれていて読みやすい。

掲載企業数と利便性の両方を満たすサイトなので、個人的に1番おすすめのサイトです。

Infraインターン

Infraインターン」は、主に関東と関西の長期インターンに特化したインターン専門の求人サイトです。

東京の求人が約500と多いので、関東在住者に特におすすめすることができます。

またサイトも求人内容がシンプルで読みやすいのが良いですね。

ゼロワンインターン

ゼロワンインターン」も掲載求人数が非常に多いインターン専門の求人サイトです。

4月の時点で約2500の求人が公開されているので、会員登録をする前に、1度自分がインターンしたいエリアで絞って検索してみることをおすすめします。

僕が今大学生なら、ここで紹介した3つのインターン専門求人サイトを使いますね!

探し方③ 大学のキャリアセンターから紹介してもらう

地元企業やその大学限定のインターンを探したいときにおすすめです。

キャリアセンターの強みは、大手就活サイトには掲載されていない地元企業や、その大学に限定した募集などのコアな情報を得られる点ですね。

インターンを単位認定する大学では、キャリアセンターを利用すると情報検索からインターンへの応募、単位認定の申請まで一貫してスムーズに行えます。

気になるインターン先について、職員に相談できるのも心強いですよね。

一方で、キャリアセンターは便利なだけに、インターン参加者が多い長期休暇前は混雑してゆっくり探せないのがデメリットです。

また、大手就活サイトに比べると保有する企業数が少なく、欲しい情報を得られないケースも少なくありません。

地元企業や大学限定のインターン情報を得るには最適です。

探し方④ マイナビやリクナビなど大手求人サイトで検索する

大手求人サイトは、知名度の高い企業や大手企業のインターンを探すときに便利です。

大手求人サイト「マイナビ」や「リクナビ」には、求人情報だけでなく、就活ノウハウや自己分析ツールなど就活力を上げるコンテンツが豊富に揃います。

掲載企業数も多く、希望条件に合わせて全国各地のインターンを検索できるのが最大の魅力です。

しかし、情報量が多いだけに検索結果が絞り切れなかったり、選択肢が多くて迷ってしまったりと悩みが増える懸念があります。

また、都市圏の情報は多いものの、地方企業が少ないといった偏りも少なくありません。

そのため、有名企業や大手企業のインターンを探す際に有効的な探し方と言えますね。

探し方⑤ OB・OGから紹介してもらう

参加したい企業が絞られている場合は、OBOGからインターンを紹介してもらう方法があります。

サークルやアルバイトなどで人脈がある人ならすぐ見つけられますが、大抵の人はOBOG探しから始めなければいけません。

OBOGを探す方法は下記の4つがあります。

  • キャリアセンターで紹介してもらう
  • 友人や知り合いに紹介してもらう
  • 会社説明会に参加して見つける
  • OBOG訪問アプリ

ほとんどがアナログな方法ですね。

OBOGを探せるアプリがありますが、知らない人とつながるため利用をためらう人もいるようですね。

他の探し方よりハードルは高いですが、一度OBOGと知り合うと現場のリアルな声や就活ノウハウなど、生きた情報を得られるメリットがあります。

ただし、「どの企業でもいい」という曖昧な気持ちだと、OBOGに迷惑がかかるので注意しましょう。

探し方⑥ TwitterなどのSNSで長期インターンの募集を探す

インターンの最新情報を知りたい場合は、SNSを使って探す方法がおすすめです。

常に新しい情報を得られるので、就活生の75.2%の人がSNSを就活の情報ツールとして利用しています。(※)

今の時代SNSを使った広報・PR活動はもはや常識なので、多くの企業が積極的に企業説明会やインターンの日程を発信しています。

ベンチャー企業やIT企業などはとくにSNS発信を行っている印象が強いですね。

企業の情報発信以外にも、各企業のインターン情報を一覧でまとめている個人のSNSも存在します。

個人のSNSだと信憑性に欠けるため、併せて企業が発信している情報も確認しておきましょう。

※参考:JobQ|『Job総研 「23年卒 SNS就活実態調査」を実施』

探し方⑦ インターン説明イベントに参加する

企業の雰囲気をあらかじめ知りたい場合は、インターン説明会に参加するのがおすすめです。

インターン説明会は通年開催されていますが、とくに大学が長期休暇に入る7月〜8月、12〜2月頃は活発に行われますよね。

一社のみの開催や何十社も集まる合同開催、オンライン説明会など多種多様です。

基本的なプログラムとして、事業案内、業種・業界説明、インターンの詳細説明が盛り込まれています。

企業の雰囲気がわかるだけでなく、社員へ質問できるのでインターン前に疑問点や不安を解消できるのが大きなメリットです。

さらに、インターン説明会は選考フローの一つなので良い印象を与えると就活が有利になります。

一方で参加態度が悪いと、インターン選考から落ちる確率が上がるのは言うまでもないですね。

インターン説明会に参加するときは、下記3点に注意しましょう。

  • 清潔感のある身だしなみ
  • スケジュール帳やメモ帳を準備する
  • 質問内容を考えておく

身だしなみや時間厳守のマナーに気を付けるのはもちろん、意欲を見せて好印象を与えましょう。

探し方⑧ 気になる企業の採用ページを確認する

参加したい企業がある程度決まっていたら、企業の採用ページを確認しましょう。

採用ページに新卒向けのコンテンツを用意してインターンの告知をする企業は多いので、簡単に情報を見つけられます。

コンテンツ内のインターン参加フォームから、ほんの数分でエントリーできる企業もあります。

インターン情報の他に、先輩のインターン体験談や社員紹介を掲載する企業もあるので、ロールモデルを探すのにも役立ちますよ。

ただ、すべての企業が公式サイトを持っているとは限らないです。

地方だと企業サイト自体を作っていないケースも珍しくありません。

また、企業サイトがあっても更新が滞っている場合は、直接電話したり周囲の人から情報を得たりするしかないでしょう。

新卒募集のタイミングでサイトを更新する企業も多いので、まずは採用ページを確認してみましょう。

探し方⑨ すでに長期インターンに参加している人に紹介してもらう

幅広く情報が欲しいときは、すでに長期インターンに参加している人に紹介してもらう方法があります。

あらかじめインターンの内容を知っていると、気持ちに余裕を持って参加できますよね。

体験談を聞いてその企業に興味がわいたら、同じ企業のインターンに参加してみましょう。

インターン経験が多い人に探し方のコツや他のインターン情報を共有してもらうと、自分に合ったインターン先が見つけやすくなります。

ただし、相手から情報をもらうばかりではなく与える意識も重要です。

共有してもらった貴重な情報と同じくらい有益な情報を与えましょう。

どの探し方もそれぞれに特徴があるね。

そうだね。逆オファーサイトやインターン専用サイトはマルチに活用できそう!

【探し方だけでは不十分】長期インターンシップを選ぶポイントも重要

インターン先が見つかったからといって安心してはいけません。

長期インターンは就活の貴重な時間を費やすため、適当な気持ちで選ぶとせっかくの自己成長の時間が苦痛に変わってしまいますよ。

開始早々に「イメージと違う」「社風が買わないかも」などと違和感を持たないように、自分に合った企業を見極めなければいけません。

長期インターンシップを選ぶポイントさえ押さえれば、失敗を回避できるだけでなくインターンシップが有意義な時間になること間違いなしです。

【長期インターンシップを選ぶポイント】

  1. アルバイトで経験できる長期インターンは避ける
  2. 志望業界や希望職種の長期インターンを優先する
  3. 給与や勤務日数などが公開されてる長期インターンを選ぶ
  4. 口コミサイトでインターン先企業の評判を確認する
  5. 雑務ではなく実務的な内容の長期インターンを選ぶ

ポイント① アルバイトで経験できる長期インターンは避ける

アルバイトで経験できる長期インターンは、自己成長につながりにくいため避けましょう。

決してアルバイトの仕事内容がダメというわけではありません。

アルバイトもコミュニケーション能力を高めたり、働きぶりによっては昇格ができたりと、仕事のやりがいを実感できます。

ただ、インターンにおいては企業理解を深めて自己成長するのが目的のため、アルバイトのような雑務がメインだと十分なスキルが習得できません。

長期インターンを選ぶときは実務レベルの仕事ができるか、業務内容をしっかり確認しましょう。

ポイント② 志望業界や希望職種の長期インターンを優先する

興味がない職種の長期インターンを選ぶと、時間の無駄になってしまうので志望度が高い企業を優先しましょう。

大学生の中には「自分に向いている仕事がわからない」と悩みを抱える人は少なくありません。

だからといって希望職種を絞らずに、「自分を知るため」「選択の幅を広げるため」という理由で長期インターンに参加するのは危険です。

意志が弱いと失敗しただけで挫折して、インターンを苦痛に感じてしまうでしょう。

そのため、あらかじめ志望業界や希望職種を絞る作業が重要なんです。

何がしたいのかわからない場合は、下記の4つについて考えてみましょう。

  • 得意分野や自分の長所・強みを見つける
  • 他人から褒められた性格や才能を思い出す
  • 不得意な分野ややりたくないことを考える
  • 他人から注意された性格や失敗談を思い出す

経験なしに向いている仕事を知ろうとしても答えは出ないので、興味がある業種や得意分野に気づくことが重要です。

ポイント③ 給与や勤務日数などが公開されてる長期インターンを選ぶ

ブラックインターンにひっかからなためには、給与や勤務日数などが公開されてる長期インターンを選びましょう。

インターンを実施する企業に対して採用に積極的で好印象を持ちやすいですが、すべてが良い企業とは限りません。

残念ながら企業の中には就活生の意欲を利用して、不当労働をさせる不誠実な企業も存在するんです。

長期インターンを検討するときは、最低でも下記3点をチェックしましょう。

  • 就業時間・期間(長時間労働ではないか)
  • 業務内容(ノルマや過度な責任を伴う業務ではないか)
  • 賃金(金額、残業時の支払いについて)

ブラックインターンの例として、インターンの枠を超えたハードな業務をさせたり、労働者の定義(※)を満たしているにもかかわらず賃金を支払わなかったりするケースがあります。

内容を十分確認して安全なインターン先を見極めましょう。

※参考:労働基準法・労働基準監督署ガイド|『労働者の定義』

ポイント④ 口コミサイトでインターン先企業の評判を確認する

長期インターンを探すときは、口コミサイトの評判も有益な情報になります。

企業サイトに載っているインターン概要には当然ながら良いことしか書かれていませんよね。

概要どおり魅力的で充実したインターン体験ができるに越したことはないですが、「参加してみたら業務内容や会社の雰囲気が全然違った!」という失敗談は多いんです。

後悔しないためにはリアルな声を聞くのが有効的なので、口コミサイトでインターン先の企業の評価を知りましょう。

口コミサイトには就活サイトのほかに、インターンシップに特化した口コミサイト「就活会議」「Rakutenみん就」などがあります。

インターンのイメージがわきやすくなるので確認してみましょう。

ポイント⑤ 雑務ではなく実務的な内容の長期インターンを選ぶ

有意義なインターンにするには、実務的な内容のインターンかどうか見極める必要があります。

顧客リストの打ち込みやコピー取りだけといった単純労働のみでは、就業に生かせる知識やスキルは習得できません。

たとえば、電話対応一つにしてもマニュアル通りの受電だけだと、コミュニケーションスキルは身につきにくいですよね。

「電話対応」「接客」「営業サポート」など、抽象的な記載しかない場合は注意が必要です。

インターン説明会に足を運んだり、実際に参加した人の話を聞いたりして実務的な業務ができるか確認しましょう。

アルバイトとは違うね。インターンの目的をもう一度確認しよう。

そうだね。ただ業種や企業によっては実務が難しい場合もあるから、企業の特色も理解しなければいけないね。

長期インターンに参加するメリットとデメリット

長期インターンのメリットは、企業だけでなくOBOGや他のインターン生とつながりができることです。

関係性が築けると就職に有益な知識を得られるだけでなく、内定に直結する可能性があります。

一方で、学業との両立に苦労するほか、やめにくい・入社の誘いを断りにくいといったデメリットもあるので把握しておきましょう。

【長期インターンに参加するメリット】

  1. リアルな現場で仕事内容を理解することができる
  2. そのまま内定に繋がる可能性がある
  3. 本選考において長期インターンの経験がアピールできる
  4. 他大学の優秀な学生と繋がりができる
  5. 現役の社会人に就活の相談などができるようになる
  6. 現場で生かせるスキルが身につく

メリット① リアルな現場で仕事内容を理解することができる

長期インターンに参加すると、体験に基づいた正しい情報が手に入ります。

インターネットや知人から聞いた情報が間違っているわけではなく、良い判断をするには自分にとって必要な情報を正しく知るのが重要です。

長期インターンでは業界知識やスキルが磨かれるだけでなく、仕事内容まで理解できるのが大きなメリットです。

就きたい職業を明確にするには、やりがいや魅力を知る必要があります。

長期インターンで仕事内容に対する疑問が解消できると、自分に合った企業を選ぶ判断力が身につきますよ。

メリット② そのまま内定に繋がる可能性がある

長期インターンでは、高く評価されるとそのまま内定に繋がる可能性があります。

短期インターンと比べて長期インターンは参加者の適性をじっくり判断できるので、積極的に優秀な人材を確保します。

そのため、グループワークの成果や社員からの評価によっては、内定が出るケースは珍しくありません。

長期インターンで内定が出る人の特徴は下記の4点です。

  • 社員や他の就活生とコミュニケーションをとる
  • 責任を持って仕事に取り組む
  • 与えられた仕事で成果を出す
  • ビジネスマナーを守る

成果のほかに人間関係や熱意、爽やかな見た目・挨拶などのビジネスマナーも評価の対象です。

長期インターンで内定を狙っている場合は意識してみましょう。

メリット③ 本選考において長期インターンの経験がアピールできる

長期インターンの実務経験は、本選考で大きなアピールポイントになります。

サークルや趣味のエピソードに加えてビジネスの体験談があると、採用後のイメージがしやすいからです。

たとえば仕事で失敗を乗り越えた話をすると、仕事の考え方や柔軟性を具体的にアピールできます。

また、新卒に必要なビジネスマナーやコミュニケーションスキルは場数をこなして身につくため、経験で得た重要なスキルとして評価されるんです。

短期インターンを複数受ける人よりも、ビジョンが明確で丁寧に就活に励む印象を与えられるのも長期インターンのメリットですね。

メリット④ 他大学の優秀な学生と繋がりができる

長期インターンでは他大学生との交流もあるため、優秀な学生と繋がりができます。

優秀な学生と繋がるメリットは3つあります。

  • 視野が広がる
  • 悩みや情報を共有できる
  • 良い刺激をもらえる

悩みや不安が多いほど消極的になりがちですが、優秀な学生と出会えると知恵が増えて無用な心配に惑わされなくなります。

たとえば希望職種が定まらない場合に良いアドバイスをもらえたら、突破口が見つかるのはもちろん心強くなりますよね。

さらに、向上心が高く計画性のある優秀な人が近くにいると、良い緊張感と危機感を持てるため就活の意欲が持続します。

メリット⑤ 現役の社会人に就活の相談などができるようになる

長期インターンに参加すると、現役社会人という就活の強い味方ができます。

「就活は孤独」と表現する人もいるほど、不安や焦りが押し寄せますよね。

友人や家族など近い存在だからこそ相談しづらい悩みもあるでしょう。

長期インターンでは長い間現役社会人と交流できるため、就活の相談に乗ってもらえるのもメリットの1つです。

また、現役社会人が考える業界知識やキャリアプラン、仕事に必要な資格などを聞けると、企業に就職した際の具体的な目標が見えてきますよ。

メリット⑥ 現場で生かせるスキルが身につく

長期間実務に携わると、アルバイトでは学べない現場で生かせるスキルが身につきます。

就活中の大学生の中には、アルバイトでビジネスマナーを習得している人もいるかもしれませんね。

長期インターンは、ビジネスマナーに加えて生産性の高い実務や、成果を出すノウハウを学べるメリットがあります。

アルバイトは一部の業務のみを担当するケースが多いでしょう。

一方で長期インターンでは、ワークフローに基づいて一連の業務を知れるので、効率性や精度の向上を意識した仕事の取り組み方が学べます。

表面的な技術だけでなく仕事に対する意識も学べることから、長期インターンで積んだ経験は実践的で貴重なスキルなんですよ。

【長期インターンに参加するデメリット】

  1. 学業や部活との両立が大変
  2. 企業によっては入社をゴリ押ししてくる場合がある
  3. 合わない場合でも途中でやめにくい

デメリット① 学業や部活との両立が大変

長期インターンの大きなデメリットは、学業や部活との両立です。

ただ、時間管理さえしっかり行えば悩みは解決します。

時間管理のポイントは下記の3つです。

  • 学業を最優先で考える
  • 早い段階で時間割を作る
  • 時間帯空きがないように授業をつめる

長期インターンの多くは平日なので学業と時間がかぶりますが、時間管理を徹底すればうまく回ります。

下記の記事で両立する方法を解説しているので、参考にしてみてください。

≫【インターンが授業とかぶる】授業との両立方法を詳しく解説します

デメリット② 企業によっては入社をゴリ押ししてくる場合がある

長期インターンは内定がもらえる可能性がある反面、入社をゴリ押しされる懸念もあるんです。

企業側の長期インターンの目的の1つに、優秀な人材の早期確保があります。

また、人手不足が深刻化する企業は、何としてでもつなぎとめたいと考えるでしょう。

希望の企業からなら嬉しい話ですが、ミスマッチを感じた企業からのお誘いだとしたら断らなければいけませんよね。

入社のゴリ押しにみられる行為は2つあります。

  • 就業中に入社を強く勧められる
  • 就業時間外にも社員との交流が多い

当てはまる企業がすべてゴリ押ししているとは限りません。

企業の対応に違和感を覚えた場合は、大学のキャリアセンターに状況を伝えてアドバイスをもらいましょう。

デメリット③ 合わない場合でも途中でやめにくい

また、企業に迷惑をかけてしまう恐れがあってやめにくいと言う意見もあります。

心身に影響が出てしまうと元も子もありませんよね。

念入りに該当企業のインターンについて調べていても、人間関係が合わず挫折するケースもあるので、やってみないとわからない部分があるのも事実です。

本来なら1カ月前に伝えるのがベストですが、どうしても辞めたい場合はできるだけ早めに伝えましょう。

また、断る場合はメールではなく電話で直接伝えるのがベターです。

メリットが多い一方で、長期だからこそ起こりうるデメリットもあるのね。

【補足】長期インターン参加前に確認しておきたいこと

長期インターンでしっかりとスキルを身につけるには、事前準備が欠かせません。

「とりあえずやってみよう!」というチャレンジ精神だけでは、結果が出にくくインターンが苦痛になってしまいます。

インターンが有意義になるかどうかは、参加前の準備段階で決まると言っても過言ではないんです。

【長期インターン参加前に確認しておきたいこと】

  1. 長期インターンに参加する目的を明確にする
  2. 何を得るつもりで長期インターンに参加するのか考えておく
  3. インターンといえど社員の一員として働く覚悟を持つ

①長期インターンに参加する目的を明確にする

長期インターンの基本的な目的は、企業理解を深めることと自己成長の2つです。

業種・業界の知識と企業の特徴を知ればミスマッチが防げるだけでなく、適性にも気づけます。

また、アルバイトや座学では体験できない経験値と知識を身につければ、就活で有利なスキルとしてアピールできますよね。

目的意識を高めるには、改めて企業研究を見直しましょう。

インターンでするべき行動や学ぶ必要があるスキルが明確になります。

②何を得るつもりで長期インターンに参加するのか考えておく

基本的な目標以外に、自分なりに目標を設定するとより有意義なインターンになります。

たとえば、営業職の長期インターンであれば「コミュニケーション能力を身につける」「交流で人脈を広げる」「説得力のあるトーク力を学ぶ」などです。

自己分析をもとに、自分の強みだけでなくウィークポイントにも目を向けると目標が立てやすくなりますよ。

③インターンといえど社員の一員として働く覚悟を持つ

インターンは一社員として働く覚悟が重要です。

「学生だから失敗しても許されるだろう」という甘い考えでは成長できないほかに、企業に損失を被る恐れがあります。

労働の対価としてお金をもらうわけなので、責任感を持たなければいけません。

1dayや短期インターンと違って、携わる仕事量や責任は大きいですがその分成果を上げる喜びを得られます。

中途半端な気持ちで参加すると、ただつらい時間となるだけです。

社員として働けることに感謝の気持ちを持って、企業に貢献する意気込みを持って挑みましょう。

目的や目標を持って参加すると、つらい状況でも乗り越えられそう。

つらいときに「これも経験だ」って、ポジティブ思考で気持ちを切り替える適応力も重要なビジネススキルだね。

長期インターンに関するよくある質問

企業によっては何カ月も働く場合もあるので、不安や疑問は早めに解決する必要があります。

大学生が長期インターンを検討するときに悩みがちな、よくある質問についてお答えしましょう。

自分に合うかどうか知るための判断材料にしてくださいね。

質問① 大手企業でも長期インターンを実施していますか?

大手企業でも長期インターンを開催しています。

大手企業はクライアントが多いため、充実した教育体制の中でノウハウやビジネスマナーを身につけられるメリットがあります。

福利厚生や給料面が安定している特長から、大手企業に興味を持つ就活生が多く倍率が高くなる点を覚悟しておきましょう。

また、住む場所によっては交通費や通勤時間がかかる懸念があるので、金銭面や交通の便も調べておく必要があります。

インターン選考を通過するには、早い段階から企業研究を行って万全な対策を心がけましょう。

質問② 長期インターンの場合は必ずインターン選考がありますか?

長期インターンはほとんどの場合、書類選考と面接があります。

長期間インターンに時間を費やすため、選考で慎重な人選を行います。

企業によって提出する書類に違いはあるものの、履歴書もしくはエントリーシートの提出が一般的です。

書類選考後に行われる面談は、対面とオンラインがあり企業によって形式が異なります。

面接ではその企業を選んだ理由を明確に伝えるのが、選考を通過するポイントです。

企業に質問する時間もあるので、インターンについて気になる点があれば積極的に聞きましょう。

なお、エントリーシートの対策は、下記で解説しているので参考にしてみてください。

≫【インターン選考のESで落ちまくる】通らない原因と対策を共有します!

質問③ 長期インターンを途中でやめることはできますか?

インターンを途中でやめるのは基本的にNGです。

企業はインターンのために綿密なプログラムを用意して時間を作っています。

そのため、途中でやめると社員や他のインターン生にも迷惑をかけてしまう恐れがあるんです。

また、企業見学とは違って賃金をもらい労働者として働くので、責任放棄と捉えられてしまいます。

心身の不調や学業との両立が難しくなってやめざるを得ない場合は、1カ月前に社員に相談して直接伝えましょう。

やめると決まっても気を抜かず、最後まで感謝の気持ちと責任を持って業務に励んでくださいね。

質問④ 短期インターンと長期インターンはどちらに参加すべきですか?

自分の目的に合わせて選びましょう。

短期インターンに向いているケースを3つ挙げると…

  • 企業研究の一環として参加したい
  • 気になる業界・職種が複数ある
  • 選考の練習として場数を踏みたい

短期インターンは気軽に参加できるのが大きなメリットなので、様々な業界や企業を知りたい人におすすめです。

長期インターンに向いているケースは下記の3つです。

  • 特定の企業が決まっている
  • 実務を通してスキルを習得したい
  • 他のインターン生や現役社会人とつながりたい

時間が長い生産性につながる実務を体験できるので、方向性が定まっている人におすすめです。

本記事の要点まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事では、長期インターンの探し方を中心に、メリット・デメリットや注意点を解説しました。

短期インターンとは違って期間が長いからこそ、成長意欲や目的意識を持たないと貴重な時間を浪費してしまいます。

スキルが身につき企業理解が深まる一方で、学業との両立が難しいデメリットがあります。

また、最後まで責任を持つ覚悟をもたなければなりません。

有意義なインターンにするには、計画性が重要なんです。

実務に携わるためつらい経験や失敗もあるかもしれませんが、すべてがスキルにつながります!

頑張った分だけ自己成長ができて就活が有利になるので、前向きに検討してみてくださいね。

  • 長期インターンとは、1週間以上の就業期間が確保されているインターンシップのこと。
  • 長期インターンの探し方は9つ!「①逆求人サイトから長期インターンのスカウトを受ける」「②インターンシップ専用の求人サイトを利用する」「③大学のキャリアセンターから紹介してもらう」「④マイナビやリクナビなど大手求人サイトで検索する」「⑤OB・OGから紹介してもらう」「⑥TwitterなどのSNSで長期インターンの募集を探す」「⑦インターン説明イベントに参加する」「⑧気になる企業の採用ページを確認する」「⑨すでに長期インターンに参加している人に紹介してもらう」
  • 長期インターンは内定につながりやすいメリットがある一方で、学業との両立が難しい・途中でやめにくいなどのデメリットもある。
  • 長期インターンは計画性が重要。参加前の準備段階から参加目的や得たいスキルを明確にしないと時間が無駄になってしまう。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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