就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
今回は就活に関して7年ブログを書き続け、こうしてホワイト企業に特化した求人サイトを運営する僕が、見切りをつけた方がいい会社について解説していきたいと思います。
「見切りをつけた方がいい会社」の対となるようなホワイト企業について調査し続けているからこそ、どんな企業は見切るべきなのか、転職する際のポイントは何か人一倍理解しているつもりです。
浅い情報を適当に書くのではなく、僕なりに「自分が読んで本当に参考になると思う情報」を書きまとめていくので、ぜひ参考にしてくださいね!
パワハラや残業代の未払いなど、分かりやすく見切りをつけた方がいい企業はありますが、それ以外にどんな企業は見切りをつけるべきか気になります!
目次
見切りをつけた方がいい会社は存在するか?
まず見切りをつけた方がいい会社は存在するのか?
僕の考えとしては、メリットとデメリットを洗い出した際に「圧倒的にデメリットの方が大きい企業」は見切りをつけても良いと考えています。
例えば、「毎日の残業時間が3時間ある」という1つだけ見ると、残業時間が長くて見切りをつけた方がいい会社と考えてしまいますが、メリットとしては「他の企業にも転用できる圧倒的なスキルや知識が身につく」があれば、メリットの方が大きいと考えることができますよね。
しかし、「パワハラを受けていて精神崩壊しそう」というデメリットと、「他の企業にも転用できる圧倒的なスキルや知識が身につく」というメリットのある会社では、デメリットが大きすぎるので見切りをつけるべきだと言えます。
ネットで色々なサイトを見ていると、一概に「見切りをつけた方がいい会社の特徴」として挙げているだけに見えるんですよね。
でも大事なことは、このようにメリットとデメリットを洗い出して総合的に判断することです。
僕が大手食品メーカーに見切りをつけた理由
ここで僕の実体験の話をしようと思います。
僕は新卒で大手食品メーカーに入社したのですが、1年で退職して独立しました。
理由は独立したかったことが大きいですが、それ以上にメリットよりもデメリットの方が大きいと考えたからです。
僕が入社した大手食品メーカーで勤め続けることのメリットとデメリットを洗い出すと以下のとおりでした。
【メリット】
- 安定した給料が入る(給与水準も高い)
- 住宅手当が充実しているので家賃に困らない
- 社会的信用度が高い
- 仕事が比較的楽
【デメリット】
- 起業や副業に役立つスキルや経験は得られない
- 他業界に転用可能なスキルや経験が得られない
- 尊敬できる先輩社員が少ない
- 働く場所が固定でストレスを感じる
上記のメリットとデメリットに対して、安定志向の人はメリットが大きいと考えるでしょう。
ですが、僕の場合は「起業や副業に役立つスキルや経験は得られない」「他業界に転用可能なスキルや経験が得られない」の2つのデメリットがあまりに大きすぎたので、将来の成長性の低さが大きなデメリットであり、メリットとデメリットを比較した時にデメリットの方が大きいと判断して、1年で退職して独立する選択を取りました。
要するに、メリットとデメリットを洗い出して、デメリットがどれだけ大きく感じるかは人によって異なるんですよね。
だからこそ、「誰にとっても見切りをつけた方がいい会社」は意外と少なく、その人にとってデメリットが大きいなら、メリットの方が大きくなるような転職をすべきだと僕は考えています。
なるほど!たしかに自分にとってデメリットの方が大きく、転職することでメリットの方が大きい会社に身を置けるなら結果的に「見切りをつけた方がいい会社」となるんですね。
そうなんだよ。1つの特徴だけ見て「その会社は見切りをつけた方がいい」と判断するんじゃなくて、メリットとデメリットを洗い出して総合的に判断することがポイントだよ。
見切りをつけた方がいい会社の特徴【10選】
ここまで1つの特徴だけを見て見切りをつけた方がいい会社と言うべきじゃないことを解説しました。
そうは言っても、「こういう特徴のある会社は比較的多くの人にとって見切りをつけた方がいい会社ですよ」という特徴はあります。
この章では、僕が考えるそれらの特徴を共有しますね。
【見切りをつけた方がいい会社の特徴】
- パワハラやセクハラが横行している
- 残業が長く残業代の未払いが当たり前化している
- 年間休日があまりに少ない
- 他社に転用可能なスキルや知識が身につかない
- 達成不可能レベルのノルマを課せられる
- メイン事業の将来性がなく新規事業も興さない
- メイン事業が新技術や新サービスに代替される可能性が高い
- 尊敬できる上司や役員がいない
- 有給を取得させてもらえない
- 社内での意見が全く通らない
特徴① パワハラやセクハラが横行している
まず第一に、パワハラやセクハラが横行している会社は、問答無用で見切るべきです。
これだけパワハラやセクハラが問題視される時代に、横行しているのが当たり前の会社は、はっきり言ってセンスがありません。
社員の士気もどんどん下がっていくし、新卒などの若者も定着しないので、どんどん衰退していくことも目に見えています。
よってパワハラやセクハラが横行しているというデメリットは、どんなメリットもかき消すほどの大きなデメリットだと言えるので、見切りをつけた方がいい会社だと言えます。
特徴② 残業が長く残業代の未払いが当たり前化している
次に残業が長いのに、残業代の未払いが当たり前化しているような企業も早急に見切りをつけるべきです。
僕の弟が勤めていた飲食店は、残業時間が毎日数時間あるのに残業代が出ませんでした。
今なら僕が代わりに弁護士を雇って攻撃できますが、その時はそうした知識がなかったので、何もすることができませんでしたね。
弟はすぐに転職しましたが、「タダ働きほどきついものはない」と話してました。
残業代の未払いは労働基準法違反の立派な犯罪です。
残業が長いのに未払いが当たり前化しているような企業は意外と多いので、僕は絶対にそういう会社は辞めるべきだと考えています。(そういう会社だと計算すると時給が800円ぐらいになっていることもあり、もはやアルバイトの方が稼げるレベルの人もいます。それは見切りをつけるべきですよね。)
特徴③ 年間休日があまりに少ない
次に見切りをつけた方がいい会社の特徴としては、年間休日があまりに少ないことです。
この記事を掲載しているホワイト企業ナビでは、年間休日が120日以上の企業だけを掲載しています。
ですが年間休日が120日ある企業は少数派で、平均は115日ほどと言われています。(年間休日数について詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね!)
1日8時間労働の場合、労働基準法では105日以上の休日が必要です。
105日を下回っていたり、105日ギリギリな企業は休日が少なすぎてプライベートとの両立が難しくなる可能性があるので、人によっては見切りをつけた方がいいと思います。
(休日が少なくても、得られるメリットがあまりに大きく休日の少なさをカバーできるのなら良いのですが、そんなメリットが大きい企業も少ないですからね…!)
特徴④ 他社に転用可能なスキルや知識が身につかない
次に、見切りをつけた方がいい会社の特徴としては、他社に転用可能なスキルや知識が身につかないことです。
これは僕が食品メーカーを辞める上で、大きなデメリットと考えた特徴ですね。
僕は総合職の営業だったのですが、ルート営業で既に商品を売ってくれているところに新商品を紹介するだけの商談ばかりでした。
大手だったのでブランド力があり、紹介するだけで当然のように買ってもらうことができます。
あのまま7年会社で働いていたら、本当に何のスキルもない人材になってしまっていたなと恐怖することが今でもあります。
もちろんその会社でずっと働いても良いと思える人や、それだけ良い会社なら良いのですが、将来的に転職する可能性があるのに、転職時に評価されるようなスキルや経験ができないならリスクは大きいと言えますね。
特徴⑤ 達成不可能レベルのノルマを課せられる
次に僕なら見切りをつけた方がいいと思うのが、達成不可能なレベルのノルマを課せられる会社です。
短期的に見たり、それで圧倒的なスキルが得られるなら良いのですが、長期的にそういったノルマが課せられる会社に勤めていると、心身ともにダメになるリスクが大きすぎるんですよね。
1度鬱になると治りにくいと言われるように、精神的なダメージは長期的に見ると見過ごせません。
心身ともに大きなダメージを受けるきついノルマがあることは、大きなデメリットだと言えます。
特徴⑥ メイン事業の将来性がなく新規事業も興さない
次に見切りをつけた方がいい会社として、メイン事業の将来性がなくて、新規事業も興さないような企業が挙げられます。
成長業界や成長事業に身を置くことはメリットが大きいのですが(同じ努力でも前年よりも良い成績を出せたり転職先が多かったりするので)、衰退業界や衰退事業に身を置くことはデメリットが大きいんですよね。
なぜなら同じ努力をしても、前年比マイナスになるからです。
どれだけ努力しても業界自体が衰退したり、事業の将来性がないと努力する気が起きませんよね。
会社として積極的に新規事業で次なる成長事業を追うような企業であれば良いのですが、過去の成功にしがみついて衰退していく企業はおすすめできません。
特徴⑦ メイン事業が新技術や新サービスに代替される可能性が高い
先の衰退事業に似ていますが、更に見切りをつけた方がいいのがメイン事業が新技術や新サービスに代替される可能性が高い会社です。
昔、黒電話がありましたが、その製造メーカーの1つである岩崎通信機株式会社は、今ではオフィス向けの電話のメーカーとして存在感を出しています。
このように事業が新技術に代替されてしまっても、しっかりと変化対応できる企業は強いのですが、仮に岩崎通信機株式会社が黒電話に固執していたら今のような成長はなかったでしょう。
メイン事業が新技術や新サービスに代替される可能性が高いのに、新規事業を展開しようとしない企業は一気に衰退するリスクがあるので注意が必要ですね。
特徴⑧ 尊敬できる上司や役員がいない
次に僕自身が前職でこれを理由に見切りをつけたのが、尊敬できる先輩や役員がいないことです。
僕の場合は数人の人は尊敬できたのですが、極端に少なかったので、仕事へのモチベーションもそこまで上がらない状況でした。
やはり「この人みたいになりたい」というロールモデルがないと、仕事のモチベーションを高く維持できないのと、出世したいと思えないこともあるので、尊敬できる上司や役員がいないような会社はデメリットが大きいと思いますね。
特徴⑨ 有給を取得させてもらえない
次に見切りをつけた方がいい会社としては、有給を取得させてもらえない会社ですね。
実は有給の取得を合理的な理由なく拒否するのは、労働基準法第39条の違反(6か月以下の懲役または30万円以下の罰金)となります。
よって有給を申請しても拒否される企業は、労働基準監督署に相談したり、弁護士に相談することができるんですよね。
(個人的にはそういう相談する手間の方が面倒なので、そういう会社は転職すべきだと考えています。)
社会的な監視が厳しくなっている現在、有給を取得させてもらえない企業は見切りをつけるべきだと言えるでしょう。
特徴⑩ 社内での意見が全く通らない
最後に、見切りをつけた方がいい会社は社内での意見が全く通らない会社です。
何かしらの不満や問題が生じたとしても、それを意見して改善されるのであれば良い。
一方で、社内で意見しても全く改善が見られないような企業は、社員を大切にしていない企業だとして、少なくとも長く働く企業としては微妙だと僕は思います。
以上、見切りをつけた方がいい会社の特徴を10つ解説しました。
先にも話したとおりで、これらのデメリットと同時にメリットも洗い出したうえで、デメリットが大きいと判断したなら転職を検討するのも良いでしょう。
どれも長く働く上では大きなデメリットですね!
これらの特徴を持つ企業で、メリットが圧倒的に大きい企業も少ないから、しっかりと今の会社のメリットとデメリットを把握して常に転職は視野に入れておくと良いと僕は思うよ。
見切りをつけた方がいい会社にいるデメリットやリスク
ここまで見切りをつけた方がいい会社の特徴を解説してきました。
この章では、より踏み込んで「じゃあ見切りをつけた方がいい会社にいるとどんなデメリットやリスクがあるのか」を解説していきます。
こうしたデメリットやリスクを考慮した上で、本当に転職したり、今の状況を変える必要があるのか考えるきっかけにしてみてください。
あくまで僕が考えるに、見切りをつけた方がいい会社にいるデメリットやリスクは以下のとおりです。
【見切りをつけた方がいい会社にいるデメリットやリスク】
- うつ病や体を壊す可能性がある
- 市場価値が低い状態で転職を余儀なくされる可能性がある
- プライベートが全く充実しないまま年を取る
①うつ病や体を壊す可能性がある
特に長時間の残業や休日が少ないような企業で生じる最大のリスクが、心身ともに不健康になることです。
うつ病になったり、体を壊してしまうリスクがあります。
「健康」な状態では、人は健康の価値に気づきにくい。(当たり前にあるものを人は評価しにくいんですよね。)
風邪で寝込んだ時に「ああ、健康ってめちゃくちゃ大事だな」と思った経験がある人は多いと思いますが、治って1週間もたてばその大切さを忘れてしまいますよね。
心と身体を酷使”できている状態”では、その状態でいれることのありがたみを感じない。
ですが、それを失った時に初めて後悔することになるので、取り返しがつかないうちに環境を変えることは非常に重要です。
僕がジムに毎日通うモチベーションがある理由
ちなみに僕はジムにほぼ毎日通っているのですが、月額は7600円です。
ですが、僕はジムに通うことで毎月10万円稼ぐことができるイメージを持っています。
つまりジムの収支は+9万2400円。
なぜか?
それはジムに通うことで、将来的に病気になったり、体が動かなくなるリスクを減らせるから。
仮にジムに通うことで、追加で10年働くことができるとしましょう。
1年で500万円稼ぐことができれば、10年で5000万円ですね。
ジムに通うことで、この5000万円を将来的に稼ぐことができるんですよね。
反対にジムに通わないことで体を壊せば、病院代もかかります。月に2万円はかかるかもしれない。
更にはジムに通って健康でいれば、70代、80代になっても旅行に行く気力もあるかもしれない。
ジムに通って得た「体の丈夫さ・健康」は、将来的に数億の価値を生むでしょう。
話が長くなりましたが、僕はこうして長期視点で考えているので、ジムを継続できます。
ここで解説したように健康の価値は、健康な時は意識しにくいので、意識的に健康の価値について考える時間を設けるべきだと僕は考えています。
②市場価値が低い状態で転職を余儀なくされる可能性がある
次に見切りをつけた方がいい会社にいるデメリット・リスクとしては、市場価値が低い状態で転職を余儀なくされる可能性があることです。
人生設計の面で言うと、これも非常に大きなリスクだと言えます。
見切りをつけた方がいい会社の特徴として、「他社に転用可能なスキルや知識が身につかない」という特徴を挙げましたが、特にこういう会社にいる人は注意が必要です。
1社でずっと働くことができるなら良いですが、仮に会社が倒産したり、リストラされた場合に他社に転用可能なスキルや知識がないと市場価値が低くなります。(使えるスキルや知識がない人を採用するなら給料も安く済む若手が欲しいと企業は考えるからです。)
未来は誰にも予測できません。
どれだけ順調な企業でも10年後に業績悪化している可能性もありますし、10年後に若手社員から何かしらで訴えられてクビになるリスクもある。
こうした「変化」に対して耐えうるのは、「他社に転用可能なスキル・知識」だけだと僕は思います。
それらが得られない会社にいると、変化が生じた時に耐えられず、転職できたとしても年収が半分になったり、転職先で雑に扱われるリスクがありますよね。
先の話と同様に、こうした長期的な視点でのリスクを考える必要があるでしょう。
③プライベートが全く充実しないまま年を取る
そして最後、見切りをつけた方がいい会社にいるデメリット・リスクとしては、プライベートが全く充実しないまま年を取ることです。
今の環境に不満があって「いつか良くなる」と思っていても、その「いつか」は一生来ないかもしれません。
状況を好転させるためには、やはり行動しかないんですよね。(転職に限らず、社内で何かしらの行動をすることも含みます。)
徐々に疲弊してしまう会社に勤め続け、プライベートも全く充実しないまま年を取ってしまうことは大きなデメリットだと僕は思います。
こうしてデメリットやリスクを考えることは、短期視点で考える僕には新しい気付きでした。たしかに「今は耐えれる」でも将来的には分からないですよね。
そうなんだよね。長期的に考えて、今の会社に居続けるべきか考える時間を設けることが重要かなと!
見切りをつけた方がいい会社から転職する際のポイント
ここまで見切りをつけた方がいい会社の特徴から、そこに居続けるデメリットまで解説しました。
そのうえで「やっぱり今の会社にいるよりも転職した方がいい」と決意した人に対して、この章では転職する際のポイントを解説します。
(他のメディアのように転職エージェントの紹介ばかりするのではなく、本当に重要なポイントを僕なりに解説しますね!)
【見切りをつけた方がいい会社から転職する際のポイント】
- 今の会社のメリットとデメリットを明確化する
- 自分の市場価値を確認しておく
- デメリットを改善できる転職は可能か検討する
①今の会社のメリットとデメリットを明確化する
まず転職活動をする上で大事なことは、今の在籍企業の分析です。
どんな企業もメリットとデメリットがあるので、まずはそれを洗い出してください。
そしてメリットに対しては「このメリットを失っても良いか?」「絶対に失いたくないメリット(つまりは転職先にも求めるメリット)は何か?」の2つを徹底的に考えてください。
次にデメリットも洗い出して、そのデメリットでどれだけ苦しめられているか、将来的にそのデメリットによってどんなリスクがあるのかを考えましょう。
メリットとデメリットを天秤にかけて、デメリットの方があまりに大きい場合は転職した方が良い可能性が高いと言えます。
②自分の市場価値を確認しておく
次に、転職活動する上で大事なことが自分の市場価値の把握です。
どれだけ転職したくても、現状の市場価値が低ければ、更にデメリットが大きい会社にしか転職できない可能性もありますよね。
市場価値が低い場合の選択肢としては、「(可能であれば)今の会社で市場価値を高めるための実績を出す」か、「少しでも条件が良くなる転職をする」か「他社に転用可能なスキルが得られる別の会社で市場価値を上げる」が僕なら候補として出しますかね。
転職は綺麗事じゃなくて、人材を求める企業側も身銭を切って本気です。
自分の市場価値を確認して、それを高めるか、その市場価値で転職可能な最善な企業に転職するか、そのあたりを深堀りしておくことが重要になります。
③デメリットを改善できる転職は可能か検討する
そして最後に、そもそも転職するなら「現状より良くなる」結果を生む必要があります。
具体的には、今の会社で「デメリットの方が圧倒的に大きい」と感じているなら、「メリットの方が大きい」と感じる企業に転職する必要があります。
ここを考えて丁寧に転職活動をしないと、転職してもしても「デメリットの方が大きい企業」に入社することになって転職を繰り返し、どんどん状況が悪くなります。
転職活動を転職エージェントに頼り切る人が多いですが、自分がどんなことにメリットを感じて、何を大きなデメリットだと感じるのか自分にしか分かりません。
(ここまで踏み込んで相談できる転職エージェントは本当に少ないです!)
デメリットを改善できる転職をすることができるか、「メリットの方が大きい」と感じる企業に転職することができるのかを常に考えながら転職活動を進めましょう。
これらは当たり前のようで、意外と考えないと曖昧になってしまうことですね!
特に見切りをつけた方がいい会社に勤めていると、「とりあえず他の会社がいい」って思考になってしまうから、立ち止まって丁寧にメリットとデメリットの分析と、メリットが大きい会社への転職ができるのか考えることが重要だよね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
見切りをつけた方がいい会社について、少しでも本質的な理解に繋がったら嬉しいです。
何度も言う通りで、「この特徴があれば見切りをつけろ」という単純な話ではありません。(結構こういう主張をする記事や転職エージェントが多いので念押し。)
在籍している企業のメリットとデメリットの洗い出し、加えてそのメリットとデメリットの深堀りこそが最も重要です。
これらには時間をじっくりかけてください。
僕も新卒で入社した企業に対して、これらを行い「1年で退職する」という行動案を決めました。
この記事を通して、あなたの人生が少しでも良い方法に向かいますように。
ホワイト企業ナビでは、これからも僕が考える本質的な情報を丁寧に記事にして公開していきます。気に入ってもらえたらブックマークしてくれると嬉しいです!
以上、就活マンでした!
【本記事の要点まとめ】
- 見切りをつけた方がいい会社は、メリットとデメリットを比較した時にデメリットの方が圧倒的に大きいと言える企業である。
- 見切りをつけた方がいい会社の特徴としては、「パワハラやセクハラが横行している」「残業が長く残業代の未払いが当たり前化している」「年間休日があまりに少ない」他社に転用可能なスキルや知識が身につかない」「達成不可能レベルのノルマを課せられる」「メイン事業の将来性がなく新規事業も興さない」「メイン事業が新技術や新サービスに代替される可能性が高い」「尊敬できる上司や役員がいない」「有給を取得させてもらえない」「社内での意見が全く通らないなどが挙げられる。