【残業50時間はきつい?】甘えではない理由を徹底解説!

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就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

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この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。

「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」

こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!

全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。

それでは本題に入っていきますね!

今回は残業時間が50時間はきついのか詳しく解説していきます!

また「残業時間が50時間できついと言うのは甘えなのか?」という疑問を目にしますが、決して甘えではありません。

この記事1つで、残業50時間のきつさについて理解できるように書いていくので、ぜひ参考にしてくださいね!

月の残業50時間って相当きつそうですよね…!50時間できついと言うのは甘えなのでしょうか?

残業が毎月50時間が連続している場合は、違法性がある可能性もある!詳しく見ていこう!

【結論】 残業50時間できついと感じるのは甘えではない

それでは、まずはじめに「残業50時間がきついと感じるのは甘えか?」について、僕の考えをお伝えしますね。

■ 残業50時間できついと感じるのは甘えか?について僕の考え

結論、残業50時間がきついと感じるのは甘えではありません。これは断言できます。

理由はシンプル。世の中一般的な平均残業時間を大きく上回るからです。毎月の残業30時間でも結構疲れるのに、50時間ともなれば、週末は寝て終わるレベルだと僕は思います。

ちなみに、dodaの平均残業時間ランキングの記事では、『全体の平均残業が約22時間』と書かれています。

今回調査した2023年4~6月の平均残業時間は21.9時間/月(以下同じ)で、前回調査の22.2時間から0.3時間減りました。1カ月の実働日数を20日とすると、単純計算で1日当たり1時間程度の残業が行われていることが分かります。

引用元:dodaの平均残業時間ランキング

2019年で平均残業25時間なので、残業50時間は約2倍ですよ…!1日2時間以上の残業は当たり前になるので、プライベートの時間も確保しにくくなります。

もし職場の平均残業が50時間で、先輩社員から「こんなん当たり前。きついのは甘えだぜ。」なんて言われても鵜呑みにする必要は一切ありません。

仮に仕事が楽しいとしても、メリハリは大事です。自分の身体を優先して、働ける環境を見つけてください。

以上、残業50時間がきついと感じるのは甘えかについて、僕の考えをまとめました。

次の章では、具体的に残業50時間がきついと言われる理由について紹介します。

残業50時間がきついと感じるのは甘えじゃないんですね。平均残業と比べても、かなり多い数字なんだとわかりました。

その通りだよ。1日2時間以上の残業が続くと、心身への負担も大きいからね。無理をせず、自分の健康とプライベートを大切にすることが重要だよ!

残業50時間がきついと言われる理由【3選】

ここまで僕の考えをお伝えしました。

この章では、世間一般的に残業50時間がきついと言われる理由を紹介します。

具体的な理由がわかると納得できる点も多くなると思います。一緒に確認していきましょう!

【残業50時間がきついと言われるワケ】

  • 心身の負担が大きい
  • ワークライフバランスが崩れる
  • モチベーションや集中力が低下する

①心身の負担が大きい

まずはじめの理由は、心身の負担が大きくきついと感じる点が挙げられます。

直接的な表現は控えますが、月80時間の残業を超えると、あらゆる疾患の原因になり得ると言われています。

80時間でかなり危ないレベルなので、50時間も相当きつい水準になるでしょう。

シンプルに長時間労働ほど、心身に負担を強いるものはありません。僕は、30時間残業しただけでもヘトヘトですよ…。

②ワークライフバランスが崩れる

2つ目の理由は、ワークライフバランスが崩れてしまう点です。

当たり前ですが、シンプルに長く働けば働くほど、自分の時間は減っていきますよね?

家に帰ったらお風呂に入って、ご飯食べて終了です。通勤時間も長ければ、なおさら時間はありません。

ワークライフバランスが崩れるだけで、精神的にきついと感じるので、十分に気をつけましょう。

③モチベーションや集中力が低下する

最後の理由は、モチベーションや集中力が低下することで、すべてが悪循環につながるというものです。

僕が、当時会社の先輩から言われたのは、ほろ酔い状態と一緒だから早く帰れと。それくらい残業時間が長くなれば、まともに仕事ができなくなりきついと感じます。

集中力だけでなく、モチベーションにも影響することなので、自分でコントロールできるならメリハリをつけましょう。

残業50時間がきつい理由って、心身だけじゃなく、生活全体に影響するんですね…!

心身への負担やワークライフバランスの崩れだけでなく、集中力やモチベーション低下につながるんだ。自分の時間を大切にする働き方を意識してみてね!

そもそも残業50時間は違法?労働法を解説!

ここまで、残業50時間がきついと言われる理由について紹介しました。

「残業50時間がきついのはわかったけど、そもそも違法じゃないの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。

そこでこの章では、残業50時間は違法なのか?また働き方のルールについて分かりやすくまとめました。

【そもそも残業50時間は違法?労働法を解説】

  • 会社側で36協定の締結が必須
  • 月の残業時間は45時間までを想定
  • 45時間以上の残業は年6回まで

会社側で36協定の締結が必須

結論から言うと、「36(サブロク)協定」というものを締結せずに、残業や休日出勤をさせている会社は違法になります。

会社側は、普通に刑事罰の案件になりますね。

なので、会社側は法で定めた労働時間を超えて働かせる場合、「36協定」を厚生労働省に提出する必要があるのです。

■ 36協定とは?

36協定とは、労働基準法第36条に基づく「時間外労働・休日労働に関する協定」の通称で、経営者や会社代表が締結する労使協定のことです。

月の残業時間は45時間までを想定

会社側が36協定を結んでいれば、無限に働かせられるのか?と言われればそうではありません。

上限がしっかり設けられているので、安心してください。月の残業時間は、『原則』45時間まで、年で360時間と決まっています。

■ 時間外労働の上限規制とは

残業時間の上限は、原則として月45時間・年360時間とし、臨時的な特別の事情がなければこれを超えることはできません。

引用元:厚生労働省特設サイト

「え、そしたら50時間の残業は違法じゃないか!」と思った方、次で説明するのでもう少し待ってくださいね。

45時間以上の残業は年6回まで

さて、月に50時間残業をしている人はいま憤りを隠せないでしょう。

しかし、先ほど説明したように『原則』です。原則45時間までの残業ということなので、年6回までなら45時間を超えて残業させられるのです。

なので、45時間を超えて残業をさせる場合は、年6回までと決まっています。

職場に相談して掛け合ってもらえないようであれば、迷わず労働基準監督署(通称、労基)にかけこみましょう。何よりもあなたの身体が第一ですからね。

以上、残業50時間は回数、ルールを守れば違法にはならないという形になります。

ただし、長く働くには変わりないので、労働環境の改善や、転職も視野に入れましょう。次の章では、その対処法について紹介します!

残業50時間って法律的に違法なのかと思ってたけど、特別な条件で認められる場合もあるんですね。

その通りだよ。ただし、36協定の締結や「年6回まで」という条件を守らない場合は違法になるんだ。自分の健康を守るためにも、必要なら相談や転職を検討してみてね。

残業50時間がきついと感じた時の対処法【3選】

残業50時間がきついと感じていても、どうしたらいいかわからないですよね。

ただ、何もしないまま無理に働き続けると、体調を崩し最悪働けなくなってしまうかもしれません。

この記事を読んでいるあなたには、そうなってほしくないので、残業50時間がきついと感じた時の対処法をまとめました。以下の内容を参考に、なんとか乗り切っていきましょう!

【残業50時間がきついと感じた時の対処法】

  • 業務の効率化、優先順位を見直す
  • 上司に相談する
  • 転職や異動願いを検討する

①業務の効率化や優先順位を見直す

まず始めに、自分自身で残業時間を減らせないか考えていきましょう。

そのために業務の効率化、優先順位を見直すようにしてください。

例えば、毎日最初に「今日やるべきこと」をリスト化し、重要度や緊急度に応じて並べ替えてみるなどですね。

最初のうちはうまく整理できないかもしれませんが、慣れてくるとうまく優先順位をつけて作業ができるようになります。

また、「ポモドーロ・テクニック」と言ったテクニックを活用し、25分集中して5分休憩するサイクルを繰り返すのもおすすめです。集中力を保ちながら、効率的にタスクを進めることができますよ。

上記のようにツールや、テクニックをフルに活用して業務時間を短縮できないか挑戦してみてください。

②上司に相談する

いくら業務を効率化しても、そもそもの業務ボリュームが多かったり、無理があったりします。

自分自身では解決できないと思ったら、職場の上司に相談してみましょう。

相談する際には、今抱えている業務量とタスクを明確化し、具体的にどこを削ってほしいのかを伝えるようにしてください。

一番良くないのは、とにかく業務を減らしてください!と感情でぶつかってしまうことです。印象が悪くなるのはもちろんのこと、何を減らしたらいいのかがわからないと上司としても対応しきれません。

先ほどのように、まずは今抱えてる担当や業務を明確化してみましょう。

③転職や異動願いを検討する

それでも改善する見込みがなければ、思い切って環境を変える選択肢を検討しましょう。

上司が対応してくれない場合は、会社の人事担当に異動願いを提出する、あるいは会社自体を変える「転職」を視野に入れてください。

僕個人の意見としては、会社内で異動できるのであればその方が良いと考えています。

現状、残業50時間できついと感じたとしても少し立ち止まって、冷静に今後のキャリアを考えてから行動しましょう。

業務の効率化や上司への相談が重要っていうのは納得です。無理に我慢せず環境を変えるのも大事だなと感じました。

その通りだね。効率化で時間を作る努力も必要だけど、それでも厳しいなら上司に具体的に相談してみよう。それでも変わらないなら、異動や転職で環境を見直すのも前向きな選択だよ!

残業50時間はきついと感じる人が仕事選びで重視すべきポイント 【5選】

ここまで残業50時間がきついと感じたときの対処法を紹介しました。

この章では、残業50時間がきついと感じる人が、次の仕事選びで重視するポイントをまとめました。

なかなか職場環境が改善されず、転職を視野にいれている人は、これから紹介するポイントを意識してみてくださいね。

【残業50時間はきついと感じる人が仕事選びで重視すべきポイント5選】

  1. 平均残業時間が25時間未満
  2. 年間休日120日以上
  3. 有給休暇の取得しやすさ
  4. 福利厚生が充実している
  5. 社員の声や口コミに悪評がない

ポイント① 平均残業時間が25時間未満

残業50時間がきついと感じる人が選ぶべきポイントのひとつ目は、平均残業時間が25時間未満という点です。

よくある失敗例は、少し改善したところで満足してしまうこと。「今まで残業50時間やっていたので、30〜40時間でも全然いいです」という感じですね。

厳しいことを言うようですが、10時間くらい残業が削れただけではあまり意味がありません。なんなら、繁忙期は50時間働いてしまい、結局前職と変わらなかったということにもなりかねないです。

なので、次に仕事を選ぶ際は残業時間が25時間未満の会社を選ぶようにしましょう。

ホワイト企業の残業時間については、以下の記事でも解説しています。あわせてチェックしてください。

≫ 【ホワイト企業の残業時間は?】25時間以内は本当なのか?

ポイント② 年間休日120日以上

次に仕事選びで重視するポイントは、年間休日120日以上の会社を選ぶことです。

いわゆる完全週休2日制、土日祝休みという会社ですね。

カレンダー通りの休みであれば、予定が立てやすく、コンスタントに休みを取れます。仮に残業時間が長かったとしても、体調管理をしながら働けるレベルです。

長期的に働きたいと考えている人は、年間休日120日以上の会社を選びましょう。

とにかく休みが多い会社を選びたい人は、以下の記事も参考にしてください。

≫ 【休みが多い会社100選】休みが多い会社の探し方も解説!

ポイント③ 有給休暇の取得しやすさ

年間休日と同じくらい、有給休暇の取得しやすさも重要なポイントです。

有給休暇は労働者の権利の1つですが、職場環境によってはなかなか取得できずに失効してしまうということが良く起きています。

僕も前の職場では、有休を取り切れずに何日も無駄にしてしまいました…! なので、次に会社を選ぶ際には、有給休暇の取得率や、年間平均取得日数を確認しましょう。

具体的にはマイナビなどの就職情報サイトで調べると、有休休暇の平均取得日数が記載されている企業があります。取得日数の多い企業ないしは、信憑性のある企業を選ぶとミスマッチが少ないです。ぜひ試してみてくださいね。

ポイント④ 福利厚生が充実している

残業50時間がきついと感じる人が次の仕事選びで重視するポイント4つ目は、福利厚生が充実している企業を選ぶことです。

残業が少なく、年間休日が多い会社を選ぶことも大切ですが、働き方や手当などの福利厚生が充実していることもとっても重要です。ちなみに僕がイメージする福利厚生とは以下のような内容ですね。

■ 福利厚生例

  • リモートワーク制度
  • フレックスタイム制
  • 家賃・住居手当
  • 食事補助
  • 保養所や提携施設
  • 研修・セミナー参加費用補助 等

上記はあくまで一例ですが、時間的により働きやすくなる制度や、毎月の出費の助けになる家賃手当や食事補助が嬉しい制度ですね。

自分の中で、あったら嬉しいと思う福利厚生で検索を絞ってみても良いでしょう。ただし、条件を多く求めすぎてしまうと、応募できる求人が少なくなってしまうので注意してください。

ポイント⑤ 社員の声や口コミに悪評がない

最後のポイントは、社員の声や口コミに悪評がないことです。

どんなに働き方の良い企業であっても、社内の雰囲気が悪かったり、社長のワンマン経営だったりするときつく感じてしまいます。

応募する企業は事前に悪い口コミサイトが無いかチェックしておきましょう。

社員の口コミサイトを活用する際は、自分と近い職種の人がいないか、またできる限り直近の投稿を確認してください。

古すぎる口コミは、実はもう職場環境が改善されていたなんてこともあるので、すべてを鵜呑みにしないようにしましょう。

おすすめの口コミサイトを知りたい人は、以下の記事もチェックしてください。

≫ 【最新】就活口コミサイトおすすめ10選!各サイトを徹底比較!

残業50時間がきついと感じる人にとって、次の職場選びは本当に大事ですよね。特に、年間休日や福利厚生のチェックが役立ちそうだと思いました。

そうだね。仕事選びでは自分の理想とする働き方を明確にして、優先順位をつけるのがポイントだよ。特に、口コミや実際の社員の声を参考にするのはミスマッチを減らすコツだね。

残業50時間についてその他よくある質問

最後の章では、残業50時間について調べている人からよくある質問をまとめました。

残業に関連した質問をまとめているので、一緒にチェックしていきましょう!

【残業50時間についてその他よくある質問】

  1. 労働時間が長くなりがちな業界はどこ?
  2. 逆に残業が少ない傾向の業界は?
  3. 残業50時間は転職理由として妥当か?
  4. 残業がきついと感じた時すぐにできる対処法は?

質問① 労働時間が長くなりがちな業界はどこ?

平均残業の多い業界は、ズバリ「出版・広告」「WEB・映像」「建築」業界の3つです。

これは求人サイトdodaの「平均残業時間の多い職種 ランキングTOP20」で確認することができます。

1位はプロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web /映像関連)で平均残業時間がなんと42.2時間…!平均ですからね、とても恐ろしい数字です…。

その次に設計監理/コンストラクションマネジメントなどの建築業界の職種が並ぶ形になっています。

これらの業界は、需要が多くスピード感も求められるので、残業が常態化しやすい業界と言えるでしょう。

質問② 逆に残業が少ない傾向の業界は?

反対に残業が少ない傾向にある業界は以下のとおりです。

■ 残業が少ない傾向の業界

  • 空運
  • 繊維製品
  • ガラス・土石製品
  • 石油・石炭製品
  • リース・消費者金融・クレカ

難しい言葉で書いていますが、空運は航空機を使用して、貨物の運送などをおこなう業界のこと。繊維・ガラス系は素材の製造をしているところ、石油、消費者金融系はその名のとおりですね。

主に、安定した需要がある会社。業務内容としてルーティンワークになりやすい業界は残業時間が少ないと言えるでしょう。

残業が少ない業界トップ10は以下の記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしてください。

≫ 【残業が少ない業界トップ10】反対に残業が多い業界も解説!

質問③ 残業50時間は転職理由として妥当か?

結論、妥当と言えるでしょう。

そもそも残業50時間が常態化しているのであれば、勤務ルール的には違法となります。最初に説明した36協定の45時間越えを年6回以上超えてしまいますからね。

仮に年6回を超えていないとしても、世の中一般的には多い部類に入るでしょう。

なので、残業50時間がきついと感じる場合は、迷いなく転職を視野にいれて良いと僕は考えています。

きっかけはあくまで残業時間で問題ありません。しかしそれだけで終わってしまうと物足りません。

あくまできっかけなので、それを踏まえてどういうキャリアを歩んでいきたいのか、また叶えていきたいのか、ポジティブな発言を最後はできるようになりましょう!

質問④ 残業がきついと感じた時すぐにできる対処法は?

残業がきついと感じた際に、あなただけですぐにできる対処法をまとめました。

今まさにきついと感じている人は、試してみてくださいね。

■ 残業がきついと感じた時すぐにできる対処法

  • 自販機で飲み物を買いに行く
  • アイマスクで目を休める
  • 同僚と雑談をする
  • トイレでちょっとだけサボる
  • 業務の優先順位を見直す

上記の対処法について全然ふざけてませんよ。大真面目に対処法を考えました。

何よりも大切なのは、「一旦その場から離れる」ということです。緊張感のある職場で、パソコンとにらめっこしていてもストレスは軽減されません。

一旦その場から離れて、コーヒーを買うなり、アイマスクをして休憩を取るなり気分転換を行うといいでしょう。

気分がリフレッシュできたところで、やるべきことを書き出して一つ一つこなしていけばいいのです。ただしサボりすぎはNGですからね。メリハリをつけていきましょう。

残業が多い業界や少ない業界の特徴が分かりやすいですね。転職理由や対処法のアドバイスも、すぐに役立ちそうです!

そうだね。残業がきついと感じるなら、業界選びや職場環境の見直しが重要だよ。無理せず気分転換もしながら、自分に合った働き方を見つけていこう!

【補足】残業50時間で手取り20万円は安すぎる?いくらが妥当か?

ネットで調べていると「残業50時間で手取り20万円」という意見が入ってきました。

これに対して残業50時間で手取り20万円は「安すぎる」と感じる人は多いと思います。

では、実際にどれくらいが妥当なのか?

理由と具体例を交えながら解説していきます!

①残業代の計算から考える妥当な金額

まず、残業代を正しく計算することが重要です。

例えば、月給20万円の方を例にしてみましょう。

月給20万円の基本給は1日8時間、週40時間の労働時間に対して支払われるものです。

その上で、残業代は法律で定められた割増賃金率(通常の1.25倍)で計算されます。

【月給20万円の残業代計算例】

  • 1時間あたりの基本給は20万円 ÷ (40時間 × 4週間)=1,250円
  • 残業代は1時間あたりの基本給に割増賃金率1.25倍をかける
  • 1,250円 × 1.25倍=1,562円(1時間あたりの残業代)
  • 50時間の残業代は1,562円 × 50時間=78,100円
  • 額面給与は20万円+78,100円=278,100円
  • 手取り額は税金や社会保険料を差し引いて約22〜23万円となる

このように、手取り額が20万円の場合、残業代が適切に支払われていない可能性が高いです。

② 手取り20万円では生活が厳しい理由

次に、手取り20万円での生活がなぜ厳しいかを考えます。

都内などの都市部で一人暮らしをする場合、家賃だけで月6〜8万円はかかることが多いです。

さらに、光熱費や通信費、食費などの固定費を加えると、合計で月15万円近くが必要です。

残りの5万円で娯楽費や貯金をするのは難しく、突然の出費があると赤字になる可能性が高いです。

このように、手取り20万円では生活の余裕がなく、長時間働くメリットを感じられません。

▼手取り20万円の生活について詳しくは下記の記事でも解説しました!
» 【手取り20万円はきつい?】額面や年収を元に生活レベルを解説!

③ 適切な残業時間と収入のバランス

では、どのようなバランスが理想的なのでしょうか。

残業50時間で額面27万円以上が適切である理由は、時間単価の観点からも説明できます。

1か月の残業50時間は、週約12時間程度の追加労働を意味します。

週40時間の労働に加えてこれだけ働く場合、割に合う収入がなければ働き続けるモチベーションを保つのは難しいです。

また、手取り22〜23万円以上であれば、生活費を差し引いても貯金や趣味に使える余裕が生まれます。

これが「働く意味」を感じられる最低限のラインだと言えるでしょう。

④ まとめ

残業50時間で手取り20万円は、労働に対して報酬が見合っていない状態です。

適切な給与としては、額面27万円以上、手取り22万円以上が妥当と考えられます。

残業代が適切に支払われていない場合や、生活が苦しいと感じる場合は、給与の見直しを会社に相談するか、他の企業への転職を検討するのも一つの方法です。

自分の働き方と収入のバランスを見直して、無理のない生活を目指しましょう!

残業が50時間あるのに手取り20万円はあまりに少ないです!転職を検討することを個人的にはおすすめします!

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

残業50時間は、全体的に見てもかなり多い方の数字でしたね。きついと感じて当たり前の環境だと僕も思います。

しかし、外から見るとやばいと思えますが、渦中の本人は追い込まれていて、逃げ出す勇気さえもてないかもしれません。

残業50時間がきついと感じることは決して甘えではないので、自分のカラダを優先に考えていきましょう。自信が持てない場合は、周りの人やキャリアアドバイザーに相談してみると良いですよ。

無理せずに自分らしく働ける環境を見つけてください。応援しております!

それでは最後に、本記事の要点をまとめて以上にしましょうか。

【本記事の要点まとめ】

  • 残業50時間は、平均残業時間(約22時間)の2倍以上であり、心身への負担が大きく、きついと感じるのは甘えではない。
  • 長時間労働は心身の健康を損ねるリスクがあり、ワークライフバランスを崩し、集中力やモチベーションの低下につながる。
  • 残業50時間は法律上では条件付きで許容されるが、36協定の締結や年6回以内の特例条件が守られていない場合は違法となる。
  • 対処法として、業務の効率化、上司への相談、転職や異動願いを検討し、自分の働き方を見直すことが重要。
  • 次の職場選びでは、残業時間の少なさ、年間休日の多さ、福利厚生の充実、口コミや社員の声を確認して、無理なく働ける環境を重視する。
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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