就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
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それでは本題に入っていきますね!
今回は就活において、面接練習をいつから始めるべきか解説していきます。
他のサイトを見ると「大学3年生の3月から始めるべき」や「面接本番の2週間前には始めるのがベスト」など、様々な主張があって分かりにくいですよね。
またこれらの主張に対して、僕は本質的には間違っていると考えています。
そもそも面接対策に必要な期間は人によって異なります。
既に自己理解が深くて、初対面の人との会話が得意な人はそこまで練習期間は必要ないし、逆にどちらも満たさない人は長めの練習期間が必要です。
この記事を通して、そもそも面接練習は何を目的に行い、何を達成すれば終われるのか、またそれにはどのぐらいの期間が必要なのかまで網羅的に解説していきます。
(こうした網羅的な解説じゃないと◯◯日前から始めましょうという適当な回答になってしまうので…!)
これから面接練習を始めようと考えている就活生は、ぜひ参考にしてくださいね!
たしかに人によって面接練習すべき期間は異なるので、「◯◯日前からすべき」という誰にでも当てはまる正解はないですよね!詳しく知りたいです!
目次
就活での面接練習はいつからすべきか?
では早速本題に入っていきますね。
他のサイトを見ると、「面接練習は大学3年生の3月から始めましょう」とか「面接本番の2週間前にやりましょう」など様々な主張があります。
ですが、僕はこれらは全て間違っていると考えています。
なぜなら人によって面接の得意不得意は違うので、明確に◯日前からやるべきという正解はないからです。
大事なことは、あくまで面接練習の目的を明確に設定して、その目的を達成できる日程で面接練習を始めることです。
そのためにはまず面接練習の目的を明確化する必要があります。
面接練習の目的
どんな対策もそれをする目的がはっきりしていないと「やること」自体が目的になります。
よって必ず目的を設定すべきで、いつからそれを始めるかは、その設定した目的をどのぐらいで達成できるかという逆算によって算定されます。
面接練習の目的に関して言うと、僕が考えるに以下の3つが大きな目的になります。
【面接練習の目的】
- 相手に伝わりやすい回答ができるようになるため
- 頻出質問に対する回答を1度言語化しておくため
- 面接に慣れるため
まずは面接練習によって、相手に伝わりやすい回答ができるようになること。
面接練習で自分の回答を録画し、それを見ることで「もっとこうした方が分かりやすいな」とか「結論が分かりづらいな」といった改善点を見出して修正していきます。
次に、面接練習の重要な目的は頻出質問を1度言語化しておくことにありますね。
例えば、自己PRを普段の生活の中で考える機会は僕にはありません。
だからこそ面接練習の際に、自己PRを考えて、それを1度言語化しておくことで、面接で再度聞かれても答えやすくします。
最後、面接練習の目的は面接に慣れることですね。
この目的を達成するためには、やはり社会人に面接練習の相手になってもらうことが重要で、相手がいない場合は就活エージェントやOB訪問を利用すると良いでしょう。
これらの目的を達成するために面接練習をいつからすべきか
面接練習の目的を把握した上で、これらの目的を達成するための期間を考えます。
大前提として、人によって目的達成までの期間は異なるので、あくまで自分が面接練習を始めるタイミングを独自で設定するようにしましょう。
僕は1問に対して15分を5回ほど面接練習した
ここで面接練習の回数の具体例として、僕の実体験の話をしますね。
僕が就活生の時は、1問に対して15分ほどの面接練習を5回ほどしていました。
よって面接が本格化する大学4年生の4月の2ヶ月前、2月を目安に面接練習を本格化させました。
面接練習ですべき質問項目30問を、それぞれ15分、5回ずつするとなると、2ヶ月は余裕を持って始めておいた方が余裕が持てると考えましたんですよね。
これはあくまで僕が面接練習を始めた目安であり、面接に自信がない人は、もっと早くから始めるか、1日の中での練習量を増やすかしましょう。
なるほど!面接練習を始めるタイミングは人によって異なり、苦手な人は早めに、得意な人でも1ヶ月は余裕を持って始めるのが良さそうですね!
面接本番前に面接練習することはおすすめしない
次に面接練習をいつから始めるべきかという質問に対して、僕は面接本番の直前に面接練習することはあまりおすすめしません。
なぜなら直前に面接練習すると、回答をセリフとして覚えようという考えが働きやすいからです。
面接はプレゼンではなく、コミュニケーションなので、回答をセリフとして覚えてしまうと面接官側は違和感を持ちます。
「本当に自分の言葉で話しているのか?」というのは、毎日何十人も面接していると感じ取られてしまうものです。
回答をセリフだと感じると、面接官側としていは「この就活生のことは理解できなかった」「本当はどんな人なのか分からない」「コミュニケーション能力が低い」と判断するので、そういう意味でもセリフとして覚えるのは絶対に辞めるべきです。
面接直前にすべきは面接練習ではなくESの深堀り
しかし、面接練習は直前にすべきでないものの、自分がその企業に提出したエントリーシートを見て深堀りする作業は、面接直前にする作業として非常におすすめです。
例えば、エントリーシートに書いた自己PRの回答を見ながら「なぜこれを強みとしているのか」「この強みがその会社でもっと他に活かせないか」「この強みを活かしたエピソードが学生時代に他にないか」と言った感じで、エントリーシートに書いたことを深堀りするんですよね。
これであれば自己理解も深まりますし、セリフとして回答を覚えることもないので有効。
面接官側も基本的にエントリーシートを見ながら面接を進めるので、ここで深堀りした内容をそのまま面接で聞かれることも多く、その場合は「お!昨日深堀りしたことをそのまま聞いてきた、ラッキー!答えやすい」となりますしね。
たしかに面接直前に面接練習すると、そこでの回答をセリフとして覚えてしまいそうです。
面接練習の具体的なやり方
ここまで面接練習はいつから始めるべきか解説してきました。
それを理解した上で、具体的な面接練習のやり方を共有しておきます。
面接練習は就活生と一緒におこなう場合と、一人でおこなう場合の2パータンでやり方は全く異なります。
それぞれ解説していきますね。
面接練習を就活生をおこなう際の流れ
まずは友人など、就活生同士で面接練習する場合のやり方です。
(練習相手は練習しない場合は、Aさんだけが練習し、Bさんは人事役に徹します)
【練習相手がいる場合の面接練習のやり方】
- Aさんが人事役となりBさんに1問質問する
- 反対にBさんが人事役となりAさんに1問質問する
- お互いの回答に対するフィードバックをそれぞれおこなう(良い点・改善点をそれぞれ伝えてあげると良い)
- 同じ流れで2問目に進んで繰り返していく
ポイントとしては、お互いが回答を終えた後にそれぞれフィードバックすることです。
回答ごとにフィードバックをすると、そのフィードバックの内容にもう片方が引っ張れる可能性があるので、クリアな状態で回答するために回答をそれぞれ終えた後にフィードバックすることをおすすめします。
また面接練習する場合に重要なことは、何を質問するか、つまりは練習する質問の選定にあります。
面接練習すべき質問としては、やはり出題頻度の高い質問であり、それら頻出質問は次の章で共有していくので参考にしてくださいね。
ちなみに「面接に慣れる」という場馴れをするためには、やはり社会人に練習相手になってもらうのが最適です。
おすすめは就活エージェントを利用することで、同時に企業紹介やES添削なども行ってくれるので非常に有用ですよ!完全無料なのもポイントが高い。
利用すべき就活エージェント
就活エージェントを利用する場合は、ポイントとしては「運営会社が大手で紹介してもらえる企業の数が多く、かつ実績のあるサービスを選ぶこと」です。
中小規模の就活エージェントを利用してしまうと、自分が求める条件に合うような企業を紹介してもらえない可能性が高いので注意してください。
僕が今就活生なら利用するのは、運営企業が超大手の「ミーツカンパニー就活サポート」ですね。
入社実績が1万人と実績が凄まじいのと、全国対応かつオンライン面談にも対応。
僕が運営している就活攻略論でも”最もおすすめの就活エージェント”として紹介しています。
面接練習を一人でおこなう際の流れ
次に面接練習を一人でする場合のやり方です。
まずおすすめなのは、自分の回答風景をスマホなどで録画することですね。
後で自分の回答を人事視点で見て、改善点を考えることが重要なので、必ず録画しましょう。
その上で、以下の4ステップで一人で面接練習をするのが有効です。
【一人で面接練習する場合のやり方】
- 練習する質問を決定する
- その質問の人事の質問意図を考える
- 実際に回答してみる
- 回答を人事目線で振り返って改善点を考える
こちらに関して、一人で面接練習するやり方を更に詳しく解説した記事も書きました。
マイナビが提供する模擬面接シュミレーターや面接練習におすすめのYoutube動画も紹介しているので、面接練習を一人でする人は合わせて参考にしてください。
» 【面接練習を一人でやる方法6選】効果的なやり方やコツを解説!
面接練習は一人でも十分に取り組むことができるんですね!
面接の雰囲気に慣れるという点では、社会人と練習した方が良いから、それぞれどんな目的を達成するために行うのかを考えながら取り組むことが大切だね!
面接練習ですべき質問項目【30問】
前の章にて、面接練習のやり方を紹介しました。
そこで重要なことは「どの質問を練習するのか」という面接練習する質問の選定です。
効率的におこなうためには、やはり頻出質問を練習すべきです。
僕が今就活生ならこの30問に取り組むなという質問を、僕の就活の実体験を含めて厳選しました。
下記の30問は多くの企業から聞かれる頻出質問なので、優先的に練習に取り組んでみてください。
【面接練習ですべき質問】
- 1分程度で自己紹介をお願いします
- 自己PRをお願いします
- 志望動機を教えてください
- 学生時代に力を入れたことは何ですか?
- 学業で力を入れたことは何ですか?
- 研究やゼミの内容を教えてください
- 自身の長所を教えてください
- 自身の短所を教えてください
- 趣味は何かありますか?
- 特技は何かありますか?
- 何かモットーや大切にしていることはありますか?
- 苦手なタイプの人はどんな人ですか?
- 尊敬する人はいますか?
- 資格は何か所有していますか?
- 休日の過ごし方を教えてください
- 最近読んだ本は何かありますか?
- 最近気になるニュースはありますか?
- アルバイト経験を教えてください
- 過去に挫折(失敗)経験はありますか?
- 入社後に取り組みたいことはありますか?
- キャリアプランはありますか?
- 10年後の将来像はありますか?
- 自分を動物に例えると何でしょうか?
- 他社の選考状況を教えてください
- 弊社は第一志望ですか?
- 弊社から内定が出たら就活を続けますか?
- 泥臭い仕事はできますか?
- 転勤は可能でしょうか?
- 弊社のことを知ったきっかけを教えてください
- 最後に何か質問はありますか?
また、これらの質問を練習する際に、「なぜこの質問を面接官は選んだのか」という人事の質問意図を把握することが重要です。
質問意図が把握できると、それを満たすためにどう回答するのが良いのか考えたり、人事側の立場に立って選考対策することに繋がって、有効な選考対策ができるようになります。
上記30問、すべての人事の質問意図と、それを踏まえた回答のポイントを解説した記事を別で書いてたので、面接練習する際の参考にしてもらえると嬉しいです!
» 【面接練習ですべき質問30選】面接練習のやり方やポイントも解説!
たしかにほとんど聞かれないような質問を練習するよりも、出題頻度の高い質問から優先的に練習する方が有効ですよね!
面接練習は何回すべきか?
次に面接練習に関して理解しておくべきが、練習回数についてです。
よく就活生から「面接練習は何回すべきですか?」「面接練習のやり過ぎは逆効果ですか?」という質問をもらいます。
これに対しての結論ですが、面接練習する回数に正解はありません。
なぜなら人によって面接練習すべき回数が異なるからです。
簡単な話で、面接が苦手な人は社会人との面接機会を作ったり、一人で練習する回数をたくさん取る必要があります。
逆に自己理解が深く、面接も得意だという人は極端な話、面接練習は1回で良いかもしれません。
大事なことは「自分は面接練習を何回やれば面接練習の目的を達成できるのか」ということ。
あくまで自分が目的を達成できる回数行うべきです。
その点でも目的の理解と設定が重要であり、その目的の達成のために面接練習はするようにしてください。
面接練習の目的を設定せず、ただ沢山やることを目的としてしまっている人は、面接練習をする度に回答をセリフとして覚えるようになり逆効果になることも確かにありますからね。
なるほど。たしかに面接練習の回数自体が目的化してしまうと、セリフとして覚えたり、結局何のためにやっているのか分からなくなったりと時間の無駄になりかねないですね。
面接練習に関してその他よくある質問
この章では、ここまでで解説しきれなかった内容に回答していきます。
自分が持つ疑問があれば、ぜひ参考にしてくださいね!
質問① 面接練習におすすめのアプリやサービスはありますか?
面接練習におすすめのアプリやサービスですが、基本的には「面接練習の相手を探すためのサービス」がメインになってきます。
その点で言うと、おすすめは以下のとおりです。
【面接練習の相手を探すのにおすすめの無料サービス】
- ビズリーチ・キャンパス(※高学歴層限定)
高学歴層のOBと簡単に繋がれるサービス。運営会社はビズリーチなので安心。 - マッチャー
OB訪問の相手探しに特化したサイト - ソクミー
就活生同士で面接練習をすることができるサービス
その他、面接練習に使えるアプリをまとめた記事も別で書きました。
面接練習アプリが知りたいという方は、合わせて確認してみてくださいね!
» 【面接練習のおすすめアプリ10選】就活や受験に最適なのはこれ!
質問② 面接練習は誰に頼むべきですか?
面接練習を頼むべき相手で、おすすめは初対面の社会人です。
なぜなら面接練習の重要な目的である「面接の雰囲気に慣れること」を達成するためには、知り合いや友人だと厳しいからですね。
面接に慣れるために志望度の低い企業にエントリーする人もいますが、それは非効率的なので個人的にはおすすめしません。(企業側へも迷惑ですし)
よって就活エージェントに依頼したり、OB訪問で面接練習を依頼したり、開催があれば大学のキャリアセンターにお願いするのが有効だと僕は考えています。
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
面接練習をいつから始めれば良いのか、また具体的にどうやったら良いのか参考になれば嬉しいです!
面接は就活において、最も重要な選考だと僕は考えています。
なぜならエントリーシートやグループディスカッションは「足切り」としての要素が強いですが、面接はまさに企業がそこで評価した人を採用する重要なポイントになるからです。
その意味でも就活を上手くいかせるためには、面接対策が必須です。
この記事を通して、1人でも多くの人が面接対策できると嬉しいですね。
これからもこのホワイト企業ナビでは、僕が考える最も有効な就活対策を書いていきます。
ぜひ愛読してもらえると嬉しいです!!
【本記事の要点まとめ】
- 面接練習はいつから始めるべきかに正解はない。なぜなら人によって面接の得意不得意は違うので、明確に◯日前からやるべきという正解はないから
- 面接練習をする期間は面接練習をする目的を自分が達成できると考える期間であり個人で異なる
- 参考として僕は1問に対して15分を5回ほど面接練習した