病院づくりをトータルでサポートする総合医療設備メーカー

ホワイト企業ナビ編集部です。
ここからは、株式会社セントラルユニの事業内容についてご紹介します。

同社は1951年の創業から70年以上の歴史を持つ総合医療設備メーカーです。
全国の大学病院や地域の中核病院向けに、手術室や集中治療室といった病院設備の設計・施工管理、関連機器やシステムの開発・製造・販売などを手掛けています。

医療スタッフが働きやすく、患者様やその家族が過ごしやすい環境・空間づくりを実現するために、コンサルティングや設計・施工、モノづくり、エンジニアリング、メンテナンスまで、病院づくりをトータルでサポートしている企業です。

全国5000病院を越える施設に納入してきた”治療環境づくりのプロ”

同社はコア事業である医療ガス供給システムや手術室・集中治療室の施工など、これまで全国5000病院を越える施設に納入してきた”治療環境づくりのプロ”です。

創業から70年にわたって培ったノウハウを活かし、これまで製品や環境を「造る」ことで医療業界に貢献してきましたが、これからは顧客が気付いていない課題を一緒に見つけ、その解決策を含めた価値を「創る」という、コンサル部分にも更に注力していくとのこと。

食品業界やインフラ業界同様、医療業界に対する需要が途絶えることはありません。
また、常に研究が進められる”変化の多い業界”だからこそ、そこで生まれた課題を一緒に解決するプロである同社へのニーズも、今後さらに拡大するだろうと編集部は感じました。

人懐っこく人間味溢れる社員が多数在籍している組織

同社が求める人材は”人間味溢れている人”であり、この価値観を中心に採用していった結果、今では人懐っこく、良い意味でお節介な人が多数在籍しているそうです。

今回取材対応いただいた人事の方も、わからないことや違った視点のアイデアが欲しい時には、同じ部署の先輩上司だけでなく、他部署の先輩に相談する機会も多いとのこと。

このように部署や立場にとらわれない関係性が作れるのは、人間味溢れる社員が多い同社ならではの魅力であり、どの社員にとっても居心地の良い環境となっています。

【筆記試験は一切なし】採用活動は”仲間探し”という考え方

同社の採用は「仲間探し」という考え方で進められています。
応募者それぞれの人間性を重視し、一人ひとりとしっかり向き合うため、筆記試験は一切なく、ワークや面接を中心に選考を進めているとのこと。

また、今回の取材の中で人事の方は「学生のみなさんにもセントラルユニという会社を見定めてもらい、本当に自分に合う会社なのか、企業理念に共感できるのかなどを考えて欲しい」とおっしゃっていました。

同社に入社してくる人の人生を巻き込む覚悟をしているからこそ、時間をかけてお互いの理解を深められるように選考内容も設計されており、マッチングを見極める機会も充実しているので、学生にとっても安心して入社できる企業だと思います。

柔軟に働けるさまざまな「働き方」の取り組み

同社ではフレックスタイムやリモートワークといった制度を導入し、社員の境遇に合わせた柔軟な働き方、時間の使い方ができる環境づくりに注力しています。
（リモートワークなどの活用度合いは部署によって異なります）

時間の使い方といえば、みなさんの気になる残業時間については平均22時間です。
同社では固定残業手当（営業職20時間分、技術職30時間分）を支給し、想定残業時間未満であっても毎月全額支給しています。

ただし、繁忙期や現場によっては固定残業時間を超えるケースもあり、その場合は超過残業手当が支給されます。

営業・設計・施工管理など幅広い選択肢のある総合職の仕事

総合職として採用された場合、以下いずれかの職種に配属されます。
配属先については、学部学科や文系理系に関係なく希望することが可能であり、適性等を考慮しつつ、基本的には希望した職種に配属されるとのことでした。

①営業職（勤務地｜本社もしくは全国の支社のいずれか）
医療機関や設計事務所、建築業者などに対し、医療ガス供給システム、手術室、集中治療室といった「病院の環境づくり」の提案・提供を行います。

②工事技術職（勤務地｜本社もしくは全国の支社のいずれか）
施工管理の立場として、医療ガス配管設備工事および手術室、集中治療室、一般病室等の内装工事における設計から竣工までのプロセス（スケジュール管理、施工業者の手配、物の手配、予算・経費管理など）を一括管理します。

③設計職（勤務地｜本社もしくは全国の支社のいずれか）
お客様から受注した物件について、医療ガス配管設備、手術室廻り、集中治療室、一般病棟等の設計を行います。最近はクリニック等の設計も手がけています。

④生産技術職（勤務地｜小倉工場）
調達から出荷に至るまで、営業や工事技術と連携して病院に合ったオーダーメイドのモノづくりを行います。

⑤技術開発職（勤務地｜小倉工場）
既存製品の特殊設計や改良改善、新規開発、製品の検証などを行います。
（新規開発では市場調査、仕様の検討、2D.3D CADを使用した設計図の作成、部品の選定、試作の検証・評価など）

全ての部門を深く経験した上で職種を希望することができる

入社から約半年間は新入社員研修期間となります。
まず4月上旬はビジネスマナーや社会人としての心構えといった座学中心の基礎研修を受け、その後は各部門を回りながら事業の全体像やビジネスモデルなどを学びます。

ここで編集部が驚いたのが、各部門における研修期間の長さです。
実際の商流の流れに沿って、生産部門→技術部門→管理部門→営業部門の順に、各部門でそれぞれ約60日間にわたって実際に業務を体験するとのこと。

数日程度で行う企業が多い中、これだけ研修期間を長くしているのは、事業や仕事への理解を深めると同時に、全部門を長期間回ることでより多くの社員と繋がりを作ってほしいという狙いがあるそうです。

また、各部門をしっかりと理解した上で希望することができ、本人の適性を考慮して配属されるため、配属後のギャップなども生まれにくくなっています。
配属後もOJT研修という形で担当の先輩社員がサポートしてくれるほか、3年目までは毎年フォローアップ研修もあるので、安心して業務に取り組むことができます。

メーカーでありながら最大の武器は”人”と言えるほど社員の成長を大切にしている

セントラルユニが持つ最大の武器は、同社で働く”人”です。
自社製品を全面に押し出してアピールするメーカー企業が多い中、あえて人を武器としているのには、企業理念が大きく関わっています。

同社は企業理念に「人間尊重・価値創造型企業」を掲げ、これまでも人を中心とした事業活動・事業開発を展開してきました。
この理念のもと、一人ひとりの「個」を尊重しながら、責任ある仕事を任せることで社員が成長し、結果として会社も発展していくという考えを貫いています。

事実、若手時代から裁量のある仕事を任せており、社員の挑戦も後押しする風土があることに加え、総合職として職種を超えた異動もあるため、幅広い経験を積むことができ、将来的に市場価値の高い人材へと成長するチャンスが広がっています。

一人ひとりの個を尊重するという企業理念に沿った事業展開や人材育成を推進しているからこそ、メーカーでありながら”人”を最大の武器とすることができ、何よりそこで”個”として大きく成長できるのだろうと編集部は感じました。

セントラルユニの総合職として働く上で理解しておくべきこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、合わない人の特徴や働き方のリアルな部分についても包み隠さずお伝えしています。

同社の総合職には、プラスアルファで仕事を広げることが求められます。
大手企業のようにやるべき仕事が細分化され、全て決まっているわけではないため、何が必要なのか、何をすべきなのかを常に考えながら仕事を進めなければなりません。

このほか、同社は医療業界に特化して事業を展開しているため、施工する案件も病院やクリニックなどに限定されるなど、専門性の高い領域であることは理解しておいてください。

編集部が考えるセントラルユニのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた株式会社セントラルユニのホワイトポイントは以下の2点です。

①高い専門性による同社ならではの価値提供
同社はこれまで全国5000病院を越える施設に納入実績があるなど、医療業界に特化して事業を展開してきた”治療環境づくりのプロ集団”です。
需要が途絶えない医療業界において、これまで培ってきた同社だけが持つノウハウを提供できる点は、経営の安定性から見てホワイトポイントだと感じました。

②あらゆる面において”人”を中心にした考え方や姿勢
「人間尊重・価値創造型企業」という企業理念、「仲間探し」という採用方針、長期間の研修による理解を深めた上での配属など、あらゆる面で”人”に寄り添っていますよね。
常にそこで働く社員を主役と考え、その姿勢を徹底しているからこそ、人間味溢れる社員が集い、働きやすい環境が生まれている点は、同社ならではのホワイトポイントです。

以上の2点こそホワイト企業ナビ編集部が考える同社のホワイトポイントになります。
「医療業界に貢献したい人」「人に寄り添った姿勢に魅力を感じた人」「企業理念や考え方に共感できる人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。