船の心臓部分を製造しているエンジン専業メーカー

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、ダイハツディーゼル株式会社の事業内容を紹介します。

同社は船舶の推進用・発電用エンジンの設計開発、製造、販売、メンテナンスまでを一貫して行うエンジン専業メーカーです。船舶用エンジン以外にも、ビルや病院、空港などで利用される陸上用エンジン（非常用発電用、常用発電用、非常用ポンプ駆動用等）も製造しています。

船の心臓部分となる船舶用エンジン、病院や空港など停電が起これば人命が危ぶまれる施設での陸上用エンジンなど、各所で社会インフラを支えているのがダイハツディーゼルです。

【東証スタンダード上場】唯一無二の強みで世界規模のシェア

ダイハツディーゼルが持つ最大の強みは”オーダーメイドによるエンジン製造”です。
同社では、お客様のご要望に合わせたオーダーメイド型のエンジンを製造しているため、よりお客様のニーズを反映した製品が生まれ、信頼を勝ち取っているとのこと。

また、同社のようにオーダーメイドでエンジンを製造する企業は珍しいからこそ、唯一無二の存在として、安定的な需要が生まれているそうです。

この強みにより、船舶用・発電用エンジンにおける国内シェア約45%、世界シェア約26%という実績を誇り、​​東証スタンダード市場に上場するなど、確かな実績を残しています。

人間味溢れる”温厚な人”が多い職場

ダイハツディーゼルには人間味溢れる温厚な社員がたくさんいます。
今回取材対応いただいた人事のAさんは、約7年間働いてきた中で、上司が部下を感情に任せて怒鳴る姿を見たことがないとのことでした。

また、もう一人の人事のBさんは、転職する際、複数の企業から内定を獲得していたそうですが、ダイハツディーゼル社員の人間味溢れる部分に惹かれ、入社を決めたそうです。

このように温厚で人間味溢れる社員が多いからこそ、若手社員に対する面倒見も良く、新入社員含め、仕事で孤立することは一切ないので、安心して働くことができますね。

【光熱費や帰省旅費まで補助】手厚い福利厚生や柔軟な働き方

今回の取材において、同社の手厚い福利厚生制度に編集部は驚かされました。
まず住宅環境について、条件を満たせば格安の社員寮（独身寮）に入居できるほか、結婚後〜30歳までは家賃の75%を会社が負担する家賃補助制度があります。

また、家賃だけではなく、光熱費や昼食費など毎月の支出に対する補助に加え、実家への帰省に対する旅費の補助まで用意されています。（※適用条件あり）

このほか、リモートワーク制度や一部職種ではフレックス制度も導入されているため、働き方に関しても柔軟な選択が可能。

技術職採用で条件を満たした方は、奨学金返済支援制度も受けられます。
まさに”至れり尽くせり”の充実した環境は、同社で働く大きな魅力の一つです。

【メリハリある働き方】残業＝正義といった風潮が一切ない

ダイハツディーゼルでは規定残業時間を遵守しつつ、常に業務効率の改善を意識することで、できるだけ残業が発生しないように全社で取り組んでいるとのこと。

もちろん部署や職種ごとに繁忙期は存在するため、残業時間が増える時期もあるそうですが、代わりに閑散期で定時退社を徹底するなど、メリハリのある働き方を推進しています。

また、会社全体として「残業＝正義」といった風潮が一切ないことから、無駄な残業をするような社員はおらず、若手社員が上司や先輩より先に帰るのもよくある光景だそうです。

設計・開発・研究など幅広いキャリアが広がる技術系総合職

技術系総合職の配属先は主に以下のとおりです。
なお、技術系総合職は理系出身者が配属される職種となっており、入社後の新入社員研修を経て、本人の希望・適性・組織構成を考慮の上、配属先が決まります。

＜技術系総合職＞
設計、開発、研究、生産技術、品質管理、生産管理、調達、技術サービス、IoT関連技術開発（データサイエンティスト、プログラマー、システムエンジニア）など

【1年以上の新人教育】エンジンの知識がなくても着実に成長できる

入社後、まず最初にダイハツディーゼルの沿革や歴史、製品などについて座学を中心に学んだ後、各部門研修や工場実習等を通じて実際の業務を見た上で配属される流れです。

配属後は1年間にわたってOJTが実施されます。
事前に作成した計画と照らし合わせながら毎月進捗確認を行い、先輩社員によるマンツーマンサポートを受けながら経験を積むことができます。

OJTを含めると1年以上にわたる教育研修期間が用意されているため、たとえ入社時にエンジンに関する知識がなくても、安心して働くことができます。

全ての部署でエンジンに関わることができる

ダイハツディーゼルはエンジンだけに特化した専業メーカーなので、どこの部署にいようと常にエンジンに関わることができます。

他分野の製品を展開するメーカーの場合、配属によっては希望する製品に携われないこともありますが、同社は専業メーカーなので、そういった心配は全くありません。

また、エンジン全体を取り扱っているため、一部のパーツ等ではなく、エンジン全体の設計や開発に携わることができるのもダイハツディーゼルならではのメリットです。

社会を豊かにするために、常に新たな技術を研究・開発し新技術を生み出す必要があります。エンジン分野を究めたいと考えている人にとって、これ以上の環境はありません。

常にチームで仕事を進めるので個人成果主義の人には向かない

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、合わない人の特徴等についても包み隠さずお伝えしています。

ダイハツディーゼルは、個人成果主義の人には合わない企業です。
同社は専業メーカーとして組織全体でエンジンという一つの製品を作っているため、部署を超えた連携やチームワークが不可欠です。よって、個人でどんどん成果を上げたい人にとってはミスマッチとなります。

また、個人成果主義ではないからこそ、皆と協力してコツコツ経験を積み重ねながらじっくり成長できる環境であることも理解しておいてください。

このほか、社名に「ダイハツ」という名称がついていますが、同社は船舶・発電用エンジンの専業メーカーなので、自動車関係の仕事がない点も知っておいてほしいとのことでした。

編集部が考えるダイハツディーゼルのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じたダイハツディーゼル株式会社のホワイトポイントは以下の2点です。

①目に見えてわかる働きやすさ
社員寮や家賃補助といった一般的な福利厚生にとどまらず、光熱費や帰省旅費といった部分にまで経済的なサポートがある環境は非常に恵まれています。
この点に加え、温厚で人間味溢れる人が多い職場、残業を良しとしない風土など、目に見えてわかる働きやすさを有していることは、同社が持つ大きな魅力です。

②誰もがスペシャリストになれる環境
ダイハツディーゼルはエンジン専業メーカーだからこそ、そこで働く全ての社員が”エンジン分野のスペシャリスト”になることができます。
また、エンジンという一つの製品に一枚岩で全社員が向き合うからこそ、同社ならではのチームワークや関係性の深さが生まれるのだと編集部は感じました。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が考えた同社のホワイトポイントになります。
「世界的シェアを持つ会社で働きたい！」「サポートの充実した環境で働きたい！」「スペシャリストになりたい！」と考えてる人にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。