この記事では、冬採用の説明と「結局どう動けば良いのか?」についてバシッと解説します!
就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
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それでは本題に入っていきますね!
就活生の中には「秋採用を終えたけど他の企業も検討したい人」「まだ内定が獲得できていない人」「公務員試験を終えて秋から冬に就活を開始する人」もいると思います。
冬採用は他の採用時期と比べて、スケジュール感や動き方が大きく違います。
今回の記事では、冬採用とは何か?どうやって動けば内定が獲得できるのかを解説しますね。
卒業が近づき焦る気持ちが大きいかもしれませんが、冬採用の特徴をしっかり理解して効率良く活動し、内定獲得のチャンスをつかみましょう!
目次
冬採用とは何か?
冬採用とは簡単に言うと、冬に行われる採用活動のことです。
9月~11月末までの就活を秋採用と呼びますが、秋採用が終わって12月からの採用活動を冬採用と呼ぶんですよね。
この冬採用で内定を獲得するためには、「冬採用の特徴は動き方」を押さえておく必要があります。
なぜなら冬採用は他の採用時期と比べ、スピード感が早いからです。
スピード感が速いからこそ冬採用の特徴は何かを把握して、効率的な動き方を把握することが有効なんですよね。
(他の時期と同じ感覚で就活を進めると、冬採用ならではの選考ペースに乗り遅れてしまうリスクが高いですよ。)
冬採用は求人を出す企業が減っている分、少ない内定枠を獲得しようとライバルが一生懸命に活動しています。
他の就活生と差をつけ選考を進んでいくためには、冬採用の面接対策を練っておかなければなりません。
逆に言えば冬採用について詳しく知っておけば、その分内定を獲得しやすいってことですね!
冬採用の時期はいつからいつまで?
冬採用の時期は12月~卒業する3月末までです。
就活が本格的にスタートするのは大学3年生の3月から6月で、この時期を春採用と呼びます。
つまり冬採用は、就活の最終場面。
特に明確な決まりがあるわけではないので、大まかに「冬行われる採用」という認識でOKですよ。
冬採用での就活スケジュール感
春夏採用であれば書類選考に加えて3~4回ほど面接がありますが、冬採用は2回前後というケースが多くなります。
就活が本格解禁される春採用の時期は、応募してから内定までに数か月かかることも珍しくありません。
しかし冬採用になると数週間で内定をもらうこともあります。
(企業も採用に焦っているので、選考回数が大幅に減るからです。)
選考回数を減らせば、その分だけ学生から早く内定承諾をもらえますよね。
そのため冬採用のスケジュールは短く、合否の判定もスピーディーになる傾向があります。
冬採用は他の採用よりもテンポが早いんですね。スケジュールが短くなる分、どんどん平行して選考に参加しないと卒業まであっという間に時間が過ぎてしまうかもしれないですね。
冬採用と他の採用時期の違いについて
これから冬採用を始める就活生は、「内定がもらえなかったらどうしよう」と猛烈に不安を感じていますよね。
実は「企業も同じ」って知ってましたか?
冬採用をしている企業も、4月までに学生を採用したいと躍起になっているんです。
だからこそ冬採用と、春~秋採用とでは大きな違いが3つあります。
【冬採用とそれ以前の採用の違い】
- 企業も焦っている
- 選考スピードが早い
- 求人とライバルが少ない
違い① 企業も採用に焦っている
内定を出しても就活生が必ず内定を承諾してくれるとは限りませんよね。
もし学生に内定を辞退されると、企業は予定していた採用数が満たせなくなり採用計画は失敗です。
採用計画が失敗して人手が足りないと、4月からの業務に支障が出てしまいます。
企業としてはそのような事態を何としてでも避けなくてはなりません。
つまり冬採用では、企業も「早く採用して人員を確保しなくては」と焦ってるんです。
違い② 選考スピードが非常に早い
冬採用は、他の採用時期に比べてスピード感がとても早いです。
選考期間が長いと、別の会社から内定をもらった学生が離脱する確率が高まってしまいます。
でも冬採用のリミットは学生が卒業する3月末。
そのため選考回数を減らしたり、気に入った学生をすぐに最終選考へ案内したりして、すぐに内定を出す仕組みをとっている企業が多いです。
要するに企業は3月までに学生を確保したいので、選考を短くして学生からすぐに内定承諾をもらい、安心したいんですね。
違い③ 求人も少ないが活動している就活生も少ない
冬採用は求人が少ないから不利だと言われます。
ですが一方で、活動している就活生も少ないので、意外と競争が激しくないんですよね。
2021年10月1日時点の就職みらい研究所の調査結果を見てください。
10月時点の大学生の就職内定率は92.4%、進路確定率は87.5%でした。
つまり進路が確定していない約1割の学生が、冬採用のライバルになると予想できます。
春~秋採用に比べてライバルの数も少ないですが求人を出している企業数も少ないため、冬採用は「少ない椅子を取り合う」状態になります。
優秀なライバルもすでに秋採用までには離脱しているので、冬採用の特徴や動き方をつかんで対策を立てておけば、企業から高い評価を得やすくなるんです。
なるほど!冬までに内定がもらえなくても、諦めなければ内定は獲得できるんですね!
冬採用における倍率とは?何倍?
冬採用における倍率ですが、企業によって大きく異なること、かつ企業が公表していないので明確な数字は分かりません。
しかし春夏のように100人単位で採用する企業はなく、採用員数が1人~数人のケースが多いので1社に学生が集中し、倍率そのものは高くなる傾向にあります。
倍率が高いものの、優秀な学生のほとんどは秋採用で離脱しているため、冬採用に向けた面接対策を行えばライバルと差をつけ選考を有利に進められます。
冬採用では多くの企業が焦りを感じてるので、入社する意欲の高さをアピールして内定獲得につなげてくださいね。
応募できる企業も少ないから、条件の良さそうな企業や大手は特に倍率が上がりそうですね。
冬採用での企業の探し方とは?
多くの企業は10月に内定式を行い、採用活動を終えます。
冬採用では求人を出している企業が少なくなるので、効率の良い方法でマッチしそうな企業を探し出すことが特に重要ですよ。
企業を探す方法は大きく分けて、次の4つがあります。
【冬採用での企業の探し方】
- 就活エージェントの活用
- 求人サイトの活用
- 逆求人サイトの活用
- キャリアセンターの活用
探し方① 就活エージェントから求人を紹介してもらう
就活エージェントとは、「キャリアアドバイザー」と呼ばれる就活のスペシャリストが選考~入社までサポートしてくれるサービスです。
就活に関するノウハウを持っているので、書類の添削や面接力を高めるアドバイスなどをしてくれますよ。
就活エージェントを活用するメリットは、選考を落ちる原因を突き止められる点です。
冬採用までになぜ内定がもらえなかったか、プロの目から的確なアドバイスを得られます。
また紹介してもらった企業の面接に行ったあとで、エージェントを通してフィードバックがもらえるのも大きな魅力。
就活エージェントを活用することで、就活の精度を高めて内定を獲得できるチャンスが大幅に広がります。
▼おすすめの就活エージェント
- ミーツカンパニー就活サポート
- キャリアチケット
ミーツカンパニー就活サポート
1つ目におすすめするのは、株式会社DYMが運営する「ミーツカンパニー就活サポート」です。
ミーツカンパニー就活サポートは、全国で合同企業説明会を実施しているので、たくさんの企業とつながっていて、保有求人数が非常に多いのが特徴。
オンライン面談に対応しているので全国の就活生が利用することができます。
少ない求人を探さなければならないからこそ、よそよりも多くの求人数を持っているミーツカンパニー就活サポートを使えば、多くの求人に出会える可能性が高くなるのでおすすめですよ。
キャリアチケット
2つ目のおすすめ就活エージェントは、レバレジーズ株式会社が運営する「キャリアチケット」です。
特におすすめのポイントは、ブラック企業を排除していること。
冬採用では内定辞退をされた企業の中に、ブラック企業が混じっている可能性も考えられるので、できる限りブラック企業を避けて、効率良く就活をしたいですよね。
「量より質」を大事にしているので、冬採用のタイトなスケジュールの中に無理やり何社もエントリーさせる、なんて心配もありません。
探し方② 求人サイトを利用する
オーソドックスな方法ですが、求人サイトの利用も冬採用で企業を探す手段の1つ。
マイナビやリクナビなどの大手求人サイトであれば、まだ応募を受け付けている企業の特集を組んでいます。
冬採用だからめぼしい企業はないだろうと、求人サイトのチェックをやめるとせっかくの求人を見逃してしまいますよ。
求人サイトの特集で見つけた企業にエントリーをして、内定獲得のチャンスにつなげてくださいね。
探し方③ 逆求人サイトを利用する
冬採用で内定率を高めて、安心して卒業するためには逆求人サイトの利用がおすすめ。
逆求人型サイトとは、就活生がプロフィールを登録して、その中から興味を持った人に企業がスカウトを送るサイトのこと。
学生が求人サイトを見て、企業に応募するのとは逆の流れで行う採用活動なので、「逆求人」と呼びます。
冬採用でこの逆求人がおすすめな理由は、時間を有効活用できるからです。
冬採用は特に応募できる企業が限られていますよね。
逆求人サイトに登録しておけば、プロフィールを読んでアプローチするのは企業です。
つまり企業が自分のプロフィールを読んでいる間に、就活エージェントから紹介された企業を受けたり求人サイトを検索したり、別のことができるんですね。
就活エージェントを活用しつつ、まずは逆求人サイトにアカウント登録をして、企業と出会うための窓口を増やしましょう!
▼おすすめの逆求人サイト
- キミスカ
- Offerbox(オファーボックス)
キミスカ
適性検査で強みと弱みを15分で分析できるサービスを提供している「キミスカ」は、おすすめの逆求人サイトの1つ。
キミスカの魅力は、質の高い適性検査とサイトの使いやすさにあります。
特に冬採用はスピード勝負。
企業を効率良く探さなくてはいけないので、サイトの使いやすさは非常に重要ですよね。
さらに大手企業のグループ会社が多く、穴場企業が登録していることが多いので、もしかしたら冬採用でも上質な企業に出会えるかもしれませんよ。
Offerbox(オファーボックス)
株式会社i-plugが運営する逆求人サイト「Offerbox(オファーボックス) 」は、プロフィールを登録すれば興味を持ってくれた企業からオファーがもらえる、近年注目されている逆求人サイトです。
プロフィールを80%以上登録している学生のうち、なんと93.5%がオファーを受信しています。
他のサイトとは違って企業が送信できるオファー数に制限があるので、丁寧にプロフィールを読み込んでからオファーを送ってくれる企業が多いのも、Offerboxの魅力です。
探し方④ 大学のキャリアセンターを利用する
冬採用で求人を探すときには、各大学のキャリアセンターを使うのも有効です。
キャリアセンターに集まる求人は「その大学の学生を採用したい」という企業が求人を持ち込んでいたりと、求人サイトには載っていない地元企業の求人もあります。
またその大学の学生を指名しているので選考に受かりやすい傾向があり、有利に選考を進められます。
(少なくとも学歴で不採用になることがないので、安心してエントリーできる!)
キャリアセンターによっては、最新情報をネット経由で発信しているところもあるようですが、まずは1度窓口で求人がないか聞いてみましょう。
これらの他にも冬採用では企業の探し方が色々と存在します。「【冬採用での企業の探し方10選】新卒向けに効率的な探し方を解説」にて更に詳しく解説しているので、企業の探し方が詳しく知りたいという方は合わせて読んでみてください。
冬採用では求人サイトより、就活エージェントが特におすすめなんですね。就活エージェントや逆求人サイトなどを上手く活用して自分の価値観に合った企業を探してみます!
冬採用を実施する企業例|大手・中小別
冬でもまだ応募できる企業がどこか、気になりますよね。
ここでは冬採用を行っている企業を10社、ピックアップしました。
大手は冬採用というよりも、通年採用を実施している企業だと思ってください。
つまり良い人材がいれば採用したいので、募集を常時出しておくというスタイルです。
▼冬採用を実施している大手企業一覧
- 楽天(採用情報)
- ソフトバンク(採用情報)
- リクルート(採用情報)
- ヤフー(採用情報)
- ネスレ日本(採用情報)
- ファーストリテイリング(ユニクロ)(採用情報)
- DeNA(採用情報)
- メルカリ(採用情報)
- メタップス(採用情報)
- コロプラ(採用情報)
続いて中堅・中小企業で冬採用を実施している企業を7社、ご紹介します。
知名度の高い企業を狙うのは決して悪いことではありませんが、「本当にやりたいことができる企業はどこか」、という視点を持って中小企業にも目を向けてみてください。
▼冬採用を実施している中堅・中小企業一覧
- 株式会社秀電社(採用情報)
- 株式会社金津技研(採用情報)
- エバークリーン株式会社(採用情報)
- 株式会社ネクストビート(採用情報)
- クェスタ株式会社(採用情報)
- レインメーカー株式会社(採用情報)
- 株式会社辻不動産(採用情報)
冬採用は求人数が少ないので、新着の求人情報を見逃さないよう求人サイトなどをチェックして、日々アンテナを貼っておくのが大切です。
この他、冬採用を実施する企業を200社まとめた記事も用意しているので、合わせて読んでくださいね。
大手企業は冬採用と言っても通年の募集だから、内定を獲るのが厳しそう…。大手ばかりではなくて、自分のキャリアに適した中小企業を探すことも、内定獲得のポイントなんですね。
冬採用で内定を獲得するための面接対策まとめ
他の採用時期と違い、冬採用では企業も就活生もお互いが「焦り」を抱きながら活動しているのが大きな特徴です。
企業は入社してくれる学生を確保しておきたいと考えていますし、就活生も卒業までに内定を獲り進路を決めたいと焦っています。
冬採用は選べる企業も採用できる学生も少ないからこそ、「マッチした就活生を採用したい・マッチしている企業を選びたい」と考えているんですよね。
冬採用の面接では、その点に注意して対策を練りましょう!
▼冬採用の面接対策
- 入社意欲の高さをアピール
- 就活が終わっていない理由を明確にしておく
- 企業研究は手を抜かない
対策① とにかく志望度の高さを示す
冬採用の面接で大切なことは、「内定をもらったら入社します!」と企業に伝えることです。
というのも、冬採用をしている企業の多くは「内定辞退された枠を埋める」ために冬採用を行っているケースが多く、冬の時期に内定辞退されることを嫌っているんですね。
冬採用で就活生に内定辞退されたら4月までに予定していた人数が確保できないので、業務に支障が出ます。
それを避けたいので、冬採用では特に「自社に入社してくれる確度の高い学生」に内定を出す傾向にあります。
志望度の高さをアピールして、この人なら内定辞退しないと企業に感じてもらうことが冬採用では重要になります。
志望度の高さを伝えるおすすめの方法は、面接後に思いをこめたお礼メールを送ることです。
例えば好きな人と食事をした後に何の連絡もないと、「これっきりなのかな…」と不安に思いませんか?
でも、すぐにお礼の連絡が来たら嬉しいですし「相手も自分のことを気に入ってくれたんだな」と思いますよね。
この心理は企業も同じで、面接後にすぐ丁寧なお礼メールが来たら「この人は入社したいと思っているな」と感じてくれます。
こちらがお礼メールの例文です。
お礼メールのポイントは2つあり、1つ目は入社したいという思いを込めた一文を入れることと、2つ目はかしこまった機械的な内容ではなく人間味のある内容にすることです。
例文では、「入社したい思いが一層強くなりました」と入れてありますよね。
この一文で、内定をもらったらぜひ入社するという、志望度の高さを伝えることができます。
また、例文には「追伸 寒い日が続きますので、くれぐれもお体にご自愛くださいませ。私は冷え性なので生姜茶を愛飲しています。疲れもとれてポカポカになるのでおすすめです。」という一文を入れています。
このような一文を挿入することで、読み手の心に響く人間味のあるメールになりますよ。
面接後が終わったらお礼メールに入社への熱い思いを込めて、志望度の高さを伝えましょう。
対策② 就活が終わっていない理由を答えられるようにしておく
通常は冬までには就活を終わらせている人がほとんどなので、「なぜこの時期に就活をしているのか」は必ず聞かれるため、答えを準備しておきましょう。
企業側は「なぜ冬採用まで内定をもらえなかったのだろう?」「就活をせずに遊んでいたのかな?」と疑問に思いますからね。
やる気がなかった、なぜ落ちたか分からないといった回答では、面接に落ちてしまいます。
冬採用の面接を通過するには、企業が納得できる回答を準備するのがポイントです。
具体例として、以下のような回答があります。
- 公務員試験のため
- 留学のため
- 納得いくまで就活をしたかったので内定を辞退した
もし本当の理由を伝えにくければ、「体調が悪かった」「経済的な理由」「部活動」などの理由も、企業は納得しやすいですよ。
対策③ 1社ごとの企業研究を徹底的におこなう
冬採用の重要な対策となるのが企業研究です。
冬採用をしている就活生のほとんどが、内定が獲得できていないことに強い焦りや不安を抱えていると思います。
しかし「内定がもらえればどこでも良い!」と考えて企業研究をしないと、自身の適性にマッチしていない企業に就職するリスクが高まります。
あなたの適性や価値観に合っていて働きやすい環境で仕事をすることは、内定獲得よりも大切ですよ。
企業研究で社風や事業内容、制度などを調べて、あなたに適した企業に応募しましょう。
冬採用ならではの面接の対策ですね!志望度の高さをアピールして、諦めずに就活を続けます。
冬採用に関してよくある質問
それでは最後に、卒業までの不安や今後の疑問にお答えします。
冬採用ならではのあるある質問なので、ぜひチェックしてくださいね。
質問① 冬採用で内定を獲得することはぶっちゃけできる?
冬採用って就活の本当に最後の時期だと思うのですが、ぶっちゃけたところ内定を獲得することはできるのでしょうか?不安です。
できます。
就職みらい研究所が行っている調査によると、21年卒の12月時点での内定率は93.4%だったのが3月には96.1%。
内定率は3か月の間に約3%上昇しています。
つまり冬採用で内定を獲得した人がいるということ。
冬採用をしている企業の中には、聞いたことがない会社も多いはず。
しかし名前を知らないからと言ってよく調べもせずに応募せずに放置するのはNGですよ。
冬採用をしている企業の中には、認知度が低く採用枠が埋まらなかったので採用活動を継続している、というケースもあります。
「認知されていない=働きにくい企業」というわけではありませんよね。
もしかしたら自分が知らないだけで、調べてみたら自分の価値観に合っている会社かもしれません。
冬採用では求人を出している企業が少ないので、応募できる企業があればホームページなどで会社を調べて、興味が持てそうか検討してくださいね。
質問② 冬採用で内定を獲得できなかったらどうなるの?
冬採用で内定を獲得できずに就活を終えてしまった場合、どうなるのでしょうか?ニートになるしかないんですか?
内定を獲得できなかった場合の選択肢は2つあります。
1つ目は就職留年、2つ目は既卒で就活を継続する方法です。
就職留年とは、就活が決まらってない人が単位を落とすなどして学校に留まり、就活を続けること。
既卒は大学を卒業している人のことを指します。
大学に在籍しているか卒業しているか、2つの大きな違いです。
以下で就職留年と既卒、それぞれのメリット・デメリットを紹介しますね。
▼就職留年のメリット
- ポテンシャルで入社できる
- 新卒採用は採用枠が多い
▼就職留年のデメリット
- 学費が余分にかかる
- 留年というマイナスイメージを持たれることもある
- 社会人デビューが1年遅れる
就職留年をすればポテンシャル採用なので、社会人経験や実務経験は求められません。
また最初から就活生として企業に応募できるため、大量採用している企業に応募して入社できるチャンスが得られることがメリットです。
その反面、留年する期間分のお金の工面や留年することで周囲にマイナスイメージを持たれてしまうこともあり、デメリットと感じるかもしれません。
また就活のために貴重な1年間を再度費すことになるので、就職留年が選択肢として本当に自分のためになるか、よく考えてくださいね。
▼既卒のメリット
- 採用されればすぐに働ける
- 学費が必要ない
- 新卒では入れない企業に入社できる可能性がある
▼既卒のデメリット
- 新卒枠では入社できない
- アルバイトなど並行する必要がある
既卒であれば採用が決まり次第すぐに入社して働けるので、就職留年と違って翌年の4月まで入社を待つ必要はありません。
さらに既卒であれば、新卒では求人を出していない企業に入れる可能性がありますよ。
企業によっては第二新卒として採用してくれるところもありますが、そうでなければ中途採用という扱いになります。
中途採用はすでに社会人経験を積んだライバルと同じ土俵に立つので、採用を勝ち取るのが難しくなることもあり得ます。
また学生でなくなった以上は生活のためにアルバイトをしなくてはならないので、働きながら就職先を探す時間を確保しなければならないことも、デメリットと言えます。
質問③ 冬採用をしている就活生はどのぐらいいるの?
冬採用で活動している就活生はどのぐらいの人数がいるのでしょうか?
質問①でも紹介したように就職みらい研究所の調査データでは、10月時点で内定をもらっている人が92.4%で、進路を決めた人は87.5%。
つまり冬採用をしている就活生は、学生全体のおおよそ1割です。
残っている椅子は少ないものの、志望動機の質を高めたり1社1社の企業研究を徹底したり、ラストスパートに向けて追い込みをかけてくださいね!
12月以降になると内定はもらえないと思っていたけど、データを見ると内定をもらっている人がいることが分かって安心しました。冬採用でも最後まで諦めずに内定がもらえるよう、がんばります!
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
冬採用の定義や、他の時期の就活との違いについて理解できたと思います。
冬採用は就活の終わりの時期なので、一見「もう求人は残っていないのでは?」と思いがちです。
しかし、皆さんが思っている以上の世の中には新卒を募集している企業が多く存在し、その中には冬採用まで継続して採用活動をおこなっている企業がたくさんあるんですよね。
またライバルとなる就活生の数も少なく、選考スピードも早いので、しっかりとエントリー数を増やして対策をすればしっかり内定を獲得することができます。
最後まで諦めず、冬採用での内定獲得を狙いましょう。
この記事がその役に立てたなら嬉しい限りです。
以上!就活ブロガーの就活マン(@shukatu_man)でした!
▼本記事の要点まとめ
- 冬採用とは秋採用が終わって12月以降の就活のことを示す。要するに冬の時期の最後の就活時期のこと。
- 冬採用の特徴としては、求人数が少ない一方で、活動している就活生の数も少ないこと。加えて、企業側も採用に焦っているので、諦めずエントリー数の確保と選考対策をすることで内定を獲得することは十分に可能である。
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