本記事では就活の選考で行われるグループディスカッション(GD)について、流れや役割、テーマ例などを詳しく解説します。
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就活の本選考やインターンシップ選考では、グループディスカッション(GD)を行う企業が多いです。
面接と違って自分一人で行うものではないため、グループディスカッション(GD)に苦戦してしまう人は少なくありません。
今回はグループディスカッション(GD)における評価ポイントやよくある質問なども紹介します。
グループディスカッション(GD)への苦手意識をなくし、選考突破を目指しましょう。
目次
就活におけるグループディスカッション(GD)とは?
そもそもグループディスカッション(以下GD)がどんなものかわからないという人もいるはずです。
就活でのGDは複数人のグループで与えられたテーマを議論し、決められた時間内に結論を出す選考方法の一つです。
1グループあたりの人数は、2〜10人が一般的。
引用:リクナビ 就活準備ガイド「グループディスカッションとは?流れやポイントを紹介」
企業の採用担当者を対象にしたアンケートでは、2〜5名の回答が61.1%と圧倒的に多く、次いで6〜10名が35.6%となっており、少人数で実施している企業が大半でした。
ただ、16名以上の大人数でGDを実施しているケースもあります。
1回のGDの所要時間は30分前後であることが多いです。
引用:リクナビ 就活準備ガイド「グループディスカッションとは?流れやポイントを紹介」
同調査によると、GDを実施した企業のうち、一番多かったのが20〜30分で36.9%でした。
10分以下や60分以上との回答もあり、企業ごとのGD選考の位置付けや参加人数によっても、所要時間は変わってくるようです。
また、GDはどの企業の選考でも必ず行われるわけではありません。
引用:HRPro 「2015年新卒採用中間総括調査」
この調査によると、1000名以上の規模の大企業の37%がGDを実施しているものの、中小企業の実施率は13%でした。
引用:ダイヤモンド・ヒューマンリソース「ダイヤモンド就活ナビ2019 就職モニターレポート12月調査」
学生を対象にしたこの調査では、2019年度にインターン選考を受けた学生の34.9%が、選考過程でGDやグループワークの選考があったと回答しています。
グループワークとの違い
GDと間違いやすい選考方法にグループワークがあります。
グループワークは3〜5名程度の学生が協力し、プレゼンやゲーム、作業などを通して一つの成果を生み出す選考方法です。
結論を導き出すためのプロセスが主に評価されるGDとは異なり、成果を出すまでの過程と成果物が評価されます。
ただ、実はGDとグループワークに明確な定義があるわけではありません。
そのため、企業によってはグループワークという名目でGDを行うケースや、それ以外の名前がついているケースもあるようです。
集団面接以外に複数人で行われる選考があるのであれば、どんな内容なのかしっかり確認しておきましょう。
一般的には複数人で議論を行うのがGDなんですね。普段ディスカッションをする機会なんてないから緊張するなぁ。
グループディスカッション(GD)の流れ|就活生向け
GDがどのようなものかわかったところで、どんな流れで行われるのかについても知っておきましょう。
流れを把握しておけば、GD選考で自分の持ち味を発揮しやすくなりますよ。
一般的には複数人で議論を行うのがGDなんですね。普段ディスカッションをする機会なんてないから緊張するなぁ。
【グループディスカッション(GD)の流れ】
- 担当者からテーマや制限時間などルール説明
- グループ内で自己紹介など簡単な挨拶
- 役割分担
- ディスカッション開始
- 意見をまとめて発表
①担当者からテーマや制限時間などルール説明
まず企業の担当者からテーマや制限時間など、GDのルール説明が行われます。
GDは役割を決めて議論を進めますが、どの役割であったとしてもルールを正確に把握しておかなければなりません。
聞き逃さないように、しっかり耳を傾けましょう。
②グループ内で自己紹介など簡単な挨拶
ルール説明が終わったら、グループ内で簡単に自己紹介を含めた挨拶をするところからスタートします。
自己紹介や挨拶は長々と行う必要はありません。
GDは制限時間が決まっていますし、多くの時間を議論に使うためにも手短に済ませましょう。
「◯◯大学の◯◯と申します。今日はよろしくお願い致します。」程度の軽い挨拶でOKです。
③役割分担
GDには、司会・書記・タイムキーパー・発表者の役割があります。
それぞれの役割の詳しい内容は次の章で紹介しますが、挨拶が終わったらすぐに役割分担をしましょう。
役割分担は重要ですが、決めるのに時間をかけてしまうのはNG。
自分の性格や強みに合った役割を見つけておいて、立候補してしまうのも一つの手です。
誰も立候補しないのであれば、まず司会になる人を決めて、司会に各役割を決めてもらいましょう。
人数が多いGDの場合は、自分の役割がないこともあります。
④ディスカッション開始
決められたテーマに沿ってディスカッションを始めていきます。
制限時間内で結論を出すところまで辿り着くためには、司会を中心としてまず時間配分を決めましょう。
- テーマの定義(前提確認)
- 全員でアイデア・意見を出し合う
- アイデア・意見をまとめる
- 結論を出して発表の準備をする
上記の流れでディスカッションが行われますが、高確率で時間が足りなくなるので、時間配分を決めるときは予備の時間も考慮しておきます。
テーマの定義は前提確認とも呼ばれますが、全員が同じ方向を向いて議論をするために必要不可欠です。
与えられたテーマに含まれる言葉の曖昧な部分を明確にして共通認識を持ち、どの範囲までを話し合うかを決めましょう。
例えばGDのテーマが「ある企業で新商品を開発するなら何がいいか?」だったとします。
このテーマは「どんな企業なのか」「どの世代をターゲットにするのか」「商品の価格帯はどのくらいなのか」などがはっきりしていませんよね。
そこで、論点がズレた議論にならないように、具体的に何を話し合うのかを明確にしておく必要があるのです。
テーマの定義が終わったら、全員でアイデアや意見を出した上で、意見やアイデアをまとめて結論を出し、発表のために準備をします。
結論はあくまでグループ全体の結論を出さなければなりません。
誰か一人が意見を押し通してしまうことのないように注意しましょう。
⑤意見をまとめて発表
最後にまとめた意見を発表します。
発表の時間は所要時間に含まれていないことがほとんどです。
ただ意見を読み上げる発表方法もあれば、パワーポイントにまとめて発表する方法が取られることもあります。
発表にかける時間は指定されないこともありますので、指定されなかった場合は1分前後で簡潔に発表しましょう。
ただアイデアや意見を出し合えばいいというものではないんですね。進め方がわかっただけでもちょっと安心しました。
グループディスカッション(GD)における役割|就活生向け
GDには4つの役割があります。
それぞれの役割がどんなことをしなければならないのかを知っておきましょう。
必ず役割につかなければならないわけではありませんが、自分の特性にはどの役割が合うのか把握しておくことも大切です。
【グループディスカッション(GD)における役割】
- 司会
- 書記
- タイムキーパー
- 発表者
①司会
司会は、グループを仕切ってディスカッションを進めていく役割です。
その日初めて会う人たちでディスカッションをするわけですから、司会はうまく進むように進行し、全員をまとめなければいけません。
またメンバー一人ひとりの発言をうまく引き出す力も必要です。
普段から周りを引っ張るタイプの人、リーダーシップがある人は司会に向いているでしょう。
②書記
書記は、メンバーのアイデアや意見を聞き取り、記録する役割です。
ただメモを取るのではなく、同じような内容をまとめたり、書きながら整理したりする必要があります。
また書記も議論には参加しなければなりませんから、グループに貢献しながらも、自分の意見を持たなくてはなりません。
二つのことを同時に処理できる能力がある人に向いています。
全員の意見をまとめるのは大変な仕事なので、人数が多いGDの場合は二人で書記をするケースもあるようです。
書記がうまく記録ができているかどうかで、アイデアや意見をまとめて結論を出すプロセスがスムーズにいくかどうかが変わります。
③タイムキーパー
時間配分が重要なGDにおいて、タイムキーパーの役割も必要不可欠です。
自分でも議論に参加しながら時間をチェックし、適宜司会に伝えるのがタイムキーパーの役割です。
GDでは議論が白熱してしまってアイデア出しで時間を使いすぎてしまい、結論を出す時間が十分に取れないということがしばしば起こります。
タイムキーパーが正確に時間を把握しておけば、時間内に議論を終えることができますよね。
ずっと時計を見ておく必要はありませんが、常に冷静な目で議論を見ておかなければなりません。
人数が少ないGDの場合は、書記や発表者と兼任することもあります。
④発表者
全員で出した結論を発表するのが、発表者の役割です。
発表する結論は書記が書き留めてくれるのですが、ただそれを読むだけでは十分とは言えません。
発表する時間はそれほど長い時間ではないことが多いですが、人が耳を傾けたくなるようなプレゼン能力が必要です。
抑揚をつけて話す、自然な言葉に置き換えることを意識しましょう。
人前で何かをすることに抵抗がない人に向いている役割です。
それぞれの役割がディスカッションを成り立たせるのですね。自分に向いている役割を見つけて、積極的に参加したいと思います。
グループディスカッション(GD)のテーマ例|就活生向け
GDのテーマは企業ごとに趣向を凝らしており、当日までどのようなテーマが出されるかはわかりません。
しかし就活のGDでよくあるテーマはある程度決まっています。
傾向を知って、GDに対する不安をなくしておきましょう。
【グループディスカッション(GD)のテーマ例】
- 選考先企業の業界に関するテーマ
- 選考先企業の現状課題に関するテーマ
- 時事問題に関するテーマ
- ワーク形式のテーマ
- その他
テーマ① 選考先企業の業界に関するテーマ
選考が行われている企業の業界に関するテーマは、GDの頻出テーマです。
企業はこのテーマを通して、積極性や協調性、思考力だけでなく、学生が業界研究をどの程度しているのかも見ています。
例えば「紙の書籍が生き残っていくための課題は?」「これからの時代に求められる自動車の機能は何か?」というようなテーマです。
選考先企業に関連するテーマが出た場合、業界のことを理解していなければ、積極的に議論に参加できません。
テーマ② 選考先企業の現状課題に関するテーマ
選考先が現在抱えている課題に関するテーマも、GDではよく取り上げられます。
自社の現状課題をテーマにすることで、学生が企業分析ができているのかを判断できますし、志望度の高さも見極めているのです。
例えば「当社の◯◯(商品名)の売り上げを伸ばすにはどうするべきか?」「業界1位を目指すために当社が取り組むべきことは?」などのテーマが考えられます。
「◯◯(商品名)のキャッチコピーは何がいいか?」など、発想力が勝負のテーマが出されることもあります。
テーマ③ 時事問題に関するテーマ
時事問題に関するテーマをGDで取り上げることで、企業は学生が情報にどの程度のアンテナを張っているのかや、自分自身の意見をしっかり持っているかを見ています。
ビジネスの世界で活躍するためには、情報を常に敏感に察知し、変化に応じた対応をしなければなりません。
また、自分の周りで起きていることに対して関心や自分の考えを持つことも重要です。
例えば「アフターコロナのインバウンドはどうするべきか?」「高齢者の免許返納をスムーズに行うためのアイデア」などがテーマとして挙げられます。
日頃からニュースに目を向け、自分なりの意見を持つ習慣をつけておくことが大切です。
テーマ④ ワーク形式のテーマ
ワーク形式のテーマについて議論するだけでなく、企画を作成したり、データ分析を行なったりといった作業を伴うGDです。
ワーク形式のGDはグループワークの扱いになることもあります。
このテーマの場合は、議論だけでなく作業の時間も必要になるので、所要時間が長くなることが多いです。
行う作業は企画・広告作成などビジネス要素が強いものの場合もありますが、脱出ゲームやレゴのようにゲーム要素の強い内容のこともあります。
テーマ⑤ その他
ここまでに紹介したテーマ以外にも、GDではさまざまなテーマが扱われます。
- どうして仕事をしなければならないのか?
- 理想の社会人とは?
- 第一志望の企業を決める時の決め手は?
- 消しゴム1個を5万円で売るためには?
- 大手企業と中小企業はどちらがいいか?
- 無人島に一つだけ持っていくものは?
- 海を知らない人に海を説明するには?
- 都会と地方どちらに住むのがいいか?
- 朝はご飯派?パン派?
社会人としての価値観や発想力を見るための質問もあれば、一見ビジネスとは全く関係ないようなテーマが出されることもあります。
ビジネスと関係ないようなテーマの場合、議論が盛り上がりすぎて、素が出過ぎてしまうこともあるので、どんなテーマでも気は引き締めておきましょう。
企業ごとにテーマの傾向が決まっていることは多いため、過去に選考を受けた先輩に話を聞いたりOB・OG訪問をしたりして、どのようなテーマが出たのか把握しておくことをおすすめします。
テーマの幅はかなり広いんですね!どんなテーマでも議論の輪にしっかり入るようにします。
グループディスカッション(GD)における評価ポイント
「そもそもなんでGDをやるの?」と疑問に思っている人も多いはずです。
GDでいい評価をもらうためには、評価ポイントを押さえておく必要がありますよね。
これから紹介する4つのポイントを意識して、GDに臨みましょう。
【グループディスカッション(GD)における評価ポイント】
- 積極的にディスカッションに参加しているか
- メンバーの意見を聞く姿勢
- 論理的な思考力や発想力
- チーム内でどんな立ち振舞いをしているか
ポイント① 積極的にディスカッションに参加しているか
GDで役割を与えられたにしても、与えられなかったとしても、積極的にディスカッションに参加しているかどうかは重視されるポイントです。
引用:リクナビ 就活準備ガイド「グループディスカッションとは?流れやポイントを紹介」
この調査でも、採用担当者の54.9%が「積極性」と回答しています。
社会人として成長・活躍するためには、積極性は欠かせません。
議論に参加する積極性はもちろんですが、役割分担を決めるときの積極性や、意見をまとめる時や作業をするときに積極的に行動できているかどうかも見られています。
意見に困ってしまうような予想外のテーマだったとしても、先陣を切って発言するような積極性を意識しましょう。
ポイント② メンバーの意見を聞く姿勢
GDはグループみんなで進めていくものです。
そのため、積極性がいくらあっても、周りの意見を聞く姿勢を持っていなければ評価は下がってしまいます。
他の人の意見を相槌を打ちながらしっかり聞くことや、あまり発言していない人がいれば発言を促すことも意識してみてください。
一方的に意見を述べるのではなく、コミュニケーションを大切にしましょう。
同じグループのメンバーは就活のライバルではありますが、GDでは仲間です。
誰かを蹴落とそうという考えは持たず、他の人の意見を尊重して、全員で一つの結論を導き出すというゴールを忘れないようにしたいですね。
ポイント③ 論理的な思考力や発想力
物事を順序立てて考えられる思考力と、柔軟な発想力も評価されるポイントです。
ただ発言をすればいいというわけではなく、論理的で筋が通った意見を持っているかが重視されます。
また、突拍子もないテーマを出す企業があるのは、柔軟な発想力を見極めるためです。
時事問題や企業の課題解決に関するテーマでも、固定概念にとらわれない発想ができているかは見られています。
ポイント④ チーム内でどんな立ち振舞いをしているか
就職すればチームで働くことになりますから、GDでは学生のチーム内での立ち振る舞い方は将来を想定した重要な評価ポイントです。
「立ち振る舞いで評価されるなら役割なしは不利なのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、役割の有無に関わらず、チームで協力するGDは個人の性格や強みが自然と見えて来るものです。
どんどんアイデアを出す人、まとめるのが上手な人、人をサポートできる人など、GDを通してその学生がどのような人物なのかが見られています。
どの特性を持った人が優れているというわけではないので、自分の強みを活かしてチームに貢献することを意識しましょう。
発言をすることと聞き役に回ることをバランスよくする必要がありそうですね。積極性を保ちつつ、チームワークを意識したいと思います。
グループディスカッション(GD)に関してよくある質問
ここまでGDについて説明してきましたが、初めてGDがあるという人は、まだまだ疑問も多いのではないでしょうか。
そこで僕の元に寄せられるGDに関するよくある質問をまとめました。
不安なくGDに参加できるように、疑問をクリアにしておきましょう。
質問① 事前にどんな準備をしておくべき?
どんなテーマが出されるかわからないGDは、どんな準備をすべきか迷ってしまうかもしれませんね。
就活の選考でGDがある場合は、以下のことを準備して対策しておきましょう。
- 企業分析や業界分析を徹底する
- 毎日ニュースを見る
- 自分の意見を持つ習慣をつける
- 日頃から意識的に発言したり人の意見を聞いたりする
- 友達と練習する
出されるテーマが絞りにくいGDだからこそ、企業分析・業界分析をし、ニュースをチェックして情報を集めておくことをおすすめします。
また過去に企業が選考で使ったテーマや、よくあるテーマをもとに友達と練習しておきましょう。
実際のGDの流れに慣れておくことで、当日緊張したとしても冷静にディスカッションに参加できます。
質問② GDにおけるクラッシャーの意味は?
GDに参加した友達から「クラッシャーがいた」という話を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
クラッシャーとは自己中心的な発言や行動で、ディスカッションを妨害する人のことです。
- 自分の意見が正しいと思い込んでいる
- 相手の意見を全否定する
- 他の人が意見を言う隙を与えない
- ルールを無視する
- 終わった話をまたする など
クラッシャーにならないように注意する必要がありますが、クラッシャーがグループ内にいる時にも注意しましょう。
クラッシャーを制御できないと議論が全く進まず、全体の評価も下がってしまいます。
しかし、クラッシャーを冷静に制御できれば、高評価を得られる可能性が高いです。
質問③ 司会が一番有利なの?
GDの役割の中で司会が一番目立つ役割なので、「司会が有利」と考える人は多いです。
確かに、司会としてディスカッションをうまく進行し、意見をまとめ上げることができれば、司会をした人は高評価が得られます。
しかしディスカッションがグダグダになった場合、司会の責任は大きくなってしまいますから、逆に低評価をつけられてしまう可能性が高いです。
実際どの役割が有利ということはなく、ディスカッションの中でどのように振る舞ったかが重要になります。
自分の特性に合った役割で、チームに貢献することを意識しましょう。
役割がない場合も、評価ポイントを意識して参加すれば、必ず評価してもらえます。
質問④ GDにおけるNG行為は?
GDで評価されるためには、やるべき行為よりもNG行為を意識しておくことが大切です。
- 発言をしない
- 攻撃的な口調になる
- 論破しようとする
- 人の話に被せる
- 論点をズラす
- 思いついたままに発言する
- 人の意見をつまらなそうに聞く
- 人の意見を自分の意見のように話す
- 「でも」から話し始める
- 役割を奪い合う
- 進行を無視する
NG行為を連発すると、グループの中でクラッシャー認定されてしまいます。
もちろん採用担当者からの評価もよくありません。
NG行為を絶対にしないように、肝に銘じておきましょう。
司会が有利というわけではないんですね。役割を担当するなら自分に何が合うかしっかり考えてみます。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
大手企業を中心に選考に取り入れられているGDは、面接とは形式がかなり違うため、戸惑ってしまう人も多いはずです。
テーマを予測することは難しいので、流れを把握し、どのようにディスカッションに参加すればいいのかを把握しておきましょう。
また普段から意見を言う・聞くという習慣をつけ、友達とも実際のGDを想定した練習をして、場慣れしておくことをおすすめします。
▼本記事のまとめ
- GDは2〜10人程度の人数で、30分前後の所要時間のことが多い。
- 決められたテーマに沿って議論を行い、グループで一つの結論を出すことが目的。
- テーマは企業や業界に関するもの、時事問題に関するものから、ビジネスには関係ない内容のものまでさまざま。
- 積極性・協調性・思考力・発想力などが評価される。
- チームワークを意識してGDに参加しよう。
- クラッシャーがメンバーにいたら注意し、自分もならないように気を付ける。