この記事では事務職のインターンの探し方やインターン先を選ぶときのポイント、インターン選考に受かるためのコツなどを詳しく解説します。
就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
どんな人が書いているか分からない記事は信頼できないと思うので…
まずは簡単に自己紹介をまとめました!
また、この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、就活や転職活動をした時に感じた次の思いから立ち上げました。
「ブラック企業の求人を掲載するなよ!残業が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
同じ思いを持つ就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
それでは本題に入っていきますね!
書類の作成やパソコンを使ってのデータ管理、電話対応などを行う事務職。
特別な資格や専門性を求められない業務もあるため、「事務職って簡単そう」と思っている人は多いのではないでしょうか。
しかし事務職といってもさまざまな業務があり、どの業務でもマルチタスクを求められることは多いです。
この記事では業務別の事務職インターンの仕事内容や、事務職インターンのメリット・デメリットも紹介します。
「なんとなく事務職への就職を考えている」という人も、「どうしても事務職インターンに行きたい企業がある」という人も、この記事で事務職のインターンについて理解を深めましょう。
目次
事務職のインターンの仕事内容
ほとんどの企業で事務職の募集はありますが、企業や配属される部署によって事務職のインターンの仕事内容はさまざまです。
業務別のインターンの仕事内容を知って、自分がどんな事務職で働きたいのか、どんなスキルを身につけたいのかを考えてみましょう。
インターンを募集する代表的な事務職の業務とその仕事内容を紹介します。
①営業事務
会社の花形と呼ばれることも多い営業職をサポートするのが営業事務です。
営業事務は、営業が獲得した案件の管理や問い合わせの対応、商品・サービスの受注管理や、プレゼンの資料作成、契約書・請求書の発行などをおこないます。
具体的な業務内容は企業や扱っている商品によっても異なりますが、インターンは先輩社員の指導のもと、書類作成やクライアントとのやりとりを行うことが多いです。
営業事務のインターンは、企業の扱っている商品への深い知識が求められます。
書類や資料を作成する場合は、WordやExcel、PowerPointなどを扱うことが多め。
また、海外の会社と取引がある企業の場合は、英語での書類作成ややりとりも求められるでしょう。
②一般事務
一般事務は営業事務が行う書類作成に加え、来客や電話対応、資料の管理や部署に届いた郵便物の仕分けなどマルチタスクをこなします。
企業によっては来客対応を担当することもあるので、ビジネスマナーが身についていることも求められます。
来訪者にとっては、インターンも社員も変わりませんから、会社の代表として恥ずかしくない立ち振る舞いをしなくてはなりません。
また営業事務と同じく、WordやExcel、PowerPointを扱う機会も多いです。
③人事事務
新卒採用・中途採用や、労務管理などを行う人事部のサポート業務を行うのが人事事務です。
採用活動のための資料作成や説明会等の準備から、社員研修、社会保険の手続き、人事評価制度の管理など、取り扱う業務は多岐にわたります。
インターンではあれもこれも一度に任されることはないでしょうが、複数の仕事を同時に処理できる能力が必要です。
人事事務のインターンを経験することで、これから就活で選考に臨む上で必ず役立つ「企業が求めている人物像」が見えてくるでしょう。
人事事務が給与計算など会計を行なっている企業の場合は、簿記の知識が求められることもあります。
④会計事務
会計事務は税理士や会計士のアシスタントとして、クライアントの情報管理や決算書・確定申告書作成、伝票作成、資料の作成などを行うのが仕事です。
事務職の中でも求められる専門的な知識は比較的多め。
税理士事務所や会計事務所では扱う情報のほとんどが機密情報のため、インターンがどの程度の業務を任されるかは、事業所によって異なります。
場合によっては一般事務と同等の業務しか任されないこともあるでしょう。
会計事務のインターンを希望する場合、簿記の知識やOfficeソフトの基礎知識、税務に関する知識などが求められることもあります。
事務職志望ではなく、税理士や会計士を目指している場合に税理士事務所・会計事務所の事務職インターンに参加する人も多いです。
会計事務のインターンを経験することで、本やインターネットではわからない知識が身につきます。
⑤管理事務
自社が持つ工場や提携工場の生産管理や品質管理、受発注管理を担当するのが管理事務の仕事です。
過剰在庫を作らず、在庫切れを起こさないようにして在庫の品質を保ったり、納期に遅延が出ないようにスケジュールを確認したりと、精度が求められる業務が多いです。
インターンは先輩社員のサポートをしながら、実際の管理業務に携わります。
管理事務の仕事は企業の利益や信頼に直結する大切な仕事です。
独自システムを採用している企業もありますが、Excelの知識が求められることもあります。
⑥貿易事務
英語を活かせる事務職として人気が高い貿易事務は、輸入・輸出に関する通関手配や貿易書類の作成、出荷・輸送管理などを行う事務職です。
大きな企業になると輸入・輸出と分けて担当することもありますが、両方担当する場合もあります。
インターンは、貿易書類の作成や海外企業との出荷や納入に関するやり取りなどを担当することが多いです。
貿易事務は語学力が必須のことがほとんど。
貿易事務検定を取得するなど、貿易に関する基礎知識を身につけていれば役立つ可能性が高いです。
一口に事務職といっても色々な業務内容があるんですね!まずは自分がどの事務職を希望するかしっかり考える必要がありそうです。
事務職のインターンの探し方
「事務職のインターンに参加したい」と思っていても、「なかなか思うようなインターン先が見つからない」という人も多いのではないでしょうか。
そんな人のために僕がインターン探しをした時のおすすめの方法を紹介します。
色々な方法を試しながら、希望する事務職のインターン先を見つけましょう。
【事務職のインターンの探し方】
- 逆求人サイトに登録してスカウトを受ける
- インターン専門の求人サイトを活用する
- マイナビやリクナビなどの大手求人サイトから探す
- 企業の採用ページから直接申し込む
- 大学キャリアセンターに紹介してもらう
探し方① 逆求人サイトに登録してスカウトを受ける
インターンシップの探し方として、おすすめなのが逆求人サイトの活用です。
逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくだけで、企業側からスカウトが届きます。
しかもしっかりとプロフィールを読んだ上で「この学生は自社に合う」と判断し、スカウトを送ってきてくれているので、自分との適性が高い企業と繋がることができるんですよね。
そんな逆求人サイトですが、インターンシップのスカウトも届きます。
よってインターンを探す場合は、逆求人サイトにも登録しておくことが重要。
利用すべきは就活生向けの大手の逆求人サイト2つです。この2サイトは両方登録しておきましょう!
(他にも色々なサイトがありますが、利用企業数が多くて使いやすいのは下記の2サイトです)
(※以下広告リンクを含みます)
キミスカ
「キミスカ」は約10万人の就活生が利用している最大規模の逆求人サイトです。
僕が利用してみたところ、隠れ優良企業や知名度の高いベンチャー企業からのスカウトが多く届きました。
インターンシップ生を募集する成長企業の利用も多いので、キミスカは必ず登録しておきましょう。
(インターンの時期が終わっても、そのまま本選考のスカウトが届くので利用し続けることができます!)
オファーボックス
「OfferBox(オファーボックス) 」は、就活生向けの逆求人サイトとして最大規模です。
登録学生数は37万人を超えており、利用企業数も1万社を超えているので、めちゃくちゃスカウトが届きます。
インターンシップを実施する大手企業からのスカウトも届くので、登録して魅力的なプロフィール作成を追求してください。
探し方② インターン専門の求人サイトを活用する
インターン専門の求人サイトは近年増えてきています。
その中でも、掲載求人数が多くて、求人が見やすいサイトが大きく3つあるので共有しておきますね。
インターンシップガイド
「インターンシップガイド」は、日本最大の掲載数を誇るインターン専門の求人サイトです。
全国47都道府県の求人を扱っているので、どの就活生にとっても利用価値が高いのが良いんですよね。
また求人も事業内容や仕事内容がシンプルに書かれていて読みやすい。
掲載企業数と利便性の両方を満たすサイトなので、個人的に1番おすすめのサイトです。
Infraインターン
「Infraインターン」は、主に関東と関西の長期インターンに特化したインターン専門の求人サイトです。
東京の求人が約500と多いので、関東在住者に特におすすめすることができます。
またサイトも求人内容がシンプルで読みやすいのが良いですね。
ゼロワンインターン
「ゼロワンインターン」も掲載求人数が非常に多いインターン専門の求人サイトです。
4月の時点で約2500の求人が公開されているので、会員登録をする前に、1度自分がインターンしたいエリアで絞って検索してみることをおすすめします。
僕が今大学生なら、ここで紹介した3つのインターン専門求人サイトを使いますね!
探し方③ マイナビやリクナビなどの大手求人サイトから探す
マイナビやリクナビをはじめとした大手の求人サイトには、インターンの募集情報も掲載されています。
大手の求人サイトは大手企業から中小企業までさまざまな事務職のインターン情報があるので、どのような事務職のインターンの募集があるのか把握しやすいです。
事務職のインターンは企業や部署によっても業務内容が大きく異なりますから、たくさんの情報に触れることで、事務職のインターンの実態が掴めるでしょう。
僕はインターン探しで大手求人サイトに登録し、本選考でも活用しました。
就活情報や自己分析に役立つ情報も得られるので、就活生はぜひ登録しておきましょう。
地方で事務職のインターンを探している場合も、大手求人サイトなら比較的見つけやすいです。
探し方④ 企業の採用ページから直接申し込む
自社ホームページで採用情報を公開している会社が事務職のインターンを募集している場合は、採用ページに募集要項の掲載があることがほとんどです。
いつ募集要項が出るかわからないので、僕は気になる企業をお気に入り登録していました。
企業がリリースしている情報なので正確ですし、申し込み前に質問したいことがあれば直接問い合わせられます。
企業の採用ページは先輩社員やインターンに参加した学生の声も紹介されていますから、企業の雰囲気やインターンの内容を知るためにも役立つはずです。
探し方⑤ 大学キャリアセンターに紹介してもらう
学校のキャリアセンターには、たくさんのインターン募集や求人が届きます。
大々的に事務職のインターン募集をしていない企業も、大学に直接募集要項を送っている場合があるので、キャリアセンターに相談してみましょう。
キャリアセンターで相談すれば、複数のインターン先を紹介してもらえるかもしれません。
大学が長期インターンを単位として認めている場合は、キャリアセンターを通してインターン先を見つけると、手続きがスムーズです。
大学とコネクションがある企業のインターンが見つかる可能性もあるので、就活を有利に進められる可能性もあります。
僕がおすすめする事務職のインターンを探す方法を5つ紹介しましたが、インターンを探す方法は他にもあります。
こちらのサイトでインターンの探し方をより詳しく解説していますので、チェックしてみてくださいね。
【長期インターンの探し方9選】大学生向けに”選ぶポイント”も解説します!
事務職のインターンを探す方法はさまざまな方法があるんですね!希望するインターンが見つけられるように今日から探してみます。
事務職のインターンを選ぶ際のポイント
事務職は種類もさまざまで業務内容は多岐に渡りますし、企業や部署によってインターンで携わる業務の範囲はかなりの差があります。
事務職のインターンを選ぶ際のポイントを紹介しますので、インターン先を探すときはこれから紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。
【事務職のインターンを選ぶ際のポイント】
- 事務職だからといって単純作業だけのインターンは避ける
- 内定に繋がる可能性のある企業を選ぶ
- 営業事務や一般事務など細かい業務内容で希望先を選ぶ
- 遇や休日の有無は必ず事前に確認しておく
ポイント① 事務職だからといって単純作業だけのインターンは避ける
事務職のインターンを募集している企業でも、限られた期間で全ての業務は任せられないと考えている企業もあります。
そのため、データ入力や決まった書類作成などの単純作業だけになってしまうインターンがあるのも事実です。
短期であれば仕方ない部分はありますが、中・長期のインターンで単純作業のみになってしまうと、せっかく時間を割いても得られる経験が少なくなってしまいます。
充実したインターン期間を過ごし、その後の就活でも活かせるように、さまざまな業務を体験させてくれるインターンを選びましょう。
ポイント② 内定に繋がる可能性のある企業を選ぶ
インターンに参加したことで、内定に直結するとは言えません。
しかし、企業の中にはインターンに参加した学生の選考を一部免除したり、優秀な人材の場合は内定に直結させたりするところもあります。
事務職のインターンで得た経験は他の企業の選考でも役立ちますが、参加した企業から内定をもらえるに越したことはありません。
内定に繋がる可能性があるかどうかも調べて、可能性がある企業を選ぶことをおすすめします。
ポイント③ 営業事務や一般事務など細かい業務内容で希望先を選ぶ
事務職として一括りにされることが多いですが、事務職は営業事務、一般事務など、さまざまな業務があります。
漠然と事務職のインターンを探すのではなく、自分が経験したい業務・興味のある業務を見つけて、細かい業務内容で希望先を探してみましょう。
細かい業務内容を決めて探せば、インターン選考で志望理由を伝えるときも熱意をアピールしやすいです。
ポイント④ 待遇や休日の有無は必ず事前に確認しておく
中・長期のインターンの場合、インターンに報酬を出している企業は多いです。
報酬が出るのか、どのような報酬形態なのかは必ず事前に確認しましょう。
また、平日にフルで出勤するインターンもあれば、週2・3日程度出勤するインターンもあります。
インターンが単位として認められるのであれば、平日にフルで出勤しても学業と両立できる可能性はありますが、そうでない場合は休みがないと大変です。
休日の有無を確認し、授業やゼミ、卒論などと無理なく両立できそうかも検討することをおすすめします。
インターンの募集要項では高待遇を謳っている企業でも、蓋を開けてみると完全にブラック体質だったということも珍しくありません。
休みを認めなかったり、過剰労働を求められてしまうこともあります。
待遇や休日の有無を確認するのと同時に、口コミをチェックして信頼できる企業なのかを確かめておきましょう。
インターンに関する口コミは少ないかもしれませんが、在籍している社員や退職者の口コミはホワイト企業かどうかを判断する上で必ず役立つはずです。
僕が就活で活用していた口コミサイトを紹介します。
▼おすすめの口コミサイト
・ワンキャリア:就活生向け。企業の口コミだけでなく、選考情報も確認できる
・ライトハウス:日本最大級の口コミサイトで、サイトも見やすいので個人的にベスト
・オープンワーク:こちらも口コミサイト大手で、ライトハウスと併用するのがおすすめ
・転職会議:約20万社の口コミが掲載されている大手口コミサイト
事務職のインターンを成功させるためには、どのような業務に携わりたいか決めることが大切ですね。経験が就活に活かせるインターンに参加したいです。
事務職のインターンを開催するおすすめの企業
次にこの章では、実際に事務職のインターンを実施している企業をご紹介します。
どんなインターンなのか、是非参考にしてください。
税理士法人NEXPERT
東京都渋谷区にある税理士法人NEXPERTはベンチャー企業に特化した税理士法人で、会計や税務業務の事務やアシスタントのインターンを募集しています。
会計帳簿の入力や経理補助など、実務を任されるので、座学では得られない知識や経験を得るチャンスです。
- 税理士・会計事務所への就職を真剣に考えている人
- 日商簿記検定2級相当
- 大学3年生または大学4年生
- ベンチャー企業に興味がある人
週3日以上の勤務で1日4時間から出勤できるので、学業とも両立しやすいでしょう。
インターン参加者は、オンライン動画や週1回開催の勉強会で、税理士事務所や会計事務所の仕事を学べるのもメリットです。
クリスタルメソッド株式会社
AIを活用してのシステム開発を行っているクリスタルメソッド株式会社は、東京都千代田区に本社があります。
他の職種でもインターン生を採用しており、10名以上のインターンが活躍している会社です。
インターン生は契約書や請求書などの書類作成や問い合わせ対応、勤怠管理、マーケティングのリサーチ・企画業務など、さまざまな業務を担当します。
応募条件は、Word・Excel・PowerPointの基本操作ができることです。
SNSを使った宣伝やWebマーケティングも検討している会社なので、SNSが得意な人は能力を活かせるチャンスもあります。
募集しているのは報酬ありの長期インターンです。
週3日以上の勤務で、9時から23時の間で1日5時間以上勤務できる人を募集しています。
みんなのマーケット株式会社
リフォームやハウスクリーニングなど暮らしに関するサービスをオンラインで展開しているみんなのマーケット株式会社では、採用チームの事務・アシスタントを募集しています。
人材の募集から選考、内定者フォローの一連に携わりながら、日程調整や資料作成、選考や面接のフォロー、オリエンテーションや採用イベントの企画・運営などを行うのが仕事です。
採用の裏側に事務職として携わる経験は、必ず自分自身の就活にも役立ちます。
特別な資格などは求められておらず、人と関わることが好きな人や企画・アイデアを出すことが好きな人なら誰でも挑戦できる事務職のインターンです。
週3日以上の勤務で、10時から20時の間で1日5時間以上勤務できる人を募集しています。
インターンで採用する側を経験して、自分の就活を有利に進めましょう。
実際の業務に携わらせてくれる事務職のインターンも多いんですね。まずは企業についても詳しく調べてみたいと思います。
事務職のインターン選考に受かるためのコツ
事務職のインターンは他の職種と比べて受け入れ先がそれほど多くないため、選考を突破することは簡単ではありません。
希望する企業のインターンに参加できるよう、インターン選考に受かるためのコツを理解しておきましょう。
【事務職のインターン選考に受かるためのコツ】
- WordやExcelといった基本的なPC操作は習得しておく
- なぜ事務職を希望するのかを明確にしておく
- 事務職のインターンで何を学ぶつもりなのかを伝える
コツ① WordやExcelといった基本的なPC操作は習得しておく
事務職のインターンが携わる業務はさまざまなものがありますが、どの企業・部署でもWordやExcelが使えることはほとんど必須です。
応募条件として書かれていないことも多いですが、基本的なPC操作はできるようにしておきましょう。
引用:JOBRASS新卒「もはやワードを使えるのは当たり前!? 企業が学生に期待するPCスキルは」
これは全ての職種を対象とした調査ですが、調査対象になった半数以上の企業がPCスキルがないことはインターンで不利になるとしています。
引用:JOBRASS新卒「もはやワードを使えるのは当たり前!? 企業が学生に期待するPCスキルは」
最も求められているPCスキルはExcelのスキルで、次いでWordのスキルを求めている企業が多いようです。
他の職種と比べてもWordやExcelを使う機会が多い事務職のインターンでは、PCスキルがないことは確実に不利になると考えておきましょう。
事務職のインターンに応募する多くの学生がWordやExcelの基本操作はマスターしているでしょうから、できれば応用操作やPowerPointの使い方などもマスターしておきたいところです。
自社独自のシステムを使っているケースもありますが、WordやExcelの基本操作ができれば、他のシステムも理解しやすくなります。
また、英語を使う事務なら英語力、会計に関する事務なら簿記など、専門的な知識を身につけていれば、強い武器になります。
コツ② なぜ事務職を希望するのかを明確にしておく
事務職を希望する上で、明確な志望理由を持っているでしょうか?
インターン選考でも、必ず志望理由を聞かれます。
その際に「就活に活かしたいから」というような理由では、企業の採用担当者に響きません。
どうして事務職を希望するのか、自分なりに考えて明確にしておきましょう。
企業の扱っている商品や求める人物像なども参考にしながら、志望理由を考えてみてください。
引用:リクナビ 就活準備ガイド「【記入例付きで解説】インターンのエントリーシートを準備するときのポイント」
この調査によると、インターンのエントリーシートには調査対象となった企業の76.7が志望動機の項目を設けています。
それだけどの企業でも重視されている項目ということですから、事務職のインターンでも志望する理由を具体的に伝えることは重要です。
コツ③ 事務職のインターンで何を学ぶつもりなのかを伝える
事務職のインターンで、何を学びたいのかをアピールすることも重要です。
「就職後に即戦力となれるようなスキル」や、「座学では学べない知識」など、事務職のインターンだからこそ学べるものは何か考えてみましょう。
どの業務の事務職のインターンに参加したいのかを深掘りすると、そのインターンで学べる内容が見えてきます。
またその上で、インターンで学んだことを就職後にどうやって活かしたいかのビジョンも伝えると、採用担当者に熱意が伝わりやすいです。
狭き門だからこそ、スキルや明確な志望理由、学びたいことを明確にしてアピールすることが大事なんですね。+αのスキルも身につけて熱意を伝えたいです。
事務職のインターンに参加するメリットとデメリット
同級生や先輩と話して、「事務職のインターンに参加する人は少ない」という印象を持っている人もいるかもしれません。
事務職のインターンに参加することは、本当に意味があるのでしょうか?
参加するメリット・デメリットをまとめましたので、悩んでいる人はメリット・デメリットを踏まえて考えてみましょう。
【事務職のインターンに参加するメリット】
- 事務職業務のリアルなイメージが持てる
- 基本的なビジネスマナーが学びやすい職種
- 本選考で説得力のある志望動機が作れる
メリット① 事務職業務のリアルなイメージが持てる
「事務職に就職したい」と考えている人でも、事務職の仕事に漠然としたイメージしかない人は多いのではないでしょうか。
多くの人が書類作成やデータ入力などをイメージするかもしれませんが、事務職の仕事は幅が広く、マルチタスクも求められます。
事務職のインターンに参加すれば、なかなかイメージしづらい事務職の仕事のリアルがわかります。
実態を知っておくことは、自分の適性を見極める上でも重要です。
また、実務を経験することで、就職までに身につけたいスキルや知識も明確になるでしょう。
メリット② 基本的なビジネスマナーが学びやすい職種
ビジネスマナーは本やインターネットでも学べますが、身につけるには実践が一番です。
クライアントとのやりとりや、来客対応などを担当する機会が多い事務職のインターンは、現場でビジネスマナーが学べます。
ビジネスにおいてマナーは非常に重要ですから、就職前に身につけておくことに越したことはありません。
もし事務職で就職しなかったとしても、インターンで学んだビジネスマナーは必ず役立ちます。
メリット③ 本選考で説得力のある志望動機が作れる
事務職は仕事内容も幅広いですし、サポート的な業務も多いため、他の職種と比べると明確な志望動機が作りにくいかもしれません。
しかし事務職のインターンに参加すれば、経験したことを活かして説得力のある志望動機が作れます。
就活で事務職を志望する人の志望動機は、似たり寄ったりになりがちです。
しかし経験を元にした他の応募者とは一味違う具体的な志望動機なら、本選考で採用担当者に興味を持ってもらえる可能性が高いでしょう。
【事務職のインターンに参加するデメリット】
- 退屈なインターンの可能性がある
- インターンの受け入れ枠が少ない
デメリット① 退屈なインターンの可能性がある
企業や部署によっては、事務職が行う業務がルーティンワークになってしまうことも多いです。
そのため、インターンに参加しても、同じような書類を作成したり、来客対応がメインになったりと退屈な内容になる可能性もあります。
退屈なインターンでは、モチベーションを維持し続けるのも難しいです。
事務職のインターンの内容を明示している企業の中からインターン先を選べば、退屈なインターンを避けられるでしょう。
デメリット② インターンの受け入れ枠が少ない
他の職種と比べると、事務職のインターンは受け入れ枠が非常に少ないです。
営業職や技術職などのインターンを行っている大手企業でも、事務職は募集していないことがあります。
また募集している場合でも、受け入れ人数が少なく、採用が狭き門になってしまうことも珍しくありません。
さまざまな方法で希望するインターン先を少しでも多く探し、インターン選考に受かるためのコツを押さえてしっかりアピールしましょう。
具体的なインターンの仕事内容を調べ、できるだけ多くのインターン先を見つけることが大切ですね。事務職のインターンに参加して、就活を有利に進めたいです。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
事務職のインターンは、企業や部署、業務内容によって仕事の内容が大きく異なるため、しっかり検討して自分が携わりたいインターン先を探すことが大切です。
PCの基本スキルを身につけたり、具体性のある志望理由を考えて、事務職のインターンの狭き門を突破しましょう。
▼本記事のまとめ
- 事務職は営業事務、一般事務など業務内容がさまざま。
- インターンに参加できる可能性を上げるためには、さまざまな方法を使って探すことが大切。
- Word, Excel, PowerPointなどの基本操作はマスターしておこう。
- 専門知識が必要な事務なら、専門知識を身につけておいた方が有利。
- 事務職のインターンは事務職のリアルを知り、就活を有利に進められる貴重な機会。
- デメリットをカバーできるように、仕事内容や募集している企業をよく調べよう。