就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
どんな人が書いているか分からない記事は信頼できないと思うので…
まずは簡単に自己紹介をまとめました!
また、この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、就活や転職活動をした時に感じた次の思いから立ち上げました。
「ブラック企業の求人を掲載するなよ!残業が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
同じ思いを持つ就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
それでは本題に入っていきますね!
就活生にとってインターンは、内定獲得に向けて大きく前進できるチャンスの場。
株式会社ディスコによる「2023年 インターンシップ特別調査」では、2020年以降約80%以上の就活生がインターンに参加しているという結果が出ました。
しかし、参加にあたって「応募社数は何社が平均なの?」「エントリーが多すぎるとマイナスイメージを与える?」など、応募社数に悩む人は少なくありません。
そこでこの記事では、「インターンは何社応募すべき?」 という疑問について徹底的にお答えします!
記事を読めば、平均エントリー数のほか、複数社にエントリーするメリット・デメリットやインターンの探し方もわかりますよ。
これからインターンを検討する就活生は、エントリーの参考にしてみてください。
目次
インターンの平均エントリー数は何社?
2022年卒大学生の全体的な平均エントリー数は9.4社です(※)。
参加日数に関しては、1dayよりも短い半日インターンへの参加が39.3%と最多です。
また、サマーインターンとオータム・ウィンターインターンを比較すると、応募社数と参加日数の割合がそれぞれ異なります。
株式会社ディスコによる「2023年 インターンシップ特別調査」と時期の特徴をもとに、それぞれの割合を詳しく解説しましょう。
夏(サマーインターン)
サマーインターンの平均参加社数は3.4社で、参加日数の割合は中・長期です。
約2カ月ある夏季休暇は最も就活に専念できる時期なので、多くの就活生が秋冬の準備期間に充てています。
夏季休暇の過ごし方について「業種・業界の絞り込み」や「業界知識を増やしたい」などが大半のようです。
ただ、インターン以外の方法で準備を進める人もいるため、応募社数が少ない傾向にあります。
また、企業側にとっても理解を深めてもらえる時期で、中・長期型の実務を伴ったプログラムが多いのが夏の特徴です。
そのため、サマーインターンの日数割合は秋冬より長くなります。
秋冬(オータム・ウィンターインターン)
オータム・ウィンターインターンの平均参加社数は5.1社で、半日〜1dayが多いです。
夏の早い段階で就活を始める人が増えているものの、秋冬は本格的な就活時期なのでサマーインターンよりも平均参加社数が増えます。
なお、秋冬休暇は夏季よりも休暇期間が短く、インターンは1dayがほとんどです。
加えて感染症パンデミックの影響もあり、さらに短い半日のオンラインインターンが増加しています。
サマーインターンで長期的に実務経験を積んで、オータム・ウィンターインターンで希望度の高い企業にエントリーする流れが主流というわけですね。
※ 参考:マイナビキャリアサーチLab|『マイナビ 2022年卒大学生 広報活動開始前の活動調査』
夏は参加日数が長くて、秋冬の本格的な就活時期は応募社数が増える傾向だね。
うん。あと95%の学生がオンラインインターンを受けている結果からも、今後はもっと参加社数が増えそう。
何社のインターンに応募すべきなのか?
最低でも2社以上は参加するべきです。
とくに、「希望業種・業界がわからない」「いろんな業界を知りたい」という場合は、積極的にエントリーしましょう。
最低2社参加するだけでも、ネットではわからないリアルな情報を知ることができます。
ではインターンに応募するべき具体的な理由を解説しましょう。
【何社のインターンに応募すべきなのか?】
- 競合他社などを比較することができるから
- より多くの業種について理解できるから
- インターンの選考倍率は高いから
理由① 競合他社などを比較することができるから
企業研究において競合他社の比較は欠かせません。
【競合他社を比較すると得られる3つのメリット】
- 面接で志望動機を聞かれたときに、説得力のある回答ができるから
- 自己分析に役立つから
- 各企業の特色がわかれば就職後に後悔しなくて済むから
正直なところネットや参考書でも企業比較は可能です。
ただ、職場の雰囲気や社員の声といったリアルはわからないため情報の質が落ちます。
OBOGから話を聞いても感覚は人それぞれなので、参考程度にしかならず自分なりの答えが出ません。
さらにインターンの経験は就活に有利に働き、参加した分内定のチャンスが増えます。
理由② より多くの業種について理解できるから
より多くの業種がわかれば様々な可能性を見出せます。
自分の将来のイメージが湧かない理由は、業種・業界を幅広く知らず興味がある分野の中で選んでいるからです。
【業種について理解を深めると得られる3つのメリット】
- 自分に合う業種がわかって選択肢が絞れる
- その業種・業界で働く意識が強くなる
- イメージと現実のすり合わせができる
就活の早い段階で業種・業界を絞るのも良いですが、先入観だけで理解している気でいると面接で深く質問されたときに応えられません。
さらに、業種を絞るほど本選考の企業数が狭まって内定を取るのが厳しくなります。
希望業種が決まっていても、視野を広げるために最低でも2社のインターンには参加しましょう。
理由③ インターンの選考倍率は高いから
インターンは選考を通過した人しか参加できません。
大手や人気企業のインターンはとくにエントリー者数が多く、落選する人数の方が多いケースはざらにあります。
インターン不参加者の中には、「参加を希望したものの落選して行けなかった」という人も珍しくありません。
落選のリスクを回避するために、特定の企業だけではなく複数社に応募しましょう。
なお、応募倍率が高いテレビ局のインターンについて、「【インターンを実施するテレビ局は?】選考通過のポイントも解説!」で解説しているので参考にしてみてください。
複数社に参加すると企業研究になるから、インターン参加数を増やすべきだね。
そうだね。しかも倍率高い企業は選考が通過するとは限らないし。
インターンシップの探し方
面接練習やESの準備同様に、インターン先を探すのも手間のかかる作業ですよね。
効率的にインターンを探すには、求人サイトの利用がおすすめです。
一口に求人サイトと言っても、求人情報がメインのサイトだけではありません。
企業からスカウトが来るタイプや、インターンに特化した専門性の高い求人サイトなど様々あるので、自分に合ったサイトを選びましょう。
【インターンの探し方】
- 逆求人サイトでインターンのスカウトを獲得する
- インターン専門の求人サイトを使う
- マイナビなど大手求人サイトを使う
探し方① 逆求人サイトでインターンのスカウトを獲得する
インターンシップの探し方として、おすすめなのが逆求人サイトの活用です。
逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくだけで、企業側からスカウトが届きます。
しかもしっかりとプロフィールを読んだ上で「この学生は自社に合う」と判断し、スカウトを送ってきてくれているので、自分との適性が高い企業と繋がることができるんですよね。
そんな逆求人サイトですが、インターンシップのスカウトも届きます。
よってインターンを探す場合は、逆求人サイトにも登録しておくことが重要。
利用すべきは就活生向けの大手の逆求人サイト2つです。この2サイトは両方登録しておきましょう!
(他にも色々なサイトがありますが、利用企業数が多くて使いやすいのは下記の2サイトです)
(※以下広告リンクを含みます)
キミスカ
「キミスカ」は約10万人の就活生が利用している最大規模の逆求人サイトです。
僕が利用してみたところ、隠れ優良企業や知名度の高いベンチャー企業からのスカウトが多く届きました。
インターンシップ生を募集する成長企業の利用も多いので、キミスカは必ず登録しておきましょう。
(インターンの時期が終わっても、そのまま本選考のスカウトが届くので利用し続けることができます!)
オファーボックス
「OfferBox(オファーボックス) 」は、就活生向けの逆求人サイトとして最大規模です。
登録学生数は37万人を超えており、利用企業数も1万社を超えているので、めちゃくちゃスカウトが届きます。
インターンシップを実施する大手企業からのスカウトも届くので、登録して魅力的なプロフィール作成を追求してください。
探し方② インターン専門の求人サイトを使う
インターン専門の求人サイトは近年増えてきています。
その中でも、掲載求人数が多くて、求人が見やすいサイトが大きく3つあるので共有しておきますね。
インターンシップガイド
「インターンシップガイド」は、日本最大の掲載数を誇るインターン専門の求人サイトです。
全国47都道府県の求人を扱っているので、どの就活生にとっても利用価値が高いのが良いんですよね。
また求人も事業内容や仕事内容がシンプルに書かれていて読みやすい。
掲載企業数と利便性の両方を満たすサイトなので、個人的に1番おすすめのサイトです。
Infraインターン
「Infraインターン」は、主に関東と関西の長期インターンに特化したインターン専門の求人サイトです。
東京の求人が約500と多いので、関東在住者に特におすすめすることができます。
またサイトも求人内容がシンプルで読みやすいのが良いですね。
ゼロワンインターン
「ゼロワンインターン」も掲載求人数が非常に多いインターン専門の求人サイトです。
4月の時点で約2500の求人が公開されているので、会員登録をする前に、1度自分がインターンしたいエリアで絞って検索してみることをおすすめします。
僕が今大学生なら、ここで紹介した3つのインターン専門求人サイトを使いますね!
探し方③ マイナビなど大手求人サイトを使う
マイナビやリクナビなどの大手求人サイトは掲載数が豊富です。
情報量が多いため欲しい情報が見つかりにくく、地元企業の情報が取得しづらい点がウイークポイントとして挙げられます。
しかし、圧倒的なネットワークで全国のインターン情報が知れるのは、大手サイトならではの強みです。
「いろんな業界のインターン情報を集めたい」「大手や有名企業のインターン情報を知りたい」といった就活生におすすめです。
なお、「【インターンの探し方10選】本当におすすめの探し方を厳選して紹介!」では、さらに詳しく解説しているので併せてチェックしてみてくださいね。
とくに冬は選考と対策を並行したり、テストが重なったりするので、求人サイトは手間が省けて便利そう!
何社ものインターンに参加するメリットとデメリット
何社ものインターンに参加するとメリットだけでなく、デメリットも生じます。
本選考の準備が整うメリットがある一方で、スケジュール管理が乱れてしまって忙しない就活になる恐れがあるんです。
エントリーする前にメリットとデメリットを把握しておけば、充実したインターンを体験できますよ。
【何社ものインターンに参加するメリット】
- 採用担当者とつながりができる
- 自分自身の適性を見分けられる
- 本選考に向けた実践的な練習になる
メリット① 採用担当者とつながりができる
リアルな情報を知るには、採用担当者とのつながりが重要です。
社員とつながると社内の雰囲気や職場環境といった生の情報がわかるため、企業選定に役立ちます。
さらに「社風と合いそう」「他の社員ともうまくやってくれそう」など、入社した場合のイメージを持ってくれる場合もあります。
情報収集はもちろん内定の可能性を広げるためにも、何社ものインターンに参加しましょう。
メリット② 自分自身の適性を見分けられる
適性を見分けられると、ミスマッチの心配なく安心して本選考に臨めます。
実務体験やグループワークは、今まで気づかなかった自分の長所や能力に気づくきっかけになります。
また、企業からのフィードバックによって客観的視点からも自己分析ができるのも、インターンの大きなメリットです。
インターンの参加社数が多いほど、自分を正しく理解できるようになります。
メリット③ 本選考に向けた実践的な練習になる
本選考の練習で最も効果的な方法は、経験を積むこと以外ありません。
インターンによっては本番同様に面接があるので、本選考対策に最適です。
何社ものインターンに参加すれば、よく聞かれる質問の傾向がわかって早い段階で回答を用意できますよね。
他にもESの書き方のポイントやグループ面接のコツがわかるため、万全な状態で本選考を受けられます。
【何社ものインターンに参加するデメリット】
- スケジュール管理が大変
- 大学の授業との両立が難しい
デメリット① スケジュール管理が大変
スケジュール管理ができていないと、企業にマイナスイメージを持たれてしまいます。
何社ものインターンにエントリーすると、日時が混同したり開催場所を間違えたりというミスが生じやすくなります。
インターンで好印象を与えるつもりが、「時間にルーズな人」「信用性に欠ける人」と覚えられてしまうでしょう。
「【インターンの締切まとめ】カレンダーや一覧で確認する方法を共有!」では、効率的なスケジュール管理の方法を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
デメリット② 大学の授業との両立が難しい
学業と就活の両立ができないと、どちらも中途半端になって成果が出ません。
何社ものインターンに参加すると勉強の時間が削られたり、講義に遅刻したりと学業に支障をきたす可能性があります。
また、インターンを詰め込み過ぎると準備不足はもちろん、日時の把握ができず無断欠席してしまう危険もあるので注意が必要です。
「【インターンが授業とかぶる】授業との両立方法を詳しく解説します」を読むと、両立する方法がわかるのでぜひご覧ください!
デメリットを解消するには、自己管理が重要ですね。
インターンの参加社数に関するよくある質問
「どのインターンを何社受ければいいのか?」「理系学生や大学院生は何社行くべき?」といった、具体的な参加社数に疑問を持つ人が多いようですね。
参加社数に関するよくある質問に答えていくのでチェックしてください。
質問① 理系の場合は何社のインターンに行くべき?
理系のインターン参加社数の平均は4.5社なので、理想は4〜5社です。(※)
理系の学生は専門業種・業界への就職志望がほとんどで、就活中当初からすでに特定の企業を目指す人も珍しくありません。
また、学校推薦を利用する学生も多いため文系よりも平均応募数は少ないです。
しかし、志望企業から内定が出る確証はないため、企業を限定しないで似たような業種や業界に目を向ける必要があります。
履修科目が多いうえ研究もあるので忙しいかもしれませんが、理系の場合も最低でも2社はエントリーしましょう。
参考:サポネット|『マイナビ 2022年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)』
質問② 大学院生は何社のインターンを受けるのがおすすめ?
大学院生のインターン参加社数は1〜5社なので、理想は5社程度です(※)。
株式会社PR TIMESが行った22卒大学院生の就活実態調査によると、27.7%の人が1~5社参加したと回答しています。
大学院生は研究成果が良ければ就職につながる可能性はありますが、期待を寄せて就活しないのはリスクが高いです。
就活では研究結果のみならず、志望意欲や人間性も採用を決める大事な情報であることを忘れてはいけません。
※参考:PR TIMES|【22卒大学院生の就活実態調査】推薦応募を利用する学生は2割以下、インターン参加経験者は6割以上、半数以上の学生がエントリー社数10社以下
質問③ 1dayインターンだけなら何社に申し込むべき?
1dayインターンの適切な申し込み数は人それぞれです。
答えが曖昧だと感じるかもしれませんが、インターン参加に大事なのは目的意識です。
「いろんな業界を知りたい」「イメージのズレをなくしたい」といった具体的な目的がなく、気軽に応募できるという理由では得るものはありません。
1dayインターンは長期と比べてエントリー通過がしやすく、その気になれば何社でも参加できるでしょう。
しかし、多すぎても少なすぎてもデメリットが生じるため、目的に合わせて参加件数を決めることが大切です。
質問④ 長期インターンの場合は何社に行くべき?
長期インターンは最低でも5社は応募するべきです。
長期インターンは企業理解が深まるだけでなく内定に直結しやすいため、志望度の高い就活生がエントリーします。
本選考並みに倍率が高いうえに選考基準が厳しいので、通過する自信がない場合は多めにエントリーするのが得策です。
志望度が高い企業がある場合は、準備に力を入れなければいけません。
ES内容の確認はもちろん、SPIの模擬試験を何度も試して問題の傾向をつかみましょう。
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
インターンの平均エントリー数は時期によって違いがあるものの、参加すれば企業研究や自己理解が深まって就活に大いに役立ちます。
インターン参加は多ければいいわけではないので、複数社のエントリーを検討している場合はメリットとデメリットを考慮してから行動に移してくださいね。
エントリー数にとらわれすぎないように「インターンで何を学びたいか」という軸をしっかり持ちましょう。
- インターンの平均エントリー数は全体で9.4社で参加日数は1dayが多い傾向。夏は参加日数が長く参加社数は3.4社、秋冬は半日〜1dayが多く5.1社が平均
- インターンは最低でも2社以上は参加するべき。参加社数を増やすと業界知識が増えてES作成にも役立つ
- インターンを効率よく探すなら求人サイトがおすすめ!「オファー型の逆求人サイト」「インターン専門求人サイト」「大手求人サイト」の3種ある
- 何社ものインターンに参加するメリットは3つ。「担当者とつながりができる」「自分自身の適性を見分けられる」「本選考の練習になる」
- 一方で「スケジュール管理が大変」「 大学の授業との両立が難しい」というデメリットが発生する