就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
今回は、中途を採用したい企業が集まる「転職フェア」について詳しく解説していきます。
転職フェアは合同説明会の1つですが、1日で数多くの企業を知ることができるので、参加価値が高いのか気になるところですよね。
実際に僕が新卒で食品メーカーを辞めてから、転職フェアに1度参加したことがあります。(視察のために!)
参加した感想ですが「非効率なのと企業側は良い情報ばかり言うな」でしたね。
正直なところ転職フェアの参加価値は僕は低いと考えています。
そのあたり、詳しく解説していくのでぜひ参考にしてください!
実際に参加した正直な感想を伝えていくので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
転職フェアに参加しても意味ない?
結論から言うと、僕は転職フェアに参加しても意味がなかったです。
転職フェアが意味ないと思った理由は大きく3つあります。
【転職フェアが意味ないと思った理由】
- 参加企業が自社の良い話ばかりするので印象操作される
- 参加企業の情報はネットでも十分に得られる
- 参加者が多すぎて細かい質問ができない
理由① 参加企業が自社の良い話ばかりするので印象操作される
僕は転職フェアだけでなく、新卒向けの合同説明会も参加したことがあります。
両者ともに1番に感じたことは、人事が自社の良い話ばかりするので、全ての企業が良い企業に思えてくるという点です。
もちろんこれは求人サイトでも同じですが、やはり直接話を聞いた方が印象操作されやすい。
気になる企業に対して、あとから口コミサイトや求人サイトで実態を探れる人なら良いのですが、調べることが苦手な人は転職フェアで得た少しの情報だけで入社を決断してしまう可能性もあります。
転職フェアに企業はお金を払って参加している
大前提として、転職フェアに参加するために企業は出展料を払っています。
それは中途を採用するためであり、当然、転職フェアに参加してエントリー者を獲得するのが狙いです。
こうした背景があるので、転職フェアで人事担当者は「うちの会社はこんなに良い会社ですよ!」というアピールをするんですよね。
これらの事実を把握し、印象操作されやすいことを事前に理解しておく必要があると僕は考えています。
理由② 参加企業の情報はネットでも十分に得られる
次に、実際に転職フェアに参加して思ったことは、参加企業が説明している内容がほとんどネット情報と変わらないことでした。
転職フェアは、OB訪問と違ってマンツーマンで質問ができる環境ではなく、更には1社あたりの説明時間が短いので「浅い会社説明会」という感じに留まっている印象を受けました。
情報入手の効率で考えると、圧倒的に求人サイトの方が優れているため、僕にとっては転職フェアの参加価値は低かったですね。
理由③ 参加者が多すぎて細かい質問ができない
最後に、僕が転職フェアは意味ないと思った理由が、参加者が多すぎて細かい質問ができなかったことです。
特に参加前に気になっていた有名企業は、ブースから溢れるぐらいに人がいて、とても質問できる雰囲気ではありませんでした。
また説明後も、イケイケな人たちが人事の近くに集まって質問していたので、僕のような地味な人が質問に行ける雰囲気でもなかったんですよね。
これら3つの原因から、転職フェアに参加する意味はないなと考え、1度しか参加しませんでした。
次の章では、転職フェアに参加するメリットも解説しますが、こうした負の側面があることは必ず押さえておいた方が良いと思います。
特に印象操作されやすい点と、ネットで得られるような情報に説明が留まっていることが転職フェアに参加しても意味ないなと思った理由です。
転職フェアに参加するメリット【3点】
一方で、転職フェアに参加する意味が皆無かと聞かれるとメリットもあります。
その人の特性や求める目的次第では参加価値があるので、メリットを押さえておきましょう。
【転職フェアに参加するメリット】
- 参加者が少ないブースでは人事とコネが作れる可能性がある
- 転職フェア内のイベントで有益な情報が得られる可能性がある
- 転職希望者の友達が作れる可能性がある
メリット① 参加者が少ないブースでは人事とコネが作れる可能性がある
まず転職フェアに参加するメリットとして、参加者が少ないブースでは人事と直接話して、コネが作れる可能性があります。
またネットに情報が少ない中小企業に話を聞く場合は非常に有効だと僕は考えています。
正直、このメリットが転職フェアに参加する最大のメリットだと思うので、知名度の低い中小企業・中堅企業で自分が気になる企業の出展がある場合は参加価値がありますね。
企業ブースに参加者が少ない場合、その企業の人事は求職者と話したいと思っています。
だからこそ、そこで積極的に人事に質問して、説明が終わっても1:1で質問をしにいく。
それによって名刺交換して、転職フェアが終わったらすぐにメールでお礼を送る。
こうしてコネを作るのが転職フェアの最も賢い参加方法です。
メリット② 転職フェア内のイベントで有益な情報が得られる可能性がある
次に転職フェアに参加するメリットが、転職フェア内のイベントで有益な情報が得られる可能性があることです。
講演会やセミナーなどが開催される場合も多く、場合によってはそこで参考になる情報が得られるかもしれません。
ですが、現在はYoutubeを含めネットで有益な情報を得ることができます。
これだけのメリットのために参加するのは微妙なので、先に紹介した中小企業や中堅企業で気になる企業の出展がある場合の参加がベストでしょう!
メリット③ 転職希望者の友達が作れる可能性がある
最後に、転職フェアに参加するメリットが転職希望者の友達が作れることです。
これは積極的に参加している人に話しかけないといけないので難易度が高いですが、例えば業界特化の転職フェアに参加している人は、自分と同じ業界を志望している可能性が高い。
そこで仲良くなって得られる情報や、そこでできた関係がその後の社会人生活に活きる可能性があります。
僕は転職フェアで友達を作る度胸はないですが、その度胸がある人にとっては、転職フェアなどのリアルイベントに参加する価値はあると思います!
ブースの参加者が多すぎると本当に浅い説明会になってしまうので、参加者が少ないマイナーな小規模の転職フェアに参加することをおすすめしています!
そこで積極的に人事に質問したり、名刺交換をしてコネを作り、すぐにメールして関係性を作っていくと良いですよ!僕ならメール内に「貴社にどうしても入社したい」など書きます。
転職フェアに参加する際の注意点【4点】
次にこの章では転職フェアに参加する際の注意点を話していきます。
転職フェアの参加価値はいかに参加する目的を達成できるかにかかっています。
(僕の場合は、大手の話を聞きたいという目的を持って参加したら、ネットで得られる情報しか得られなかったので参加しても意味ないと思いました。一方で、メリットのところで伝えたように目的設定が違えば参加価値はありますからね。)
そのために大事なことは以下の4点です。
【転職フェアに参加する際の注意点】
- 目的を明確にして参加する
- 効率的に企業ブースを回る計画を立てる
- 企業ブースでの質問を考えておく
- フェア後のフォローを忘れない
①目的を明確にして参加する
まず、転職フェアに参加する目的を明確にしておきましょう。
なぜなら、目的が曖昧だと企業ブースをただ回るだけで終わってしまい、時間を無駄にしてしまう可能性があるからです。
例えば、「業界の動向を知る」「特定の企業の採用担当者と直接話す」「複数の企業の雰囲気を比較する」といった具体的な目標を立てておくことで、効率よく動けます!
目的を持って行動することで、フェア全体の中で自分にとって有益な情報を収集しやすくなりますよ。
②効率的に企業ブースを回る計画を立てる
次に特に大型の転職フェアでは、多くの企業が参加しており、限られた時間内で全てのブースを回るのは難しい。
そのため、事前に公式サイトやパンフレットを確認し、訪問する企業の優先順位をつけておきましょう。
例えば、「気になる業界の企業を中心に見る」「福利厚生が充実している企業をピックアップする」といった視点で選ぶと良くて、効率的にブースを回ることができます。
また会場マップを確認し、効率よくブースを回るルートを考えておくことで、無駄な移動を減らすことができますよ。
③企業ブースでの質問を考えておく
次に転職フェアは、企業担当者と直接話せる貴重なチャンスになるので、自分が本当に知りたいことを事前に質問リストとしてまとめておくと良いでしょう。
具体的には「入社後の研修制度」「入社後の具体的な仕事内容」「キャリアパスの具体例」「人事の方自身が入社後に感じたギャップ」「社風」といったネットでは入手しにくい情報を聞くのがおすすめです。
漠然とした質問ではなく、具体的な内容を聞くことで企業の実態をより深く知ることができますからね。
また、質問を通じて「この人は準備がしっかりしている」と担当者に好印象を与えることもできます!そのまま名刺交換につなげていきましょう。
④フェア後のフォローを忘れない
最後に、転職フェアは参加した後の行動が重要!
名刺交換をした企業にお礼のメールを送ることで、担当者に自分を印象づけることができます。
メールには「フェアでの会話内容」や「貴社への興味」を具体的に記載し、今後の選考に繋げる意気込みを伝えるようにしてください。
当たり障りがなさすぎるメールだと僕は埋もれると考えているので、自分の言葉で過剰に熱量高いメール文章を作成しておくり、差別化を測るのも1つの手です!
転職フェアに参加する場合は、以上の4点は必ず押さえておいてください!
特に「参加目的を明確化しておく」が重要。漠然と「転職フェアに参加したら転職で有利になるかな〜」と目的が雑だと、参加しても意味ない可能性が上がりますからね。
【補足】転職フェアに参加する際の服装は?
次にこの章からは補足情報を解説していきますね。
まずは転職フェアに参加する際の服装ですが、基本的にはスーツで参加しましょう。
詳しく解説していきますね。
①基本はスーツで参加する
転職フェアの服装として基本となるのはスーツです。
なぜなら、スーツは「ビジネスシーンにおける標準的な服装」として認識されており、フォーマルな場にふさわしい印象を与えることができるから。
特にダーク系のシンプルなスーツ(黒、紺、グレー)を選ぶと、清潔感があり、無難な印象を与えることができます。(ちなみに僕は黒のスーツで参加しました!)
男性の場合は、ネクタイを着用し、シャツは白や薄いブルーなどシンプルな色味を選びましょう。
女性の場合は、パンツスーツかスカートスーツのどちらでも構いませんが、露出が控えめで落ち着いたデザインを選ぶことが大切です。
②カジュアル参加が許される場合でも注意が必要
次に、一部の転職フェアでは、カジュアルな服装での参加が許される場合があります。
しかし、だからといって完全に普段着で参加するのは避けるのが無難。
なぜなら、服装がカジュアルすぎると「本気度が伝わらない」と思われる可能性があるからです!
例えば、ジャケットにチノパンや、シンプルなブラウスにパンツスタイルなど「ビジネスカジュアル」を意識した服装であれば、きちんとした印象を与えることができます。
靴も重要で、スニーカーなどのカジュアルなアイテムは避け、革靴やパンプスを選ぶと良いでしょう。
③清潔感を最優先する
最後に、服装選びで最も重要なのは清潔感です!
なぜなら、どんなに高価な服やおしゃれなデザインの服を着ていても、汚れていたりしわくちゃだったりすると、マイナスイメージを与えてしまうから。
スーツはアイロンがけをして、しわを取ることを忘れないようにしましょう。
また靴も磨いておくと、全体の印象がぐっと良くなります。
加えて、髪型や爪の手入れ、香水の使いすぎにも注意しましょう。
清潔感を意識することで、採用担当者に好印象を与えることができますよ!
転職関連のイベントはスーツで参加するのが無難!または極めてスーツスタイルに近いオフィスカジュアルが良いですよ!
【補足】マイナビ転職フェアはどんなイベント?
ここからは具体的にどんな転職フェアがあるのか解説していきますね!
転職フェアの中でも日本最大級の規模を誇るのが「マイナビ転職フェア」です。
開催数が多いのと、全国各地で実施されているので参加しやすいのが魅力の転職フェアです。
ですが規模が大きいがゆえに参加者もとにかく多く、人気の大手企業のブースは混雑していて、直接人事の人に話を聞くのが難しいことも多いのがデメリットですね。
先にも伝えたとおりで、特にこうした大型の転職フェアに参加するなら、大手ではなく、知名度が低い企業の人事と直接話す機会にした方が良い。
「大型の転職フェアだから参加したらメリットがありそう」と漠然と考えるのではなく、大型の転職フェアこそ、参加目的を明確化しておくことが重要です!
個人的にはこうした超大型の転職フェアはあまりおすすめしません。
むしろ地元で開催されるマイナーな説明会の方が人事とコネが作れたり、知名度は低いが待遇が良い優良企業に出会えるチャンスがありますからね!
【補足】東京で開催される転職フェアは?
東京では、多種多様な転職フェアが定期的に開催されています!
この章では、東京で開催される主な転職フェアをいくつか紹介し、それぞれの特徴について解説しますね。
①マイナビ転職フェア東京
まず、先にも紹介したマイナビ転職フェア東京は、東京を代表する大型転職フェアのひとつです。
このイベントには、幅広い業界や職種の企業が参加し、求職者と直接交流する機会を提供しています。
特徴として、会場では企業ブースが整然と配置されており、効率よく気になる企業と対話できます。
また、履歴書不要で気軽に参加できるため、初めて転職フェアに参加する方にも最適です。
さらに、マイナビのスタッフが運営するキャリア相談コーナーでは、転職に関する悩みやアドバイスを受けることができるため、転職活動をよりスムーズに進められます。
開催場所は主に東京ビッグサイトや新宿の大型イベントホールなどで、アクセスも便利です。
②リクナビNEXT転職フェア
リクナビNEXTが主催する転職フェアは、東京をはじめ全国主要都市で開催されていますが、東京会場では特に規模が大きいのが特徴です。
このイベントでは、参加企業が業界別に分かれており、自分が興味のある業界に集中して情報収集ができます。
また、参加企業が求める具体的なスキルや経験についても直接聞けるため、より効率的に転職活動を進めることが可能です。
リクナビNEXT転職フェアでは、業界の最新トレンドや企業の採用動向に関するセミナーも併設されています。
特に、専門家による講演やパネルディスカッションは、転職市場の全体像を理解するうえで非常に役立ちます。
③DODA転職フェア
DODAが主催する転職フェアは、東京エリアでも人気のイベントです。
このフェアでは、エンジニアや営業、事務職など、特定の職種に特化したイベントが開催されることが多いのが特徴です。
これにより、自分の希望する職種に絞って効率的に企業と出会えるメリットがあります。
また、DODA転職フェアでは事前に予約を行うことで、採用担当者と1対1でじっくり話せる個別相談の時間を確保することも可能です。
転職フェア終了後に次の選考ステップが進むケースも多く、実際に転職に繋がりやすいのも魅力です。
開催場所としては東京ドームシティや秋葉原のイベントスペースなどが使われています。
【補足】名古屋で開催される転職フェアは?
次に、名古屋で開催されている転職フェアですが、東京でも伝えた、マイナビ転職フェア名古屋、リクナビNEXT転職フェア、DODA転職フェアがメインとなります。
また名古屋の場合は、東海3県の転職に強い名大社が転職フェアを実施していますね。(名大社の転職フェア)
愛知・岐阜・三重への就職を希望する人は、合わせて名大社の転職フェアもチェックしてみてください!
【補足】大阪で開催される転職フェアは?
次に大阪で開催される転職フェアについても見ていきましょう。
先に紹介した、マイナビ、リクナビNEXT、DODAの転職フェアに加えて、女の転職type転職イベントの開催が確認できました。
女性向けに特化した転職フェアなので、特に女性の方は参加価値が高い転職フェアだと言えますよ。
(もちろん先に紹介したようなメリットを得られる場合ですが!)
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
転職フェアについて、1人でも多くの方の理解が深まったのなら嬉しい限りです。
特に重要なのは「参加目的を明確化すること」であり、漠然と参加すると「なんかこの会社良さそうだな」という印象だけで転職を決めることになりかねない。
転職フェアはあくまで接点の1つと考えて、その後の企業分析は徹底してくださいね。
これからもこのホワイト企業ナビを通して、僕自身が本当に読みたいと思える記事を丁寧に書いていきます。
少しでも気に入ってくれた方は、ホワイト企業ナビ記事一覧をブックマークしてもらえると泣いて喜びます!
以上、就活マンでした!!
【本記事の要点まとめ】
- 転職フェアは、1日で複数の企業と接点を持てる効率的なイベントだが、企業の説明が印象操作されやすい点に注意が必要。
- ネットで得られる情報が多いため、転職フェアの参加価値は目的に応じて変わる。
- 参加者が少ないブースでは人事とコネを作れる可能性があり、中小企業の情報収集には特に有効。
- 転職フェア内のセミナーや講演会で、有益な情報を得るチャンスもある。
- 転職希望者同士でつながりを作ることができる点も魅力的だが、積極的に話しかける必要がある。
- 目的を明確にし、効率的に企業ブースを回る計画を立てることが重要。
- 事前に質問をリストアップし、フェアで人事担当者に具体的な質問をすることで有益な情報が得られる。
- フェア後には名刺交換した企業にお礼のメールを送り、関係性を構築する努力をする。
- 服装はスーツが基本で清潔感を意識し、企業に好印象を与えることが大切。
- 大型フェアでは人気企業のブースが混雑しやすいため、知名度の低い企業との接点に注力するのがおすすめ。