不動産権利調整ビジネスに特化した業界唯一の東証上場企業

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、株式会社サンセイランディックの事業内容をお伝えします。

同社は日本全国の底地や居抜き物件における権利調整、不動産の再生、売買、管理といった「不動産権利調整事業」を主軸に展開するプロフェッショナル集団であり、底地や居抜きなど、不動産業界内でも専門性の高い分野を取り扱っています。

多くの不動産会社があまり取り組まない底地や居抜きなどの不動産権利調整事業を通じ、全国の不動産問題に向き合っており、今では不動産権利調整ビジネスに特化した業界唯一の東証上場企業・「底地といえばサンセイランディック」と言われるほど、不動産業界のニッチ市場で確固たる地位を確立している企業です。

※底地：土地所有者が第三者に土地を貸し、第三者が建物を建てて使用している土地
※居抜き：老朽化して空室が多く収益性が低くなっている不動産

不況に強く着実に成長し続けている安定企業

同社は1976年の設立から45年以上にわたり培ってきた「不動産権利調整スキル」を最大の武器に、景気に左右されにくい底地事業において着実に成長してきました。

2011年には底地をコアビジネスとしてJASDAQ市場に上場、その後2014年1月に東証二部、同年12月には東証一部に市場変更し、2022年4月からは東証スタンダードに市場変更するなど、右肩上がりの安定した成長を実現しています。

これまでにリーマンショック、直近ではコロナウイルス蔓延等、経済に大きな影響を与える不況も乗り越え安定的な利益を出し続け、2023年度は過去最高益を叩き出すなど、盤石な経営基盤を持つ安定企業です。

【不動産会社らしくない】独自の雰囲気や文化が特徴的

不動産会社と聞くと、一般的に数字主義でガツガツしたイメージを持たれがちですが、同社ではいい意味で”不動産会社らしくない雰囲気”が醸成されています。

もちろん数字は大切ですが、周りを蹴落としたり、過度な個人プレーでギスギスするようなことはなく、他部署含め、社員同士で助け合いながら仕事を進めているとのこと。

また、社長の口癖である「丁寧な仕事をしよう」という言葉が全社的に浸透しており、誠実さや社内外の人たちとの関係性を大切にする文化が根付いている点も、不動産会社らしくない雰囲気が生まれている要因の一つです。

このほか、底地は販売先が借地権者のみに限定され、信頼関係が不可欠という業務の特性に加え、比較的高齢の方を相手にする機会が多く、物腰の柔らかい社員が集まっている点も、上記のような雰囲気や関係性が構築される要因になっているとのことでした。

【賞与年3回】入社後2年間の賞与最低保障など充実した待遇

同社では賞与を年3回支給していることに加え、入社後2年間の夏・冬の賞与については、それぞれ各50万円/1回を最低保証額として設定するなど、待遇面が非常に充実しています。（※最低保証のため、評価によりそれを上回る場合はその金額を支給）

数字を上げることももちろん重要ですが、入社から2年間は営業としての土台づくりを重視しており、準備期間に対する評価として同制度を取り入れているとのこと。賞与がこれだけ保証されていれば、失敗を恐れずどんどん挑戦しやすいですよね。

また、平均年収は753万円（2022年実績）と高水準になっており、インセンティブもあるため、中には20代で年収1000万円を超える社員もいるなど、頑張りや成果がしっかりと評価・還元される点も、同社の大きな魅力です。

【年間休日132日】業界では珍しい完全週休2日制で土日祝休み

同社は不動産会社としては珍しく、完全週休2日制で土日祝休みとなっており、年間休日も132日（計画有休2日含む）と、他業界を含めてもトップクラスの数字です。

また、夏季休暇や年末年始休暇といった休暇制度も充実しているだけでなく、自分でスケジュール管理がしやすい仕事のため、休みも取りやすくなっています。

働き方の部分に関しても、営業は直行直帰が可能なほか、ノー残業デーの設定や出勤退勤時間を前後30分で調整できる制度を導入するなど、柔軟に働くことができる環境です。

仕入や販売からコンサルまで担う営業職の仕事

同社の営業職の仕事は大きく「仕入」と「販売」に分けられます。
それぞれの具体的な仕事内容は以下のとおりです。

＜仕入＞
「底地」や「築古収益物件（居抜き）」の情報を不動産業者、税理士、弁護士、司法書士などに提供してもらうことからスタートします。その不動産を任せていただけることになれば、不動産のオーナーに価格を提示し、買取りをおこないます。

＜販売＞
底地の場合は、土地のオーナーから買い取った土地を販売する役割を担います。基本的に現在住んでいる方に対して販売をおこないます。その人にとって一番良い方法を提案するコンサルタントとしての役割も果たします。築古収益物件（居抜き）の場合は、借家人と退去の交渉を行い、建物を解体し更地にして売却します。

実践的な教育サポートがあるので安心して独り立ちできる

入社から約3ヶ月間が新入社員研修期間となります。
まずはビジネスマナーや事業内容、会社組織などの基礎を学んだ後、不動産知識や営業ノウハウといった実践的な部分を身につけ、7月頃に配属されます。

配属から半年程度は、同じ部署で比較的年齢の近い先輩社員がメンターとなってサポートを行うほか、同社独自の営業マニュアルも活用しつつ、営業同行など実践を通じて経験を積むことができるため、独り立ちに向けて着実にステップアップできる環境です。

また、宅地建物取引士など資格試験に向けた対策講座の開催、受験費や登録費といった費用面の補助、取得後の資格手当の支給など、社員の資格取得支援にも注力しています。

あらゆる不動産知識を持つ土地再生のスペシャリストになれる

不動産業界では仕入や販売などを分業で行うことが一般的ですが、同社では物件の仕入から販売にいたるまで、不動産のすべての流れに一貫して携わることができ、あらゆる不動産知識を有した”土地再生のスペシャリスト”を目指すことができます。

また、不動産情報の収集などにおいて、不動産仲介業者や金融機関、税理士、弁護士などさまざまな立場の方々と関わるほか、対個人・対法人の両方を経験することができるため、営業としてのスキルはもちろん、人間性も磨かれる仕事です。

なにより、高齢化社会が進むにつれ、空き家や所有者不明の土地が問題視される昨今の社会状況の中で、日本の土地問題を解決するという社会貢献度の高い仕事であり、長い間、土地問題に悩まされていたお客様から感謝される点は、同社ならではの魅力といえます。

サンセイランディックで働く上で理解しておくべきこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、合わない人の特徴等についても隠さずお伝えしています。

同社の場合、若いうちから裁量を与えられ、自由度高く働ける反面、自分一人で行動する機会も多く、上司やメンターのサポートはあるものの、基本的には自分で考えて行動することが求められる点は、理解しておいてください。

このほか、新規開拓営業において、時には業者に対する飛び込み営業など、自分自身の足を使った営業を行うケースもあるため、どうしても新規開拓や飛び込み営業に抵抗がある人とは、ミスマッチになる可能性があるとのことでした。

編集部が考えるサンセイランディックのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた株式会社サンセイランディックのホワイトポイントは以下の2点です。

①着実な成長で盤石の経営基盤を築いている安定企業
不況に強く、景気に左右されにくい底地ビジネスにおいて着実に成長を遂げ、今では業界唯一の東証上場企業となるなど、確固たる地位と盤石の経営基盤を築いている同社の安定性の高さは、ホワイトポイントだと感じました。

②働きやすさと高待遇の両立
いい意味で不動産会社らしくない雰囲気や関係性、年間休日132日という休みの多さ、柔軟な働き方など、メリハリある働きやすい環境を整えていますよね。一方で、賞与の年3回支給や最低保障の設定、高水準の平均年収など、待遇面も非常に充実しており、働きやすさと高待遇が両立されている点は、まさに同社ならではのホワイトポイントです。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「不動産権利調整ビジネスに興味がある人」「土地再生のスペシャリストになりたい人」「働きやすさと待遇面の両方を充実させたい人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。