全世界でグローバルに事業を展開している総合化学メーカー

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずはじめに、日本カーバイド工業株式会社の事業内容をお伝えします。

同社は1935年に設立し、当時の近代化学工業の発展に欠かせない重要な原料であるカーバイドの製造・販売を手掛けるパイオニアとして事業をスタートさせました。

設立から80年以上が経った現在では、化成品関連、フィルム・シート、電子材料といった特色ある幅広い事業を展開しており、医薬・農薬、看板や標識、最先端の電子機器や自動車など、生活の身近なところで同社の製品が活躍しています。

また、アジアや北米、欧州など全世界11ヶ国に進出し、近年ではインドやブラジルに工場を新設するなど、世界各地でグローバルな事業展開を進めている総合化学メーカーです。

世界シェアトップクラス製品を数多く持つ東証プライム上場企業

東南アジアの道路を走るバイクに貼られているステッカー、ヨーロッパやアメリカの道路標識や自動車のナンバープレートなど、同社は世界シェアトップクラスの製品を数多く持っています。

また、幅広い化学素材を取り扱っており、さまざまな業界と取引を行っているため、特定の業界に依存することなく、事業ごとの売上も非常にバランスが取れているとのこと。

実際、新型コロナウイルスの流行による不景気の中でも、バランスの取れた事業展開によって、黒字経営を達成し続けています。

80年以上の歴史によって培われた技術力や東証プライム上場という基盤だけでなく、世界シェアトップクラスの製品やバランスの取れた事業展開など、複数の強みとたしかな実績を有している安定企業です。

社員同士で気軽なコミュニケーションが取りやすい環境

同社は従業員数500名程度の規模ですが、各部署の平均人数は10名前後と比較的少人数で構成されているため、チーム内で交流しやすい環境です。

また、拠点の数も少ないため、拠点や部署といった枠を超えてつながる機会も多く、上司を役職名でなく「さん付け」で呼ぶなど、社内は気軽なコミュニケーションが取れる雰囲気になっています。

今回取材対応いただいた人事部の方が過去にトラブルに見舞われた際、部署関係なくさまざま人が助けてくれたというエピソードからも、社員同士に垣根のない関係性が生まれていることが伝わりました。

自ら手を挙げる人はどんどんチャレンジできる文化

少数精鋭の組織のため、社員一人ひとりが担う役割も大きく、若手であっても早くから重要なミッションを任せていくのが同社の方針です。

そのため、経験年数や役職等に関わらず、自ら手を挙げる人には若手でもどんどん仕事を任せており、中には3年目で海外赴任をしている若手社員もいるとのこと。

また、研究所では部署関係なくランダムでチーム編成を行い、それぞれのチームで好きな研究を通じて次代を担う製品開発に取り組む「CI活動」を実施するなど、ゼロからイチを生み出すことにもチャレンジしています。

上記の通り、若手のうちから責任ある業務にチャレンジできる文化のため、自由度が高く、自ら仕事を進めることになりますが、困ったときにはしっかり周囲がサポートしてくれる体制もあるため、入社後も安心してさまざまなことに挑戦することができます。

フレックスタイム制など自分自身の裁量で働ける環境が魅力的

同社ではフレックスタイム制度や時間単位の有休取得制度などを導入しているため、個々人の都合や忙しさなどに応じて、自分自身の裁量で柔軟に働くことができます。

また、付き合い残業をするようなことは一切なく、若手社員が先に帰ることも日常となるなど、誰でも帰りやすい雰囲気があることに加え、上長も可能な限り定時退社するなど、全体として残業しない風土が醸成されています。

このほか、独身寮や社宅制度など住宅関連の福利厚生も充実しており、経済的にも大きなサポートを受けられるため、生活面を含め、新入社員も安心して働くことができます。

海外を含めた国内外の営業や管理部門を担う事務系総合職の仕事

総合職コースにおける事務系の部門は以下のとおりです。
なお、配属については選考の中で配属希望職種を確認した上、人員の状況などを総合的に判断した上で決定しているとのことでした。

◯営業部門
少人数のチームで戦略を立てて行う国内営業、海外の地域担当を持つ海外営業、理系の知識を活かせる技術営業など

◯管理部門
全社的な予算管理を行う経営管理業務のほか、経理、総務、法務、人事、社内ITシステムのスペシャリストなど

【3年間の充実したサポート】グローバル人材育成にも注力

入社後、まずは集合研修においてビジネスマナーや会社概要、事業内容など同社社員として必要な基礎知識を身につけます。

その後、富山の自社工場で1ヶ月半程度の製造職場体験を行い、工場見学や実習を通じて、実際に製品がどのように作られているかを学んだ後、各部門へ配属となります。

また、同社では入社から3年間は先輩社員がチューターとしてサポートしており、個人別の年間教育計画に沿って、OJT主体で配属先研修を行っています。チューターは業務だけでなく、生活面のサポートも含めたメンターのような存在となっているため、心強いですよね。

このほか、同社は海外拠点が多く、海外駐在や出張の機会もあるため、グローバル人材育成制度に注力しています。希望社員に対し、2年間の任期の中で海外経験社員による研修や通信教育、定期研修など、各社員のニーズに合わせた教育を提供しているとのことでした。

語学力に関係なく誰でも若いうちから海外赴任できる

日本カーバイド工業は”若いうちから誰でも海外に行ける会社”です。
事実、希望があれば若手社員であっても海外での赴任経験を積んでおり、早い人だと3年目で海外赴任した社員もいるとのこと。

また、同社ではグローバル人材育成制度に加え、赴任地が決まった後に必要となる語学研修を行うほか、現地の業務では通訳を用意するなど充実した会社のサポートがあるため、語学力がなくても海外勤務に挑戦することができます。

他社であれば国内における十分な業務経験や一定レベルの語学力が求められるケースも多い中、意欲があれば誰でも海外赴任に挑戦できる環境は、同社ならではの魅力です。

このほか、2023年10月より社内エントリー制度（希望する部署に自らアピールして立候補する制度）を導入し、部署間でマッチングすれば職種を超えた異動なども可能となるなど、国内でも幅広いキャリアのフィールドが広がっています。

日本カーバイド工業で働く上で理解しておくべきこと

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、働き方のリアルな部分等についても隠さずお伝えしています。

同社の場合、若手でもどんどんチャレンジさせてもらえる反面、会議や面談などにおいて意見を求められる場面も多くなることから、自分の意見を主体的に考えて発信することが苦手な人や指示待ちの人には合わない環境です。

また、必ずしも全員が海外赴任をするわけではありませんが、海外のお客様が多く、海外出張はもちろん、国内業務で海外の方と関わる機会もあるため、時には勉強が必要となるなど、海外とは切っても切り離せない環境である点は、事前に理解しておいてほしいとのことでした。

編集部が考える日本カーバイド工業のホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた日本カーバイド工業株式会社のホワイトポイントは以下の3点です。

①盤石の安定感を誇る基盤
「世界シェアトップクラス製品」「東証プライム上場」「不景気にも強いバランスある事業展開」など、複数の強みと実績によって盤石の基盤を築いており、企業として抜群の安定感を持っている点は、同社のホワイトポイントの一つです。

②手を挙げればチャレンジできる文化
国内業務はもちろん、社内エントリー制度によるキャリアチェンジや誰でも海外赴任できる環境など、主体性を持って行動すればさまざまなことに挑戦できる点は、他社にはなかなかない魅力だと感じました。

③自分自身の裁量で働ける環境
所属する部署や担当業務だけでなく、ライフステージなどによっても働き方は大きく変化していきますが、同社ではフレックスタイム制度など自分自身の裁量で働ける環境が整っており、柔軟に働き方を合わせていける点は、まさにホワイトポイントだと感じました。

以上の3点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「仕事で主体的に挑戦したい人」「海外赴任に挑戦したい人」「グローバル企業に興味がある人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。