就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
どんな人が書いているか分からない記事は信頼できないと思うので…
まずは簡単に自己紹介をまとめました!
また、この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、就活や転職活動をした時に感じた次の思いから立ち上げました。
「ブラック企業の求人を掲載するなよ!残業が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
同じ思いを持つ就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
それでは本題に入っていきますね!
今回は「研究職はやめとけ」と一部から言われる理由を解説していきます!
僕は理系の農学部出身で、同級生には研究職になった人も多く、僕自身が大学時代は研究をしていた経験があります。
また新卒で入社した食品メーカーの研究職の方と話す機会も多かったので、それらを経験を踏まえて「研究職に就くデメリットやリスク」を徹底解説していきますね!
研究職を少しでも志望している方は、この記事を読んだうえで「本当に自分は研究職に向いているのか」を考える機会にしてみてください。
研究職は給料も高くて良さそうなイメージがあります!
どんな仕事も良い面と悪い面があるよ!今回はその両方を解説したうえで、どんな人が研究職に向いているか僕なりの考察を共有していくね!
研究職に就くのはやめとけと言われる理由【7選】
まずは本題である、なぜ研究職に就くのはやめとけと言われるのか。
つまりは研究職に就くデメリットについて解説していきます。
僕がこれまで研究職の方に不満を聞いたり調べる中で、研究職に就くデメリットやリスクは大きく7つありました。
【研究職に就くのはやめとけと言われる理由】
- 自分が興味ある研究ができるとは限らない
- 会社の方針で研究内容が変わってしまう
- 研究という仕事内容に飽きる可能性がある
- 研究職以外への転職の難易度が高い
- 残業時間が長い企業も多い
- 人間関係が合わない場合に閉鎖的な空間で詰む
- 研究成果が出ない場合に虚無感を感じる可能性がある
①自分が興味ある研究ができるとは限らない
まず研究職はやめとけと言われる理由として、自分が興味ある研究ができるとは限らないことが挙げられます。
大学の時なら先に決められた研究を(自分が興味あるような研究を)選ぶことができます。
ですが、企業の研究職はあくまで営利活動なので、会社の利益になるような研究を求められる。
そしてそれは自分が興味のある研究内容とは限りません。
「自分が興味のない研究にも取り組めるかどうか」は人によって異なると思っていて、仮に取り組めないような人は入社後に苦労する可能性がありますね。
②会社の方針で研究内容が変わってしまう
次に研究職はやめとけと言われる理由として、会社の方針で研究内容が変わることです。
たとえ自分が興味のある研究ができていたとしても、途中で会社の方針によって別の研究への着手を余儀なくされる可能性があるんですよね。
実際に僕の知り合いで、化学メーカーの研究職として働いている人が「興味があって注力してた研究からめちゃくちゃつまらない研究に変えられた」と嘆いていました。
こうしたリスクもあるため、自分が興味のない研究でも懸命に取り組むことができる性格かどうかは研究職への適性において重要ですね。
③研究という仕事内容に飽きる可能性がある
次に研究職はやめとけと言われる理由として、研究という仕事に飽きる可能性があることが挙げられます。
これは僕の実体験なのですが、大学時代に最初は「研究って楽しいな」と思ってました。
ですが、意外と地道な作業が多いのと、なかなか成果が出ないことで途中から飽きてしまったんですよね。
また研究は「仮説」を立てにくいことも多いです。
僕は仮説を立てて、それを戦略的に実行していくことが好きなので、研究は合いませんでした。
結果として研究職ではなく、営業職に就いたという過去があります。
こうしたリスクがあるので、「自分は研究職を40年続けられるか?」と自問自答する必要がありますね。(次に解説しますが、研究職は他の職種への転職がしにくいので特に!)
生産管理から研究へ移ってきた後輩、残業も減り自分の時間も増えたけど、研究が嫌いすぎてストレスで激痩せしているらしい…
— とうや@食品メーカー研究職 (@NzXyZQDOCMpLgz5) September 1, 2022
やっぱり研究所って特殊なのかな?
早く異動させてあげてくれ…
上記のような声を見ると、いかに研究職に向き不向きがあるか分かりますよね!
職種選びは本当に自分との適性判断が鍵を握ります。
④研究職以外への転職の難易度が高い
次に研究職はやめとけと言われる理由として、1度研究職で何十年働くと研究職以外への転職の難易度が高いことが挙げられます。
例えばあなたが人事担当者だとして、10年研究職をしてきた人が営業職志望でエントリーしてきたらどう思いますか?
営業初心者として育てるか、研究職に就いた方がいいですよと伝えますよね。
このように仮に採用されたとしても、その職種で初心者として採用されるため、年収はほぼ確実に落ちてしまう。
研究職の仕事は、他の営業職やマーケティング職、技術職などに応用しにくいため、他の職種への転職の難易度が高いことは大きなデメリットになります。
よって僕は、研究職を志望するのは一生研究職を続ける覚悟がある人が向いていると考えています。
加えて、研究職の転職の難易度として、研究職として別の企業に転職する難易度は若干高いです。
同じ業界の転職ならまだしも、別業界だと研究内容が全然違うので、既存のスキルが転用できない点で転職メリットが少なく、採用されにくいことが懸念ですね。
⑤残業時間が長い企業も多い
次に研究職はやめとけと言われる理由として、残業時間が長い企業も多いことが挙げられます。
実際に研究職の方に話を聞くと、「研究が架橋を迎えている時など、時期によって残業時間がすごい長くなる時がある」「定時にちょうどで仕事を終えるのが難しいので残業が増える」と言いますね。
ですが、残業に関しては本当に企業や部署ごとに大きな差があるので、企業研究の段階で残業が嫌な人はしっかりとチェックすることが重要です。
⑥人間関係が合わない場合に閉鎖的な空間で詰む
次に研究職はやめとけと言われる理由として、人間関係が合わない場合に閉鎖的な空間なので、かなりの息苦しさがあることが挙げられます。
例えば、営業職で社外に出る仕事なら、社内の人間関係が合わなくても社内にいる時間が少ないことで我慢できる可能性があります。(実際に僕もそうでしたね!)
ですが、研究職は社外に出る機会が少ないので、特に同じ部署の人との人間関係が合わないと地獄です。
これは研究職以外にも社外に出ることの少ない事務職などでも同じことが言えるので、こうしたリスクがあることは事前に押さえておく必要があるでしょう。
⑦研究成果が出ない場合に虚無感を感じる可能性がある
最後に研究職はやめとけと言われる理由として、研究成果が出ない場合に虚無感を感じる可能性があるからです。
研究所で打ち込む仕事がゆえに、成果や実績が出ない時の虚無感は想像を絶するものがあるでしょう。
またどれだけ優秀な人でも、研究は「運」の要素も大きいので成果が出ないことがあります。
努力だけでなんともならない要素が大きいことも、また研究職の大変さですね。
以上が僕が研究職の方にヒアリングして出てきた研究職のデメリットやリスクです。
これらに着目すると、たしかに研究職が向いていない人に対しては「研究職はやめとけ」と言えることが分かりますよね。
ですが大事なことは、その「自分は研究職に向いているかどうか」の判断です。
次の章では、反対に研究職に就くメリットを解説し、その次に研究職が向いている人の特徴まで解説していくので、このまま読み込んで判断材料を増やしていきましょう!
こうして見ると、僕はこもって没頭できるタイプなので研究職が向いているかもしれません!
それは研究職に就くうえで重要な素質だね!次の章では反対に研究職のメリットを見ていこう!
研究職に就くメリット
ここまで研究職はやめとけと言われる理由、つまりはデメリットを見てきました。
一方で、研究職に就くことにはメリットもあります。
実際に研究職として働く知り合いから聞いた情報も共有しますね。
【研究職に就くメリット】
- 企業によって年収や労働条件が整っている
- 知的探究心を満たすことができる
- 世の中に新しい価値を提供することができる
メリット① 企業によって年収や労働条件が整っている
まず研究職に就くメリットとしては、企業によって年収が高く、労働条件が整っています。
特に研究職は大学院生を採用する企業も多いので、それだけ初任給が高かったり、福利厚生が充実している企業が多い印象がありますね。(そうしないと優秀な研究者人材が集まらないのでしょう!)
また近年は残業が非常に厳しく規制される傾向にあるので、研究職でも毎日定時上がりできるような企業も多いようです。
企業によって研究職の待遇に大きな差があるので、待遇が良い企業を選ぶことで非常に働きやすい環境で仕事に取り組むことができる点は魅力ですね。(高い年収が狙えたり、研究成果次第で若いうちから出世できる可能性がある点も魅力だと僕は思います。)
メリット② 知的探究心を満たすことができる
次に研究職に就くメリットは、知的探究心を満たすことができる点です。
本当に人によって「考えること」が好きな人、嫌いな人が分かれるなと思っていて、考えることが好きな人、研究が心から好きな人にとっては研究職は天職になりえると思います。
キャリアを形成するうえで、この「天職を探すこと(天職とまではいかなくても仕事が苦じゃないと感じられること)」は本当に大切だと僕は考えています。
自分に向いている仕事に取り組んだ方が結果を出しやすくて、結果が出るから仕事が更に好きになるというキャリアの好循環を生み出すことができますからね。(これが嫌いな仕事・苦手な仕事だと負の循環を生んでしまうので心身ともに病んでしまう可能性が高いので注意!)
知的探究心を満たすことができるのは研究職の魅力です。
だからこそ、自身の知的探究心の深さについて考えることが重要ですね。
メリット③ 世の中に新しい価値を提供することができる
次にこれは研究職の最大のメリットとも言えますが、研究職は世の中に新しい価値を提供することができます。
研究とはつまり「今までになかったものを生み出すこと」ですよね。
0から1を生み、1を100にして世の中に届ける仕事だと言えます。
この世の中は価値を提供して、その価値をもって人々が支え合う構造なので、この社会に新しい価値を提供してそれによって「より大きな喜び」を生んだり、「より効率的に」することで社会がより良くなっていくと僕は思います。
(そういう意味で僕は起業していて、世の中になかった価値を提供することを意識しているんですよね!余談でした!)
こうした世の中に新しい価値を生み出すことに強い達成感が持てる視座の高い人は、研究職に非常に向いていると僕は考えています。
なるほど!これらのメリットを強く感じられる人は研究職が向いているんですね!
デメリットと比較した時に、「それでもメリットが大きい」と感じられる人は研究職が向いているよね。具体的にどんな人が研究職に向いているか次の章でまとめていこう!
研究職に向いている人の特徴
ここまで研究職に就くメリットとデメリットを見てきました。
それらを踏まえて、この章ではどんな人が研究職に向いているのか、僕なりの考えを共有していきますね。
僕が考えるに研究職に向いている人の特徴は大きく4つあります。
【研究職に向いている人の特徴】
- 大学での研究が楽しくて仕方なかった人
- 知的探究心が強い人
- 社会に新しい価値を提供したい人
- 一生研究職として働こうと考えている人
①大学での研究が楽しくて仕方なかった人
まずこれが一番大事なのですが、大学での研究が楽しくて仕方なかった人に研究職は向いていると思います。
「嫌々研究をしていて、研究職は条件が良いから研究職に就こうかな」と考えている人は、研究職に就くことはおすすめしません。(別職種への転職の難しさがあるので後で説明するように研究職でずっと生きていきたいという人にしか向いていないと思います。)
ちなみに僕は7年間、ほぼ毎日記事を書き続けてきました。
「文章を書くのが嫌い・苦手」という人には考えられないことだと思います。
このように人には適性があるので、たとえ大学で研究をしていても自分が研究職に適性があるのか(研究を心からやりたいと思っているのか)は今一度考える必要がありますね。
ちなみに僕も説明したとおり、大学は理系で生物専攻だったので研究をしてました。
でも自分が研究が向いていないなと思って営業職を選んだ過去があります!
②知的探究心が強い人
次に研究職に向いている人の特徴は、知的探究心が強い人です。
「知的探究心が強いから研究が楽しくて仕方なかった」という点で、1つ前の特長と被るかもしれないですが、その人の資質として知的探究心が強いことは研究職に重要な資質だと思います。
「新しいことが知りたい」「新しいことを勉強したい」「見たことがないものが見たい」など、知的探究心が強い人の方が研究に前のめりに取り組むことができますからね。
自身の知的探究心の強さについて自己分析しておくと良いでしょう。
③社会に新しい価値を提供したい人
次に研究職に向いている人の特徴は、社会に新しい価値を提供したいという人です。
研究職のメリットでも話したとおりで、「研究」は世の中に新しい価値を生み出すことができます。
その新しい価値が、その会社の利益だけでなく、社会貢献に繋がることが非常に有益ですよね。
「社会に新しい価値を提供したい」「社会貢献したい」という視座の高い人には、研究職は向いていると思います。
④一生研究職として働こうと考えている人
最後に研究職に向いている人の特徴は、一生研究職として働こうと考えている人です。
その覚悟がある人とも言えます。
研究職の最大のデメリットの1つとして、何十年も研究職に就いてから他の職種に転職することが難しいことが挙げられます。
よって職種としては研究職1本で生きていこう(そうでなくてもその会社で研究職から開発や企画・役員への出世をしよう)と考えている人に向いている職種ですね。
以上、ここでは4つの特徴を解説してきましたが、研究職に就くならこの4つの特徴をすべて持ち合わせていることが重要だと思います。
逆に1つも当てはまらない人は研究職に向いていない可能性が高いので、再度自己分析を深めてみましょう!
なるほど!こうした特徴を兼ね備えている人に研究職は向いているんですね!
もちろん結局のところは「働いてみないと分からない」なんだけど、こうした特徴を持っている人の方が働いた時に適性が高い可能性は高いよね!
研究職に向いていない人の特徴
続いて、研究職が向いていない人の特徴も解説していきたいと思います。
僕が考えるに、次の3つの資質を持つ人は研究職が向いていない可能性があります。
【研究職に向いていない人の特徴】
- 研究という仕事よりも待遇が良いから志望している人
- 飽き性な人
- こだわりが強すぎる人
①研究という仕事よりも待遇が良いから志望している人
まず研究職について、「研究職は待遇が良いから研究職になろう」と考えている人は注意が必要です。
「研究職はやめとけと言われる理由」でも話したとおり、僕も研究をした経験があるからこそ、向いていない人は研究をしていて辛くなると思います。
特に「もっと外に出て人とコミュニケーションが取りたい」となる人が多いことが、研究職で働いていたけど別職種に転職した人から聞くと多いですね。
研究職を志望する1番の理由が「待遇」である人は、仕事内容が自分に向いているかどうか、再度確認、自己分析することをおすすめします。
②飽き性な人
次に研究職が向いていない人の特徴が、飽き性な人です。
「興味の対象」について飽き性な人は、意外と研究職が向いている可能性がありますが、一方で「仕事内容」や「環境」に対して飽き性な人は研究職は向いていない可能性があります。
企業の研究職は、ずっと1つのものだけを研究するわけではないので、興味の対象が飽きやすい人にとっては企業の研究職は良い。
でも一方で、研究という仕事内容や研究所の職場環境に対して飽きやすい人、特に「外に出たい」「ずっと同じ人と話すと飽きる」という人は研究職が向いていない可能性があるので注意してください。
③こだわりが強すぎる人
最後に研究職が向いていない人の特徴が、こだわりが強すぎる人です。
研究職に就くデメリットでも話しましたが、企業の研究職は自分の意思だけで研究対象を選べないし、自分が極めたいと思っていた研究対象が途中で変えられてしまう可能性もある。
それらに対して柔軟に対応できる人、気持ちを切り替える事ができる人じゃないと厳しいかもしれません。
以上の3つの特徴が自分に当てはまっていないかどうか、ぜひ確認してみてくださいね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
「研究職はやめとけ」と言われる理由について、少しでも参考になったら嬉しいです。
僕も大学時代は夏休みも研究させられることが多くて、「研究は本当に自分に向いてないな」と思ってました!(いかにサボれるかばかり考えてました笑)
仮にあのまま研究職に就いていたら、絶対にすぐに転職する羽目になっていたと思います。
この記事を通して、本当に自分が研究職に向いているか考える機会になれば嬉しいです。
このホワイト企業ナビでは、今後も僕が「本当に読みたいと思える記事」を書いていきます。
少しでも良いなと思った方は、ブックマークしてくれると嬉しいです!
以上、就活マンでした!
【本記事の要点まとめ】
- 研究職に就くのはやめとけと言われる理由としては、「自分が興味ある研究ができるとは限らない」」「会社の方針で研究内容が変わってしまう」「研究という仕事内容に飽きる可能性がある」「研究職以外への転職の難易度が高い」「残業時間が長い企業も多い」「「人間関係が合わない場合に閉鎖的な空間で詰む」「研究成果が出ない場合に虚無感を感じる可能性がある」などの理由が挙げられる。
- 一方で、研究職に就くメリットも大きく、具体的には「企業によって年収や労働条件が整っている」「知的探究心を満たすことができる」「世の中に新しい価値を提供することができる」点が挙げられる。
- これらのメリットとデメリットを踏まえて、研究職に向いている人の特徴は「大学での研究が楽しくて仕方なかった人」「知的探究心が強い人」「社会に新しい価値を提供したい人」「一生研究職として働こうと考えている人」これらを1つでも多く満たす人だと推測できる。