就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
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それでは本題に入っていきますね!
「1年で10人も辞めている会社って、大丈夫なの?」
「こんなに離職者が多い会社で働き続けてもいいのかな?」
そんな不安を抱えている方、多いと思います!
そこで本記事では、これまで就活ブログを7年書いた僕の知見を活かして、離職率の高い会社に勤め続けるべきかどうかを徹底的に解説しますね!
ぜひ最後まで読み込んでもらえると嬉しいです!
たしかに1年で10人辞める会社って、自分も辞めるべきか悩みますね…!
そうだね!でも「1年で10人」という数字だけで評価するべきじゃないから、詳しく解説していくよ!
目次
1年で10人辞める会社は辞めるべきか?
では、1年で10人も辞める会社に勤めるべきか、辞めるべきか迷うところですよね。
ここでは、離職者の数を見る際に注意すべき点と、判断基準としての「離職率」について解説します。
【1年で10人辞める会社は辞めるべきか】
- 離職率を確認することが重要
- 業界や会社の平均離職率と比較して判断する
- 自分にとってのデメリットを見極める
①離職率を確認することが重要
まず最初に確認しておきたいのは「離職率」です。
単純に「1年で10人が辞めた」という数だけで判断するのは、実はリスクがあります。
なぜなら、会社の規模によって「10人が辞める」という事実が示す影響度が大きく異なるからです。
例えば、従業員数が50人の会社で10人が辞めると「20%」の離職率ですが、1,000人規模の会社で10人が辞めると「1%」です。
同じ10人が辞めたという事実でも、離職率にしてみるとその深刻さは全然違いますよね。
だからこそ「離職率」を確認し、自分にとっての影響度を見極める必要があるんです。
②業界や会社の平均離職率と比較して判断する
次に、離職率は業界や企業によって異なるので、業界や会社の平均と比較するのも有効です。
一般的に離職率が高いとされる業界もあれば、安定して低い業界も存在します。
たとえば、飲食業や小売業では離職率が高めですが、公共サービスや金融業では比較的低い傾向にあります。
よって、飲食業で従業員が100人の会社が1年で10人辞めるのと、金融系の従業員100人の会社で1年で10人辞めるのとでは深刻度が異なります。
このように自分のいる業界の平均離職率と比較し、「異常に高い離職率なのか」を判断しましょう!
周囲と比べてあまりに高い場合は、何かしらの問題が潜んでいる可能性も考えられます。
③自分にとってのデメリットを見極める
最終的に、自分にとってデメリットが多いかどうかで判断することが重要です!
離職率が高いと、組織の人間関係が不安定だったり、業務負担が増えることもあります。
また、頻繁にメンバーが入れ替わることで、教育にかかる時間が増えるため、スムーズな業務遂行が難しくなるというのも大きなデメリットになりますよね。
特に、離職率が高いことにより自分が過剰に負担を強いられる場合は、働き続けるかどうかを慎重に考えた方が良いので、このあたりは丁寧に考える時間を設けるようにしましょう。
なるほど!たしかに「1年で10人辞める」というのは、会社の規模や業界によって、その深刻度は異なりますね。
そうなんだよ!次の章からは、離職率が高い会社について詳しく解説していくね!思考の材料にして欲しい!
1年で10人辞める会社に将来性はあるのか?
では、離職率が高い会社に将来性はあるのでしょうか?
ここでは、離職率の高さが企業の将来に与える影響について考えます。
【離職率の高い会社の将来性の懸念点】
- 人材の確保が困難になる
- スキルやノウハウの蓄積が難しい
- 社内の士気が低下しやすい
①人材の確保が困難になる
まず、離職率が高い会社は人材確保が難しくなりがちです。
なぜなら、離職率が高いという事実が会社の評判に影響を与え、新しい人材が集まりにくくなるからです。
新しい人材が定着せず、離職が続くことで、最終的には業務に支障をきたす場合もある。
優秀な人材が入社しても、短期間で離職するというサイクルが続くと、企業としての成長も停滞しやすくなるので、それが将来的に仇となる可能性は十分にありますよね。
②スキルやノウハウの蓄積が難しい
次に離職率が高いと、企業内でのスキルやノウハウの蓄積が難しくなります。
なぜなら、社員が短期間で辞めてしまうと、蓄積された知識や技術が次の世代に引き継がれにくくなるからです。
具体的な例として、特定の業務や技術が他の社員に伝わらないまま人が入れ替わる状況が繰り返されると、業務の質が低下していくリスクがあります。
そのため、離職率が高いことは企業の成長にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
③社内の士気が低下しやすい
また、離職率が高いと社内の士気も低下しやすくなります。
頻繁に仲間が辞めると、残った社員にも不安や不満が生まれ、モチベーションの低下につながります。
社員の入れ替わりが激しい会社では、チームワークが築きにくく、安心して働ける環境が整わないことも多い。
これによって士気が下がり、さらに退職者が増えるという悪循環に陥る可能性も考えられます。
以上を考慮すると、「離職率が業界平均よりも大幅に高い会社」は将来性が低い可能性が高いと僕は考えています。
特に人材確保に莫大なコストを要することと、社内にノウハウが蓄積されにくいことが大きなデメリットになりますからね。
特にこれからの時代は、更に「離職率が高い会社はすぐに辞める」という人が更に増えていくと考えているので、その点でも将来性は低いでしょう。
1年で10人辞める会社に勤め続けるデメリット
では、1年で10人も辞めるような会社に勤め続けるデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、具体的なデメリットについて解説していきます。
【1年で10人辞める会社に勤め続けるデメリット】
- キャリアの安定性が低い
- 業務の負担が増える
- モチベーションが保ちにくい
①キャリアの安定性が低い
まず、離職率が高い会社ではキャリアの安定性が低くなりがちです。
会社の中でのポジションが 変わりやすく、目指しているキャリアプランを達成するのが難しくなる可能性があるからです。
(◯◯のポジションに就く予定が、離職者が出て希望してなかった◯◯のポジションに無理やり入れられたりね。)
他にも例えば、希望していた役職に就けるチャンスが巡ってこなかったり、転職を繰り返すことになってしまうリスクもあります。
将来的なキャリアのためにも、安定した職場環境を求める方には不向きだと言えます!
②業務の負担が増える
離職率が高い会社では、自然と業務の負担が増えてしまうことが多いのもデメリットですね。
これは、離職した社員の分まで残った社員がカバーしなければならないから。
特に、人手不足が続くと残業が増えたり、休日出勤が求められることもあります。
こうした状況が続くと、心身の健康にも影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
③モチベーションが保ちにくい
最後に、離職率が高い会社での勤務は、モチベーションの維持が難しいこともデメリットの1つです。
仲間が辞めるたびに、新しいメンバーとの連携が必要になるので、仕事に集中しにくくなる。
モチベーションが下がることで、仕事への取り組みが消極的になると、キャリアに対する自信も低下しがちです。
そのため、仕事を楽しんで続けたい方にとっては、離職率の高い環境はストレスの要因となりやすいと僕は考えています。
実際にこうしたデメリットによって辞める人が増えている会社は要注意だと言えますね!
1年で10人辞める会社に勤めるメリットはある?
一方で、離職率が高い会社にメリットはあるのか?
一見するとネガティブに見える環境にも、意外なメリットがある場合があります。
【離職率が高い会社に勤めるメリット】
- 希少なスキルや知識を得られる
- 自己成長の機会が多い
- 会社に重宝されやすい
①希少なスキルや知識を得られる
まず、離職率が高い会社であっても、そこでしか得られないスキルや知識がある場合があります。
なぜなら、業界独自のノウハウや実務経験が得られることも多いからです。
特に、スピーディーに業務をこなすことが求められるため、実務の中で鍛えられるスキルも多く、短期間で成長したい人には向いています。
離職率の高い会社での経験を活かして、次のキャリアで有利になることもありえます。
②自己成長の機会が多い
離職率が高い会社では、自己成長の機会が多くなる傾向があります。
頻繁に人が入れ替わるため、自分が新しい業務に挑戦する機会が増えるからです。
結果的に、様々な業務に対応するスキルが磨かれ、他の職場でも応用できる力が身につくこともあります。(正直こううまくいく可能性は低いですが…!)
③会社に重宝されやすい
最後にこれは大きなメリットなのが、離職率が高い会社では残った社員が重宝されやすい。
なぜなら、貴重な人材として評価され、役職や待遇の面で優遇されることがあるからです。
離職率が高く、残る人材が少ない会社では、安定して働いている社員が重要視されてキャリアアップの機会も得やすい傾向にあります。
短期間で昇進や昇給が期待できる場合もあり、意外とメリットが大きいと感じる人もいると思います。
このあたりは本当に「適性」の話なので、誰にでも当てはまるわけじゃないので注意してください。
これらのメリットをデメリット以上に感じる人は、離職率が高い会社でもやっていける可能性はありますね。
1年で10人辞める会社(離職率の高い会社)の特徴
それでは、離職率が高い会社に共通する特徴について見ていきましょう!
こうした特徴がある企業には、注意が必要な場合もあります。
【離職率が高い会社の特徴】
- 労働環境が厳しい
- 人間関係が不安定
- キャリアパスが不明確
①労働環境が厳しい
まず、離職率が高い会社の特徴として「労働環境が厳しい」ことが挙げられます。
長時間労働や休日出勤が頻繁にある場合、社員が疲弊しやすくなり、離職率が高まる傾向があります。
具体的な例として、休暇が取りにくい環境や、常に過重労働が発生する場合などがこれに当てはまります。
こうした環境では、健康面や精神面での負担が大きく、長く続けることが難しいと感じる社員が多くなりますよね。
②人間関係が不安定
次に、人間関係が不安定であることも特徴です。
離職率が高い会社では、社員同士の信頼関係や上司との関係が築きにくく、職場の雰囲気が悪化しがちです。
たとえば、上司や同僚が頻繁に入れ替わると、コミュニケーション不足が原因でミスが増えたり、協力体制が築けなかったりすることも。
結果として、働きにくさを感じて辞めてしまうケースが多いです。
③キャリアパスが不明確
さらに、キャリアパスが不明確なことも離職率が高い会社に共通する特徴です。
将来のキャリアに関するビジョンや評価基準が明確でない場合、社員は自分が何を目指せば良いのかがわからず、モチベーションが下がります。
たとえば、昇進やスキルアップのための明確なルートがない場合、目標を持って働くことが難しくなり、他社への転職を考えやすくなります。
社員が自分の成長を実感できる環境が整っていないことも、離職率の高さに繋がる要因です。
とにかく離職率が高い会社はこれらの特徴をいくつか複合している場合が多いです!特に人間関係に関しては、微妙だと本当にどんどん人は辞めますね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
離職率が高い会社について、1人でも多くの方の理解が深まったのなら、嬉しい限りです!
誰にとっても離職率が高い会社は向いていないとは言えないですが、基本的に離職率が高い会社はそれ相応のデメリットが潜んでいる可能性が高い。
それゆえに僕は離職率が業界平均よりも高い会社への入社はおすすめしていません。
この記事が、少しでも考える機会になったら嬉しいです。
これからもこのホワイト企業ナビでは、僕自身が「本当に読みたい」と思える本質的な情報を書いていきます!
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以上!就活マンでした!
【本記事の要点まとめ】
- 1年で10人が辞める場合、会社の規模に応じた離職率を確認することが重要。
- 離職率が高い会社では、人材の確保が難しく、成長が停滞しやすい。
- 頻繁に人が辞める環境では、業務負担やモチベーションの維持が課題になりやすい。
- 離職率が高い会社に勤めると、自己成長や会社から重宝されるメリットもある。
- 離職率の高い会社の特徴には、労働環境が厳しい、人間関係が不安定、キャリアパスが不明確などが挙げられる。