この記事ではインターンに行き過ぎるのはダメなのか?そして複数参加するメリット・デメリットついてバシッと共有します!
就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
どんな人が書いているか分からない記事は信頼できないと思うので…
まずは簡単に自己紹介をまとめました!
また、この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、就活や転職活動をした時に感じた次の思いから立ち上げました。
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同じ思いを持つ就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
それでは本題に入っていきますね!
インターンを探しはじめたものの、「行きたいインターンを絞れない!」「行き過ぎるのは良くない?」と思っている人もいるのではないでしょうか?
本気で就活に取り組んでいるからこそ悩んでしまいますよね。
インターンに多く参加することは悪いことではありません。
ですが、多く参加することで1社1社の内容が薄くなっては本末転倒です。
ということで今回は、インターンに行き過ぎるのはダメなのか?多く参加するとどんなメリット・デメリットがあるのかについて解説していきます。
この記事を読めば、何社くらいインターンに参加すべきかのヒントを得られますよ!
目次
【結論】長期インターンなら1社ずつ・短期は目的があるなら何社でも!
インターンに行き過ぎるのは良くないのか?という疑問に対する結論としては、長期インターンなら1社ずつ、短期は目的があるなら複数参加もOKです!
なぜ長期と短期で結論が異なるのかというと、同じインターンでも意味合いも時間的な負担もかなり異なるからなんですよね。
短期インターンは1デイや1週間と実施期間が短く、企業への理解度向上を主な目的としています。
実務というよりは会社説明会やセミナーの延長という内容なので、参加ハードルはそこまで高くありません。
一方長期インターンは少なくとも1ヵ月以上実施され、企業の一員として成果をあげることが求められる。
よって掛け持ちすると1社1社が中途半端になったり学業や就活の負担になったりするんですよね。
なので、インターンの期間や内容も考慮して参加数を決めてくださいね。
短期と長期ではインターン内容も意味合いも違うんですね。確かに長期インターンは1社でも大変だと聞いたことがあります。
長期インターンは同時に行き過ぎるのはNG
長期インターンは1社ずつ参加すべきだと説明しましたが、なぜ同時に行き過ぎるのはNGなのでしょうか?
答えは、掛け持ちすると忙しすぎてどちらも中途半端になってしまう可能性が高いから。
長期インターンは少なくとも1ヵ月以上企業の一員として働き、社員と同じように成果をあげることが求められます。
実務に近い経験をできる反面、学生にとっては負担が大きいのも事実。
よって同時に複数参加すると、情報が多すぎて処理しきれずどっちも中途半端に終わってしまう可能性が高いんですよね。
そもそも長期インターンは「週3日以上、1日4時間以上」などある程度働く時間が決められています。
掛け持ちするのはスケジュール的に厳しいですし、できたとしても週の大半がインターンで埋まることになる。
なので、長期インターンを同時に行き過ぎると各企業を深掘りできず「ただ参加しただけ」という結果になりやすいんですよね。
もし複数参加したいのであれば、時期をずらした方が良いと思いますよ。
長期インターンに参加するなら慎重に企業を絞り込んだ方が良さそうですね。
1デイや短期インターンなら行き過ぎても問題ない
1デイや1週間といった短期インターンなら多く参加しても問題ありません。
というのも、短期インターンはスケジュール的な制限が少なく内容も比較的ライトだから。
実務というよりは会社説明会に近い内容なので、長期と比べると参加しやすいんですよね。
しかも応募しても選考に通過できるとは限らないので、むしろ複数応募するのが一般的。
なので、短期インターンなら参加数はあまり気にしなくていいと思いますよ。
ただし、多く参加すれば何でもいいというわけでもありません。
短期インターンに複数参加する際は、以下で説明するポイントを意識してくださいね。
興味がある業界理解や企業理解など明確な目的を持って参加すべし
短期インターンに複数参加する際は、1社ずつ参加目的を明確化するようにしてください。
大前提として、インターンは目的もなくただ参加するだけではあまり意味がありません。
そればかりか時間や労力を無駄にしてしまうことに…。
何を学びたいかを明確化することで初めて有意義な時間になるんですよね。
なので、「業界理解を深めたい」「自分に合う仕事かどうかを見極めたい」「求められるスキルを知りたい」など目的をはっきりさせて、それに合う企業を選ぶようにしてください。
そうすることで、複数企業を比較したり自分の適性を把握したりと就活への大きな一歩になりますよ。
大学生のインターン参加数は平均4〜5社
短期インターンは複数参加しても良いと説明しましたが、具体的にどれくらいインターンに参加しているのか気になりますよね。
マイナビの短期インターンの参加数に関するデータを見てください。
引用元:マイナビ「大学生広報活動開始前の活動調査」
ここ数年のデータを見ると、平均応募社数は7~9社程度、平均参加社数は4~5社程度となっています。
これは平均値なので人によってばらつきはあると思いますが、むしろ複数参加するのが一般的と言えますね。
なので短期インターンの場合は、4~5社程度であれば行き過ぎということはありません。
ただし1デイインターンは行き過ぎても得られるものは少ない
1デイインターンは選考がない場合も多くスケジュール的にも参加しやすいことから、「たくさん行きたい!」と考える人もいるでしょう。
しかし、1デイインターンは時間が短いことからセミナーや職場体験、グループワークなど会社説明会に近い内容が多いんですよね。
そこまで深い業界研究・企業研究はできないので、ただ多く参加してもあまり意味がないかと。
それなら1週間などある程度期間があるインターンに1つ参加した方が有意義です。
なので、1デイインターンに参加する際は「時間を使ってでも本当に参加したいのか?」「1日で何を学びたいのか?」など優先順位や参加目的をはっきりさせておいてくださいね。
短期インターンは参加企業数よりも目的意識を持つことが大切なんですね。
長期インターンシップに行き過ぎるデメリット
長期インターンに同時に行き過ぎるのはNGだと説明しましたが、その理由は掛け持ちすることによるリスクがあまりに大きいから。
では、長期インターンに行き過ぎるとどんなデメリットがあるのでしょうか?
【長期インターンシップに行き過ぎるデメリット】
- 学業との両立ができず単位が足りなくなるリスクが生まれる
- 長期インターンに注力しすぎて就活対策が疎かになる
- 結局1社ごとの学びが得られず中途半端になる
デメリット① 学業との両立ができず単位が足りなくなるリスクが生まれる
1つ目のデメリットは、学業との両立ができなくなる可能性があることです。
長期インターンは少なくとも1ヵ月以上、長いところだと半年程度その企業の社員として働かなければなりません。
比較的シフトには融通が利きやすいところが多いですが、掛け持ちするとなれば週の大半をインターンが占めることになります。
その結果大学の授業やゼミの時間も削られ、最悪の場合単位を落とし卒業できなくなってしまう。
卒業できなければ就職もできないので本末転倒ですよね。
そもそも学生の本分は勉強です。
なので、くれぐれも長期インターンに行き過ぎて学業に支障が出ないようにしてくださいね。
デメリット② 長期インターンに注力しすぎて就活対策が疎かになる
続いて、長期インターンに注力しすぎて就活対策が疎かになるのもデメリットです。
就活ではインターン以外にも準備すべきことがありますよね。
たとえば、自己分析やSPI対策、企業研究(インターン先以外の)、面接対策など。
就活で自分の力を最大限発揮するには、これらをバランスよく行わなければなりません。
しかし長期インターンは時間もエネルギーもかなり使うので、行き過ぎるとどうしても他が疎かになりがちなんですよ。
そうなると、せっかくインターンに参加しても本選考がうまくいかなかったり入社後にミスマッチを起こしたりと不幸な結果になりかねません。
なので、あくまでも就活準備の一環としてインターンに参加するということを忘れないようにしてくださいね。
デメリット③ 結局1社ごとの学びが得られず中途半端になる
3つ目のデメリットは、複数参加しても結局1社ごとの学びが薄くなり中途半端になること。
先程説明したように、長期インターンは企業の一員として成果を出すことが求められるため決して楽ではありません。
それが2社となれば忙しさも覚えることも2倍になる。
そのため、多くの情報を処理しきれずどちらも中途半端になる可能性があるんですよね。
それなら1社に集中して取り組んだ方が結果的には有意義な時間になります。
なので、体力やモチベーション、スキルに相当自信がある人でない限り同時参加はかえって非効率的だと思いますよ。
1デイ・短期インターンシップに行き過ぎるデメリット
1デイ・短期インターンは何社でもOKだと説明しましたが、だからといってやみくもに参加するのはおすすめできません。
というのも、短期でも行き過ぎるとデメリットがあるから。
これを知らないとせっかくインターンに参加しても得られる学びが薄くなってしまいます。
そこで次に、1デイ・短期インターンに行き過ぎるデメリットを共有していきます。
デメリット① インターンに参加すること自体が目的化してしまう
1つ目のデメリットは、インターンに参加すること自体が目的化してしまうことです。
先程も説明したように、インターンは就活のヒントを得るための手段のひとつに過ぎません。
インターンを通して業界理解を深め自分の適性を理解し、就活に活かすというのが本来のあるべき姿です。
ですが、短期インターンに行き過ぎるとそれを忘れてしまって「〇社のインターンに行った!」という結果だけに満足してしまうんですよね。
つまり、就活準備をやったつもりになってしまう。
就活準備ができていると錯覚してしまえば、本選考でも良い結果を残せません。
なので、インターンに多く参加する際はそれ自体が目的にならないように注意してくださいね。
デメリット② 企業のPRに洗脳されて誤った企業選びをしてしまう
続いてのデメリットは、企業のPRに洗脳されて誤った企業選びをする可能性があること。
なぜこのようなことが起こるのかというと、短期インターンは長期のように実務を経験する機会はほとんどないからです。
多くはセミナー形式や職場見学、グループワークがメイン。
「実際の業務を体験する」というよりは「見せられるところだけ見せる」というスタイルであるため、どうしても良い部分ばかり見えてしまうんですよね。
(企業はわざわざ悪い部分を見せようとしないので!)
よって短期インターンに行くと「この企業素敵!」と思い込みやすいんですよ。
就活では冷静に企業を見極めることが大切なので、短期インターンに行き過ぎて盲目的にならないよう注意してくださいね。
短期インターンでも行き過ぎるとデメリットがあるのか…。となると複数参加する場合もやはり4〜5社くらいが妥当ですね。
複数社のインターンシップに参加するメリット
インターンの行き過ぎには注意すべきとお伝えしましたが、実は複数社参加することにはメリットもあるんですよ。
そこで次に、複数社のインターンに参加するメリットを3つ紹介します。
メリットとデメリットを包括的に考えて、参加企業数を決められると良いですね。
【複数社のインターンシップに参加するメリット】
- 業界理解ができる
- 企業ごとの違いが分かるようになってくる
- 就活でのアピール材料の1つにできる
メリット① 業界理解ができる
1つ目のメリットは、実際の仕事や職場の雰囲気を肌で感じ業界理解を深められること。
特に短期インターンは業界や企業理解の向上を主な目的としているため、業界について詳しく知れるようなプログラムが組まれていることが多いです。
なので、自分で業界について調べるよりもより効率的かつ深く学べるんですよね。
同じ業界の企業に複数参加すれば共通点が分かるし、異なる業界のインターンに参加すれば業界ごとの特徴も見えてくる。
よって、業界理解を深めるという意味では複数社のインターンに参加するのはかなり有意義だと思いますよ。
メリット② 企業ごとの違いが分かるようになってくる
続いてのメリットは、企業ごとの違いがわかるようになってくること。
同じ業界でも企業によって強みとしている分野や社風、業務内容は異なります。
しかし、1社参加しただけでは企業同士の比較はできませんし、ネットだけで情報収集するにも限界がありますよね。
そんなとき複数社のインターンに参加することで、企業ごとの違いを肌で感じられます。
よって自分に合う企業を見つけたい場合やじっくり企業同士を比較したい場合は、インターン複数参加が大きなヒントになるんですよ。
メリット③ 就活でのアピール材料の1つにできる
3つ目に、就活でのアピール材料になることもメリットです。
本選考では必ずと言って良いほど志望動機が聞かれますが、インターンに参加したことを盛り込めばより説得力が増すんですよね。
たとえば「御社のインターンに参加し、社員の方々のモチベーションとスキルの高さに惹かれた」と言えば、面接官は「どうしてもここに入社したいんだな」と感じてくれます。
複数社のインターンに参加すれば、この手法を使える選択肢が増える。
よって本選考での通過率アップにつながり内定を獲得しやすくなる。
なので、どうしても行きたい企業には積極的にインターンに参加することをおすすめします。
インターンに複数参加すると業界理解を深め本選考でも役立つんですね。同じ業界の企業に複数参加するのも良さそうだ!
インターンシップの探し方
インターンに行き過ぎると上記のようなリスクがあるため、バランスを考えながら優先順位をつけ参加企業を選ぶことが大切です。
では、自分が求めるインターン先を見つけるにはどうすれば良いか?
個人的には、以下3つの方法がおすすめだと考えています。
【僕が最もおすすめするインターンの探し方】
- 逆求人サイトに早期登録してスカウトを得る
- インターン専門の求人サイトを利用する
- マイナビなどの大手求人サイトで検索する
逆求人サイトや大手求人サイトは本選考向けのサービスなんですが、インターンにも対応しているんですよね。
インターン専門の求人サイトも、全国のインターン情報をまとめて確認できるのでかなり便利かと!
なので、インターン先を探す際はまずこの3つを使ってみてください。
この他にもインターンの探し方を知りたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
»【インターンの探し方10選】本当におすすめの探し方を厳選して紹介!
インターンシップに参加し過ぎないためには「目的設定」が重要
インターンに参加し過ぎることにはデメリットもあると説明しました。
ですが、だからといって1社だけに絞らないといけないというわけではありません。
大切なのは「〇社まで」という基準ではなく目的をはっきりさせること。
目的設定をしっかりしておけば行き過ぎて不毛な時間を過ごすリスクを減らせます。
なので、以下で紹介する目的設定のポイントを意識するようにしてくださいね。
目的を持たず参加したらただの企業説明だけで終わりがち
繰り返しになりますが、インターンはあくまでも就活準備の手段なので目的を持たずに参加してもただの会社説明会になってしまいます。
特に短期インターンは業界・企業理解を深めるために実施されるので、実務を経験することはほとんどありません。
よってただ何となく参加しても学べるものはかなり少なくなってしまいます。
(それなら自分で企業研究をするか、その時間でアルバイトをして就活資金を稼いだ方が良いかと。)
なので、何のために参加するのか、参加して何を知りたいのかを事前にはっきりさせておくことが大切。
インターンの目的設定をすることが就活の第一歩になります。
インターンの参加目的例
インターンは目的設定が大切だと説明しましたが、考えてみてもうまく言葉にできない人もいるかと思います。
そんなときは、以下の参加目的例を参考にしてください。
- 業界理解を深めたい
- 企業ごとの比較をして企業選びの材料にしたい
- 多くの社員の方と話をしたい
- 具体的な業務内容を知って適性を確かめたい
- 社内の雰囲気を感じ自分に合うか確かめたい
- 社会人に必要なスキルを知りたい
- 実務を経験してスキルを向上させたい
この中でピンときたものはありますか?
目的を明確化できたらそれに合う企業を選んでくださいね。
参加目的を明確化させておくとインターン選考でも役立ちますよ。
インターンは参加そのものよりも目的意識が大切なんですね。さっそくインターンで何を学びたいのかを考えてみたいと思います!
本記事の要点まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本記事では、インターンに行き過ぎるのは良くないのか?そしてインターンに複数参加するメリット・デメリットについて共有してきました。
インターンは就活準備に役立つ大変貴重な機会ですが、ただ参加すれば良いというものではありません。
大切なのは多く参加することではなく、1社1社目的意識を持つこと。
それができていれば「〇社まで」という基準は特に意識しなくても大丈夫です。
ただし、長期インターンの場合は掛け持ちするとかなり大変なので1社ずつの方がおすすめ。
ここで紹介した内容を参考に、インターンの参加目的を明確化し何社参加するのかを検討してくださいね。
就活生のみなさんが、充実したインターンを経験できますように。
▼本記事のまとめ
- 長期インターンなら1社ずつ、短期インターンなら何社でも良い。ただしいずれも目的を持って参加することが大切。
- 長期インターンに行き過ぎると学業に支障がでたり情報を処理できなかったりする可能性がある。
- 短期インターンの場合は、目的もなく参加するとただの会社説明会になりがちなので注意すべき。
- インターンに複数参加することには、業界理解を深められる、企業ごとの違いが分かる、就活のアピール材料になるといったメリットもある。
- 複数参加のメリット・デメリットを押さえ、バランスを見て自分に合ったインターン先を選ぶことが大切。