就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
どんな人が書いているか分からない記事は信頼できないと思うので…
まずは簡単に自己紹介をまとめました!
また、この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、就活や転職活動をした時に感じた次の思いから立ち上げました。
「ブラック企業の求人を掲載するなよ!残業が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
同じ思いを持つ就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
それでは本題に入っていきますね!
「利益率が高い業界って、就職したらメリットが多そう!」
こんな風に思っている就活生は多いのではないでしょうか。
実際に、利益率が高い業界は収益性が高く、企業が安定していることが多いため、就職先としても魅力的に見えますよね。
でも、そもそも「利益率が高い業界」って何を基準にしているのか、また、どんな業界がランクインしているのか気になりませんか?
そこで今回は、利益率が高い業界と低い業界を紹介し、さらにそのメリット・デメリットについて、わかりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読み込んでもらえると嬉しいです!
利益率が高いと、その分、社員に高い給料を払えたり、会社としての安定性が高いイメージがあります!
そうだね!利益率が高いメリットとしてそれらが挙げられるよ!でも一方でデメリットもある。
利益率の高い業界、低い業界について見ていくだけじゃなくて、そうしたメリットとデメリットも一緒に確認していこう!
目次
利益率が高いの基準とは?
まず、「利益率が高い業界」とは何を基準に判断できるのか?
利益率とは、売上に対する純利益の割合のことです。
利益率が高いほど、売上の中からどれだけ効率よく利益を得ているかを示しています。
利益率の計算方法は、基本的には「純利益 ÷ 売上高 × 100」で求めます。
例えば、ある企業が1億円の売上を上げ、そのうちの2000万円が純利益だった場合、利益率は20%となります。
利益率が高い業界は、効率的に利益を上げられるビジネスモデルを持っている企業が多いのが特徴で、これにより、利益を再投資したり、従業員に還元したりする余裕が生まれやすくなります。
具体的にどれくらいの利益率が高いとされるのか?
一般的に、利益率が5%を超えると「高い」と評価されることが多いです。
特に利益率が10%以上ある業界は非常に高利益率なビジネスを展開していると考えられます。
逆に、利益率が1%未満だと、競争が激しかったり、コストが高くついたりしている可能性があるため注意が必要。
次の章から具体的な業界のランキングを見ていきましょう。
利益率は10%超えたら高利益率と言われるほどに低いんですね!
そうなんだよ!「年商1億円!」と言っても、例えば利益率が1%なら残る利益は100万円だからね。
利益率が高い業界・業種【10選】
では、利益率が高い業界のランキングを紹介します。
一般的に利益率が高い業界としては、以下の業界が代表例として挙げられます!
【利益率が高い業界ランキング】
- IT・ソフトウェア業界
- 金融業界
- 製薬業界
- エネルギー業界
- 不動産業界
- コンサルティング業界
- 医療機器業界
- バイオテクノロジー業界
- 化学工業
- 通信業界
またそれぞれの利益率の目安ですが、下記のとおりです。
(一般的な業界の平均利益率に基づいた推定値であり、具体的なデータは、過去の業界レポートや財務分析の結果、企業の年次報告書などから得られる業界全体の傾向に基づいた目安となります。)
【利益率が高い業界の目安】
- IT・ソフトウェア業界:20%〜30%
- 金融業界:15%〜25%
- 製薬業界:10%〜20%
- エネルギー業界:15%〜20%
- 不動産業界:10%〜15%
- コンサルティング業界:20%〜30%
- 医療機器業界:15%〜20%
- バイオテクノロジー業界:10%〜20%
- 化学工業:8%〜12%
- 通信業界:10%〜15%
利益率は企業や地域、時期によっても異なります。
実際に詳しく調べる際は、企業の財務諸表や最新の業界レポートなどの信頼性の高いデータを参考にする必要があるので、志望業界の企業について1社ずつ調べるようにしましょうね!
それでは、各業界の特徴と具体例について解説していきます。
①IT・ソフトウェア業界
IT・ソフトウェア業界は、特に利益率が高いことで知られています。
この業界では、初期の開発コストさえクリアすれば、製品やサービスの追加販売にかかるコストが非常に少ないため、利益率が大きくなりやすい。
具体例としては、大手IT企業が提供するソフトウェアやクラウドサービスなどが挙げられます。
これらは多くの企業や個人ユーザーに利用されており、安定した収益を確保しています。
②金融業界
金融業界も利益率が非常に高い業界の一つです。
金融商品やサービスは、提供するためのコストが比較的少なく、また運用次第で大きな利益を得られることが多いです。
例えば、銀行業や投資ファンドなどは、顧客のお金を預かり、それを元手に運用して利益を出しています。
特に投資銀行や資産運用業界は、莫大な利益を得られる可能性があります。
③製薬業界
製薬業界は、新薬の開発に成功すると莫大な利益を得られる業界です。
一方で、新薬の研究開発には多額の資金と時間がかかるため、失敗のリスクもあります。
しかし、一度成功した新薬は特許権によって数年間独占的に販売できるため、その間は非常に高い利益率を保つことができます。
特に大手製薬会社は、世界中で使用される医薬品を開発しており、高い利益を生み出しています。
④エネルギー業界
エネルギー業界も高利益率を誇る業界の一つです。
石油や天然ガスなど、エネルギー資源を扱う企業は、供給が限られている資源を取り扱うため、需要が高まると価格が上昇し、その結果、利益率が大きくなることがあります。
特に、石油メジャーと呼ばれる大手企業は、世界中でエネルギーの採掘や精製を行っており、非常に大きな利益を生み出しています。
⑤不動産業界
不動産業界もまた、高い利益率を持つ業界です。
土地や建物の売買や賃貸業務を行う不動産企業は、物件の価値が上昇することで大きな利益を得ることができます。
特に都市部では、不動産価格が高騰しやすいため、不動産業者にとっては非常に利益を上げやすい環境です。
例えば、大手不動産開発企業が手がける商業施設やオフィスビルの開発が、利益を大きく押し上げる要因となります。
⑥コンサルティング業界
コンサルティング業界は、少ないコストで高い利益を上げることができる業界です。
企業や組織が直面する課題を解決するためのアドバイスや戦略を提供するサービスであり、専門知識やノウハウを提供することで高い料金を請求することが可能です。
具体例として、経営コンサルティングやITコンサルティングなどがあります。
これらのサービスは、高い報酬を得られるため、非常に利益率の高いビジネスモデルを持っています。
⑦医療機器業界
医療機器業界は、特に高度な技術を用いた製品を開発・販売する企業が高い利益率を誇っています。
新しい技術や機器が必要とされる医療現場では、高額な製品が導入されることが多いため、製品の開発に成功すれば高い収益が見込めます。
例えば、心臓ペースメーカーやMRI装置などの高性能な医療機器は、その技術力の高さゆえに高額で取引されることが多く、利益率が非常に高いです。
ちなみに僕の大学時代の友達は、ブライダル業界やら医療機器業界に転職して、年収が2倍になりました。
本人いわく「ブライダル業界の時よりも仕事が楽になったのに年収が2倍になった」と話していましたね。
これだけ利益率によって待遇が変わるのは良い例だと言えるでしょう!(もちろん企業によっても異なりますが!)
⑧バイオテクノロジー業界
バイオテクノロジー業界は、特に医薬品や農業、環境分野での応用が期待されており、研究開発の成果が出れば大きな利益を得ることができます。
この業界は研究開発に大きな投資が必要ですが、新しい技術や製品が市場に受け入れられると、大きな利益を得られる可能性が高いですね。
遺伝子編集技術や再生医療のような先端技術を扱う企業は、高い利益率を実現しやすいです。
⑨化学工業
化学工業もまた、利益率の高い業界の一つです。
この業界では、石油化学製品や高機能材料など、多くの分野で使用される化学物質を製造しており、特定の市場においては非常に高い需要があります。
特に、先端材料や特殊化学品を扱う企業は、他社が簡単に参入できない高い技術力を持っているため、独占的な市場を形成しやすく、それが利益率を押し上げる要因となっています。
⑩通信業界
通信業界は、インフラ整備に大きなコストがかかる一方で、インフラが整えば持続的に安定した収益を得られる業界です。
特に、スマートフォンやインターネット接続の需要が世界中で増加している現代では、通信サービスを提供する企業は非常に高い利益率を誇っています。
大手通信会社が提供する携帯電話サービスやインターネット回線は、初期のインフラ投資が終了すると、維持費が低く、長期にわたって安定した収益をもたらします。
ここまで紹介した10つの業界は利益率が高い企業が多いです。
何度も言う通りで、どれだけ「利益率が高い業界」だとしても企業によって利益率は大きく異なります。
例えば同じ「IT業界」と言っても、ソフトバンクと最近立ち上がったベンチャー企業では利益率は大幅に異なりますよね。
企業ごとに分析することを大切にしてください!
なるほど!これらの業界は利益率が高い企業が多いんですね!
商品やサービスの単価が高くて、かつ参入障壁が高い業界が多いよね!こうした特徴を持つ業界はやっぱり利益率が高くなるね!
利益率が低い業界・業種【10選】
利益率が高い業界がある一方で、競争が激しかったり、コストがかさむために利益率が低くなってしまう業界も存在します。
ここでは、利益率が低い業界をランキング形式で紹介します!
【利益率が低い業界ランキング】
- 外食業界
- 小売業界
- 運輸業界
- 建設業界
- 農業・漁業
- ホテル・観光業界
- アパレル業界
- 出版・印刷業界
- 教育業界
- 広告業界
また上記の業界の利益率の目安も共有しますね。
先ほど同様に、利益率は企業によって大幅に異なるので、あくまで業界水準を確認するに留めて、志望企業の利益率は1社ずつ確認するようにしましょう。
【利益率が低い業界の目安】
- 外食業界:2%〜5%
- 小売業界:1%〜3%
- 運輸業界:2%〜4%
- 建設業界:3%〜5%
- 農業・漁業:1%〜4%
- ホテル・観光業界:2%〜6%
- アパレル業界:2%〜5%
- 出版・印刷業界:1%〜3%
- 教育業界:3%〜5%
- 広告業界:3%〜6%
それでは、各業界の特徴と具体例を見ていきましょう。
①外食業界
外食業界は、非常に競争が激しく、利益率が低い傾向にあります。
飲食店は人件費や食材費がかさみ、特に立地の良い場所では家賃も高いため、経費が多くかかります。
さらに、多くの店舗が薄利多売のモデルを採用しているため、1件あたりの売上では利益を出しにくいのが現状です。
具体例としては、ファストフード店やカフェチェーンなどがあります。
こうした業態では、常に高い客数を維持しない限り、利益率を高くすることは難しいですね。
②小売業界
小売業界も、利益率が低い業界の一つです。
特にスーパーやドラッグストア、コンビニなどは、多くの商品を扱い、利益率の低い商品も多く販売するため、全体の利益率が低くなりがちです。
大量に商品を販売して利益を出すビジネスモデルが主流であるため、少しでも売上が落ちると利益が大きく減少してしまいます。
③運輸業界
運輸業界もまた、利益率が低い業界として挙げられます。
特に物流や配送業は、燃料費や人件費が大きな負担となり、利益を圧迫しています。
更に競争が激しいため、価格競争に巻き込まれることが多く、利益率が低くなりがちです。
④建設業界
建設業界は、大規模なプロジェクトが多いものの、コストがかさみやすい業界です。
人件費や資材費が高騰することが多く、また、プロジェクトが長期にわたるため、その間にかかるコストを適切に管理することが難しい場合もあります。
例えば、住宅建設やインフラ整備などは、特に大規模であればあるほど利益率を維持することが困難です。
⑤農業・漁業
農業や漁業は、天候や自然環境に大きく左右される業界であり、利益率が低くなることが多いです。
特に、天候不良による収穫量の減少や、市場価格の変動が大きく影響するため、安定した利益を確保することが難しい。
また、収穫や漁獲の際の労働力の確保にも多くのコストがかかります。
⑥ホテル・観光業界
ホテルや観光業界は、季節や経済状況によって需要が変動しやすく、利益率が安定しにくい業界です。
さらに、施設の維持費や人件費が大きなコストとなり、特にオフシーズンには利益が大きく減少することが多いです。
⑦アパレル業界
アパレル業界は、トレンドの移り変わりが非常に早く、在庫管理やマーケティングに多くのコストがかかるため、利益率が低くなりがちです。
特にファストファッション業界では、低価格で大量に商品を販売する必要があるため、利益率を高めることが難しいです。
⑧出版・印刷業界
出版や印刷業界は、近年、デジタル化の進展により市場が縮小しており、利益率が低くなっています。
書籍や雑誌の売上が減少する一方で、印刷コストや流通コストがかかり続けるため、業界全体で利益を出すことが難しくなっています。
⑨教育業界
教育業界は、授業料や講座の価格設定に限界があり、また人件費や施設維持費が大きな負担となるため、利益率が低いです。
特に、学習塾や専門学校では、少人数制や個別指導を行う場合に人件費がかさみ、利益率が圧迫されることがあります。
⑩広告業界
広告業界は、特にインターネット広告が普及したことで、従来の広告手法に依存していた企業の利益率が低下しています。
また、広告主の要望に応えるための制作コストが増加する一方で、広告の単価が下がっているため、利益を確保するのが難しくなっています。
広告業界の中でも、どんな広告媒体を扱っているのかで大幅に異なるので、反対にめちゃくちゃ利益率が高い企業も多く存在するのが広告業界だと言えるでしょう。
以上、上記の10つの業界は利益率が低い企業が多いです。
たしかに飲食業界や小売業界は利益率が低いと言いますよね。
そうだね。ビジネスモデル的に利益率が低いことは仕方ないと言える。
でも企業によっては利益率が低くても、圧倒的に売上が高いことで、社員への待遇の良い企業もあるから、やっぱり企業ごとの分析が大切だね。
利益率が高い業界に就職するメリット【3選】
ここまで利益率が高い業界と低い業界を紹介してきました!
この章では「利益率が高い業界に就職するメリット」を解説していきますね。
利益率の高い業界の企業に就職する代表的なメリットは3つあります。
【利益率が高い業界に就職するメリット】
- 給与が高い傾向にある
- 企業の安定性が高い
- キャリアの成長が期待できる
①給与が高い傾向にある
利益率が高い業界では、企業が稼いでいる分、従業員への還元も期待できます。
これは最大のメリットだと言えるでしょう。
特に、大手企業では利益を上げた分をボーナスや昇給という形で社員に還元することが多く、給与水準が他の業界と比べて高い傾向にあります。
例えば、IT・ソフトウェア業界や金融業界では、高い給与とともに、インセンティブやストックオプションなどの報酬制度が充実している企業も多くあります。
②企業の安定性が高い
利益率が高い企業は、事業がうまくいっている証拠でもあり、経済的に安定していることが多いです。
特に、景気に左右されにくいビジネスモデルを持つ企業は、安定した収益を確保しているため、倒産のリスクが低いといえます。
そのため、利益率が高い業界に就職すると、長期的なキャリア形成がしやすく、安心して働ける環境が整っていることが多いです。
③キャリアの成長が期待できる
利益率が高い業界では、企業が成長しているため、新しいプロジェクトやポジションが次々と生まれることが多いです。
これにより、若いうちから重要なプロジェクトに携わったり、管理職を目指すチャンスが多く、キャリアアップのスピードが速いという特徴があります。
特に、IT業界やコンサルティング業界では、急速な成長を背景にして、次々と新しい機会が生まれやすいです。
個人的に、やはり利益率が高い業界に就職するメリットは、高い年収を狙えることだと思います。
やっぱり努力して出世した分、給料に大きく反映されるのはやりがいがありますからね。
たしかに利益率が低い業界は、社員の給料を上げたらすぐに赤字になってしまいますよね。その点、利益率が高い業界だと、社員に還元する余裕があると言えますね。
利益率が高い業界に就職するデメリット【3選】
利益率が高い業界には魅力がたくさんありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。
ここでは、利益率が高い業界に就職する際に注意すべきデメリットを3つ紹介します。
【利益率が高い業界に就職するデメリット】
- 競争が激しくストレスが大きい可能性がある
- 変化が速く安定性に欠ける場合がある
- 労働時間が長くなる傾向がある
①競争が激しくストレスが大きい可能性がある
利益率が高い業界は、多くの人が魅力を感じているため、競争が非常に激しいです。
特に、IT業界や金融業界では、新しい技術やサービスを開発し、競争相手を常にリードしなければならないため、働く環境がハイプレッシャーになることがあります。
このような競争の激しさが、ストレスや長時間労働の原因となることがあり、心身の健康に影響を及ぼす場合がありますよね。
ですが、参入障壁が高い業界に関しては当てはまらないケースも多くて、金融業界や医療機器業界、化学業界は競争がゆるいケースも見られます。
一方で、参入障壁が比較的低い、IT業界や不動産業界などは利益率が高くても、競争が激しくて激務の企業も多いので注意が必要ですね。
②変化が速く安定性に欠ける場合がある
利益率が高い業界では、技術革新や市場の変動が激しく、安定性に欠けることがあります。
特に、IT業界や通信業界では、次々と新しい技術が登場するため、急速に業界全体が変化する可能性があり、今まで成功していたビジネスモデルが突然時代遅れになることもあります。
そのため、変化に対応できる柔軟な思考とスキルが求められます。
③労働時間が長くなる傾向がある
利益率が高い業界では、特に高収益を上げるために労働時間が長くなることが多いです。
例えば、コンサルティング業界や金融業界では、プロジェクトの進行や締め切りに追われ、結果的に長時間働くことが常態化している場合があります。
そのため、ワークライフバランスを重視する人にとっては、利益率が高い業界は必ずしも理想的ではない可能性がありますね!
利益率が高くて年収が高くても、忙しすぎて心身ともに壊れてしまうなら、それは長い目で見るとデメリットでしかない!そのあたりも考慮しつつ、企業を選ぶことが重要だよね!
利益率が高い業界の企業を志望する際の注意点
利益率が高い業界に魅力を感じて就職を目指す際には、いくつかの注意点があります。
ここでは、3つの重要な注意点を解説していきます。
【利益率が高い業界を志望する際の注意点】
- 業界の利益率が高くても企業単位で大幅に異なる
- 短期的に利益率が高いだけでないか分析すべき
- 将来性は高いのか分析すべき
① 業界の利益率が高くても企業単位で大幅に異なる
利益率が高い業界に属しているからといって、どの企業も高収益というわけではありません。
同じ業界に属する企業でも、ビジネスモデルや経営戦略によって利益率が大きく異なることがあります。
例えば、IT業界に属している企業でも、ソフトウェアの開発に成功している企業と、競争に敗れている企業では収益構造が全く異なる場合があります。
そのため、業界全体の利益率だけでなく、個別の企業の業績や財務状況をしっかりと分析することが重要です。
② 短期的に利益率が高いだけでないか分析すべき
利益率が高い企業でも、それが一時的なものである可能性があります。
特定のプロジェクトや市場の好況によって一時的に利益を上げている企業は、その状況が変わればすぐに収益が低下することがあります。
そのため、企業が一時的な利益に依存していないか、長期的に安定して利益を上げられるビジネスモデルを持っているかどうかを確認することが大切です。
③ 将来性は高いのか分析すべき
利益率が高い企業でも、将来性が低ければ長期的なキャリアを築くのは難しい可能性があります。
特に、技術革新や市場の変化が激しい業界では、将来のビジネスモデルがどうなるかを見極める必要があります。
「今利益率が高い」だけではなく、「将来的にも需要が安定しており将来的にも高い利益率を継続できそうだ」という長期的な視点が重要です。
(極端な例を挙げると、タピオカブームの時のタピオカ屋は超高利益率でした。ですが、タピオカブームが過ぎると売上が上がらずに経費だけかかって超低利益率になった。将来性を見ることはこうしたリスクを回避することに繋がります!)
ただ単に「利益率が高い業界は良い業界」と評価するのはなく、こうした注意点も視野に入れながら、1社1社企業分析することを大切にしましょう!
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
利益率が高い業界について、そのメリット・デメリットや注意点を理解していただけたでしょうか?
これからも、このホワイト企業ナビでは、本質的で役に立つ情報をお届けしていきます!
少しでも気に入ってくれた方は、ぜひホワイト企業ナビをブックマークしてくださいね!
以上、就活マンでした!
ここで、今回の要点を簡単にまとめますね。
【本記事の要点まとめ】
- 利益率が高い業界では、IT業界や金融業界などが特に高収益を上げている。
- 利益率が低い業界には、外食業や小売業が含まれ、競争が激しいため利益が圧迫されやすい。
- 利益率が高い業界に就職することで、高給与や安定性、キャリア成長が期待できるが、競争の激しさや変化の速さには注意が必要。
- 業界の利益率だけに頼らず、個別の企業の財務状況や将来性をしっかり分析することが重要。