【食品商社ランキング】売上と平均年収の上位企業35選!

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就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

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全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。

それでは本題に入っていきますね!

今回は食品専門商社について徹底調査しました!

食品商社の売上ランキング、平均年収ランキング、中小企業の中でのランキングなど、各項目ごとにランキング化したので、「食品専門商社にはどんな企業があるのか?どこが有名なのか?」と気になる方はぜひ参考にしてください。

またそれだけでなく、食品商社を志望する人に役立つように、食品商社の探し方や選考対策の方法を共有していきます!

(これまで1500以上の記事を書いて、こうして求人サイトも運営している僕の知見をフル活用していきますね!)

そもそも食品専門商社にはどんな企業があって、どの企業が売上が高いのか気になります!

食品専門商社はBtoBだから、一般人からの知名度は低い企業が多い。だからこそ、こうしてランキング化して、有名どころを紹介していくね!

食品商社ランキング【売上高】

食品商社ランキング【売上高】

まずは「売上高」の大きい食品商社ランキングを共有します!

各企業のHPや有価証券報告書をもとに、まとめました。

業界の中でも大手が名を連ねているので、ぜひチェックしてくださいね。

なお、企業一覧のあとには上位5社の詳細もご紹介していきます。

企業名売上高
1日本アクセス2兆3,366億円
2三菱食品2兆763億円
3国分グループ本社2兆684億円
4加藤産業1兆993億円
5トモシアホールディングス8,405億円
6ヤマエグループホールディングス7,127億円
7三井物産流通グループ6,768億円
8伊藤忠食品6,724億円
9大光6,482億円
10石光商事6,202億円
11日本酒類販売5,840億円
12サトー商会4,760億円
13スターゼン4,105億円
14山星屋3,347億円
15西本Wismettacホールディングス3,008億円

1位:日本アクセス

企業名株式会社日本アクセス
本社所在地東京都品川区西品川1-1-1
住友不動産大崎ガーデンタワー
資本金26億2,000万円
従業員数4,002名(連結:2024年4月末時点)
年間休日数122日
平均残業時間/月14.7日
平均有給取得日数24.5時間

日本アクセスは、伊藤忠商事を親会社にもつ食品商社です。

売上高は2兆3,366億円で1位となりました。

日本アクセスは500以上の物流拠点を構え、取り扱いの商品数は約70万を誇る、まさに大企業です。

そんな日本アクセスでは、新入社員から上層部まで全社員を対象にした幅広い研修に加え、自由参加の研修や講座、通信教育も用意されており、スキルアップできる環境が整っています。

2021年度からはフレックスタイムを導入しており、メリハリを持って働けるのも嬉しいポイント。

また、寮・社宅の提供や一度退職した人向けのジョブリターンなど、さまざまな事情や状況を想定した制度が設けられているのも魅力です。

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2位:三菱食品

企業名三菱食品株式会社
本社所在地東京都文京区小石川1-1-1
資本金106億3,000万円
従業員数4,101名(2024年4月1日時点)
年間休日数詳細なし
(完全週休2日制、年末年始、創立記念日、慶弔休暇、育児休業など)
平均残業時間/月21.5時間
平均有給取得日数10.2日

三菱グループの企業である三菱食品は、国内外合わせて、20の営業拠点と約400の物流拠点をもつ大手の食品商社です。

売上高は2兆763億円で、2位にランクインしました。

取り扱うのは加工食品から冷凍・チルド食品、酒類、菓子、原材料など幅広いのが特徴。

自身のキャリアを考えられるキャリアデザインセミナーや、食の専門知識などを学べる通信講座など教育体制も整っています。

また、社内公募制度などチャレンジできる環境が整っているので、挑戦意欲の高い人にとくにおすすめの企業です。

3位:国分グループ本社

企業名国分グループ本社株式会社
本社所在地東京都中央区日本橋1-1-1
資本金35億円
従業員数5,051名(連結:2023年12月末時点)
年間休日数123日
平均残業時間/月22.3時間
平均有給取得日数9.7日

国分グループ本社は、創業から300年以上の歴史をもつ老舗企業です。

取引得意先数は3万5,000、取り扱い商品数は60万、仕入れ先数1万と業界でもトップクラスの実績を誇ります。

売上高は2兆684億で、3期連続で最高益を更新

入社後3年は「若手育成プログラム」として、OJTや基礎研修、物流研修、工場見学など多様な教育機会が設けられています。

また、テレワークや時差勤務に加え、勤務の途中に私用で抜け終業時間を変更できる中抜け勤務といった独自の制度があるのも魅力です。

4位:加藤産業

企業名加藤産業株式会社
本社所在地兵庫県西宮市松原町9-20
資本金59億3,405万円
従業員数1,134名(2023年9月末時点)
年間休日数121日
平均残業時間/月17.8時間
平均有給取得日数9.4日

加藤産業は、卸売だけでなく、自社ブランド商品も製造している総合食品商社です。

日本だけにとどまらず、マレーシアやシンガポール・ベトナム・中国にもグループ会社をもちグローバルに事業を展開しています。

売上高は1兆993億円で、4位となりました。

加藤産業では入社前に「総合食品展示会の見学」や「内定者勉強会」などが設けられているので、会社の雰囲気を掴みやすいです。

入社後は社員持株会や財形貯蓄制度、社宅制度などキャリアを築いていく上で嬉しい福利厚生も用意されています。

5位:トモシアホールディングス

企業名トモシアホールディングス株式会社
本社所在地東京都港区新橋2-12-17
新橋I-Nビル5F
資本金10億3,500万円
従業員数3,490名(2024年3月末時点)
年間休日数(事業会社別)旭食品116日、カナカン112日、丸大堀内108日
平均残業時間/月(事業会社別)旭食品11.5日、カナカン9.4日、丸大堀内5日
平均有給取得日数(事業会社別)旭食品19.2時間、カナカン6.7時間、丸大堀内11時間

トモシアホールディングスは、旭食品・カナカン・丸大堀内の3社が経営統合して、2013年に発足した会社です。

国内に205の物流拠点を構え、グループ会社は32社、得意先数は約3万社と大きな規模で事業展開しています。

売上高は8,405億円で5位。

平均勤続年数は18.9年と長く働きやすい環境であることがわかります。

トモシアホールディングスでは中途で通年採用を、各事業会社(旭食品・カナカン・丸大堀内)では新卒採用を行っているので、気になる方はチェックしてみてください。

兆を超えるほど売上が大きい企業もあるんですね!

食品商社業界を牽引する企業と言えるね!

食品商社ランキング【年収】

食品商社ランキング【年収】

つづいては、「平均年収」の高い食品商社ランキングを紹介します!

就職する上でやはり年収は重要な基準になる人も多いと思います。

業界の中でも高年収の企業を調査したので、参考にしてくださいね。

(前章で紹介した企業は詳細を省略します)

企業名平均年収
1西本Wismettacホールディングス1,115万円
2ラクト・ジャパン819万円
3ニチモウ762万円
4尾家産業720万円
5三菱食品711万円
6加藤産業701万円
7日本酒類販売695万円
8伊藤忠食品672万円
9スターゼン661万円
10ヤマエグループホールディングス655万円
11トーホー654万円
12オーウイル644万円
13正栄食品工業640万円
14マルイチ産商639万円
15木徳神糧637万円

1位:西本Wismettacホールディングス

企業名西本Wismettacホールディングス株式会社
本社所在地東京都中央区日本橋室町3-2-1
日本橋室町三井タワー15F
資本金26億4,617万7,532円
従業員数2,176名
売上高3,008億4,700万円
年間休日数122日
平均残業時間/月16.8時間
平均有給取得日数詳細なし

西本Wismettacホールディングスは、アメリカやカナダ、シンガポール、オランダやドイツなど世界45ヵ所に拠点がある上場企業です。

アジア食を世界各地の小売業に提供する「アジア食グローバル事業」や、各国の生鮮・冷凍加工青果を国内に卸す「アグリ事業」、海外ブランドの商品輸入・開発する「アメニティ事業」など、幅広く事業を展開しています。

そんな西本Wismettacホールディングスの平均年収は、なんと1000万超え!

業界でもトップクラスの水準です。

福利厚生としては、財形貯蓄や持株・退職金制度などがあります。

さらに「病気やケガ・介護等で長期間仕事ができない場合に在籍中・退職後問わず、最長60歳まで収入を一部補償してくれるGLTD制度」など、かなり手厚い制度が豊富に用意されています。

2位:ラクト・ジャパン

企業名株式会社ラクト・ジャパン
本社所在地東京都中央区日本橋2-11-2
太陽生命日本橋ビル22F
資本金11億7,800万円
従業員数131名(単体)
売上高1,583億2,829万円
年間休日数121日
平均残業時間/月詳細なし
平均有給取得日数13.4日

ラクト・ジャパンは乳製品に特化した食品商社です。

日本の輸入乳製品・原料の取扱量はラクト・ジャパンが35%を占めており、国内ではトップシェアを誇ります。

世界10ヶ国に拠点をもち総合職の20%は海外駐在員として活躍しているため、将来は海外で働きたいという人にもおすすめの企業です。

平均年収は2位で、819万円

各種保険のほか、語学学習や資格取得のための費用支援や財形貯蓄制度、会員制の福利厚生サービスといった制度も設けられています。

3位:ニチモウ

企業名ニチモウ株式会社
本社所在地東京都品川区東品川2-2-20
天王洲オーシャンスクエア
資本金63億5,480万8,822円
従業員数214名
売上高1,277億5,600万
年間休日数124日
平均残業時間/月12時間
平均有給取得日数10.6日

ニチモウは、設立から100年以上の歴史を誇る、水産専門の食品商社です。

食品だけでなく、海洋事業・機械事業・資材事業と幅広く展開しているのが特徴。

6年連続で経常利益は20億超えと、安定した経営を続けています。

平均年収は、762万で3位となりました。

ニチモウでは入社前から通信教育や内定者研修が用意されており、入社後も2ヶ月の集合研修でビジネスマナーや業務の基礎を学ぶなど教育体制も万全です。

4位:尾家産業

企業名尾家産業株式会社
本社所在地大阪市北区豊崎6-11-27
資本金13億570万円
従業員数885名
売上高1,113億円
年間休日数118日
平均残業時間/月33時間
平均有給取得日数9.3日

尾家産業は、外食産業向けに食材を提供している食品商社です。

業務用の食品卸売だけにとどまらず、約800ものプライベートブランド商品を開発しています。

平均年収は720万で4位。

団体保険や退職金制度、無事故・無違反連続記録表彰制度、人間ドック費用補助など、充実した福利厚生が用意されています。

5位:三菱食品

売上高でもランクインした三菱食品が、平均年収ランキングでも上位に入りました。

平均年収は、711万円

従業員持株会や財形貯蓄、会員制の福利厚生サービス、社宅制度など手厚い福利厚生も設けられています。

食品業界は年収が高いイメージはあまりなかったので、平均年収1,000万超えの企業があるのは驚きです!

平均年収はそこまで高くなくても、手当などが充実している企業は意外と存在するから調べてみてね!

食品商社ランキング【中小企業】

食品商社ランキング【中小企業】

次に、食品商社の中小企業をご紹介していきます!

中小企業庁によると、「中小企業の定義」は以下のとおり。

【中小企業の定義(卸売業)】

  • 資本金または出資額が1億円以下
  • 従業員数が100人以下

よって、中小企業の定義に当てはまる企業のうち売上高の大きい企業を調査。

その中から、「年間休日」「月平均残業時間」「平均有給取得日数」の要素もふまえて優良度が高いと判断した企業をピックアップしました!

大企業よりも中小企業を志望している方は、ぜひ参考にしてください。

企業名売上高年間休日残業時間/月平均有給取得日数
1ナックス1971億円123日11時間11.3日
2東亜商事1653億円122日詳細なし詳細なし
3明治フレッシュネットワーク996億円122日5.7時間11日
4久世644億円121日詳細なし11.4日
5大西商事411億円125日詳細なし8.7日
6エンド商事242億円120日詳細なし7日
7GFC219億円121日8時間11日
8野澤組204億円120日15時間10日
9NHジャパンフーズ138億円123日27.5時間10.8日
10ジーケーエス129億円120日詳細なし詳細なし
11フィラディス67億円133日
(有給含む)
15.5時間12.8日
12アサヒ物産38億円120日11.6時間12日

1位:ナックス

企業名株式会社ナックス
本社所在地東京都港区芝2-3-3
JRE芝2丁目大門ビル3F
資本金1億円
従業員数363名
年間休日数123日
平均残業時間/月11時間
平均有給取得日数11.3日

ナックスは、業界内でも冷凍食品流通の先駆けとなった存在です。

2016年から国分グループの連結子会社になったため、安定した経営基盤があるのも魅力。

資格取得・通信教育支援やEラーニングなど学ぶ制度も整っています。

テレワークや時差出勤の制度もあり、柔軟な働き方を実現しすい環境です。

2位:東亜商事

企業名東亜商事株式会社
本社所在地東京都千代田区神田司町2-19
資本金1億円
従業員数329名
年間休日数122日
平均残業時間/月詳細なし
平均有給取得日数詳細なし

東亜商事は外食産業向けに食材を供給している食品商社です。

コロナウイルスの影響を受け2020年に売上が落ちているものの、そこから大幅に売上を伸ばし2023年には過去最高額の売上高を記録しています。

財形貯蓄制度や退職金制度、賃貸社宅補助制度に加え、野球や英会話といったクラブ活動、保養所もあるなど福利厚生も充実しています。

3位:明治フレッシュネットワーク

企業名明治フレッシュネットワーク株式会社
本社所在地東京都江東区新砂1-2-10
明治東陽町ビル11F
資本金1億円
従業員数554名
年間休日数122日
平均残業時間/月5.7日
平均有給取得日数11日

明治フレッシュネットワークは、2013年4月に関連会社8社と合併して発足した株式会社明治のグループ企業です。

チルド食品や業務用食品の卸売事業をメインに行っています。

階層別・職種別の研修に加え、通信教育支援や会社が認定した資格を取得すると奨励金が支給されるなど、教育制度も整えられています。

全国に部員がいる野球部があったり、ボウリング大会やゴルフコンペ、フットサル大会など社内交流も活発です。

4位:久世

企業名株式会社久世
本社所在地東京都豊島区東池袋2-29-7
資本金1億円
従業員数341名
年間休日数121日
平均残業時間/月詳細なし
平均有給取得日数11.4日

株式会社久世は、業務用食品卸としてホテルや飲食店に食材を提供している企業です。

試食会や勉強会を定期的に開催されているため、商材や業務への知識を深めやすい環境と言えますね。

福利厚生の面でも退職金制度や社員持株会、保養所、社員旅行などさまざまな制度が用意されています。

5位:大西商事

企業名大西商事株式会社
本社所在地山口県下関市竹崎町4-7-24
エストラスト下関センタービル4F
(東京本社:東京都中央区八丁堀3-25-7 Daiwa八丁堀駅前ビル7F)
資本金1億円
従業員数128名
年間休日数125日
平均残業時間/月詳細なし
平均有給取得日数8.7日

大西商事は、創業から130年以上の歴史を誇る食品商社です。

新入社員研修をはじめ、フォローアップ研修や、商品知識研修、語学研修など幅広く教育の機会が設けられています。

また時間単位、半日単位の年休制度、ノー残業デーなどもあるため、仕事とプライベートのバランスをとりやすい環境です。

優良な環境の中小企業もたくさんあるんですね!

そうなんだ!大手=優良企業とは限らない。しっかり企業の詳細を調べて、自分が求める働き方に合う企業を見つけることが大事だよ。

食品商社の優良企業を探す方法

食品商社の優良企業を探す方法

この記事を読んでくださっている方の多くが、「食品商社の中でも優良企業に入社したい!」と考えているかと思います。

食品商社の優良企業を探すなら、以下の手段を活用するのが効果的です!

【食品商社の優良企業を探す方法】

  • 優良企業に特化した求人サイトを使う
  • 逆求人サイトで穴場企業からのスカウトを狙う
  • 就活エージェントに紹介してもらう

① 優良企業に特化した求人サイトを使う

とくに、優良企業に特化した求人サイトの利用は必須。

ぜひ「ホワイト企業ナビ」を活用してください!

ホワイト企業ナビでは、「平均残業時間25時間未満/月」「3年後離職率30%未満」「年間休日数120日以上」をすべて満たす企業しか掲載していません。

つまり、一定の条件を満たしたホワイト企業の中から、自分に合う企業を見つけられるんですね。

求人も1社1社編集部がヒアリングして、ていねいに作成しています。

詳細に企業の雰囲気や仕事内容が伝わるよう、ホワイトなポイントやどんな人には合わないかまで記載しているのがポイント。

優良企業を効率よく見つけたい人は、ぜひ活用してください!

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② 逆求人サイトで穴場企業からのスカウトを狙う

逆求人サイトで、穴場な優良企業からのスカウトを狙うのもおすすめです。

逆求人サイトとは、プロフィールを入力しておけば、それを読んであなたに興味をもった企業からスカウトが届く求人サイト。

企業側からアプローチがあるため、今まで知らなかったホワイト企業と出会えることも少なくないんですよね。

プロフィールを入力したあとは、スカウトを待つだけなので効率よく企業探しができるのもメリット!

食品商社の穴場な優良企業を見つけたい人は、ぜひ逆求人サイトを活用しましょう。

③ 就活エージェントに紹介してもらう

就活エージェントで、あなたに合う食品商社を紹介してもらうという方法もあります。

就活エージェントは、面談を通してどんな企業や仕事がいいのかを伝え、エージェントがそれに合う求人を紹介してくれるサービスです。

企業規模や年収、働く環境や制度など、どんな企業がいいのかを明確にした上でエージェントに伝えましょう。

(たとえば「年間休日は120日以上で残業は月30時間以下、フレックス制度がある企業がいい!」など)

さらに、就活エージェントを利用すると、ESの添削や模擬面接などを行い、選考通過率を高めるサポートも行ってくれます。

「なかなか優良企業を見つけられない」「1人だと選考対策の進め方がわからない」という人は、ぜひ就活エージェントを活用してみてください。

大手の求人サイトだけでなく、複数の経路から優良企業を探すのがコツですね!

そのとおり!上記の方法で気になる企業を見つけたら、口コミサイトでリアルな情報をチェックするのが効率的だよ。

【補足】そもそも食品商社とは?

食品商社とは

ここで、基礎知識として食品商社の概要について解説していきます。

食品商社を志望する人は、業界についての理解を深めていきましょう。

食品商社の仕事内容

食品商社とは、メーカーから仕入れた食品を小売店へ販売する仕事です。

具体的な仕事内容としては、仕入れ先の開拓や商材の品質・在庫管理、受注や支払い業務、小売店への販促の提案など幅広いです。

食品商社では「総合職」として採用される場合が多い傾向にあります。

総合職の場合は、営業や商品開発、管理や物流といった職種を経験し、実績を積んでいきます。

食品メーカーとの違い

食品商社と食品メーカーのちがいは、一言でいうと「自社で商品を製造しているか」です。

メーカーは自社で原料を加工し、製造販売しています。

一方で食品商社は、商品を製造するのではなく、仕入れて販売する仕事です。

ただ最近では、競合との差別化を図るため、自社でプライベートブランド商品を製造している食品商社も増えてきています。

食品商社業界の動向

経済産業省が公表している資料によると、食料品関連卸売業の事業規模(試算値)は2022年は94兆8,660億円2023年で104兆980億円と着実に拡大しています。

(過去資料を見ると、2021年は88兆2,060億円)

引用:経済解析室「2023年飲食関連産業の動向

業界としては、大手企業は経営統合して規模を拡大している企業が増えているのも特徴です。

(本記事でもご紹介した日本アクセスや三菱食品、トモシアホールディングスなども経営統合した食品商社です!)

経営統合することで、物流拠点の拡大、営業力強化、財務基盤が安定するなどのメリットがあります。

経営統合した企業は順調に業績を伸ばしている傾向です。

大手が統合して業績を伸ばしていくなかで、中小企業の場合は、プライベートブランドの開発や卸売以外の事業拡大、海外進出など差別化を図る必要がありますね。

また、業界として食は生きる上で必須なので需要はなくならないものの、近年の物価高や人手不足による物流コストの上昇といった課題があります。

業界全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に進め、業務の効率化や人手不足の解消など業界課題の解決が求められています。

事業規模は拡大していても、大きな課題もあるんですね。

商社の仕事自体は基本的に同じだから、扱う商材以外に、安定した物流ルートの確保やプライベート商品の開発などで差別化を図る必要があるんだ。

食品商社の内定を獲得するための対策

食品商社の内定を獲得するための対策

では続いて、「食品商社の内定を獲得するための対策」を共有していきます!

人気の高い食品商社を志望している人は、以下の対策を実践してください。

【食品商社の内定を獲得するための対策】

  • 業界・企業研究を徹底する
  • 質の高い志望動機を作成する
  • インターンシップに参加する

対策① 業界・企業研究を徹底する

食品商社の内定を獲得するには、徹底した業界・企業研究が欠かせません。

業界の動向や特徴、課題などをリサーチしておきましょう。

とくに、「食品メーカーではなくなぜ食品商社なのか?」を語れるようにしておくことは大事です。

また、食品商社も企業によって扱う商材や展開する事業も大きく違います。

志望する企業がどんな商材を扱っているのか、他社とどんな違いがあるのかなど念入りな調査は必須です。

スーパーやコンビニに商材を提供している企業であれば、実際に行って手に取ってみるのもおすすめ。

自分なりに商材への理解を深めて言語化しておくと、選考でもアピールできる材料になります。

対策② 質の高い志望動機を作成する

食品商社の内定を獲得する上で、「質の高い志望動機を作成すること」も重要です。

志望動機は企業への熱意をいちばん伝えられる項目です。

よって、質にこだわって作成することでライバルと差をつけられます。

たくさんの応募者の中で、ありきたりな志望動機を出しても面接官の目には止まりません。

食品業界は就職人気の高い業界のため、選考を勝ち抜くには、どれだけ周りと”差別化”できるかが重要になってきます。

とくに、「なぜ数ある食品商社の中でもその企業でなければいけないのか」を明確にできると、企業への入社意欲の高さを伝えられますよ。

志望動機を作成したあとは、ES閲覧サイトや就活エージェントで客観的な視点で推敲し、どんどん内容の質を高めていきましょう。

対策③ インターンシップに参加する

食品商社の内定を獲得するには、インターンシップに参加することも大事です。

食品商社のインターンシップでは、グループワークによる業務体験や座談会など具体的に仕事内容や社風を把握できるプログラムが用意されています。

インターンシップに参加すると企業や業務についての理解の深まるため、志望動機や面接でも熱意を明確に伝えやすくなるんですよね。

HPや求人だけで得る情報よりも、格段に企業のことを掴みやすくなるので、可能な限りインターンシップには参加することをおすすめします。

たしかにインターンに参加すると、ネットの情報だけではわからない雰囲気とかも掴めそうですよね。

入社してから「自分とは合わない」と気づいても手遅れだから、実際の業務や社員さんの雰囲気を把握できる機会には入社前に参加しておくのがおすすめだよ。

食品商社についてよくある質問

食品商社についてよくある質問

最後に、食品商社についてよくある質問に回答していきます。

食品商社を志望している人は、ぜひ参考にして疑問点を解消してくださいね。

【食品商社についてよくある質問】

  1. 食品専門商社の就職難易度はどれくらいですか?
  2. 食品商社の年収は低いですか?
  3. 食品商社の仕事のやりがいはなんですか?

質問① 食品専門商社の就職難易度はどれくらいですか?

結論からいうと、食品専門商社の就職難易度はかなり高いとは言えないものの、十分な対策は必須です。

ネットでは就職難易度ランキングなどもありますが、公的な機関の情報ではなく、信ぴょう性は低い。

ただ具体的なデータが知りたい人もいますよね。

そこで、採用倍率や東洋経済オンラインが公表しているランキングをもとに推測してみます。

まずは就活会議に記載されている情報をもとに、各企業の採用倍率を見てみましょう。

【食品商社の採用倍率】

  • 日本アクセス:10倍
  • 三菱食品:12.9倍
  • 国分グループ本社:20.6倍
  • 加藤産業:9.3倍
  • 伊藤忠食品:16倍
  • 山星屋:10.5倍
  • 三井物産流通グループ:13.8倍

あくまでも目安の数字ではありますが、大手の食品商社の採用倍率は約10〜20倍程度だとわかります。

つづいて、東洋経済オンラインの就職人気ランキングを見てみます。

2万人の就活生が選んだ上位300社の中に、ランクインした食品商社は以下のとおり。

【食品商社の人気ランキング】

  • 61位:国分グループ
  • 106位:伊藤忠食品
  • 269位:日本アクセス
  • 299位:三菱食品

順位だけをみると低いように感じるかもしれません。

しかし、ランキング全体で名だたる大企業が名を連ねる中での順位なので、決して低いとは言えません。

これら採用倍率や就職人気ランキングを鑑みると、食品商社の就職難易度はめちゃくちゃ高いというわけではありませんが、生半可な対策だけでは内定を獲得するのは難しいと推測できます。

食品商社への就職を考えている人は、就職難易度だけにとらわれず周りと差別化できる対策を行っていくことが重要ですよ!

質問② 食品商社の年収は低いですか?

ランキングでご紹介したように、食品商社の中には平均年収が1,000万を越える企業もあります。

ただ、調査するなかでは大手でも平均年収は500~600万前後の企業が多く見られました。

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると日本の平均年収は458万円。

よって、飛び抜けて高い年収とはいえませんが、決して低いとは言いきれないですね。

給与のほかに、社員持株会や財形貯蓄制度、社宅制度など設けている企業も少なくありません。

気になる企業は給与の数字だけでなく福利厚生などもぜひチェックしてみてください。

質問③ 食品商社のやりがいはなんですか?

食品商社は僕たちの生活に欠かせない「食」を扱います。

そのため、扱っている商材をスーパーや小売店で目にすると、人々の生活を支えていることを実感し、やりがいを感じます。

また、知名度は低いけれど質の良い食材を取引先に提案し広めたり、担当店舗の販売促進の企画が上手くいったときなどに、達成感を得やすいです。

企業の採用情報ページなどに社員の方のインタビューがあれば、より詳しく食品商社のやりがいを知れるのでぜひチェックしてみてくださいね。

自分が扱っている商品や、それを手に取っているお客さんを見かけた嬉しさは大きそうですね!

生活に密接に関わる「食」の仕事だからこそのやりがいだね。

本記事の要点まとめ

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

食品商社は、生活に必須な「食」の流通を支える仕事です。

食品メーカーと比べると、あまり耳にしたことがない企業も多いかもしれません。

しかし、知名度が低くても優良な食品商社は数多く存在します。

今回ご紹介した企業以外にも、ぜひ自分に合う食品商社がないか調べてみてくださいね。

では最後に、本記事の要点をまとめて終わりましょう。

【本記事の要点まとめ】

  • 食品商社とは、食品メーカーから仕入れた食品を小売店へ販売する仕事
  • 食品商社の中でも売上高が大きい企業は「日本アクセス」「三菱食品」「国分グループ本社」「加藤産業」「トモシアホールディングス」
  • 平均年収が高い食品商社は「西本Wismettacホールディングス」「ラクト・ジャパン」「ニチモウ」「尾家産業」「三菱食品」
  • 中小企業の食品商社でも年間休日や残業時間など働きやすい環境が整っている企業は多く存在する
  • 食品商社の就職難易度はかなり高いわけではないが、人気のある業界のため念入りな選考対策は必須
  • 食品商社の優良企業を探すなら、優良企業に特化した求人サイト・逆求人サイト・就活エージェントを活用するのがおすすめ
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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