就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
今回は「転職で失敗したら人生終わりなのか」をテーマに記事を書きます。
僕がこの記事を書く理由としては、これまで1500以上の就活・転職記事を書きつつ、1000冊以上の本を読みながら人生について考える時間を誰よりも取ってきました。
そしてこの記事を投稿しているホワイト企業ナビという求人サイトの運営など、キャリアだけを専門にここまで歩んでいます。
そんな僕だからこそ、転職に対する恐怖心を持つ方に届けられることがあると考えて、この記事を書くことにしました。
アフィリエイトなどのPRは入れずに、本音かつ本質的な情報を書き留めていきます。
「転職に失敗したら終わりだ!」という恐怖心を持っている方は、ぜひ最後まで読み込んでもらえると嬉しいです。
上辺だけの薄い情報を書いても意味ないので、僕自身が転職者の立場で本当に知りたいような情報を書いていきます。ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです!
目次
【結論】転職に失敗しても人生終わりになることはない
まずは本記事の本題である、転職に失敗したら人生終了なのか解説します。
結論から言うと、「転職の失敗」だけでは人生終了することはありません。
ですが「転職の失敗」が引き金となり、結果的に人生終わりと言えるほどのダメージを受けてしまうこともあるので注意が必要です。
転職で失敗した際に重要なことは、「そこから何をするか」という立ち回りです。
例を出しますね。
僕の友達に、A社の営業職からB社の営業職に転職をした人がいました。
ですが、B社に入社したところ、給料は下がってしまい、更には上司との適性も最悪。
その時、その友達は「うわ、完全に転職失敗した」と感じたそうです。
ですが、彼はその会社で2年で成果を出し、実は今は僕の会社で営業として働いています。
転職で失敗した事実は変わりません。ですが、そこから何をして現状を変えるか。変化対応力があれば、どんな失敗をしても人生終わりになることはないと僕は考えています。
まずはこの考えが基本にありますが、更に詳しく転職で失敗しても人生終わりにならない理由を5つ挙げておきましょう。
【転職に失敗しても人生終わりにならない理由】
- 日本では労働者の立場が非常に強いから
- 長所を伸ばすことで適性の高い職場に出会うことができるから
- 日本は人手不足の企業が多いから
- 経済状況や技術の進歩・価値観が変化していくから
- そもそも仕事やお金が全てではないから
①日本では労働者の立場が非常に強いから
まず転職で失敗しても人生が終わらない理由として、日本では労働者の立場が非常に高いことが理由として挙げられます。
これは自分に合わない企業に転職してしまったパターンに大事な視点で、仮に転職先が自分に合わなくても自分が好きなタイミングで辞めることができます。
民法627条1項により労働者には「退職の自由」があるため、退職の意思表示から2週間経過すると雇用関係は終了するんですよね。
(※就業規則にて2週間以上の期間が設けられている場合、就業規則が優先になる場合がありますが、その期間があまりに長い場合は労働者の退職の自由が制限されるとして無効になるケースが多いです。参考:厚生労働省)
仮にこの法律がなければ、転職先が自分に合わなかった場合に、辞めたいと思っても辞めれないとなって精神崩壊する可能性は十分にあります。
「転職先が合わなくても、また自由に自分のタイミングで転職することができる」というのは、転職で失敗しても人生終わりではない理由の1つだと僕は考えています。
②長所を伸ばすことで適性の高い職場に出会うことができるから
続いて、転職で失敗しても人生が終わらない理由としては、自身の長所を伸ばすことで適性の高い職場に出会うことができるからです。
僕はこれまで7年間、就活や転職を専門として独立活動してきました。
その中で、「仕事が合わない」という人に何度も会ってきましたが、それは自分の長所と仕事がマッチしていないことが原因であることが多かったんですよね。
自分の長所に合わない仕事に転職してしまうと、「転職失敗した!こんな仕事なら人生終了だ」と考えてしまうかもしれません。
例えば、僕の場合は単純作業が大嫌いです。頭を使う仕事しか向いていないんですよね。
大学生の時に、服屋でバイトをしていたのですが、服を延々とたたむのとレジ作業ばかりで、本当にきつかった。
一方で、今こうしてブログを書くことは楽しいんですよね。
周りから見ると「よく毎日何万文字もブログを書けますね」と言われますが、それは自分の長所を活かしているからできることです。
このように誰にでも自分が得意なことがあります。
少しでもその自分の得意、長所に合った仕事を探して、就くことで現状よりも仕事の辛さがなくなる可能性が十分にあります。
自分の長所を発見して、その長所を伸ばしつつ、その長所が活かせる仕事や職場を探し続ける。
それによって人生はいつでもどんな時からでも好転するので、転職先が自分に合わなくても挽回可能だと僕は思います。
③日本は人手不足の企業が多いから
続いて、転職で失敗しても人生が終わらない理由は、日本は人手不足の企業が多いからです。
更には少子化によって人手がどんどん減っていくので、労働者優位の状況は続いていくでしょう。
日本は人手不足の企業が多いからこそ、たとえ転職に何度も失敗して、転職回数が多くても採用してくれる企業が大量に存在します。
仮に人手不足の企業が少なくて、転職回数が多い人を採用する企業がなかったら、たしかに転職で失敗したら人生終了すると考えてもおかしくない。
ですが、転職回数が多くても採用してくれる企業が大量に存在するので、むやみに転職回数を増やすことは避けるべきですが、転職回数が増えることで絶望する必要はないですよね。
④経済状況や技術の進歩・価値観が変化していくから
続いて、転職で失敗しても人生が終わらない理由は、経済状況や技術の進歩・価値観が変化していくからです。
例えば、今は男性は3人に1人、女性は5人に1人は結婚しない世の中です。
(国立社会保障・人口問題研究所によると、日本人の生涯未婚率は、2020年時点で男性の約28%、女性の約18%と過去最高の結果となっています。)
結婚しないという選択をすることが当たり前になっているということですよね。
これは昔はありえない価値観だったかもしれません。ですが今では普通です。
結婚しないという選択をすることで、当然ですがかかるお金も減りますよね。
よって低い給料でも十分に生活できるし、正社員でなくても人生を十分に楽しむ余裕が生まれます。
このように世の中の価値観だけでなく、経済状況や技術の進歩によって変化し続けています。
転職に関しても、ここ数年で「転職するのは当たり前だよね」という価値観が定着してきましたよね。
仮に今は「転職で失敗したらまずい」という価値観を持っていても、世の中の変化によって「転職で失敗しても全く問題ない世の中になったね!正社員じゃなくても十分な給料がもらえるようになったし」という状況になることも十分に考えられます。
「人生終了だ」と考えてしまうのは、”今”しか着目していないからです。
長期的に見ると、世の中の変化だけでなく、個人の価値観も変化しつつ、先に紹介したように長所を伸ばし続けていけば自分も変化する。
今ではなく、長期で見ることで「人生終了」という観点が薄れていくと考えています。(※この長期視点の考え方は何事にもめちゃくちゃ重要です!)
⑤そもそも仕事やお金が全てではないから
最後に、転職で失敗しても人生が終わらない理由は、そもそも仕事やお金が全てではないからです。
人生は仕事やお金で決まらないですよね。
見栄やプライドを捨てて、物欲を抑えることで本当に支出を減らすことができます。
僕が新卒1年で辞めて独立した際、利益0円で独立したので、土日に派遣のアルバイトで働いてそのお金をケチケチ使って生活していました。
ご飯も実家に頼んでお米を送ってもらって、それを炊いて、お茶漬けを食べたり、1玉20円のうどんを食べていましたね。
ですが、その時に「人生終了だ」と思ったことはありませんでした。
なぜなら図書館で本を借りて読むのは楽しいし、散歩するのも楽しいし、夜に近くのスーパーで買ったストロングゼロを川沿いを歩きながらしっぽり飲むのも楽しかったからです。
もちろん「それは20代だから良いんだよ」と言われるかもしれません。
ですが、今30歳となった僕もそれらを楽しいと感じます。変わりません。
「30歳なのに…」と言った世間体やプライドはなくて、自分が良ければ良いと思うようにしています。(元々めちゃくちゃ世間体とか気にするタイプなので意識的にそうしています。)
人間、お金や仕事で人生は決まりません。
お金がないならお金をかけずに楽しめることを探せば良い。
どうしてもお金が欲しくなったら、図書館に行って勉強すれば良い。知識が増えれば選択肢が増えますからね。
転職で失敗しても、そもそも仕事やお金で人生は決まらないので、人生終了と考える必要はありません。
やはり転職の失敗は、それ以降の人生を諦めるきっかけに過ぎないと思います。
厳しい言い方をすれば、転職失敗を言い訳にしてしまうことが最も悪いことです。
人間は怠惰な生き物なので、何かをきっかけに挽回するための行動をサボってしまう。
この記事を読んだ方は、どれだけ転職で失敗しても「これは今だけだ、自分の人生は必ず好転する」と決意して行動を起こし続けてもらえると、こうしてブログを書き続けるブロガー冥利に尽きます!
なるほど!たしかに転職で失敗しても、そこから挽回はいくらでもはかれるのが日本の良いところですね。
そうそう。転職に1度失敗したらもう再起ができないような法律があれば人生終了だと諦めるかもしれないけど、日本はいつでも転職できて、そもそもお金がかからない娯楽がいくらでもあるからね。
転職に失敗したらどうする?【おすすめの立ち回り】
ここまで転職で失敗しても人生終了しない理由を解説してきました。
この章では、それに加えて「じゃあ転職に失敗したらどうやって挽回していけばよいのか?」という疑問に対して、僕なりの答えを提示していきます。
イメージとしては、前の章にて「転職失敗しても諦める必要はないんだ」と自信を作り、この章で具体的に挽回していくための行動を取っていく形ですね。
僕が転職に失敗したら、以下の4つの行動を上から順にとっていきます。
【転職に失敗した際におすすめの立ち回り】
- 転職先が決まってない場合は失業手当を申請する
- 転職に失敗した理由をじっくりと考えて明確化する
- 転職の失敗理由を補うための行動案を考えて実行する
- 本当に信頼できる転職エージェントと連携しておく
立ち回り① 転職先が決まってない場合は失業手当を申請する
まず転職活動に失敗して、会社を辞めたけど転職先が決まっていない場合は、失業手当の申請をして失業手当を受給しますね。
(転職先が既に決まっている場合は、失業状態ではないため失業手当を受給することはできません。)
ちなみに失業手当の受給条件として、「離職の日以前2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12カ月以上あること」が付いている点に注意する必要があります。つまりは1年以上は働いている期間がないと受給することはできません。
また1ヶ月に11日以上出勤した月が対象となるので、途中で長期で休んでしまった場合、1ヶ月にカウントされない可能性がある点に注意しましょう。※参考:北海道ハローワーク
前職の在籍期間が12ヶ月以上で、転職先が決まっていない場合はハローワークに行って、「求職申込書」を記入して求職の申し込みを行い申請を行いましょう。
失業保険の解説については、動画で解説を見たほうが分かりやすいので、下記のような動画を見て勉強することをおすすめします。
立ち回り② 転職に失敗した理由をじっくりと考えて明確化する
次に、転職で失敗した際に絶対にすべきことが、「なぜ転職に失敗したのか」という失敗理由を自分なりに明確化することです。
どんな失敗も大事なことは、原因の明確化と、次に同じ原因で失敗しないようにすることに限るんですよね。
失敗しないことは難しいですが、同じ失敗を繰り返さないようにすることはできます。
転職活動で何度も失敗している人の中には、なぜ失敗するのかという失敗理由を全然考えていない人が多いです。
転職に失敗したと感じたら、まずは失敗した理由を明確化して、明確化できるまで次の行動を取らない。自分で分からないなら、他人にアドバイスを求めるなどして、徹底的に失敗理由の明確化に徹する必要があります。
立ち回り③ 転職の失敗理由を補うための行動案を考えて実行する
転職で失敗した理由を明確化した後は、その失敗に基づいて次の行動案を考えます。
例えば、「営業職を志望して転職活動したが自分に合う企業がなかった」という失敗理由を明確化できたら、「じゃあどんな職種なら自分に向いているか?」と考えたり、「なぜ営業職は合う企業がないのか?どんな企業が自分に合うのか?」と考えることができますよね。
転職での失敗理由を明確化し、「なぜ」を何度も問いかけて深堀りする。
その上で次に同じ失敗をしないための行動案を立てていきます。(考えることと行動することをセットにしないと現状は何も変わらないので、行動までセットで考えていく必要があります。)
もう少し例を挙げると、僕は新卒で食品メーカーに入社したのですが合いませんでした。
結果的に1年で辞めて独立したのですが、仮に独立ではなく、他社に転職するとしたら食品メーカーが合わなかった理由を洗い出して、その合わない原因をどんな業界・どんな企業なら解決できるかを徹底的に調査します。
その上で、自分に合う業界や職種への転職を考えますね。
とにかく「転職で失敗して人生終わりだ」と考えるのではなく、「なぜ転職で失敗したのか?」と失敗理由を考え抜いた上で、「同じ失敗をせずにより状況が良くなるための行動案は何か」を考え実行していく。
これに尽きると僕は思います。
立ち回り④ 本当に信頼できる転職エージェントと連携しておく
そして最後に、行動案についてです。
状況を変えるためには、考えるだけでは意味なくて、行動に移す必要があります。
転職で失敗をしないために、僕ならまずは連携する転職エージェントの質を追求しますね。
転職は就活と違って、企業が転職エージェントにだけ共有している「非公開求人」がメインです。
その非公開求人を紹介してもらうために転職エージェントとの連携が必要ですが、僕が7年人材業界にいて見ていると、本当に転職エージェントの質に天と地の差があることが分かります。
良い転職エージェントの担当者が付くと、本当に親身になって自分の長所やキャリアプランを重視して考えてくれるのですが、悪い転職エージェントが付くと、とにかく会社の売上のために「内定が取りやすい企業」を無理に紹介してくるんですよね。
転職エージェントの担当者の質に天と地の差があることを理解すると、複数の転職エージェントを利用してみて自分に最も合う担当者を厳選することがいかに重要か分かります。
また難しいのが、サービスによって質が異なるのではなく、転職エージェントは担当者によって質が異なることですね。
それゆえに「dodaを使えば間違いない」とか「リクルートエージェントを使えば間違いない」というサービスのおすすめがないのが難しいところです。
よってまずは大手どころから転職エージェントを利用しつつ、複数利用して自分に合う担当者を厳選するようにしてください。
良い担当者を付けるだけで、転職の成功・不成功は大きく左右されます。
なるほど!転職で失敗した場合、転職先が決まっていない場合は失業手当の受取申請をしてから、転職の失敗理由を洗い出し、同じ失敗をしないための行動案を考える。
また行動案の1つとして、連携する転職エージェントの質にこだわり、親身になって最適なアドバイスをしてくれる担当者と連携することが、次の転職を成功させるポイントなんですね!
良い担当者の見分け方としては、「無理に何かを押し付けてこない」という点がポイント。質の低い担当者は、内定が出やすいところをゴリ押ししてくるからね。
年代別に転職失敗後にどうするか解説
次にこの章では、年代別に転職失敗後にどうするのか解説していきます。
大前提として、「絶対に正しい対処法」は存在しません。なぜなら人によって前提が異なるからです。
よってこの章では、あくまで「僕が◯代で転職に失敗したらどうするのか」を共有していきます。
1つの参考にしてもらえると嬉しいです。
20代で転職に失敗したらどうする?
20代で転職に失敗したら、同じ失敗を繰り返さないような行動案を策定しつつ、また転職活動をおこないますね。
20代の若者であれば、未経験でも採用したいという企業は数多くあります。
それゆえに、今まで勤めていた業界や職種に過度にこだわる必要はなく、全く新しい業界や職種も検討してみると良いでしょう。
ちなみに僕の場合は、若いうちからバリバリ成果を出して出世したいのと、他の企業への転用可能性も高いスキルが習得したいので、中堅企業・中小企業の新規開拓営業に転職するかもしれません。(あまりにノルマが厳しかったり、残業が長いような労働環境が悪い企業は絶対に避けますが。)
ここで重要になるのが、先の章でも共有した「自分の長所を活かせるかどうか」という点です。
僕は初対面の人と仲良くなるのが得意なので、新規開拓の営業が向いていると考えています。
また考えることが好きなので、マーケティング系の会社に転職することも考えますね。
30代で転職に失敗したらどうする?
次に、30代で転職に失敗した場合ですが、可能であれば前の会社に出戻りすることも選択肢に入りますね。(前職が最悪で絶対に戻りたくない場合は除きます。)
日本はやはり年功序列が強いので、前職が大手企業なら出戻りはありだと思います。
一方で、前職に魅力がない場合は、再度転職活動を行います。
30代で転職が全くうまくいかない原因としては、スキル不足(または持っているスキルが他の企業への転用可能性が低い)が考えられるので、まずは倍率が低く人手不足の企業に就職して、スキルを蓄積してから再度転職してキャリアアップしていくことも僕なら選択肢に入れますね。
企業側の立場に立つと、やはりわざわざ給料の高い30代を採用するなら即戦力にならないと採用しにくいと考えてしまいます。
だからこそ、30代では多くの企業で必要とされるスキルの習得を重視してキャリア形成していきますね。
40代で転職に失敗したらどうする?
次に40代で転職に失敗した場合ですが、僕なら出戻りを視野に入れつつ、転職活動を成功するまで続けますね。
こちらも30代同様に、40代で転職活動が全くうまくいかない原因は持っているスキルが他の企業で必要とされないスキルであるケースが多いです。
持っているスキルを活かせないなら、企業側としては給料が高い40代を採用するよりも新卒を採用した方が良いと考えますよね。
自分が持つスキルを再度明確化し、そのスキルがどんな企業なら活かせるのかを考えて企業選定する。この自身のスキルの見極めと、企業選定が40代の転職を成功させる肝になります。
20代は業界や職種を柔軟に変えることも視野に入れつつ、30代後半になるにつれて今持っているスキルの明確化と、それが活かせる企業の選定が重要になっていくと僕は考えています!
転職の失敗談と事例ごとの対処法を解説
ここまで僕なりに転職失敗して人生終わらない理由から、転職失敗後の立ち回りを解説してきました。
この章ではより具体性を高めるために、転職の失敗談をXで調査して共有したいと思います。
転職失敗談① 給料アップだけを目的にして失敗
本当に転職しなければよかった。転職したことが地獄の始まりだった。ここまで自信がなくなるとも思ってなかった。完全未経験でITに興味あるわけでもないしパソコン得意じゃない勉強できないけど将来性と給料アップのためにこの業界に転職考えてる人は全力で止めたい。メンタル弱い人は人生詰む。
— ぽ🍣 (@smn_uma) January 13, 2023
こちらの失敗事例は、将来性と給料アップのために未経験でIT系に転職して失敗したという事例ですね。
たしかに未経験でエンジニアを募集している企業は多く、転職エージェントも企業からの需要が高いので、未経験のエンジニア職を紹介することが多いです。
ですが、この方もおっしゃるとおりで、元々パソコンが得意じゃなくて、勉強をするのも苦手な場合は未経験でIT系のエンジニアに転職することはおすすめしません。
この記事でも書いた通りで、仕事選びで大事なことは「自分の長所を活かせる仕事に就くこと」だと考えています。
少しでも仕事が苦にならないようなものを選ぶべきです。
将来性や給与は、企業選びにおいて非常に重要ですが、毎日の仕事内容との適性の方が僕は大切だと思いますね。
転職失敗談② 拘束時間の長い職場に転職してしまった
転職しなければよかった。拘束時間の長い職場で無理をした。
— AT(ベンゾ断薬 5年目🌠【自炊と筋トレで健康生活 (@Atg2016atg) October 19, 2016
別になんも変わらないのに。
体壊しただけ。
こちらの転職失敗事例では、拘束時間の長い職場に転職してしまったという事例です。
僕も拘束時間が長い職場は避けるべきだと考えていて(自主的に残業をするような職場は良いと思うのですが、基本的に拘束時間がだらだら長い企業はおすすめしませんね)、残業反対派だからこそ、ホワイト企業ナビを立ち上げました。
この方もおっしゃるとおりで、拘束時間が長く、無理に仕事をしないといけない環境下では、体も心も壊しやすいので注意する必要があります。
転職失敗談③ 企業の実態を知らずに転職してしまった
面接で聞いていた話と違いすぎてはじめての転職が失敗した。面接では「毎月20~30時間の残業がある」と言われたけれど入社してみると「MAX80時間」。法律は守られているけれど本当につらかった。僕だけじゃなく妻、子どもたちにも迷惑をかけてしまった。入社したのが1月だったのもあり上司が笑顔で「 pic.twitter.com/4Y5vgP4Nnw
— おいさん (@overtime0127) August 21, 2023
こちらの転職失敗事例は、「毎月20〜30時間の残業がある」と言われて入社したところ、MAX80時間の残業があって、転職に失敗したという事例ですね。
この時に平均残業時間をしっかりと聞いておくことと、部署によって極端に残業が長くないか確認しておくことが重要です。
「平均残業時間が長い企業を避けたい」という方は、このホワイト企業ナビでは平均残業時間が月25時間未満の会社からしかスカウトが届かないので、ぜひ利用してみてください!(宣伝すみません!)
転職失敗談④ 肉体的にきつい職場に転職してしまった
転職して失敗したような気がする。新しい職場は、精神的に楽になったが、肉体的にキツすぎる。こんな極端なの…
— ざる蕎麦 (@moumuridameda) October 9, 2013
最後、こちらの転職失敗事例は肉体的にきつい職場に転職してしまった事例です。
この方がおっしゃるとおりで、精神的に楽になっても、あまりに肉体的な疲労が大きい場合は体を壊す可能性があるので要注意です。
ですが、僕としては肉体的な疲労の方が、精神的な疲労よりもマシだと考えていて、肉体的な疲労が大きい職場に勤める場合は筋トレをして基礎体力と丈夫な体を作っておくべきです。
このあたりは自分がどこまで自身の体を鍛えることができるか、体力に自信があるのか相談しながら慎重に仕事をし、無理だと感じたら転職活動を水面下で進めることをおすすめします。
こうしてみると、様々な理由で転職で失敗したと感じる人がいるんですね。
【質問】転職失敗後に前職への出戻りは可能?
この章では、転職の失敗に関してよく聞かれる「転職に失敗した場合に、前職に出戻りをすることは可能ですか?」という質問に回答していきます。
結論としては、企業によるのと、その人の辞め方によりますね。
ちなみに僕が新卒で入社した食品メーカーは、辞める際に出戻りができるという書類を書くことができました。
それゆえに1度転職活動をして、他社で少し働いたのちに出戻りする社員さんも少ないですがいましたね。
辞める時は「絶対にこの会社には戻らない」と思いがちですが、人間、何があるか分からないのと、本当に絶望的な状況になった時に前職でも良いから戻りたいとなる可能性は十分あります。
だからこそ、辞める際に丁寧に辞めることも大切にしておきたいですね。(パワハラや辞めさせててくれないような超ブラック企業に対しては出戻りすることもないので、そんな考慮する必要もないですが!)
結論、転職で失敗した場合に前職に出戻りできる可能性は十分にあるので、出戻りしたい場合は前職の人事に相談することをおすすめします。
働いている時に、1度退職してから出戻りした社員がいるか事前に確認しておくのもおすすめですよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
転職で失敗したら人生終了とはならない理由が少しでも伝わったら嬉しいです。
僕も毎日20円のうどんを食べて生活したり、ストロングゼロを夜に1人で川沿いで飲むような毎日を送っていたことがあります。
ですが、その時に「俺の人生は終わった」と考えるのではなく、最低を味わうことでここからは上がるだけだなと綺麗事ではなく心からそう思っていました。(そして実際にその通りだと思います!)
転職に失敗してしまう辛さは計り知れないものがあります。
その瞬間は「人生終わった」と思ってしまう。
ですが、長期視点で見れば、諦めなければそこで人生が終了することなど、どんな出来事にもないと僕は思います。
この記事が、少しでもポジティブに考えたり、行動を起こすきっかけになれば嬉しい限りです。
これからもこのホワイト企業ナビでは、僕が考える本質的なキャリア情報を書いていきます!
少しでも「他の記事とは違うな!自分に合うな!」と思ってもらえたら、ホワイト企業ナビをブックマークしてくれると嬉しいです。これからも頑張って毎日書いていきます!
以上、就活マンでした!
【本記事の要点まとめ】
- 転職に失敗しても人生終わりとは言えない。
- 転職に失敗しても人生終わりとは言えない理由としては、「日本では労働者の立場が非常に強いから」「長所を伸ばすことで適性の高い職場に出会うことができるから」「日本は人手不足の企業が多いから」「経済状況や技術の進歩・価値観が変化していくから」「そもそも仕事やお金が全てではないから」などの理由が挙げられる。
- 転職に失敗した時点では「人生終わった」と思いがちだが、長期的な視点を持って失敗理由を明確化し、同じ失敗をしないような行動案を立てることで、いつからでも挽回することは可能である。