就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
今回は就活において、就活本が役に立たないのか、反対に役立つのか解説していきます。
結論から言うと、役立つ就活本もあれば、自分に合わない就活本を選ぶと役立たないケースも多いのが事実。
つまりはどの就活本を選ぶかによって、就活本が役立つかどうか決まるんですよね。
僕はこれまで50冊ほどの就活本に目を通してきました。
その知見を活かして、この記事では「就活本は役に立つのか」だけでなく、「内定獲得に役立つ就活本の選び方」まで網羅的に解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね!
なるほど!就活本が全て役立たないのではなく、役立つ本と役立たない本があるということですね!
そのとおり!実際に僕が就活生の時、就活本はめちゃくちゃ役立ったからね!詳しく解説していくよ!
就活本は役に立たないのか?
まず結論から言うと、冒頭でも話したとおりで、就活本は役に立つ本と立たない本があります。
またそれらは個人によっても異なるので、「自分と合う就活本と合わない就活本がある」が正解ですね。
例えば、僕は中堅大学出身で、実績も語学力も何もありません。
そんな僕が「確実内定」のように、少し高学歴層に向けた就活本を読むと、「自分にはそもそも実績がないから全然参考にならないな」と役に立たない。
むしろ萎えてしまって逆効果になることもあります。
一方で、僕が就活生の時のバイブルが「凡人内定完全マニュアル」なのですが、読むことで「なるほど!学歴や実績がないからこそ、他社の内定を持っていることが武器になるのか!」と大きな学びを得ることができました。
(この学びを就活に活かして、志望度が高い企業に「◯◯社と◯◯社から内々定を頂いていますが、貴社からの内定を頂いた暁には全てお断りして就活を終了します」という決め文句が言えたんですよね。それで志望度の高さを伝えることができました。)
ちなみにこの「凡人内定完全マニュアル」ですが、高学歴で実績もある人が読むと、「精神論だろ」となって役立たない可能性があります。
(実際にレビューを見ると、そういった声もあるのが事実なので、本当に「誰が読むか」によって就活本の価値は変わると思いますね!)
このように「就活本は役立つのか?」という議論に対しては、自分に合う本は役立つと断言できます。
仮にSPI対策に関する問題集を例に挙げても、既にSPI対策をサイトやアプリで終わらせている人には、問題集を購入する意味がないかもしれない。
一方で、SPI対策に着手していない人にとっては、問題がまとまっていて、解説が丁寧な問題集は非常に役立ちますよね。
最初から「就活本は役に立たない」と切り捨てるのではなく、「自分に合う就活本はあるか?」という視点で就活本に接することをおすすめします。
ちなみに僕がおすすめの就活本に関しては、おすすめランキングを別記事で書いています。
それぞれの就活本ごとに「なぜその就活本がおすすめなのか」の解説を入れているので、その解説を読んだ上で「自分に合いそうだな」という就活本を書店で手にとってみるのがおすすめですよ!
なるほど!たしかに就活本によって、自分に合う合わないがあるんですね!
もちろん就活本によっては、そもそも内容が薄くて参考にならない本も多い。サイトで書いていあるようなことの寄せ集めの本も多い。
でも本によっては、内定獲得の参考になる情報がふんだんに盛り込まれている本もあるのも事実。それを探すことが重要だね!
就活本が内定獲得の役に立つ理由
次にこの章では、僕が実際に就活中に就活本を活用して「役に立つな」と思った理由を共有します。
就活本が内定獲得の役に立つ理由は大きく3つあります。
【就活本が内定獲得の役に立つ理由】
- 体系的に情報を得ることができるから
- ネットにない情報を得ることができるから
- 適性検査対策に関しては解説が最も丁寧だから
①体系的に情報を得ることができるから
まず第一に、就活本が役に立つ理由は、体系的に情報を得ることができるからです。
「体系的に」とは、バラバラの情報をまとめたり、順序立てることを意味するのですが、仮に本ではなく、就活情報をネットで得ようと考えると情報がバラバラですよね。
一方で、就活本は「就活とは?」から始まって、自己分析やエントリーシートの書き方、面接対策などの情報がまとまっていて、更には順序立てて説明されています。
このように就活に関する情報が体系的にまとまっているので、就活の全体像が把握しやすく、就活は何をすれば良いのか効率的に理解することができるんですよね。
また「本」は編集者が入っているので、ネットの記事に比べて質が高い傾向にあります。
(もちろんそうは言っても、就活本によってはネット記事よりも浅い情報ばかり書かれた本もありますけどね…!)
就活本が役立ったなと思った理由として、まず第一に、情報が体系的にまとめられている点は押さえるべきです。
②ネットにない情報を得ることができるから
次に就活本が内定獲得に役立つ理由として、ネットにない情報を得ることができる点にあります。
例えば、冒頭でも紹介した「凡人内定完全マニュアル」を読んで、僕は初めて内定数が武器になることを知りました。
当時はネットにそんな情報はなかったし、あったとしてもその情報にたどり着いていませんでした。
他にも凡人内定完全マニュアルを読んで、得た新しい気付きや技術は5個以上ありました。
こうしたネットにない情報は、多くの就活生が得ていない情報なので差別化に繋がります。
本を読む人は、ネットで検索する人よりも圧倒的に少ないからこそ、そこで得られる情報を行動に移すことで差別化に繋がるのは就活本が役立つ理由の1つだと言えますよね。
③適性検査対策に関しては解説が最も丁寧だから
最後に、僕はSPIなどの適性検査対策に関して、問題集を最もおすすめしています。
たしかに今はサイトやアプリでもSPI対策をすることができますが、問題集の方が圧倒的に解説が丁寧です。
よって適性検査対策の就活本(問題集)に関しては、圧倒的に本が役に立ちます。
最もおすすめしているSPI対策の問題集は、「これが本当のSPI3だ!」で、イラストも豊富かつ解説がわかりやすい。
僕が就活生の時もこの問題集で対策していました!
» 【SPI問題集のおすすめ本5選】これだけやれば良い問題集を厳選!
それと、問題集を含めて「本」の良いところは終わりが見えやすいところにあると考えています。
ネットやアプリだと、どれをどれだけやれば終わりなのか見えづらいですが、本の場合は視覚的に終わりが分かるので、取り組むモチベーションが上がりやすい。
僕はこうした自分のモチベーション管理が重要だと考えているので、その点でも「本」は有効だと考えています。
なるほど!たしかにネットで全ての情報を得ようとすると、それぞれバラバラにある情報を1つずつ集める必要がありますよね。
そうなんだよ!だから特に就活始めの頃は、まずは就活本を読んで、体系的に全体像を把握するのが効率的だと僕は考えているよ!
就活本が役に立たない!いらないと言われる理由【3選】
先の章では、僕が考える就活本が役に立つ理由を解説してきました。
一方で、一部の人から「就活本はいらない」と言われているのも事実であり、僕も就活本によっては「その本を読むならネットで調べた方が良い」と思うことがあります。
そこでこの章では、就活本は役に立たない、就活本はいらないと言われる理由も解説しますね。
【就活本が役に立たないと言われる理由】
- 当たり前の情報しか書かれていない就活本が多いから
- 自分の属性に合わない本も多いから
- ネットで調べた方が早いから
①当たり前の情報しか書かれていない就活本が多いから
まず第一に、「就活本は役に立たない」と言う人の意見で最も多いのが、就活本には当たり前の情報しか書かれていないという意見ですね。
たしかに「分かりやすく」を重視しすぎて、本当に浅いガクチカの作り方や自己PRの作り方を解説している就活本が散見されます。
そういった本を読むと、「このとおりにガクチカを作っても全く差別化されずに、絶対評価されないだろうな」と思うことが多いんですよね。
就活スケジュールの解説や、面接マナーなどどこで得ようと同じような情報なら浅くても問題ない。
一方で、エントリーシートの書き方や面接での回答に関しては、浅い情報は逆に足を引っ張ることになりかねません。
エントリーシートの書き方や面接での回答の仕方に関して、浅い本に対しては、たしかに役に立たない、むしろ足を引っ張ることになるから読まない方が良いという意見が出て当然だと思いますね。
②自分の属性に合わない本も多いから
次に、就活本が役に立たないと言われる理由は、自分の属性に合わない本も多いからです。
冒頭で少し触れたとおりで、僕のような実績も学歴もない人が、高学歴層向けの本を読むと「こんな実績ないよ」と逆に就活に対する自信をなくすことになりかねない。
就活本は著者のポジショントークになりがちです。
高学歴の著者が書いた本は、何を言おうとも、「学歴があったからうまくいったのでは?」となりかねません。
自分の属性と合う本を選び、自分が共感や納得できることが書かれた本を選ぶことが重要です。
③ネットで調べた方が早いから
最後に、就活本が役に立たないと言われる理由は、ネットで調べた方が早いからです。
たしかに僕が大学を卒業した2016年に比べて、ネット上の就活情報の質は上がりました。
浅い就活本に比べてネットの記事の方が、情報の質が高いことも多々あります。
こうした現実に対して、「わざわざ数千円払って就活本を買っても、ネット情報と比べて大して差がないよね」という意見が生まれます。
僕もその意見には完全に同意です。
ここで紹介した3つの理由の根底にあるのは、選んだ就活本の質の低さにあると言えるでしょう。
質が低い本は役に立たない、質が高くて自分に合う本は役に立つ。それが真理です。
次の章では、就活に役立つ本の選び方を解説していきます。
質の低い就活本を避け、役に立つ本を選ぶためのアドバイスをしていきますね!
こうして理由を見ると、なぜ就活本が役に立たないと言われることがあるのか納得ですね!
僕も1500円払って買ったのに、いざ読んでみると中身がなくて10分で読むのを止めた就活本もあるからね。大事なのは読む本の選択だね。
内定獲得に役立つ就活本の選び方
ここまで就活本は、質が高く、かつ自分に合う本を選ぶことが重要だと解説してきました。
そこでこの章では、具体的に役立つ就活本の選び方を3つ紹介しますね。
【内定獲得に役立つ就活本の選び方】
- 「売れている」だけで選ばない
- 著者の経歴と実績を確認する
- レビューを参考にする
選び方① 「売れている」だけで選ばない
就活本の選び方として、まず僕が重要だと考えているのが、売れているからという理由で選ばないことです。
たしかに大抵の商品やサービスは、売れていることが良いことの証明になります。
ですが、こと就活に関しては、就活本を初めて購入する人が多いため、「とりあえず売れている本を買うか」となって内容の良し悪しに関係なく購入する人が多いと僕は考えています。
結果的に、売れている就活本が翌年も売れるというループに入る。
もちろん売れている就活本の中には、内容も良い本もありますが、個人的には「なんでこの本が売れているんだ」と疑問に思う就活本も多いです。
よって売れている本=良い本だと認識せず、あくまで1冊ずつ検討することをおすすめします。
選び方② 著者の経歴と実績を確認する
次に就活本を選ぶポイントが、著者の経歴と実績を確認することです。
特に著者の経歴は重要で、僕としては高学歴の人が書いた本は説得力に欠けると考えています。
なぜなら学歴が評価されて就活がうまくいった可能性も高いからです。
加えて、著者の学歴が高く、学生時代の実績もある場合は、それ前提で解説するため、僕のような中堅大学卒業の就活生にとって内容が合わなくなる。
よって著者の経歴が自分に近かったり、著者の就職先業界が自分の志望業界と同じ場合は、特に参考にできることが多いですね。
選び方③ レビューを参考にする
最後に、就活本を選ぶ上で、アマゾンのレビューは参考になります。
アマゾンのレビューを見る際に、★の数で見るよりも1つ1つのレビュー内容の方が参考になりますね。
例えば「内容が浅くて読んでも意味ない」というレビューが付いている本は、実際に内容が浅いことも多い。
一方で「他の就活本を読んでもどう行動に移せば良いか分からなかったけど、この本を読むことで具体的な行動うに移すことができた」というレビューが付いている本なら、レビューのとおり具体的な行動案まで書かれているケースが多いです。
もちろん全てのレビューは参考になりません。
的はずれなレビューも多い。
ですが、レビューを読んでいると「このレビューは信憑性が高いな」と思えるレビューが分かります。
実際に読んだ人の意見は非常に参考になるので、就活本を選ぶ際の1つの指標にしてみてください!
なるほど!就活本を選ぶ際は、書店で適当に目についた売れている本を選ぶのではなく、著者の経歴や目次にしっかりと目を通して、気になる本はアマゾンレビューも参考にしながら購入するのが良いですね。
本は1冊を読む労力が大きいからこそ、「どの本を読むか」という本の選択に時間をかけるべきだよ!
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
僕自身が、就活生の時に就活本を20冊以上読んでいたのと、ここ最近も追加で10冊以上読んだ知見を共有できればと考えてこの記事を書きました。
「就活本は役に立たない?」という疑問を持っていた人の疑問が、この記事でクリアになれば嬉しいです。
このホワイト企業ナビでは、今後も僕自身が「この記事は本当に読みたいと思えるな」と納得できる記事だけを丁寧に公開していきます。
少しでも気に入ってくれた方は、「ホワイト企業ナビ記事一覧」をブックマークして、これからも読み込んでもらえると嬉しいです。
以上!就活マンでした!!
【本記事の要点まとめ】
- 就活本は役に立たないのかという疑問に対する回答は、「就活本による」が答えである。
- 就活で役に立つ就活本は、自分の経歴や実績に合う就活本を選ぶこと、ネットには書かれていないような独自性のある質の高い本を選ぶことが重要。
- 就活本が役に立つと僕が考えている理由は大きく3つで、「体系的に情報を得ることができるから」「ネットにない情報を得ることができるから」「適性検査対策に関しては解説が最も丁寧だから」である。
- 反対に就活本が役に立たないと言われる理由は、「当たり前の情報しか書かれていない就活本が多いから」「自分の属性に合わない本も多いから」「ネットで調べた方が早いから」などの理由が挙げられ、これもまた事実である。
- 役に立つ就活本を選ぶポイントは、「売れている」だけで選ばないこと、著者の経歴と実績を確認すること、レビューを参考にすることが挙げられる。