この記事では、インターンシップがいつから開始するのか、参加方法やメリットについてバシッと共有します!
就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
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それでは本題に入っていきますね!
就活準備の一環として、今や定番とも言える存在となったインターンシップ。
就活本番に向けて、入社を希望する企業や業界のインターンに参加しておきたいと考えている人も多いことでしょう。
ところで、インターンシップは具体的にいつから始まるのか把握していますか?
気づいた時にはインターンシップの募集が締め切られていたり、すでに定員に達していて申し込めなかったり…といった痛恨のミスは防ぎたいもの。
そこで今回はインターンシップの募集開始時期と、参加までの準備と流れを解説します。
インターンシップに参加するメリット・デメリットや、選考を突破するためのポイントもあわせて共有するので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
目次
インターンシップはいつから募集開始されるのか?
ではさっそく、インターンシップの募集開始時期をまとめて紹介しますね!
インターンシップの開催時期には、大きく分けて春・夏・秋・冬があります。
中でも開催数・参加者数ともに多いのがサマーインターンとウィンターインターンです。
募集開始 | 実施時期 | |
---|---|---|
サマーインターン | 5〜6月頃 | 7〜8月 |
ウィンターインターン | 10〜11月・12〜1月 | 12月・2月 |
サマーインターンは主に夏休み、ウィンターインターンは主に冬休み期間中に実施されます。
どちらも、実施時期のだいたい1〜2ヶ月前が募集開始の時期と捉えてください。
サマーインターンなら大学3年に進級して割とすぐの頃、ウインターインターンなら大学3年の秋から冬にかけての時期ですね。
大学生はいつからインターンシップに参加すべきか?
いつからインターンシップに参加するべきか?については、決まったルールはありません。
早い人は大学1年から長期インターンに参加し始めますし、大学3年になってインターン参加を考え始める人もいます。
なので、好きな時期に参加してください…、ということでは困ってしまうと思うので、個人的におすすめの参加時期を紹介しますね!
入社を希望する企業が明確になっている場合
「この企業で働いてみたい!」という目標が明確になっているようなら、迷わずその企業のインターンに参加しましょう。
どの時期に参加したいというより、入社したい企業がインターンを開催する時期に合わせて参加するイメージですね。
つまり、サマーインターンやウィンターインターンといった時期にこだわらず、常にインターン情報をロックオンしておくことが大切。
企業側が受け入れているようなら、大学1〜2年のうちからインターンに参加したっていいでしょう。
入社したい企業がすでに決まっているのですから、アルバイトをするよりもその企業のインターンに参加するべきです。
うまくいけば、インターン限定の特別ルートや早期選考を受けられる可能性だってあります。
希望する業界がだいたい決まっている場合
働きたい業界がいくつか絞り込めているようなら、サマーインターンから参加でOKです。
と言うのも、ウィンターインターンはサマーインターンに比べて募集定員が限られている企業が大半なんですね。
ウィンターインターンは就活本番目前ですので、入社したい企業が絞られている就活生も増えてきます。
インターンシップを通じて業界研究を深めるなら、サマーインターンがベストな時期。
もちろん早期選考のチャンスもありますので、大学3年の年内に内定を獲得しておくことも可能ですよ!
まだ希望する業界が決まっていない場合
希望する業界がとくにない人は、なるべく早い時期に短期インターンに参加しておきましょう。
のちほど詳しく解説しますが、インターンシップと一口に言ってもいろいろな種類があります。
2〜3日で完結するインターンシップを開催する企業も多いんですよ。
なぜこうした短期間のインターンシップに参加しておいたほうが良いかと言うと、シンプルに業界研究に役立つからですね。
百聞は一見にしかずで、情報収集をどれだけ深めても実際にインターンに参加して得られる情報量にはかなわないことがある。
数日間のインターンシップなら負担も少ないですから、「やっぱりこの業界はやめておこう」と判断しても大きな痛手ではありません。
いくつかの業界でインターンシップに顔を出してみて、自分に合いそうな業界を探してみてください!
大学生が参加できるインターンシップは大きく3種類ある
インターンシップと一口に言っても、大学生が参加できるインターンには大きくわけて3種類があります。
それぞれ開催期間が異なり、得られるメリットにも違いがあるので、各インターンシップの特徴を知っておくことがとても大事。
そこで、開催期間別にインターンシップの種類と特徴を確認しておきましょう!
長期インターンシップ
開催期間が1週間以上のものを「長期インターンシップ」と呼びます。
企業によっては1ヶ月〜3ヶ月以上の期間を設けていることもありますね。
長期間、社員の方々と一緒にガッツリ働くわけですから、文字通り「就業体験」らしい体験ができるのが長期インターンの特徴です。
たとえば、入社後に配属予定の部署で実務ベースの就業体験をすることも可能。
企業としても、インターン生が優秀かどうかは働いている様子を見ていれば見当がつくでしょう。
採用直結型の長期インターンシップが多いのはこのためです。
外資系企業となると、長期インターンが実質的な一次選考を兼ねていたりします。
「この企業で働きたい」と思える企業がすでにあるようなら、長期インターンに参加するメリットは非常に大きいと思いますよ!
短期インターンシップ
1週間未満で開催される場合は「短期インターンシップ」と呼ばれます。
最も多いパターンは2〜3日で完結するインターンシップですね。
期間が短いので、実務をガッツリ体験をするというよりは長めの職場見学的な位置づけと捉えてください。
ただ、実際に社内の様子を見ることはできますし、社員さんが働く姿を間近で見られるわけですから、参加するのが無駄というわけではありません。
中には選考込みの短期インターンシップもあるので、参加する意義は十分にあるでしょう。
なので、短期インターンシップに参加するなら「興味がある企業」「実際にエントリーする可能性がある企業」に絞るのがおすすめ。
長期インターンに比べて負担も少ないので、いろいろな業界を見て回ることもできますね!
1デイインターンシップ
1デイインターンシップは、その名の通り1日だけのインターンシップです。
たった1日で体験できることは限られているわけですが、それもそのはず。
企業が1デイインターンを開催する主な目的は「自社の宣伝」なんですね。
あまり知名度のない企業にとって、「就活生に自社を見つけてもらうこと」「採用選考を受けてもらうこと」は割とハードルが高い。
買い物をする時にも、1度も聞いたことがないメーカーのものより有名なメーカーの商品のほうが安心するじゃないですか。
それと同じで、就活生と何かしらの接点があるかどうかが、人材募集にかなり大きく影響します。
そこで、1デイインターンシップを通じて自社のことをもっと知ってもらおう!というわけです。
実際、1デイインターンシップを開催する企業はかなり多い。
下図は、2023年卒を対象としたインターンシップの主要な実施期間(対面)を表しています。
(引用:https://shushokumirai.recruit.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/hakusho20220221_01-1.pdf)
このグラフは、リクルートキャリアさんの『就職白書』から引用しています。
インターンシップ実施企業のうち67%が1デイインターンなので、かなり高い割合ということが分かりますね。
中には軽く就業体験ができる企業もありますが、大半は自社についての説明と考えてください。
でも、参加すればその企業についての知識は確実に増えるわけですし、1デイインターンでも特別ルートで選考を行うことはある。
なので、1デイインターンは本当に興味のある企業に参加しておけばOKだと思いますよ。
短い期間で参加できるインターンシップも、意外とたくさんあるんだ!
短期インターンや1デイインターンなら、参加のハードルも高くはなさそうだね。
大学生がインターンに参加するまでの準備と流れ
さて、インターンシップの募集時期や開催期間について理解が深まってきたでしょうか。
次に、実際にインターンに参加するまでの流れや事前準備について共有します。
インターンにも選考があるので、選考を突破しないと参加することはできません。
次の4つのステップで、インターン参加に向けて準備を進めましょう!
【大学生がインターンに参加するまでの準備と流れ】
- インターン先の企業の選定
- インターン先企業にエントリーする
- 企業が定める選考に参加する(企業によって説明会もある)
- 受かったらインターンに参加する
ステップ① インターン先の企業の選定
最初にやるべきことは、インターン先の企業の選定です。
インターンに参加してみたい企業をいくつかピックアップして、目星をつけておきましょう。
志望する業界が決まっているなら、その業界の企業を集中的に探せばOK。
でもインターンは本選考とは違うので、「ちょっと興味がある」とか「どんな仕事なのか見ておきたい」ぐらいの感覚でも全然問題ありませんよ!
あまり選択肢を狭めてしまわずに、幅を持たせてインターン先を選定するのがコツです。
ただ、選定した企業の全てがインターンを開催するとは限りません。
より効率的に探すなら、後述するインターン専門の求人サイトを活用するのがおすすめです!
ステップ② インターン先企業にエントリーする
次に、インターン先企業にエントリーして「インターンに参加したい」と意思表示をしましょう。
エントリーはいつでも受け付けているわけではなく、募集期間が企業ごとに決められているので、募集が始まったら「即応募」するのがコツですよ!
就活生から人気のある企業だと、エントリー受付からものの数日(企業によっては数時間)で募集定員に達してしまいます。
「募集期間内にエントリーすればいいや」と思っていると、いつの間にか満員ということもあり得るので注意してくださいね。
あと、企業によっては長期インターンの欠員募集をしていることもまれにあります。
もしインターンに参加したい企業の参加枠が埋まっていても、諦めずに募集情報をチェックし続ける価値はあるでしょう。
エントリー時にはES(エントリーシート)の提出も求められます。
志望動機や自己PRをじっくり詰めて、インターン先企業や仕事内容への思いを伝えましょう。
ステップ③ 企業が定める選考に参加する(企業によって説明会もある)
エントリーが完了すると、企業から選考に関する案内が届きます。
選考を通過しないとインターンシップに参加できないので、ここが勝負どころ。
選考の回数や形式は企業によって異なりますが、面接1回というパターンが多いですね。
企業によっては説明会も開催するケースもありますので、指定された日に必ず参加しましょう。
インターン選考の面接は、基本的に本選考の面接とあまり変わりません。
ESに記載した志望動機や自己PRを、自分の言葉で熱意を込めて伝えられるように練習しておきましょう。
ステップ④ 受かったらインターンに参加する
選考を通過すれば、晴れてインターン参加が決定します。
インターン初日についての連絡が企業から届きますので、日時や持ち物をしっかりと確認しておきましょう。
インターンは選考には関係しないという建前ですが、実際には優秀な人材をインターンで囲い込む企業は少なくありません。
インターン期間中の活躍が早期選考・早期内定に繋がるので、力を出し切るつもりで臨んでくださいね!
当たり前ですが、インターン期間中の遅刻や欠勤はNG。
インターンとはいえ、社員の方々に混ざって仕事をするわけですから、大学の授業をサボるような感覚で休まないようにしましょう。
服装が指定されている場合は指定通りにし、とくに指定がなければスーツが基本です。
私服でOKであれば、オフィスカジュアルが基本と考えてください。
【参考】インターンに参加する上で必要なものまとめ
インターン参加時に企業から持ち物が指定されていれば、必ず忘れずに持参しましょう。
とくに指定がない場合でも、用意しておいたほうが良いものをまとめました。
【インターン参加時に必要】
- 筆記用具(黒のボールペン)
- メモ帳やノート
- スマホ
- 腕時計
- 認印
- 銀行口座番号のメモ
- 学生証
- 健康保険証
インターンシップは「就業体験」のための場なので、特に指定されていなくても筆記用具とメモ帳の持参は必須。
すぐにメモが取れるように、常に持ち歩けるようにしておきましょう。
また、交通費の申請書や雇用契約書、秘密保持契約書などを提出する際、認印や銀行が必要な場合があります。
企業によっては、オフィスビルに入館する際、総合受付で本人確認を実施していることも少なくありません。
初日は学生証が身分証明書になるので、念のために持っていくと良いでしょう。
長期インターンシップのおすすめの探し方
インターン先企業を効率よく探すには、複数の探し方を組み合わせるのがコツ。
とくに長期インターンシップは全体の募集企業数が少なく希少なので、次の4つの探し方をフル活用しましょう!
【長期インターンシップのおすすめの探し方】
- 逆求人サイトでインターンのスカウトを得る
- インターン専門の求人サイトから検索する
- 大手求人サイトで検索する
- 大学のキャリアセンターに問い合わせる
①逆求人サイトでインターンのスカウトを得る
インターンシップの探し方として、おすすめなのが逆求人サイトの活用です。
逆求人サイトは、プロフィールを登録しておくだけで、企業側からスカウトが届きます。
しかもしっかりとプロフィールを読んだ上で「この学生は自社に合う」と判断し、スカウトを送ってきてくれているので、自分との適性が高い企業と繋がることができるんですよね。
そんな逆求人サイトですが、インターンシップのスカウトも届きます。
よってインターンを探す場合は、逆求人サイトにも登録しておくことが重要。
利用すべきは就活生向けの大手の逆求人サイト2つです。この2サイトは両方登録しておきましょう!
(他にも色々なサイトがありますが、利用企業数が多くて使いやすいのは下記の2サイトです)
(※以下広告リンクを含みます)
キミスカ
「キミスカ」は約10万人の就活生が利用している最大規模の逆求人サイトです。
僕が利用してみたところ、隠れ優良企業や知名度の高いベンチャー企業からのスカウトが多く届きました。
インターンシップ生を募集する成長企業の利用も多いので、キミスカは必ず登録しておきましょう。
(インターンの時期が終わっても、そのまま本選考のスカウトが届くので利用し続けることができます!)
オファーボックス
「OfferBox(オファーボックス) 」は、就活生向けの逆求人サイトとして最大規模です。
登録学生数は37万人を超えており、利用企業数も1万社を超えているので、めちゃくちゃスカウトが届きます。
インターンシップを実施する大手企業からのスカウトも届くので、登録して魅力的なプロフィール作成を追求してください。
②インターン専門の求人サイトから検索する
インターン専門の求人サイトは近年増えてきています。
その中でも、掲載求人数が多くて、求人が見やすいサイトが大きく3つあるので共有しておきますね。
インターンシップガイド
「インターンシップガイド」は、日本最大の掲載数を誇るインターン専門の求人サイトです。
全国47都道府県の求人を扱っているので、どの就活生にとっても利用価値が高いのが良いんですよね。
また求人も事業内容や仕事内容がシンプルに書かれていて読みやすい。
掲載企業数と利便性の両方を満たすサイトなので、個人的に1番おすすめのサイトです。
Infraインターン
「Infraインターン」は、主に関東と関西の長期インターンに特化したインターン専門の求人サイトです。
東京の求人が約500と多いので、関東在住者に特におすすめすることができます。
またサイトも求人内容がシンプルで読みやすいのが良いですね。
ゼロワンインターン
「ゼロワンインターン」も掲載求人数が非常に多いインターン専門の求人サイトです。
4月の時点で約2500の求人が公開されているので、会員登録をする前に、1度自分がインターンしたいエリアで絞って検索してみることをおすすめします。
僕が今大学生なら、ここで紹介した3つのインターン専門求人サイトを使いますね!
③大手求人サイトで検索する
マイナビやリクナビといった大手求人サイトでも、長期インターンシップを探せます。
「大手求人サイト=本採用への応募用」というイメージがあるかもしれません。
でも実は、長期インターンシップを探したりエントリーしたりできるんですね!
【長期インターンシップ情報が掲載されている大手求人サイト】
サイト名 | 登録可能な学年 |
---|---|
マイナビ | 大学3年〜 |
リクナビ | 大学3年〜 |
キャリタス就活 | 大学3年〜 |
Wantedly(ウォンテッドリー) | 大学1・2年〜 |
上表の通り、Wantedlyなら大学1・2年から登録して長期インターンを探すことも可能。
早い時期から長期インターンシップに参加してみたい人は、Wantedlyの活用がおすすめですよ!
④大学のキャリアセンターに問い合わせる
大学のキャリアセンターでも、長期インターン情報を入手できる場合があるって知ってました?
企業の中には、インターンシップの募集情報を大学に直接持ち込むことがあるんです。
つまり、インターンシップ情報は大学が管理しているので、キャリアセンターに問い合わせれば普通に教えてもらうことができる。
通っている大学の状況を知りたい場合は、「大学名 インターンシップ」でネット検索してみましょう。
インターンシップ参加支援を実施している大学なら、「インターンシップについて」などの情報が出てきますよ!
1つ注意点として、キャリアセンターは相談に訪れる学生でだいたい混み合っています。
長期インターンシップについて問い合わせる場合は、早めに予約を取っておいてくださいね!
短期・1デイインターンシップのおすすめの探し方
次に、短期・1デイインターンシップを探すおすすめの方法を共有します。
長期インターンと比べると開催件数そのものが多いので、割と見つかりやすいはず。
より効率よく探すなら、次の2つの方法を試してみてください!
①大手求人サイトで検索する
長期インターンと同様、マイナビやリクナビで短期・1デイインターンを探してみましょう。
下図はマイナビの検索画面ですが、「インターンシップ・ワンデー仕事体験」を探せるようになっています。
企業名・業種をはじめ、開催地域や開催時期、開催期間で絞り込むこともできますね。
24卒向けだと、2022年5月時点でエントリー可能なインターンシップが4200件以上登録されています。
短期・1デイインターンを開催する企業はとても多いので、大手求人サイトだけでも割と十分な情報を入手できますよ!
②逆求人サイトでインターンのスカウトを得る
求人サイトとあわせて活用してほしいのが逆求人サイトです。
なぜかと言うと、短期・1デイインターンの中にも採用直結型のインターンがあるからです。
ただ、インターンシップの募集情報だけを見ていると、どの企業が採用直結型のインターンを実施するのか見分けるのは難しい。
インターンは本来「就業体験」なので、「選考に直結しますよ」と大々的に言えないところがあるんですね。
でも、個人的に送るスカウトなら、プロフィールに関心を寄せた就活生に絞って送られているわけですから、採用に繋がる確率も高い。
なので、逆求人サイトはぜひ積極的に活用してほしいというわけです。
プロフィールを1度登録しておけば放置していてもスカウトが届くので、短期・1デイインターンを探すなら逆求人サイトは「活用しないと損」ですよ!
インターン募集情報を探してエントリーするところから、実際に参加するまでのイメージが少しずつ湧いてきたかも!
大学生がインターンシップに参加する5つのメリット
大学生がインターンシップに参加することで、結果的にどんなメリットを得られるのか疑問に思ったことはありませんか?
個人的には、「大学生はアルバイトをするならインターンシップに参加したほうが良い!」と思っています。
そのぐらい、インターンシップを経験しておくメリットは非常に大きい。
インターンシップに参加する具体的なメリットとしては、主に次に挙げる5点ですね。
【大学生がインターンシップに参加する5つのメリット】
- 志望職種に対する理解が深まる
- インターン先からの内々定を獲得できる
- 長期インターンの場合は給料が入る
- 本選考でのアピール材料になる
- 就活に対する意識の高い仲間ができる
メリット① 志望職種に対する理解が深まる
メリットの1つ目は、志望職種に対する理解が深まることです。
まさしく「百聞は一見にしかず」で、どんなに業界研究・企業研究を重ねても、自分の目で実際に社内の様子を見ることにはかないません。
とくに長期インターンでは、実務ベースで社員がどんな仕事をしているのか知ることができます。
たとえば、「バリバリ仕事をこなしていてカッコイイ!」というイメージで営業職を志望していたとするじゃないですか。
営業職のインターンに参加すると、営業担当の社員が日々どんな仕事をしているかが分かります。
「営業職の仕事って、意外と地道な活動の積み重ねなんだな」とか「モノを売り込むというより、信頼を築いていくことが大事なのか」といったことが分かってくる。
自分の性格や求めている仕事内容とマッチしていれば良いのですが、抱いていたイメージが大きくズレていることもあり得るでしょう。
実際に入社した後にミスマッチに気づいても、時すでに遅し。
インターンシップで希望職種に対する理解を深めておけば、致命的なミスマッチを防ぐことに役立つわけですね。
メリット② インターン先からの内々定を獲得できる
インターンに参加することで、インターン先から内々定を獲得できることがあります。
そもそも企業は膨大な手間と時間をかけてインターンを開催してまで、就活生に「情報提供」や「就業体験」の場だけを純粋に提供していると思いますか?
中にはそういう企業もあるのかもしれませんが、大半の企業は自社と相性の良い人材を早めに確保しようと、チャンスを虎視眈々とうかがっています。
もしインターンで「この学生はすごく優秀そうだ」と感じる人材を見かけたら、「うちで働いてみないか?」と声をかけるのが自然な流れでしょう。
たとえ即内定につながらなかったとしても、書類選考や1次選考などを省略した特別選考ルートに招待されることもあり得る。
もし早期内定を獲得できれば圧倒的に心の余裕を持てるので、心から納得できる形で就活を終えることにも大きく寄与します。
内々定を獲得するチャンスを増やしておく意味でも、インターンに参加するメリットは十分にあると言えるでしょう。
メリット③ 長期インターンの場合は給料が入る
とくに長期インターンの場合、給料を受け取りながら就業体験ができることも大きなメリットの1つ。
シンプルに給料をもらうだけならアルバイトでも良いわけですが、アルバイトとインターンはそもそも意味合いが全く違います。
アルバイトはあくまでも「労働力の提供」が主目的ですから、言ってみれば時間を切り売りしているわけです。
でも、インターンの場合は社会人に混ざって働くことになるので、単純に時間を切り売りしているわけじゃありません。
インターン先でも、「近い将来、うちで社員になるかもしれない人材」という目で見ています。
つまり、就業体験を通じて業界・職種への理解を深めつつ、社会人の働きぶりを間近で見られて、しかも給料までもらえるというメリット尽くしの環境なんですね。
これが、「アルバイトよりもインターン」と僕が言い続けている大きな理由の1つです。
メリット④ 本選考でのアピール材料になる
インターンでの経験は、本選考での強力なアピール材料になることがあります。
何しろ実際に社会人に混ざって働いた経験があるわけですから、実務を通じて感じ取った「自分の強み」や「自分の長所」には説得力がある。
自己分析の結果を本選考でアピールする就活生が大半を占める中、「インターンでこんな経験をした。だから自分にはこういう強みがある!」と伝えられれば大きなアドバンテージとなるでしょう。
また、各企業のインターンに参加する学生は全体の中では少数派です。
インターンに参加できる人数には限りがあるので、当然と言えば当然ですよね。
よって、インターンに参加したと話すだけでも、志望度の高さをアピールするための強力な材料になります。
インターンに参加しようと決断して実行したという行動力や積極性を伝える上でも有効でしょう。
多くの就活生がエントリーする人気企業・優良企業の場合はとくに、アピールできる材料は1つでも多く持っておくことが大切。
インターンに参加したこと自体がアピール材料になるわけですから、参加しない手はないというわけです。
メリット⑤ 就活に対する意識の高い仲間ができる
インターンに参加した他の就活生とつながりができ、就活への意識が高い仲間ができることもメリットの1つです。
インターンに参加している時点で、平均的な就活生と比べるとかなり高い意識を持って就活に取り組んでいるはず。
そういった仲間を大学を超えて作っておくことは、就活が本格化してから情報交換に役立つだけでなく、メンタルの支えにもなるでしょう。
人って環境に影響を受けやすいので、周囲に意識が高い人が多ければ自然と自分も高い意識を持って就活に臨むのが当たり前と考えるようになります。
大学で周囲の友達が「まだ就活とか時期的に早くない?」と言っていたとしても、自分自身は先を見据えて早めに行動することができるでしょう。
大学をまたいで知り合いを作るチャンスはそう多くはないので、インターンへの参加は意識の高い仲間を作っておく絶好の機会といえますね。
大学生がインターンシップに参加する3つのデメリット
数多くのメリットを得られるインターンシップですが、デメリットが全くないわけではありません。
中にはインターンに参加したことでデメリットになり得る面もあるので、次に挙げる3点は理解しておきましょう!
【大学生がインターンシップに参加する3つのデメリット】
- 学業が疎かになる
- 就活で「インターン先に入社しないの?」と難しい質問をされる
- 優秀な学生と出会うことでやる気がなくなる可能性がある
デメリット① 学業が疎かになる
インターン期間中、学業に力を入れる時間的な余裕はほぼなくなると思ってください。
とくにフルタイムで働く場合、社会人と同じように朝から夜まで仕事の予定で埋まってしまいます。
夏休みなど大学の授業がない期間であれば、大学の授業を欠席してまでインターンに参加する必要はないでしょう。
ただテスト前の時期など、本来なら勉強時間を確保しなければならない場合もあるはずです。
インターンに参加したことで単位を落としてしまうようでは本末転倒なので、テストの日程など学業が忙しくなる時期を考慮してインターンに参加することが大切。
先を見据えて予定を立てる能力は社会人になってからも求められるので、今のうちから身につけておくつもりで臨みましょう!
デメリット② 就活で「インターン先に入社しないの?」と難しい質問をされる
インターン先の企業以外にエントリーした場合、面接で「インターン先に入社しないのですか?」という、実に答えづらい質問をされることがあります。
さきほどインターン参加がアピール材料になると言いましたが、これは諸刃の剣なんですね。
企業からすれば「他社のインターンに参加したんでしょう?だったらその企業に入社すればいい」と感じるのは自然な心境でしょう。
で、僕のおすすめの方法は「ある程度正直な気持ちを話すこと」です。
エントリーした企業に興味があって応募したことは間違いないはず。
インターンに参加した企業も、興味があったのは事実ですよね。
ただ、インターンに参加した時点で「ここに必ず入社する」と決めているとは限らない。
就業体験というインターン本来の趣旨を考えれば当たり前のことなので、怖じ気づくことなく堂々と伝えましょう。
応募者全員、その企業が第一志望とは企業側もさすがに考えていないはずですから、ごまかさずに正直に伝えることでむしろ好感を持ってもらえる可能性もあります。
デメリット③ 優秀な学生と出会うことでやる気がなくなる可能性がある
意外と見落としがちなデメリットとして、インターン先で優秀な学生と出会うとやる気がなくなることが挙げられます。
インターンには、かなり高スペックの人材も必ず1人や2人は混ざっています。
「帰国子女で3か国語が話せて、超難関大学に在籍している上にコミュニケーション能力も高い」みたいな学生を目の当たりにすると、自信をなくしてしまう人もいるでしょう。
そういう学生が早期内定をサクッと獲得することも、もちろんあります。
「とてもじゃないけれど、かなわない」と感じて、やる気がなくなってしまう人もいるはず。
ただ、これはぜひ覚えておいて欲しいのですが、あまりに優秀だと内定が出ないことだってあるんです!
企業の採用方針にもよりますが、中には既存の社員とのバランスを考慮して新卒を採用する企業もある。
「帰国子女で3か国語が話せて、超難関大学に在籍している上にコミュニケーション能力も高い」などという人に入社して来られても、どう扱えばいいのか分からない企業だってあるわけです。
就活では「合う・合わない」といった相性が強く影響して採用・不採用が決定することも少なくありません。
自分では気づいていなかった強みや長所が採用担当者に刺さることだってあるので、もし飛び抜けて優秀なインターン生を見かけても「自分は自分」を貫きましょう!
次の記事では、インターンの意味合いや具体的な業務内容について詳しく解説しています。
こちらもぜひ読んでおいてくださいね!
» 【インターンシップとは?】大学生が知るべきインターンの意味と業務内容
インターンに参加するメリットだけじゃなく、デメリットの面も理解しておくことが大切だね。
インターンシップの選考を突破するためのポイント
インターン募集情報を探し当ててエントリーが完了したら、次に考えるべきことは選考突破に向けた準備です。
選考を突破するためのポイントを共有するので、必ず実践してインターン参加を勝ち取ってくださいね!
【インターンシップの選考を突破するためのポイント】
- 自己分析を徹底して自己理解を深めておく
- 1社ごとに深く納得度の高い志望動機を作成する
- エントリー企業を増やす
ポイント① 自己分析を徹底して自己理解を深めておく
本選考対策でも言えることですが、最初の出発点はまず「自己分析」です。
自己分析を通して自己理解を深めておかないと、志望動機もキャリア観も薄っぺらなものになってしまいます。
すると、ESでも面接でも「採用担当者に言葉が響かない」ということが起こってしまう。
自己分析と言っても、何となく「自分の強みを考えておこう」といったレベルのことではありません。
ものの数時間で自己分析が完了してしまうようでは、全然深められていないと捉えてください。
自己分析が十分に深まっているかどうかを客観的にチェックするには、自己分析ツールを活用するといいですよ。
客観的な指標にもとづいてチェックできるので、自分では見落としてた点に気づくことができます。
無料で利用できる自己分析ツールを紹介するので、ぜひ活用してくださいね!
▼無料の自己分析ツール
ツール名 | 所要時間 | 利用方法 |
---|---|---|
キミスカ適性診断 | 約15分 | キミスカへの登録が必要 |
AnalyzeU+ | 約30分 | オファーボックスへの登録が必要 |
16Personalities | 約10分 | 会員登録不要 |
ポイント② 1社ごとに深く納得度の高い志望動機を作成する
インターンシップの志望動機は、1社ごとに深く納得度の高いものを用意しましょう。
どの企業のインターンでも通用しそうな当たり障りのない志望動機を使い回す人がいますが、正直おすすめしません。
どこでも使えるような無難な志望動機は、どこの企業にも刺さらない・響かないからです。
インターンの選考は、企業によっては相当な高倍率になります。
選考を通過する人よりも落ちる人のほうが多い状況で、無難な志望動機をサラっと伝えても受からないことは明らか。
「その企業でなければいけない」「他社のインターンでは実現できない」といったレベルで、深く納得度の高い志望動機を練り上げましょう!
もちろん、納得度の高い志望動機を作成するにはそれだけの企業研究が求められます。
企業ホームページだけでなく、プレスリリースや経営者のSNSアカウント、業界誌や投資家向け情報など、あらゆる媒体を駆使して情報収集してくださいね!
ポイント③ エントリー企業を増やす
インターンシップにエントリーする企業数を意識的に増やしておくことも、選考を勝ち抜くための重要なポイントです。
と言うのも、インターンの選考時期はまだ「選考」自体に慣れていない人が大多数のはず。
ある程度は場数を踏まないと、選考の流れや面接での受け答えの感触をつかむことができません。
最初から本命のインターン1本に絞ってしまうと、1発目の面接がうまくいかなかった…、といったことになりがちです。
ぶっちゃけ、選考って「慣れ」の問題がかなり大きいので、場数を踏めば誰でもある程度のレベルまでうまく話せるようになります。
あえてエントリー企業数を増やし、実践を通じて選考の感触をつかんでいきましょう。
インターンシップの募集が早い企業例
最後に、インターンシップの募集が早い企業の例を共有しますね!
インターンシップの募集時期は年度によって変わることもありますが、一般的な傾向から見分ける方法があります。
それは「早期選考を実施する企業は、インターンの募集時期も早い場合が多い」ということです。
外資系企業・ベンチャー企業・東証一部上場企業について、それぞれインターンシップの募集が早い企業を見ていきましょう。
外資系企業
外資系企業の多くは、インターンが実質的な一次選考を兼ねています。
早い企業だと、大学2年の3月頃からエントリーの受付を開始していますね。
遅くとも大学3年の6月頃までには募集が開始されますので、日系企業よりもかなり早いスタートになると思ってください。
主な企業として、次の15社が挙げられます。
- P&G Japan
- ユニリーバ・ジャパン
- 日本ロレアル
- ネスレ日本
- ボストン・コンサルティンググループ
- PwCコンサルティング
- アクセンチュア
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- シグマクシス
- ローランド・ベルガー
- A.Tカーニー
- ゴールドマン・サックス
- バンクオブアメリカ
- UBSグループ
- モルガン・スタンレー
ベンチャー企業
ベンチャー企業は、大手企業よりもインターン募集を早めに開始する傾向があります。
募集時期は企業や年度によって異なりますが、だいたい大学3年の5月頃には募集を開始していると考えてください。
主な企業としては、次の12社ですね。
- サイバーエージェント
- グリー
- DeNA
- ぐるなび
- mixi
- メルカリ
- クックパッド
- nanapi
- じげん
- レバレジーズ
- UZABASE
- freee
東証一部上場企業
大手企業の代表格、東証一部上場企業もインターン募集を早い時期から行うケースがあります。
企業によって募集開始時期には幅がありますが、大学3年の5〜7月にかけて募集する企業が多いですね。
主な企業として、次の18社が挙げられます。
- JAL
- ANA
- ソフトバンク
- NTTデータ
- 資生堂
- トヨタ
- サントリー
- アサヒ飲料
- キリン
- ソニー
- デンソー
- パナソニック
- 味の素
- 野村證券
- 野村総合研究所
- りそなグループ
- 三井住友海上火災保険
- 富士フイルム
早期選考を行う企業については、次の記事で100社を一挙紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね!
» 【早期内定が出る企業100社】早期選考を行う企業を一覧化しました!
こうして見ると、インターン募集を早くから実施する企業って割とたくさんありますね!
企業のタイプごとに募集開始が集中する時期が違うんだね。インターン情報をチェックして、見逃さないようにしないと!
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
本記事では、インターンシップの募集はいつから開始するのか、インターンに参加するべきかどうかを解説してきました。
インターンシップはもともと「就業体験」の場ですし、今でもそういった意味合いを込めて開催されています。
でも、純粋に就業体験の場を提供するだけじゃなく、企業としても優秀な学生を他社よりも早く確保しておきたい。
つまり、インターンシップは優秀な人材を囲い込んでおくための場でもあるんです。
インターンに参加しないと内定獲得が不可能というわけではありませんが、参加しておくことのメリットは非常に多い。
もしアルバイトを始めようと思っている人がいたら、「インターン参加のほうがおすすめ!」と強く言いたいです。
ぜひ今回の記事を参考に、希望するインターンへの参加を実現してくださいね。
みなさんの就活が充実したものになることを願っています!
▼本記事のまとめ
- インターン募集は開催時期の1〜2ヶ月前には開始する。
- サマーインターンなら5〜6月頃、ウィンターインターンなら10〜11月・12〜1月が募集時期の目安。
- インターンに参加しなくても内定獲得は不可能ではないが、参加するメリットが多いのでできるだけ参加する方向で考えておくべき。
- インターンは開催期間によって長期インターン・短期インターン・1デイインターンの3種類に分けられる。
- インターンに参加するまでの流れは、インターン先企業の選定→エントリー→選考→受かれば参加。
- エントリーが可能となる募集開始時期を見逃さないことが重要となるので、複数の探し方を知っておき実践していくのがポイント。
- インターンに参加するメリットは非常に多い一方で、デメリットもあるのは事実。全体としてメリットのほうが多いので参加しておくべし。
- 全体的な傾向として、早期選考を実施する企業はインターンシップの募集も早くから行うことが多い。