【ガクチカが趣味だと落ちる?】趣味を書く時のポイント解説!

本ページには一部PR情報が含まれます(詳細:広告掲載ポリシー

就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。

「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」

こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!

全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。

それでは本題に入っていきますね!

先日、就活生から「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)で趣味に力を入れたと書くと不採用になりますか?」という質問をもらいました。

ですが、就活でガクチカを書く場合は、評価されるための書き方のポイントを押さえる必要があります。

この記事では、ガクチカで趣味を書く場合のポイントも合わせて解説していきます。

これからガクチカを書こうと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

ガクチカで趣味の音楽鑑賞について書こうと思っていたので、ガクチカで趣味を書いて良いのか気になります!

ガクチカで趣味を書くと落ちる?

冒頭でも話しましたが、ガクチカで趣味を書いても、それだけでマイナス評価はされません。

そもそも学生時代に力を入れたことは何かと考えると、趣味を答える人は多いですよね。

趣味自体の定義は曖昧なので、趣味とはつまりは時間をかけたり、力を入れたことだと考えることもできます。

「ガクチカで趣味を書いたらダメなのかな?」と考える人の多くは、ガクチカは大変なことや辛いことを書かないといけないのではと考えています。

ですが、そんなことはなくて、就活では「努力アピール」「辛いことを乗り越えたアピール」を過度にする必要はないと僕は考えています。

あくまでESや面接で伝えるべきは「自分とはどういう人か」なので、努力や辛いアピールをすること自体は必須じゃないんですよね。

その意味でもガクチカで趣味を書くことは全く問題ありません。

更に次の章にて、ガクチカで趣味を書いても問題ない理由を深堀りして、3章目ではガクチカで趣味を書く時のポイントまで踏み込んで解説していきますね!

たしかにガクチカで趣味を書いてはいけないっていう考えの根底には、ガクチカは大変なことを書かないといけないというイメージがあると思います。人事は別に大変なことを書いているかどうかで評価していなくて、見ているのは「どんな人か」というところなんですね。

ガクチカで趣味を書いても落ちない理由【3選】

先の章で、ガクチカで趣味を書いても、それが理由で落ちることはないと解説しました。

もう少しガクチカで趣味を書いても落ちない理由を深堀りしておきますね。

僕が考えるに、ガクチカで趣味を書いても落ちない理由は大きく3つあります。

【ガクチカで趣味を書いても落ちない理由】

  • ガクチカの質問意図はその就活生の考えや嗜好を見ているから
  • 自分が精通している趣味は面接でうまく回答しやすいから
  • ガクチカと趣味が内容が同じでもそれ自体でマイナス評価されにくいから

①ガクチカの質問意図はその就活生の考えや嗜好を見ているから

考えてみてください。

あなたが人事担当者だとして、「どんなことに力を入れてますか?」と聞いた時、その回答を聞いて「大変なことをしていないな」と考えないですよね。

それよりも「なるほど!そういうことが好きなんだな」「なるほど!◯◯が得意そうだな」という、その人の考え方や嗜好、更には長所など、あくまで”その人について”の理解を深めると思います。

仮に「挫折経験はありますか?」という質問をされて、その回答で趣味を答えたら「この就活生はストレス耐性が低いな」と思われて落ちる可能性はあります。

なぜなら挫折経験の質問意図は、ストレス耐性の高さや辛いことを乗り越えられる人か確認することにあるからです。

このように質問意図に着目すると、ガクチカで趣味を書いたり答えても、それ自体が理由で落ちることはほとんどないと分かりますよね!

②自分が精通している趣味は面接でうまく回答しやすいから

次にガクチカで趣味を答えても落ちない理由として、趣味は自分が精通しているからこそ、面接で深堀りされた時に答えやすいというメリットがあります。

ちなみに僕の趣味は、スタバ、読書、一人映画ですが、これらに関して何を深堀りされて聞かれても答えられる自信があります。

逆に「このガクチカの方が人事からの受けが良さそうだ」として、自分があまり思い入れのないことをガクチカとしてESで書いてしまった場合に、面接での追加質問で、答えられない可能性が高いですよね。

面接官からすると、その方が「本当にそれに力を入れたのか?」と疑問に思う。

その点で、趣味はガクチカとして答えやすいと考えることができます。

③ガクチカと趣味が内容が同じでもそれ自体でマイナス評価されにくいから

最後、ガクチカで趣味を書くことをネガティブに考えている人の中には、「趣味という質問項目があるから、ガクチカと趣味の内容が一緒だとマイナス評価されるのではないか?」と考える人も多いと思います。

ですが、僕はガクチカと趣味で答える内容の結論が同じでも全く問題ないと考えています。

むしろ「その趣味にそれだけの思い入れがあるのか」と評価される人事も間違いなくいるでしょう。

以上の理由から、僕はガクチカで趣味を書いても、それが理由で落ちることはないと考えています。

こうして理由を聞くと、ガクチカで趣味を書いても問題ないと思えますね!

ガクチカで趣味を書く時のポイント【3点】

ここまでガクチカで趣味を書いても落ちないと話してきました。

そもそも大事なことは、ガクチカの書き方・伝え方です。

この章では、ガクチカで趣味を書く時のポイント、つまりは評価されるガクチカを書くためのポイントを3つ紹介していきますね。

【ガクチカで趣味を書く時のポイント】

  • 書き出す前に構成から考える
  • なぜその趣味に力を入れたのか考える
  • その趣味に力を入れた結果どうなったのか考える

①書き出す前に構成から考える

まずガクチカは、就活の3大質問と呼ばれるほど、多くの企業から質問される、超頻出質問です。

超頻出質問のガクチカは、企業によっては上限1000文字など、他の質問と比べて長い文章を求められるケースが多いんですよね。

仮に回答が30文字であれば、「何に力を入れたのか」という結論だけ書けば良い。

ちなみにこの記事も僕は構成から作成しています。

いきなり書き出すのではなく、まずはタイトルを作成し、どんなことを書くかという章を先に考える。

更には章の中で、更にどんなことを書いていくか項まで考える。

それが終わって、初めて本文の執筆に入ります。

このように長文は構成から考えることが重要です。

ガクチカの場合、僕がおすすめの回答構成は以下のとおりです。

【ガクチカのおすすめの回答構成】

  • 結論
  • 詳細
  • 理由(なぜそれに力を入れたのか)
  • それによって得た学びや能力

仮に僕の趣味である読書だとすると、上記の構成はもっと具体的に次のような形になりますね。

【趣味を読書とした場合のガクチカの回答構成】

  • 結論(読書に力を入れた)
  • 詳細(どんな本をどのぐらいの量読んだか)
  • 理由(なぜ読書に力を入れたのか)
  • 読書によって得た学びや能力

こうして構成を先に決めてしまえば、それぞれのパーツを補強していくイメージで書き始めれば良い。

まずは何を結論とするかという木の幹を考え、それに枝をはやしてから、葉をつけていくイメージを僕は持ってますね。

いきなり書き始めるのではなく、まずはこのように構成を考えることが、論理的な文章をガクチカで書くコツですね!

②なぜその趣味に力を入れたのか考える

続いて、ガクチカで趣味を書く場合、よく考えるべきは「なぜその趣味に力を入れたのか」という理由です。

よってどの質問に対しても、「なぜ」と自分で自分に先に問いただしておくことが有効。

ガクチカで趣味について書く場合も、書き始める前に「なぜ自分はその趣味を始めたのか、なぜ継続しているのか」を考えておく必要があります。

それをガクチカに盛り込むことで、あなたという人物の考えについて人事に伝えることができ、人事の質問意図を満たすことに繋がります。

③その趣味に力を入れた結果どうなったのか考える

最後、3つ目のポイントはその趣味に力を入れた結果、どうなったのかを考えることです。

趣味は「なんとなく好きだから」と取り組んでいる人が多いので、しっかりとその趣味に力をいれた結果、どんなメリットがあったのか、どんな能力が身についたのか、など人事が疑問に思うことを考え抜いておくことが重要になります。

どんな趣味でもそれを通して得るものが必ずある。

それを考え抜いておくことで、そのままガクチカに盛り込むことも、面接で深堀りされた時に答えることもできるので重要です!

以上の3点に必ず取り組んだ上で、ガクチカを書くようにしてくださいね。

なるほど!ただ書き出すのではなく、構成から考えたり、「なぜその趣味に力を入れたのか」「その趣味に力を入れた結果どうなったのか」と考えを先に深めておくことがポイントなんですね!

ガクチカで趣味について書いた例文

ここまでガクチカで趣味を書く時のポイントも解説しました。

この章では、先に紹介したガクチカのおすすめ構成を元にして、ガクチカで趣味を書いた例文を紹介していきます。

「旅行」について書いた例文

【趣味の旅行をガクチカで書いた場合の例文】

「私が学生時代に力を入れたことは国内旅行です。

大学3年間で20の都道府県を周りました。

なぜ私が国内旅行に力を入れたのかというと、理由は大きく2つあります。

まず1つ目は、現地の人と触れ合うことで自分が今まで持っていなかった価値観を得るため。

2つ目は、旅行先の建造物や食事に数多く触れることでセンスを磨くためです。

国内旅行に時間を割いた結果、初対面の人にも容赦なく声をかけられるようになったこと、建造物や食事に触れることで、自身の服装や何を買うのかといった細部の選択を意識するようになり、センスが磨かれたと考えております。」

この例文は、実際に僕が旅行に対して考えている価値観をベースとして作りました。

旅行をただ単に「遊び」と捉えるだけだと、こうした深い目的や学びには繋がりません。

旅行に対して、深く考え、旅行をすることで何が得られるのか考えることで、旅行をガクチカに昇華させることができます。

「音楽」について書いた例文

【趣味の音楽をガクチカで書いた場合の例文】

「私が学生時代に力を入れたことは、音楽鑑賞です。

流行りの曲から、昭和の名曲まで幅広く聴いており、年間で1000曲は聴いたかと思います。

私がなぜこれほど音楽鑑賞に力を入れたのかと言うと、曲の歌詞の中にあるメッセージについて考えることで、自分の人生を見つめ直したり、自分が将来何をしたいのか考えるきっかけになると考えているからです。

実際、音楽鑑賞に力を入れたことで、自分の考えを紙に書き出して言語化する習慣が付きました。

これは曲を聞いて、歌詞を見て、その歌詞について深く考える習慣があってのことだと思います。」

この例文も、僕が音楽鑑賞から得たことを、そのまま書き出したものです。

曲にはメッセージ性が強い曲もあり、一方でそのメッセージが曖昧な表現、比喩されていることもあり、その曲の歌詞から作詞した人の考えを考えることは、言葉に対する感受性を高める行為だと思います。

旅行と同様に、音楽鑑賞もただ曲を聴くだけではガクチカとして書くには弱すぎる。

一方で、このように「なぜ曲を聴くのが好きなのか」「音楽を通して何を得たのか」を徹底的に深堀りすることで、ガクチカに昇華させることができますよ。

「絵を描くこと」について書いた例文

【趣味の絵を描くことをガクチカで書いた場合の例文】

「私が学生時代に力を入れたことは、絵を描くことです。

大学は農学部なのですが、完全な趣味として油絵に取り組んでおり、Youtubeや本を参考に独学で描いています。

なぜ私が油絵に力を入れているのかと言うと、絵を描く習慣によって、日常の些細なことに注目して味わいが増すと考えているからです。

日常生活は意識しないとすぐに過ぎてしまいますが、絵を描く習慣を持ってから、日常の1コマ1コマに目がいくようになり、1日に得られる情報量が増えて人生が楽しくなりました。」

僕は油絵は描けないのですが、漫画の原作者になるという夢があるので、漫画の材料になるようなシーンが常に日常の中に潜んでいないか考えながら生活しています。

このように絵を描くことが、自分の人生にどう役立っているのか、すこし考えてそれをガクチカで伝えると、絵を描いていない人事には「なるほど!絵はそんな魅力があるのか」という新しい気づきを与え、面白いと興味を持ってもらうことができます。

ここで紹介した3つの例文は、どれも同じ構成で作成しました。

構成さえしっかりしていれば、どんな結論でも論理的な文章を書くことができます。

ポイントでも伝えた通り、いきなり書き出すのではなく、ぜひ構成から考えるようにしてみてください!

こうして複数の例文を見てみると、どれも趣味が完全にガクチカに昇華していますね。その趣味に力を入れている理由や、趣味を通して得たことが明記されているからでしょうね!

ガクチカで趣味を書く就活生からよくある質問

この章では、ここまで解説しきれなかった内容を書いていきます。

疑問がある人はクリアにしておきましょう。

質問① ガクチカで趣味のオタク活動を書いても良いですか?

趣味がアニメのオタク活動なのですが、それをガクチカで書くのはNGでしょうか?

ガクチカとして、オタク活動を書いても問題ありません。

ガクチカは「何が」という結論が大事なのではなく、「なぜ」「どうなった」という部分が重要です。

ちなみに僕もアニメが好きで、今のアニメブームが来る全然前からアニメを見ていました。(高校1年生の時の夏休み、9割の時間、鋼の錬金術師のアニメを見て潰したのは内緒です)

オタク活動は、それだけハマれるものがあるという素晴らしいことだと僕は思います。

この記事で紹介した構成を大切に、そのオタク活動に関しての考えを深堀りしてガクチカに昇華させましょう。

質問② ガクチカで趣味のゲームを書いても良いですか?

趣味がゲームなのですが、ガクチカでゲームを書くのは避けた方が良いですか?

学生時代に力を入れたこととして、ゲームだと答えても問題ありません。

それが事実なので事実を書きましょう。

一方で、「なぜゲームに力を入れたのか」という部分を大切にする必要があるのですが、ほとんどの人が「ただ楽しいからゲームする」だと思います。僕もそうです。

よって「ゲームを通してどんな学びを得たか、どんなスキルが身についたか」という結果の方を大切に深堀りすることをおすすめします。

僕はゲームを通して、「戦略思考」を身に着けたり、ポケモンで個体値調整と努力値振りを繰り返すことで「忍耐力」を獲得しました。(※分かる人には分かる)

ゲームを通して、何を得たのか、そこの回答を深堀りすればガクチカに昇華させることが可能です!

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

ガクチカとして趣味を答えるのはマイナス評価に繋がるか、気になる人は多いと思います。

そんな不安に対して、この記事がアンサーになったなら嬉しい限りです。

多くの就活生が「ガクチカはすごいことを書かないといけない」と考えがちです。

ですが、僕はガクチカとして、読書や大きな声で挨拶することを伝えていました。

それらは別にすごいことじゃない。

何度も言います。

人事が見ているのは「何をしたのか」ではなく、「あなたがどんな人か」です。

この人事の思考が分かれば、就活をかなり柔軟に考えることができるようになるので、ぜひ考え方の1つとして取り入れてみてください。

【本記事の要点まとめ】

  • ガクチカで趣味を書いても落ちない
  • ガクチカで趣味を書いても落ちないと言える理由は大きく3つあり、「ガクチカの質問意図はその就活生の考えや嗜好を見ているから」「自分が精通している趣味は面接でうまく回答しやすいから」「ガクチカと趣味が内容が同じでもそれ自体でマイナス評価されにくいから」である
この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

TOPへ