富山県を起点に物流サービスを展開する企業

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずここでは、ST物流サービスの事業内容についてご紹介します。

同社は大手建材メーカーである三協立山の物流子会社であり、三協立山グループ製品を中心に物流サービスを展開しています。

富山県内にある7拠点8万坪の広大な保管スペースを活用した倉庫保管、新たな物流システムの研究開発、グループ外企業の物流全体を一括して請け負う3PL事業など、グループ内外の物流を支えている企業です。

大手建材メーカー「三協立山」の物流子会社ならではの強み

ST物流サービスは東証プライム上場の大手建材メーカー「三協立山株式会社」の物流子会社であり、以下のような”大手の子会社ならではの強み”を有しています。

①自社で全国配送網を持っている
自社で全国配送網を持つには、ある程度の規模やボリュームが必要となります。
ST物流サービスは大手の物流子会社だからこそ、北海道から鹿児島まで全国に46の配送拠点を持っており、規模の大きな物流ネットワークは同社の強みとなっています。

②グループ製品という安定した需要
三協立山の物流子会社として、三協立山グループ製品というベースカーゴ（積荷）を確保しているため、安定的な需要がある点も同社の経営基盤の安定につながっています。

年間休日数123日に有休取得率も約70%と休みやすい雰囲気

ST物流サービスには非常に休みやすい雰囲気があります。
事実、年間休日数は123日という多さに加え、有給休暇取得率も70%程度（年間約13日程度）と高い数値になっていることからも、休みが取りやすいことがうかがえますね。

同社では、事前に有給休暇取得の計画を立て、計画的に休暇を取得しているそうです。
また、計画するだけでなく、実際に休暇を取ることも全社的に徹底しているからこそ、高い有給休暇取得率を残せています。

月平均残業時間は4.8時間！作業の平準化や業務分散を徹底

物流業界と聞くと、長時間労働のイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかしST物流サービスの月平均残業時間は4.8時間となっており、そのイメージを覆す環境が整備されています。

同社では、当日の出荷物量に合わせて各課で人員調整を行うことで作業を平準化したり、特定の個人に業務が集中しないよう、多能工化を推進して業務負荷を分散するなど、残業抑制に対する取り組みを徹底しているとのこと。

17時半の定時から18時までの間に全員が退社するのが日常となるなど、こうした取り組みによって働きやすい環境づくりを実現しています。

「健康経営優良法人2022」に認定！上位500社に入った実績

ST物流サービスは、経済産業省および日本健康会議より、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人として「健康経営優良法人2022（中小規模法人部門（ブライト500））」に認定されています。

また、中小規模法人部門では12,255法人が認定されていますが、「健康経営優良法人の中でも優れた企業」かつ「地域において、健康経営の発信を行っている企業」として優良な上位500法人にも選ばれており、健康経営に関する実績を認められた企業です。

こうした実績があることも素晴らしいですが、認定に向けて組織全体が取り組んでいるからこそ、今後さらに良好な環境になっていくと期待できますよね。
新卒入社する上で、こうした姿勢は非常に大きな魅力だと編集部は感じました。

主に4つの部門で物流を支える総合技能職の仕事

今回の募集では総合技能職を募集しています。
新卒で総合技能職として入社した場合、以下の部門のいずれかに配属されます。

①倉庫管理
倉庫マネジメント（人・モノ・金・情報管理）を行う仕事
・作業の進捗管理や作業力の把握・調整
・倉庫内の安全管理
・輸送治具の在庫管理
・倉庫集約・再編企画、倉庫内の業務改善

②輸配送管理
お客様の荷物を効率的かつ正確に目的地まで届けるための手配・管理を行う仕事
・輸配送手段の検討、車両の手配
・輸送品質の維持・向上のための安全対策
・業務改善などの業務企画・推進
・新規配送拠点の立ち合いやフォロー

③管理部門
社内の各組織をスムーズに機能させ、社員全員が健康で安心して安定的に働きやすい環境を整える仕事
・経営企画、総務、人事、経理、労務など

④営業部門
既存・新規顧客に対する提案活動を行い、総合力を活かした物流サービスを提供する仕事
・ニーズ・課題のヒアリングから解決策の提案
・物流プランの打合せ、作成
・新規業務開始時の立会いやフォロー

基礎からしっかり学べるので物流に関する知識がなくても安心

新卒入社後、まずは新入社員基礎研修にて社会人スキルや配送センターにおける現地学習、フォークリフトの操作などを学びます。
また、社内研修で事業内容やハラスメントに関する知識、外部研修によるビジネスマナーや安全に関する教育なども用意されています。

その後、倉庫管理業務を経験するため、1ヶ月ごとの現場研修を受け、6月1日に配属が決まる流れです。（現場研修の期間等は年度により異なります。）

配属後もOJTにて、先輩社員のサポートを受けながら実戦経験を積んでいきます。
現地学習や現場研修といった基礎部分からスタートし、段階的に成長できる教育体制が整っているため、物流に関する知識がなくとも、安心して働くことができますね。

改善活動提案は年間2,200件！改善意識の高い人材に成長できる

ST物流サービスは全社的に改善意識の高い組織です。
それを証明するのが改善活動提案の件数であり、なんと年間2,200件もの改善提案が社員から生まれています。

同社では毎月一人1件以上の改善提案を出しており、提案に対するフィードバックのほか、効果があれば報奨金を出すなど、活発な改善活動が生まれる仕組みを構築しています。
これまで、提案をきっかけとして紙ベースで申請していたものを電子申請に変更した例があるなど、実際に多くの組織改善につながっているとのこと。

同社は製造メーカーから分社化した物流会社のため、メーカー特有の改善文化を継承していることもあり、伝統的にこうした改善活動が行われています。

働き方に関しても、過去のやり方にこだわらず、自分で効率の良い進め方を考え実行できることから、改善意識の高い人材に成長できる環境です。

言われたことをそのままやるだけの人には合わない環境

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、その企業に合わない人の特徴などについても包み隠すことなくお伝えしています。

ST物流サービスの場合、言われたことをそのままやるだけの人には合わない環境です。
活発な改善活動提案など、同社では過去のやり方にこだわらず、改善意識を持ちながら働くことを大切にしており、自分自身で考えながら行動することが求められます。

よって、改善意識や意欲のない人、言われたことだけを淡々とこなしていきたいと考えている人とは、ミスマッチになる可能性が高いです。

このほか、同社では職種に関わらず倉庫現場に行って仕事をする機会があることも知っておいてほしいとのことでした。

編集部が考えるST物流サービスのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じたST物流サービス株式会社のホワイトポイントは以下の2点です。

①大手建材メーカーの物流子会社という存在
東証プライム上場の大手建材メーカー「三協立山株式会社」の物流子会社ならではの強みがある点は、経営基盤の安定性などに直結しています。
同社自体は中小企業ですが、大手並みの安定感がある点は大きな魅力の一つです。

②改善意識の高さによる将来性
何度もお伝えしている通り、ST物流サービスは改善意識が非常に高い組織です。
すでに「月平均残業時間4.8時間」「年間休日数123日」「有給休暇取得率70%程度」など、働きやすい環境が整っていますが、持ち前の改善意識の高さによって、今後さらに良好な環境になっていくという”将来性”は、入社する大きなメリットです。

以上の2点こそ、編集部が考えたST物流サービスのホワイトポイントになります。
「経営基盤の安定性」「過去にとらわれない働き方」「改善意識を持った人材への成長」などを求めている人にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。