創業から”人”を軸に事業展開する総合人材サービス会社

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずここでは、日本リック株式会社の事業内容についてご紹介します。

同社は1984年に創業し、PC機能を教えるインストラクターの派遣から事業を始め、今では人材派遣や人材紹介のほか、クライアントの業務を代行するアウトソーシング事業まで展開する総合人材サービス会社です。
また、人材事業以外に訪問介護など福祉介護事業も行っています。

ただ仕事を紹介するだけでなく、登録スタッフのマナー研修やITスクールへの通学費用補助といったキャリア支援にも注力しており、総合人材サービス会社として”人”を軸に事業展開している企業です。

50以上の職種に対応できる守備範囲の広さで安定経営を実現

同社は創業以来、35年以上にわたって人材サービスを展開し続けてきたため、人材領域に関する豊富なノウハウやクライアントとの長期的な取引も多数持っており、今では3,000社以上の企業、登録者9万人以上という実績を残しています。

こうした強みがあるからこそ、取り扱う業界や職種も非常に幅広くなっており、50種類以上の職種に対応できる守備範囲の広さを誇ります。

新型コロナウイルスが流行した際、飲食系の人材サービス需要は低下したそうですが、別の職種に対する需要が高まったため、同社が売上を大きく落とすことはなかったそうです。
このように、人材サービス会社として幅広い職種に対応できるということは、それだけ不景気にも強く、安定した経営ができるといえますね。

多くの社員が社外で働くからこそコミュニケーションの機会を大切にしている

同社の場合、多くの社員が派遣先のクライアント企業で勤務していることから、社員同士が関わる機会は他社に比べて少なくなります。
だからこそ、社員同士のコミュニケーションの機会を大切にしているそうです。

例えばITエンジニアの場合、月に1回は帰社日を設けることで集まる機会を作ったり、業務はもちろん、業務外においても社内チャットツールを利用してコミュニケーションを取るなど、意識的に社員が関われるような工夫を施しています。

また、10年ほど前に社長以外の社員は役職で呼ぶ事をやめるように会社全体で決め、今ではどの役員や上司も◯◯さんと呼ぶのが当たり前になっています。
こうした取り組みによって社員同士の距離も縮まり、社内ではフラットな関係性が築けているとのことでした。

「社員の人柄」を入社の決め手にした新入社員も多い

人事の方が新入社員に入社理由を聞いたところ、社員の人柄や雰囲気を決め手にしている新入社員が非常に多かったそうです。
実際、社員の多くは温厚で優しい人が多いとのこと。

また、同社では当然営業成績などの数字も大切にしていますが、過度な競争意識を煽るようなことは一切なく、社員全体が協力的なことから、雰囲気の良さが生まれています。

このほか、同社ではどんなに細かいルールであっても守るというコンプライアンス遵守の姿勢を徹底しているため、すべての社員が安心して働ける環境になっています。

派遣先でも過度な残業が生まれないための取り組みを徹底

多くの社員をクライアント先に派遣している日本リックでは、派遣先でも社員が気持ち良く働けるように取り組んでいます。

例えば残業時間については、毎月自社で数字をチェックし、もし残業が多くなっていた場合には営業担当者からクライアント先に働きかけることで、残業を抑制しています。
そもそも、社員を派遣しているクライアント企業自体のコンプライアンス意識が非常に高いことから、過度な残業や炎上案件などはほとんど発生しないそうです。

また、クライアント先における業務内容についても、できるだけ定型的な業務になるよう調整しており、派遣先であってもスケジュールしやすい業務内容になっているとのこと。
派遣先での業務に不安を感じる人もいるでしょうが、同社では社員を守るための取り組みを徹底しているため、安心して働くことができます。

企業活動を支えるバックオフィスの仕事

次にここでは事務職（バックオフィス）の仕事内容をご紹介します。
同社のバックオフィスポジションでは、労務や法務関連における行政への申請補助や社内外からの問合せ対応などを担当しています。

これに加えて、PCや業務用携帯といったIT資産管理、社内ネットワーク運用のための社内外との調整など、システム運用にも携わります。

社内各部署はもちろん、社外のいろんな方々と関わりながら、日本リックの企業活動を支える仕事です。

職種ごとに分かれた教育研修があるので安心

同社に新卒入社した場合、まず最初に約1ヶ月間の全体研修を受け、ビジネスマナーやパソコン操作など社会人として基礎となる部分を学びます。

全体研修が終わると、事務職は事務の基礎知識、ITエンジニアは技術研修、営業職はマニュアルに沿った演習や数字の見方など、各職種ごとに分かれた研修を約1ヶ月行い、それぞれの職種に必要な基礎知識などを身につけます。

その後、6月から配属され、OJTを受けながら業務を進める流れです。
配属前に社会人マナーや各職種の基礎部分をじっくり学ぶ期間があるため、どの職種であっても安心してスタートを切ることができますね。

システム関係も取り扱うので汎用性の高い事務スキルが身につく

同社のバックオフィスポジションでは、社内自動化ツールやPC・社用携帯の管理といったシステム運用等も担当するため、汎用性の高い事務スキルが身につきます。

一般的な事務職の場合、基本的には書類作成といった事務作業がメインになることから、習得できるスキルや経験も限定的なものになりがちです。

しかし同社のバックオフィスであれば、こうした事務スキルに加えて、システム運用等に関するスキルも身につくため、事務という仕事にとらわれず、個人としても大きく成長することができます。

事務作業だけを求めている人には合わない仕事

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、働き方のリアルな部分や合わない人の特徴等についても、包み隠さずお伝えしています。

日本リックのバックオフィスポジションで働く場合、事務作業だけを求めている人には合わない環境であることは理解しておいてください。
先ほどお伝えしたとおり、同社のバックオフィスは事務作業に加えて、システム運用なども担うため、事務以外の仕事に対して抵抗を感じる人には務まりません。

また、同社では段階的に昇任するので、早期昇任などのケースはほとんどないそうです。
そのため、どんどん昇任したいという上昇志向の強い人には物足りないかもしれないとのことでした。

編集部が考える日本リックのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じた日本リック株式会社のホワイトポイントは以下の2点です。

①創業から”人”を軸に事業展開しているからこその安定性
1984年の創業以来、人を軸に人材サービスを展開してきたからこそ、3,000社以上の利用企業、登録者9万人以上、対応職種は50種類以上という規模にまで成長しており、それが不景気にも強い安定経営を実現しています。
入社後も安心して長く働ける環境は、同社が持つ大きな魅力の一つだと考えました。

②他社にはない”幅広い経験”を積める環境
同社のバックオフィスポジションでは、一般的な事務業務に加えて、システム運用など幅広い経験を積むことができます。
”事務”という枠にとらわれないスキルを身につけられる環境は、同社ならではの魅力です。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「不景気にも強い安定性を求めている人」「幅広い経験やスキルを求めている人」「事務にとらわれない働き方を求めている人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。