全国のサービスステーションを支えるENEOSグループの商社

ホワイト企業ナビ編集部です。
まずここからはENEOSトレーディング株式会社の事業内容をご紹介します。

同社は日本を代表するエネルギー・素材企業であるENEOSグループの一員であり、全国にあるENEOSのSS（サービスステーション）に対して、カーメンテ用品や設備機器、関連サービスなどの企画・販売を手掛けています。

このほか、大型の設備・機材のリース、代理店を通じた旅行の手配、ゴルフ場の運営、SSスタッフのための研修提供などさまざまな領域で事業を展開しており、お客様の期待に柔軟に応えるため、進化し続けている商社です。

ENEOSというブランド力を活かした戦略が最大の武器

ENEOSグループという盤石の経営基盤を持つ同社の安定性は言うまでもありません。
そんな同社が持つ最大の武器はENEOSというブランド力を活かした戦略です。

同社が相手にするお客様は全国に1万2000カ所超あるENEOSのサービスステーションを経営する企業であり、国内にあるサービスステーション全体の約51%を占めているとのこと。
国内最大規模を誇るこの基盤を活かすことで、他社にない大きな優位性が生まれています。

また、同社が取り扱うENEOSブランドの製品は厳しい審査を通過した高性能のものばかりであり、ENEOSオリジナルバッテリー「VICTORY FORCE」は国内最高レベルの総合性能（JIS規格で最高性能）を誇るなど、製品面でもブランド力が武器となっています。

「先輩社員の人柄の良さ」が入社の決め手No.1になっている

同社では新入社員に対し、入社の決め手に関するアンケートを取っているのですが、ここ数年「先輩社員の人柄の良さに惹かれた」という理由がずっとNo.1になっているそうです。

実際、内定者との座談会では自社の良い部分だけではなく、大変な部分など学生側が聞きにくい内容まで踏み込んで真摯に話をしてくれる社員も多く、そういった人間味溢れる人柄の良さが新入社員にも伝わっているとのこと。

また、現在同社が掲げている企業理念について、数年前に中堅や若手社員が集まって作りあげたというエピソードには編集部も驚かされました。
これから同社の未来を背負う社員達が作成しないと、本当には浸透しないとの考えがあったそうですが、それだけ現場の声を大切にしている組織の姿勢が何より素晴らしいですね。

2019年から新卒離職率0％！フレックスなどメリハリある働き方

同社は2019年から今に至るまで、新卒社員の離職率が0%となっており、ここ数年入社した新卒社員は誰も辞めていません。

これだけ新卒社員が辞めないのは、メリハリのある働き方が大きな要因となっています。
同社では年次有給休暇を年度内に80%以上取得しようという取り組みを推進しており、有給休暇平均取得日数は18.7日（2021年度実績）という休みやすい環境を実現しています。

また、コアタイムのないフレックス制度で出社や退社時間を自由に設定できることに加え、在宅勤務や直行直帰なども可能なので、自分自身でスケジュール管理もしやすいとのこと。

このほか、残業時間を見える化することによって各社員の残業に対する意識づけを徹底するなど、メリハリのある働き方を推進しているからこそ、新入社員にとっても居心地の良い環境になっているのだと編集部は感じました。

様々な生活スタイルに対応できる福利厚生が魅力的

同社には在宅勤務制度やコアタイムなしのフレックス制度のほかにも、社員の働きやすさを支える魅力的な福利厚生がいくつも用意されており、社員個々の様々な生活スタイルに対応できる環境となっています。

▼年休八〇（ハチマル）運動
付与された年次有給休暇をその年度内に８０％以上取得しようという取り組み

▼配偶者転勤同行チャレンジ制度
配偶者の転勤に合わせて異動希望が出せる制度

▼社宅制度
自宅から通勤できない社員へ住居を貸与する制度

▼カジュアル３６５
カジュアルな服装で勤務できる制度（※商談などTPOを考慮した服装）

▼私傷病有給休暇
年次有給休暇とは別に風邪やけがの時に使える休みを10日間付与する制度

既存顧客へのルート営業を中心とした総合職の仕事

ENEOSトレーディングに総合職として入社した場合、大半の新入社員は支店配属となり、まずは支店内の内勤作業や販売担当の補助といった販売支援業務を2年間担当します。

その後は営業として、SS（サービスステーション）を運営している法人に対し、ニーズの把握や利益に貢献できる商品・サービスの提案などコンサル営業を行います。
既存顧客へのルート営業を中心としつつ、新規開拓も行いますが、営業先も同じENEOS系列のSSとなるため、ゼロベースでの完全な新規開拓営業とは異なります。

メインの配属先はSSに関わる部署や支店となりますが、定期的に商品開発や販売企画、人事、法務、経理といった管理部門への配属可能性もあるとのことです。

5年にわたる教育プログラムなど社員の育成環境が充実

同社では「会社の成長のためには社員の成長が必要不可欠」と考えているため、以下のように教育や育成にも注力しており、成長するきっかけやチャンスが大きく広がっています。
特に「販売担当者一人前マップ研修」は5年間にわたって実施されるなど、社員育成を重視する同社の代表的な研修プログラムとなっています。

▼新入社員研修
ビジネスマナー・業界知識・PCスキル習得、店舗実習などを入社後約2ヶ月間実施

▼OJT研修
入社から約3年間は先輩社員がマンツーマンでサポート（4.5年目から段階的に独り立ち）

▼販売担当者一人前マップ研修
支店配属社員を対象に「5年かけて一人前の販売担当者になるため」のプログラム
各年次に応じて必要な知識や実技研修（タイヤ交換など技術的なもの）を受講

▼ENEOSグループ主催の能力開発セミナー
営業ノウハウなど細分化された研修について、各々の能力に応じて受講できる研修制度

▼その他
資格別研修（昇格者を対象に実施される研修）、通信教育、資格取得補助など

長期的な視点を持った立ち振舞や仕掛ける力が磨かれる

同社の営業担当はお客様であるENEOS系列のサービスステーションの経営や売上という部分に深く関わるため、何十年とお付き合いの続く長期的な関係づくりが必要となります。

一時的な利益ではなく、長期的な目線で提案するからこそ、深く長い関係性を作る力や立ち振舞、長期的な視点で仕掛ける能力などが磨かれる環境です。

また、営業相手はサービスステーションを経営している立場の人となるため、経営視点での経験や知識を習得できる点も、同社の営業ならではのメリットとなります。

総合職なので全国転勤を前提とした働き方になる

ホワイト企業ナビ編集部では、この求人を見た人が入社後に「イメージと違った」というミスマッチを起こさないよう、働き方のリアルな部分等についても隠さずお伝えしています。

同社の場合、全国転勤を前提とした働き方となる点は理解しておいてください。
現在、同社では都市部を中心に全国9カ所に支店を構えており、おおよそ5年前後の頻度で転勤を行うため、全国転勤に抵抗がある人とはミスマッチとなります。

このほか、同社は販売会社なので、ポジションや担当に関わらず、どの社員についても基本的に営業経験は必要となります。
よって、営業の仕事自体に抵抗感がある人には向かない環境です。

編集部が考えるENEOSトレーディングのホワイトポイント

今回の取材を終えて、ホワイト企業ナビ編集部が感じたENEOSトレーディング株式会社のホワイトポイントは以下の2点です。

①ENEOSというブランド力と経営基盤
同社最大の強みはENEOSというブランド力であり、規模の大きさや製品性能の高さを最大限活かすことで、他社にはない強みや優位性を生み出しています。
こうした武器にENEOSグループという盤石の経営基盤も相まって、抜群の安定性を誇る点は同社ならではのホワイトポイントだと感じました。

②メリハリがあって居心地のよい労働環境
有給休暇平均取得日数でも証明されている休みやすさ、フレックスや在宅勤務といった制度面、福利厚生の充実などによって、メリハリのある働き方を実現していますよね。
こうした環境面に加えて、社員の人柄の良さも評価されており、2019年から新卒離職率0%という数字が物語っているとおり、本当に居心地の良い労働環境があるのだと感じました。

以上の2点こそ、ホワイト企業ナビ編集部が感じた同社のホワイトポイントになります。
「安定した経営基盤の中で働きたい人」「居心地の良さに魅力を感じる人」「長期的に顧客と関わる仕事に興味がある人」にこそ、ぜひ注目してほしい企業です。