今回の記事では、冬採用の倍率を中心に、冬採用での内定獲得のポイントについてバシッと共有していきます!
就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
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それでは本題に入っていきますね!
就活生のみなさん、「冬採用は倍率が高そう」「内定獲得は絶望的」と不安を抱えていませんか?
実は、冬採用はコツを掴めば他の時期よりも受かりやすいんですよ!
この記事では、冬採用の倍率や倍率が高いと言われる理由、内定獲得のポイントを解説していきます。
これを読めば冬採用の特徴が分かり内定獲得のための効率的な対策ができます!
目次
そもそも冬採用とは何か?
就活では春採用や秋採用、冬採用といった言葉を聞くことも多いですよね。
これらは採用活動が行われる時期による呼び方の違いです。
では、冬採用とは具体的にいつ行われどんな特徴があるのでしょうか?
冬採用と呼ばれる就活の期間とは?
冬採用に明確な定義はありませんが、一般的には12月から卒業する3月までに行われる採用活動のことを指します。
多くの企業は10月の内定式に向けて春〜夏に採用を終えます。
しかしエントリーが集まらなかったり内定辞退が出たりすると、秋〜冬に募集することがあるんですね。
また、公務員試験に落ちた学生や留学から帰ってきた学生を狙ってあえて冬の時期に採用を行う企業も存在します。
要するに、冬採用は秋までに集まらなかった人材を補充するための時期ということですね。
就活生にとっては卒業時期が迫った最後の内定チャンスと言えます。
冬採用と他の採用期間との違いについて
冬採用の特徴は、他の採用期間と比べてスピード感が早いことです。
なぜなら、冬採用は参加する学生が減り少ない選考回数で内定まで辿り着けるからです。
(春〜夏は3〜4回の面接を行う企業が多いですが、冬採用では1〜2回がほとんど!)
たとえば、100人の応募者から10人の内定者を選ぶ場合、1〜2回の面接だけでは絞り切れず何度も面接を行わなければなりません。
しかも100人分の面接を行うとなれば、相当な時間を要します。
ところが10人→1人なら、少ない面接回数で早く内定者を選ぶことができるわけです。
なので、冬採用は他の時期よりも全体的にコンパクトでスピーディーに選考が進むんですよ。
また、冬採用は企業側にとってもラストチャンスなので、良い人材と判断されれば早めに内定を出してくれる傾向があります。
企業によっては応募から数週間で内定獲得することも可能なんですよ!
冬採用は他の時期よりも早期内定獲得が可能なんですね。それを聞いて少し安心しました。
冬採用の倍率は?
気になる冬採用の倍率についてですが、こちらは企業によって大きく異なり、企業が公表しているわけではないので明確な数値は分かりません。
とはいえ、だいたいの倍率を知りたいところですよね。
そこで目安として、マイナビとリクナビにて積極採用している求人数と冬採用を行う学生数から倍率を計算してみましょう。
2022年2月時点でマイナビとリクナビで積極採用している求人数は合計2550件。
就活生全体を40万人とすると、そのうち冬以降も就活を続けているのは9.4%の約37600人となります。(「就職プロセス調査(2022年卒)」のデータから算出)
これらの数字から冬採用での倍率を算出すると、以下のようになります。
就活生(37600人)÷積極採用中の求人数(2550件)=約14.75倍
冬採用の倍率はだいたい14.75倍ということですね。
大卒者全体の有効求人倍率は1.5倍程度なので、冬採用は倍率が高いことが分かります。
ただし実際の倍率は企業によって大きく異なるので、これはあくまで目安として理解してくださいね。
やっぱり冬採用は倍率が高いんですね…。14倍以上だなんて、すごく不安になってきました。
冬採用の倍率が高いと言われる理由
求人数と就活生の数から計算すると確かに冬採用は倍率が高いですが、「倍率が高い」と言われるのには他にも理由があります。
では、なぜ冬採用は倍率が高いと言われるのでしょうか?
その理由を知っておくと、数字だけに惑わされず冷静に就活に取り組めますよ!
【冬採用の倍率が高いと言われる理由】
- 春採用に比べて求人数が少ないから
- 公務員試験に落ちた学生が参加してくるから
- 選考スピードが早く求人が減るのが早いから
①春採用に比べて求人数が少ないから
冬採用は春採用など他の時期と比べて求人数が圧倒的に少ないです。
というのも、多くの企業は10月の内定式に向けて採用活動を行うため、求人数は6月頃をピークに徐々に減っていくからです。
実際に、マイナビの求人数は春時点で約2万件ありますが、10月には5000件、2月には1800件程度に減っています。
特に知名度の高い大手企業や人気企業は、夏までに採用活動を終了する傾向にあります。
少ない求人に応募が殺到することが予想されるため、冬採用は倍率が高いと言われるんですよ。
②公務員試験に落ちた学生が参加してくるから
公務員試験の結果が出るのは8〜9月頃なので、それ以降は公務員試験に落ちた学生も民間就活に参戦してきます。
では、なぜ公務員試験に落ちた学生が参加すると倍率が高くなると言われるのか?
それは単純にライバルの数が増えることだけでなく、高学歴やコミュ強学生もライバルになり得るからです。
どういうことかというと、ずっと民間就活をしてきて冬まで内定が貰えなかった人は面接が苦手な性格だったり不器用だったりと就活が苦手なことが多いですよね。
それに対し公務員落ちの学生は、試験勉強に専念してきただけで就活が苦手なわけではありません。
なので、民間就活の経験が浅くても十分強力なライバルになり得るんですよね。
このような理由から、「公務員試験に落ちた人が参加する=倍率が上がって難しくなる」と思われているのです。
③選考スピードが早く求人が減るのが早いから
先程説明したように、冬採用は参加学生数が少なく企業側も焦っているのでスピーディーに選考が進みます。
早く内定を得られるのはメリットですが、裏を返せば求人がどんどん減っていくということです。
エントリ―できる求人が減っていけば少ない求人に応募が殺到することになるので、その分倍率が高くなることが予想されます。
要するに、冬採用はもともと求人数が少ないうえどんどん減っていくので、のんびりしているとチャンスを逃してしまうということ!
なので、冬採用ではこれまで以上に早めの行動が必要なんですよ。
冬採用の倍率が高いのは、単純に求人数の問題だけでなないんですね。
「冬採用は倍率が高くても受かりやすい」と僕が考える理由
冬採用は倍率が高いと説明しましたが、だからといって受かりにくいわけではありません。
冬採用は春〜夏とは学生の状況も企業の状況も違うので、むしろ受かりやすいと考えることもできます。
では、なぜ冬採用は倍率が高くても受かりやすいと言えるのでしょうか?
【冬採用は倍率が高くても内定が獲得できると言える理由】
- 複数内定を獲得するような優秀な学生がいないから
- エントリー数さえ増やせば選考スピードが早く受かりやすいから
- 志望動機の質にこだわるような深い選考対策をしている学生が少ないから
理由① 複数内定を獲得するような優秀な学生がいないから
冬採用になると、複数内定を獲得するような優秀な学生はほとんどいなくなります。
リクルートの就活調査のデータを見てください。
12月時点での就活実施率は、内定未取得者が69.7%であるのに対し、内定取得者はわずか5.1%です。
要するに、冬採用に参加しているのは就活が苦手な人が圧倒的に多いんですね。
春〜夏とはライバルのレベルが変わるため、たとえ倍率が高くなったとしてもしっかりと対策をしておけば内定獲得は難しくないんです。
よって、冬採用は倍率が高くても受かりやすいと言えるんですね。
理由② エントリー数さえ増やせば選考スピードが早く受かりやすいから
冬採用は選考スピードが早く求人数がどんどん減っていくと説明しました。
しかしこれは、裏を返せば「エントリ―さえすれば早期に内定獲得しやすい」というメリットになります。
もう少し詳しく説明しますね。
春採用では何十人、何百人の就活生の中から時間をかけて優秀な人を選び抜きます。
この場合、早くエントリ―すれば有利になるということはなく、ESや面接での評価が悪ければ落とされてしまいます。
しかし冬採用は何か月もかけて採用を行う時間がないので、ある程度のエントリ―が集まった時点で募集を締め切りすぐに選考に入ります。
加えて、冬採用は企業側も焦っているので落とすためではなく採用するための面接にシフトしていきます。
なので、早めにエントリ―して多くの選考に参加すれば春採用ほど難しくはないんですよね
。
要するに、いかにエントリー数を増やすかが冬採用での内定獲得の鍵になるということです。
冬採用での企業の探し方を知りたい人はこちらもチェックしてくださいね。
» 【冬採用での企業の探し方10選】新卒向けに効率的な探し方を解説!
理由③ 志望動機の質にこだわるような深い選考対策をしている学生が少ないから
先程説明したように、冬採用では優秀な学生が減り就活が苦手な人がメインになります。
なので、志望動機の質にこだわったり自己分析をしっかりしたりと深い選考対策をしてくる学生は少なくなります。
では、なぜこれがメリットになるか分かりますか?
答えは、志望動機や自己PRなどの選考対策をしっかり行えばそれだけでライバルに差を付けられるからです。
春や夏のようにハイスペックでコミュニケーションが異常に上手な就活強者はいなくなるので、最低限のことをしておくだけで十分内定を獲得できるんですよね。
やるべき選考対策が明確であるという点から、冬採用は受かりやすいと言えるんですよ。
春や夏とはライバルの質や企業側の事情が違うんですね。それなら倍率が高くても難しくないかも…!
冬採用の倍率が高いからと言って諦めるんじゃなくて、中小企業や中堅企業にも目を向けてエントリー数を増やしていくことが重要になりそうだよね。
冬採用で内定を獲得するためのポイント
冬採用は求人数が減るため倍率が高くなりますが、ポイントを押さえれば内定獲得は難しくありません。
ここでは、冬採用で内定を獲得するポイントを3つ解説します。
就活が苦手な人でも実践できる内容なので、ぜひ参考にしてくださいね。
【冬採用で内定を獲得するためのポイント】
- とにかくエントリー数を増やす
- 大手企業だけでなく中小・中堅企業にもエントリーする
- 志望度の高さをあらゆる手段で示す
①とにかくエントリー数を増やす
冬採用ではエントリ―数を増やして多くのチャンスを掴むことが大切です。
というのも、先程説明したように冬採用では多くエントリ―すれば早期に内定を獲得できるからです。
「でも、受けたい企業は慎重に選ぶべきでは?」と思うかもしれません。
ですが、冬採用は春や夏よりも面接回数が少ないので短期間で多くの選考を受けられるんですよね。
多く選考を受ければ内定獲得の可能性も高くなります。
なので、時間を有効活用し多くのチャンスを掴むためには1社でも多くの企業にエントリーすべきだと思いますよ。
就活エージェントや逆求人サイトを利用するのがおすすめ
冬採用でエントリー数を増やしたいなら、就活エージェントや逆求人サイトを利用するのがおすすめ。
なぜなら、就活エージェントや逆求人サイトでは自分の手で求人を探すことなく自分に合った企業に出会えるからです。
スピード勝負の冬採用では、これらのサービスに登録しながら自分で検索して探すのが効率的だと思いますよ。
以下に、僕が最もおすすめする就活エージェントと逆求人サイトを紹介しておきます。
これらは冬採用でも求人数が多いため、効率良くエントリー数を増やせると思いますよ。
▼おすすめの就活エージェント
ちなみにこれ以外におすすめのエージェントは「おすすめ就活エージェント23選【就活のプロが厳選】」の記事にてランキング形式でまとめているので、合わせてチェックしてください。
▼おすすめの逆求人サイト
・キミスカ
②大手企業だけでなく中小・中堅企業にもエントリーする
冬採用では、たとえ大手企業を志望していたとしても中小・中堅企業にも積極的にエントリーしてください。
なぜなら、内定を獲得できそうな企業を1社作ることで心の余裕につながるからです。
(大手だけに絞ってしまうとやはり難易度が上がるので!)
心に余裕ができれば他の企業の選考もうまくいきやすいので、結果として大手企業の選考にも役立つんですよね。
ちなみに、深い企業研究や入社意思は選考を受けながらでも問題ありません。
卒業が近づく冬採用だからこそ、心に余裕を持つために企業規模にこだわらず多くエントリーしてくださいね。
③志望度の高さをあらゆる手段で示す
エントリ―する企業を決めたら、あらゆる手段を使って志望度の高さをアピールしてください。
なぜなら、冬採用では「内定を出したら確実に入社してくれる志望度の高い学生」が優先的に内定を貰えるからです。
企業側も人材確保に焦っているので、内定辞退を非常に恐れているんですよね。
なので、「志望度が高い」と思わせることができればそれだけで内定に近づけるんですよ。
具体的な方法は以下の通り。
- エントリーシートの提出依頼がきたらすぐに送る
- 質の高い志望動機を作成する
- 「内定を貰えたら就活を即日で終了する」と伝える
- 質の高い逆質問を用意しておく
- 面接後にすぐにお礼メールを送る
これらの方法を実践すれば、たとえ面接当日に緊張してうまく話せなくても志望度の高さをアピールできると思いますよ。
冬採用では視野を広げて多くエントリーすること、エントリ―後は志望度の高さを示すことが大切なんですね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
一般的に冬採用は倍率が高いと言われますが、僕が見てきた限りでは、マイナビやリクナビにてしっかりと10社以上の企業の選考に参加していけば内定を獲得できる傾向にあります。
(もちろんエントリー数が少ないと、その分、内定が出ない確率も高まるので、冬採用ではエントリー数を増やすことが重要になってきます)
冬採用では企業側も採用に焦っています。
「うちは知名度がないから就活生が集まらない」と話すホワイト企業もめちゃくちゃ多いんですよね。
よって冬採用は倍率が高いから無理だと諦めるのではなく、そもそも倍率が高い企業は高いし、低い企業は低いと考え「倍率が低く自分に合っている企業」を探すことを大切にしてください。
今回の記事がその参考になれば嬉しい限りです。
以上!就活ブロガーの就活マン(@shukatu_man)でした!
▼本記事の要点まとめ
- 冬採用の倍率は、就活が本格解禁される春採用と比べると若干高いと言える。(冬採用での倍率は平均で14倍ほどだと予測できる)
- しかし倍率の高さは企業によるので、倍率は低いけど、自分に合った企業を探すことが重要。
- 冬採用での通過率を高めるためには、とにかく志望度の高さを示すことが重要。なぜなら企業側としては冬採用で内定辞退されたくないから。
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