就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
今回の記事では、「ホワイト企業って本当に存在するの?」という疑問に答えていきます。
残業が短く、休日が十分に確保された働きやすい企業なんて存在しないと思う人は正直多いかなと。
ですが、調べていくと残業時間・年間休日がともに平均以上の会社はたくさんあるんですよね!
「そもそもホワイト企業は存在するのか?」「存在するならその探し方はどうか?」など、一緒にホワイト企業に関する知識を深めていきましょう。
たしかに社会人の話を聞いていると、きつい!辞めたい!という話が多くて、本当にホワイト企業なんて存在するのかな?って疑問に思いますね。
目次
ホワイト企業は存在しない?【いえ存在します】
結論からお話すると、ホワイト企業は存在します。
ですが、そもそも「どんな企業をホワイト企業だと考えるか」は人それぞれであって、ホワイト企業に明確な定義は存在しないんですよね。
ホワイト企業かどうかの判断基準は人それぞれ
先にも伝えたとおりで、ホワイト企業に明確な定義は存在しません。
一般的には「働きやすい企業」「人間関係が良好で労働環境に優れた企業」をざっくりとホワイト企業だと表現するに留まっています。
ホワイト企業の定義が明確に存在しないからこそ、大事なことは「自分がどんな企業をホワイト企業だと考えるか」であって、ホワイト企業と判断するのは個人の価値観なんですよね。
僕の場合は福利厚生としては住宅手当だけあれば十分と考えていますが、人によっては「資格取得に関する補助がないとホワイト企業だとは言えない」と定義するかもしれません。
ホワイト企業について理解する上では、まずこの前提を理解しておく必要があります。
平均的な労働条件をすべて満たすホワイト企業は存在する
ホワイト企業には明確な定義は存在しません。
ですが、例えば、このホワイト企業ナビでは、ホワイト企業の定義を「社員を大切にする会社」だとし、具体的にそれを体現する数字として「残業時間が25時間未満/月・年間休日が120日以上・3年後離職率30%未満の3条件をすべて満たす企業」としています。
これら3条件は日本企業の平均値を元に算出しており、実際に掲載求人があるように、これら3条件をすべて満たす企業は存在するんですよね。
(求人掲載できていませんが、これら3条件を満たす企業は日本に何千、何万社とあります)
個人の価値観によってはホワイト企業が存在しないこともある
一方で、ホワイト企業の定義が個人によるからこそ、人によっては「自分が定義するホワイト企業」が存在しない可能性もあります。
例えば、「私にとってのホワイト企業は、年収2000万円以上で年間休日が130日あって、残業も少ない会社」だとするなら、それを満たす企業は存在しない可能性が高いですよね。
反対に「自分にとってのホワイト企業は残業時間が10時間以内で、年間休日が120日以上ある会社」だとするなら、それを満たす企業は存在する。
つまり後者の人にとってはホワイト企業は存在するが、前者の人にとってはホワイト企業が存在しないのです。
よってホワイト企業について考える上で、最も大切なことは「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」に尽きます。
これができていない状態では、ホワイト企業を探すことも、存在を確認することもできません。
ホワイト企業に就職する方法
ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。
内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。
要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。
就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。
(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)
では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?
おすすめの手段を3つ共有しますね。
①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す
ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。
ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。
このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。
ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!
求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。
②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう
次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。
就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。
また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。
この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。
実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。
【担当者に伝えた内容】
- 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」
就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。
利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。
「ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。
③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする
最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。
逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。
逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。
スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。
利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。
以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。
またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。
そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。
ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。
企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。
そもそもホワイト企業とは?
ここまで「ホワイト企業は存在するのか?」の結論を話してきました。
大事なことは、自身にとってのホワイト企業の定義を明確化することでしたよね。
では、一般的なホワイト企業の定義についてもう少し詳しくみていきましょう。
ホワイト企業の特徴、見分けるための指標を共有していくので、自分にとってのホワイト企業の定義を考える参考にしてください!
ホワイト企業の特徴
何度も言うように、ホワイト企業に明確な定義は存在しません。
ですが、誰もが「これはたしかにホワイト企業の特徴だと言えるよね!」と考える、ホワイト企業の特徴は存在します。
僕が考えるに、ホワイト企業の特徴としては、以下の20つが挙げられます。
特徴 | 具体的な内容 | |
---|---|---|
1 | 離職率が低い | 3年後離職率30%未満、離職率10%未満が目安 |
2 | 残業が少ない | 平均残業時間が25時間/月未満 |
3 | 年間休日数が確保されている | 年間休日が120日以上確保されている |
4 | 有給取得率が高い | 有給取得率が70%以上ある |
5 | 初任給が平均以上 | 初任給が21万円以上 |
6 | 給与水準が高い | 平均年収500万円以上 |
7 | 法定外福利厚生が充実している | 特に家賃補助(住宅手当)があること |
8 | 勤続年数が長い | 平均勤続年数が15年以上 |
9 | パワハラがない | 直近5年パワハラやセクハラなどの問題がない |
10 | 業績が安定している | 売上と営業利益が右肩上がり |
11 | 利益率が高い | 属する業界の水準よりも利益率が高い |
12 | 競合優位性がある | 明確な競合優位性を保持している |
13 | 女性が活躍できる | えるぼし認定を受けたり女性役員比率が高い |
14 | 育休・産休が充実している | 育休や産休の取得率が高い |
15 | スキルアップできる | 資格取得制度があったり副業が可能である |
16 | 新人研修が充実している | 新人研修が1ヶ月以上設けられている |
17 | ホワイト企業の認定制度を受けている | 各種ホワイト企業の認定制度を受賞している |
18 | 評価制度が明確である | 評価制度が複雑ではなく明確である |
19 | 固定残業代がない(または少ない) | 30時間以上の固定残業時間がない |
20 | 労働組合が設置されている | 労働組合の力が非常に強い |
これらの特徴をすべて満たす企業は少ないでしょう。
しかし、これらの特徴の中で自分はどの特徴を大切にするかを考え、それを満たす企業は存在する可能性が高い。
ここで紹介した20のホワイト企業の特徴に関して、更に詳しく解説した記事を書きました。
自分にとってのホワイト企業の定義を明確化していない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?
なるほど!こうしたホワイト企業に共通して見られる特徴を把握し、その中から自分にとって重要は特徴を明確化する。そうすることで自分にとってのホワイト企業の定義を設定できるんですね。
ホワイト企業の探し方
先の章にて、ホワイト企業の特徴を共有しました。
そこで自分にとってのホワイト企業の定義が設定できれば、あとはそれらを満たす企業を探す必要があります。
では具体的にホワイト企業はどのようにして探せば良いのか?
僕が考える方法としては、以下の10の方法があります。
- ホワイト企業に特化した求人サイトから探す
- 大手求人サイトで検索条件を絞って探す
- 就職四季報から探す
- 口コミサイトの評判から探す
- 逆求人サイト経由で探す
- 就活エージェントから紹介してもらう
- 政府からの評価を得ている企業から探す
- 民間企業からの評価を得ている企業から探す
- リファラル経由で探す
- 新聞や経済誌経由で探す
上記の10の探し方の詳細について、別記事で詳しく解説しています。
「求人の探し方のレパートリーがありません」という就活生は、目を通してくださいね!
» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?
求人サイトで探す以外にも、ホワイト企業の求人を探す方法としては色々な方法があるんですね!
ホワイト企業なんて存在しないと言われる理由
この章では、そもそもなぜ「ホワイト企業なんて存在しない」と言われがちなのか考えていきます。
僕が考えるに、ホワイト企業が存在しないと言う人が多い理由は2つあります。
①ホワイト企業の定義を明確に設定していない人が多いから
まず第一に、自身にとってのホワイト企業の定義を明確に設定していない人が多いからかなと。
漠然と「ホワイト企業」という言葉があって、「そんな企業存在しない」と決めつけてしまう人は多いと思います。
先にも解説したとおりで、たしかに年収が2000万円で、休みがたっぷりあって、残業時間も短いという企業は存在しないかもしれません。
ですが、少なくとも「残業時間が25時間未満/月・年間休日が120日以上・3年後離職率30%未満の3条件をすべて満たす企業」は存在し、その企業をホワイト企業だと感じる人は多いと思います。
(もちろん事業内容や将来性など、様々な指標を更に加えて分析する必要はあります。これら3条件を満たす企業がすべてホワイト企業だとは言えないので、これに加えて自分はどんな特徴や労働条件を求めるのかを考えることが重要です)
ホワイト企業の定義を明確に設定しておらず、漠然と「最高の労働環境が整った企業がホワイト企業だ」と考える人が多いことから、結果的に、漠然は漠然のまま終わってしまうのではないかというのが僕の予測です。
②転職エージェントで紹介される求人の質が低いから
次にホワイト企業なんて存在しないと言われがちな理由は、質の低い転職エージェントの存在があると思います。
転職エージェントとは、面談を元にして求人を紹介してくれる人材会社のサービスですが、転職エージェントのビジネスモデルが「入社が決まった際に企業側から報酬を受け取る」というビジネスモデルがゆえに、「その人にとって働きやすい企業」ではなく「決まりやすい企業」や「採用人数が多い企業」を紹介しがちなんですよね。
そして決まりやすい企業や採用人数が多い企業は、当然、それだけ離職率が高いから常に採用しないといけないような企業が多かったりします。
転職エージェントを利用し、求人を紹介してもらえおうとしたら、労働条件の悪い求人ばかりだったことから「ホワイト企業なんて存在しない」と思ってしまう。
こういう人は多いのではないかと僕は考えています。
もちろん、転職エージェントも素晴らしい担当者は多く存在し、本当に自分に合った求人を親身に紹介してくれる人もいます。
ですが、そういう担当者が付くかどうかは運の運なので、転職エージェントを利用する際は、自分にとってのホワイト企業の定義を明確化した上で「その条件を満たす企業しか紹介しないで欲しい」とはっきり伝えることが重要です。
事前に何も用意せず、適当に自分に合った企業を紹介してほしいと条件を提示しないと、「受かりやすい企業」ばかり紹介されるリスクがあり、そうなると「ホワイト企業なんてないじゃん」と思う事態に陥る可能性があるので気をつけてください!
なるほど、たしかにホワイト企業を漠然と「めちゃくちゃ良い会社」と考えていると、1つでも何か気になる点があればホワイト企業と判断せず「この世にはホワイト企業はない」となってしまう可能性はありますよね。
それに加えて、転職エージェントを利用した人が担当者から条件の悪い求人ばかり紹介されれば、「ホワイト企業なんて存在しない。ホワイト企業は求人を出していない」となってしまうよね。
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
「ホワイト企業なんて存在するの?」という疑問が晴れたら嬉しく思います。
実際、ホワイト企業に特化して事業を展開している僕ですが、日本には「知名度は低いけど働きやすい素晴らしい企業」が沢山存在します。
現状の就職活動や転職活動は、会社の知名度や転職エージェントからのおすすめで入社先が選ばれてしまう傾向にあるため、どうしてもそういう素晴らしい企業に人が集まらないんですよね。
このホワイト企業ナビを通して、そういう世の中の現状を少しでも変えていきたいと考えています。
またメディアの方ではホワイト企業に特化した記事をどんどん書いていくので、これからも読んでもらえると嬉しいです!
以上!就活マンでした。
【本記事の要点まとめ】
- ホワイト企業の定義は明確に存在しない
- ホワイト企業の定義は個人の価値観によって異なるため、その定義が現実的であればホワイト企業は存在し、非現実的であれば存在しない
- 日本企業の平均的な労働条件・労働環境をすべてクリアしたホワイト企業は存在する
【ホワイト企業に関する基礎知識】
- ホワイト企業とは・特徴
- ホワイト企業の基準
- ホワイト企業に入社するメリット・デメリット
- ホワイト企業が合わない人の特徴
- ホワイト企業の残業時間
- ホワイト企業の福利厚生
- ホワイト企業の年間休日
- ホワイト企業の有給休暇取得日数
- ホワイト企業の平均年収
- ホワイト企業の平均勤続年数
- ホワイト企業の割合
- ホワイト企業あるある
- ホワイト企業だけど辞めたい場合の対処法
【ホワイト企業の探し方・選考対策】
【年代別のホワイト企業への転職方法】
【ホワイト業界に関する基礎知識】
【地域別のホワイト企業】
- 北海道に勤務地のあるホワイト企業
- 新潟に勤務地のあるホワイト企業
- 岐阜に勤務地のあるホワイト企業
- 愛知に勤務地のあるホワイト企業
- 大阪に勤務地のあるホワイト企業
- 京都に勤務地のあるホワイト企業
- 福岡に勤務地のあるホワイト企業
【業界別のホワイト企業ランキング】
- ホワイト企業ランキングTOP100
- 厚生労働省委託事業者認定のホワイト企業ランキングTOP100
- 中小企業のホワイト企業ランキング
- メーカーのホワイト企業
- BtoBのホワイト企業
- IT業界のホワイト企業
- 食品業界のホワイト企業
- 化学業界のホワイト企業
- 製薬業界のホワイト企業
- 農業業界のホワイト企業
- 人材業界のホワイト企業
- 広告業界のホワイト企業
- コンサル業界のホワイト企業
- エンタメ業界のホワイト企業
- 介護業界のホワイト企業
- 音楽業界のホワイト企業
- ホテル業界のホワイト企業
- 家電量販店業界のホワイト企業
- ジュエリー業界のホワイト企業
- 金融業界のホワイト企業
- リース業界のホワイト企業
- 旅行会社業界のホワイト企業
- 製造業業界のホワイト企業
- インフラ業界のホワイト企業
【ホワイト企業関連の認定制度】
【その他】