就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!
累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。
この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。
「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」
こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!
全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。
それでは本題に入っていきますね!
ホワイト企業についての情報を発信する中で、求職者の方から「仕事で英語が使えるようなホワイト企業はありますか?」という質問を頂きました。
帰国子女や留学経験者であれば、英語を武器にしたいと考えると思います。
残念ながら僕の知っているところでは、業務で英語を使うようなホワイト企業はありません。
そこで今回は求人検索エンジン(ネット上の求人をまとめて検索できる求人サイト=求人版のGoogle検索)を利用して、英語が使えるホワイト企業があるのか調査してみました!
英語が使える企業の求人の調べ方まで詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
英語が使えるホワイト企業はあるか?
まずは結論から話していきますね。
求人検索エンジンの中で、最も検索精度が高いのが求人ボックスだと僕は考えています。
検索条件にキーワードを入れた時に、そのキーワードに関連する求人を出す精度が高いんですよね。
例えば、今回の「英語 使う」というキーワードを入れて検索した時も、求人ボックスなら求人内に「英語 使う」と書かれた求人がしっかりとヒットしてきます。
そんな求人ボックスを今回は利用して検索していきました。
年収350万円以上の正社員求人のヒット数は7785件
まずは検索条件として「英語使う」「正社員」「年収350万円以上」の3条件で調べました。
ホワイト企業に求められる年収としては、最低でも350万円ぐらいは欲しいところですよね。
どれだけ残業時間が短くて休日が多くても、あまりに年収が低ければ、それはホワイト企業だとは言いません。
「英語使う」「正社員」「年収350万円以上」の3条件で検索した結果、ヒットした求人数は7785件でした。
求人ボックスで検索できる求人数は計77万件なので、この3条件で絞り込むだけで全体の1%しかないことが分かります。
「英語が活かせる」だと多くの求人がヒットする
「英語 使う」ではなく、「英語が活かせる」という検索条件で検索すると、26万件表示されました。
ですが英語が活かせるという検索条件だと、仕事でバリバリ英語を使うような求人がヒットしてこなかったので今回は対象にしていません。
気になる方は、英語が活かせるの検索条件でも絞り込みをしてみてください!
社会保険完備と土日休みで更に絞り込むとヒット数は1009件
次に先ほどの3条件に加えて、「社会保険完備」と「土日休み(週休2日制)」で更に絞り込みました。
年間休日数が少ない企業を僕はホワイト企業だとは考えていないため、週休2日は必須。
計5条件(英語使う+正社員+年収350万円以上+社会保険完備+週休2日の土日休み)で検索した結果、ヒットした求人数は1009件でした。
社会保険完備と週休2日を加えるだけで、これだけヒット数が減るのは驚きですよね。
それだけ社会保険が完備されていることと、週休2日である企業が少ないと分かります。
更に残業なしで絞り込むとヒット数は20件
次に、先ほどの5条件に加えて「残業なし」の検索条件を加えると20件しかヒットしませんでした。
残業がない企業はほとんどないのが分かりますね。
更には、表示された20件すべてが英語を使う仕事ではありません。
中には残業が少ないことに対する説明文として「仕事終わりに、英語や趣味のスクールに通ったり…」という文言で、「英語」という言葉がヒットしている求人もありました。
純粋に英語を使う仕事は、次の章で共有する8件ほどしかヒットしませんでしたね。
求人検索エンジン上での検索条件の絞り込みだと、英語を使えるホワイト企業の求人はほとんどないんですね。
最初から英語をバリバリ使うことを前提とする仕事は少ないと分かるよね。入社した結果、部署によって英語を使う部署があったりと、あくまで将来的に英語が使える企業は多そうだけど、いきなり英語を使う仕事を任せる企業は少ないんだね。
英語が使えるホワイト企業例
ここまでの調査結果で、「英語使う+正社員+年収350万円以上+社会保険完備+週休2日の土日休み+残業なし」の6条件を満たす求人は20件しかないことが分かりました。
そもそもホワイト企業に明確な定義は存在しないため、この6条件を満たすだけでホワイト企業だとは断言することはできません。
しかし、この6条件を満たす企業をホワイト企業とするならば、最終的に残った20件の企業と職種内容は以下のとおりです。
- マックストレーディング株式会社(職種:貿易事務)
- 株式会社アズロッソ(職種:ネット通販運営)
- 株式会社プラームコーポレーション(職種:生産管理)
- 株式会社Y&K Narita International School(職種:英語講師)
- 株式会社トライフル(職種:翻訳スタッフ)
- ルグラン・ジャポン株式会社(職種:営業・企画営業)
- 株式会社ブリティッシュカルチャーアカデミー(職種:保育業務)
- シュマルツ株式会社(職種:ヘルプデスク)
僕が見た限り、英語を使えそうな求人はこのぐらいですね。
僕が就職した食品メーカーもそうでしたが、入社後に海外支社に配属されて、そこで初めて英語を使えるようになる企業は多いと思います。
要するにいきなり英語を使える仕事に配属される企業は少数派なんですよね。
更にはそこからホワイト企業といえるだけの条件を満たす企業を探すのは非常に難しい。
よって「英語が使えるホワイト企業」だけに固執してしまうと、内定先が出なかったり、転職先が決まらない可能性は十分にありえます。
英語を使う使わないは置いておいて、ホワイト企業に働きたいという場合はホワイト企業の探し方をまとめた記事を書いたので、そちらを読んでもらえればと思います。
» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?
英語が使える企業の求人はあくまで少数派なんですね。
海外進出している企業にまずは就職して、将来的に英語を使える部署に配属されることを狙うのが現実的には良さそうだよね。最初から英語が使える人しか採用しない企業に入社してしまうと、英語が使えることが武器じゃなくなるし。
【結論】英語を使いたいなら海外進出しているホワイト企業を狙うのが良い
今回調べた範囲では、すぐに英語を使う仕事に就ける求人は少ないと分かりました。
ですが、日本企業の中には海外進出もしており、海外売上比率も高い企業は多数存在します。
個人的にはそういった最初は英語を使うわけじゃないけど、将来的に英語が話せることで、英語を使うような部署に配属される可能性がある企業に入社することもおすすめですね。
英語が使える人しか採用しない企業では英語力が武器にならない
なぜ最初から英語を使うような企業よりも、一部、海外進出している企業への入社がおすすめなのか?
それは英語が使える人しか採用しない企業では、英語が話せることが武器にならないからです。
「武器」はあくまで、相対的なものであり、同じ環境の中で、周りにない能力だから武器になるんですよね。
例えば楽天は社内言語が英語になりました。
すると、英語が話せることが当たり前であり、英語が話せることが武器にならないと予想できます。
一方で、英語が話せる人が少ない企業ならどうか?
「あの人は英語が話せるらしい。じゃあ海外事業を手伝ってもらおうか」という展開になりえますよね。
このように英語力が大きな武器になるのは、”海外進出しているけど英語が話せる人が少ない企業”に身を置いた時だと思います。
大企業であればホワイト企業も多く、海外進出している企業も多いです。
そういった企業も視野に入れつつ就活を進めることを僕はおすすめします!
【注意】志望動機で「英語が使いたいから」はウケない
ここで1つ注意点があります。
それは企業への志望動機で「英語が使いたいから」という理由はNGだということです。
僕が就職した食品メーカーの面接で、「私は英語を使いたいと考えており、貴社は海外進出をしているので志望しました」という志望動機を伝えて、撃沈した人がいました。
たしかに食品メーカー側からすると「英語を使いたいなら、うちではなく商社にでも行けば?」となりますよね。
最初からバリバリ英語を使うような企業への志望動機としては、「英語が使いたいから」は良い動機になる。
一方で、海外進出をしているが大部分は日本で事業をしている企業に対して、英語を使いたいからと志望動機で伝えるのはウケないことを押さえておきましょう。
最初からバリバリ英語を使いたいのか、そうではなく、将来的に英語を使えるような部署に異動できれば良いのか。しっかりと自己分析をした上で企業を選ぶべきですね。
その他よくある質問
ここでは、これまでの解説で伝えきれなかった内容に回答していきます。
よくある質問は以下のとおりです。
質問① 英語でホワイト企業はなんと言いますか?
ホワイト企業という言葉は日本独自の言葉です。
よって、直接的に表す英語は存在しません。
言い回しとして「a company with a good reputation(=評判の良い会社)」や、そのままの表現として「white companies」と表現できそうです。
質問② 英語が話せることはキャリア形成の上で武器になりますか?
英語が話せることがキャリア形成の上で武器になるかどうかは、入社する企業によります。
途中でも解説した、海外進出している企業に入社したとしても、英語が話せてもその部署に配属されるかどうかは分かりません。
なぜなら配属される要因は英語が話せることだけではないからです。(その他、様々な能力によって配属される人材は決まってきます)
結果論として、英語が使える部署に配属されなければ、英語が話せることはキャリア形成の上で武器にはなりません。
よって「英語力を武器にできるよう動く」ことが、キャリア形成の上で英語力を武器とする秘訣だと思います。
具体的には英語が使える部署への配属を希望する、アピールし続けること。
英語が使えるような会社を探し続けて転職すること。
何かの能力を武器にするためには、それを武器にできる環境に身を置くことが重要ですよね!
本記事の要点まとめ
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!
今回は英語が使えるホワイト企業を調査してみましたが、日本は日本の市場だけで完結することもあって、すぐに英語を使えるような仕事は少ないことが分かります。
しかし、今後更に人口が減少していく日本市場に対して、海外進出する企業はどんどん増えると僕は思います。
そういった企業をリサーチして、その中から更に自分の興味のある事業を展開していたり、社風が自分に合う企業を探し続けることが重要です。
ぜひ今回の求人検索エンジンの活用だけでなく、その他、様々な手段でホワイト企業を探し続けてみてください。
働きやすい企業に入社したいという方のために、このホワイト企業ナビでは、今後も3条件を満たす素敵な企業を掲載し続けていきます!
【本記事の要点まとめ】
- 「英語使う」というキーワードで労働条件の良い企業を探しても検索結果は少ない
- 「英語が活かせる」という検索条件だとより多くの求人がヒットするが、すぐに英語を使えるような求人はその中でも少数派である
【ホワイト企業に関する基礎知識】
- ホワイト企業とは・特徴
- ホワイト企業の基準
- ホワイト企業に入社するメリット・デメリット
- ホワイト企業が合わない人の特徴
- ホワイト企業の残業時間
- ホワイト企業の福利厚生
- ホワイト企業の年間休日
- ホワイト企業の有給休暇取得日数
- ホワイト企業の平均年収
- ホワイト企業の平均勤続年数
- ホワイト企業の割合
- ホワイト企業あるある
- ホワイト企業だけど辞めたい場合の対処法
【ホワイト企業の探し方・選考対策】
【年代別のホワイト企業への転職方法】
【ホワイト業界に関する基礎知識】
【地域別のホワイト企業】
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【業界別のホワイト企業ランキング】
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