【年間休日150日のホワイト企業はある?】徹底調査した結果!

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就活生や転職希望者のみなさん、こんにちは!

累計2300万PVを突破した日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営している就活マンです。

この記事を掲載している「ホワイト企業ナビ」は、僕自身が就活生の時に感じていた、こんな思いから立ち上げた求人サイトです。

「ブラック企業を掲載するなよ!残業時間が短くて休日が多い企業だけ教えてよ!」

こんな思いを持っている就活生や転職者の方は、ホワイト企業ナビを使ってくれると嬉しいです!

全ての企業を1社1社丁寧に取材していて、数を追わずに質にこだわって運営しています。

それでは本題に入っていきますね!

日本企業の年間休日の平均は107日〜115日です。

よって今回の記事のテーマである年間休日150日以上という休日数はあまりにも多いんですよね。

そんな休みが大量にあるようなホワイト企業は存在するのか?

今回は求人サイトや求人検索エンジンを用いて、徹底調査してみました!

年間休日150日の企業はあるのかな?」と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

年間休日150日以上のホワイト企業は存在する?

早速、本題である年間休日150日のホワイト企業が存在するか調査してみました。

結論からお伝えすると、年間休日150日の求人は存在しますが、薬剤師、看護師、歯科医師、歯科衛生士、エンジニア、建築系、オペレーターなどの職種が多く、求人数もかなり少なかったです。

(またこれらの求人は「年間休日」だけで見るとホワイト企業だと言えますが、ホワイト企業かどうかの定義はそもそも存在しないため、残業時間や離職率などその他の条件まで調べないとホワイト企業かどうか判断することはできません)

それでは各求人サイト・求人検索エンジンでの調査結果を共有していきます。

indeedでの検索結果

まず最初にindeedにて「年間休日150日」と検索した結果、約18000件の求人が表示されたものの、「年間休日」と「150」が分かれて検索されてしまいます。

(「年間休日120日以上、150名以上が産休を取得」 のような求人もヒットしてしまう)

その中で、年間休日150日という求人だけを探すと歯科衛生士の求人が1つだけ、年間休日150日以上として見つけることができました。

こちらの求人はクリニックの求人であり、大規模な企業の求人ではありませんでした。

求人ボックスでの検索結果

次に求人ボックスにて、「年間休日150日」と検索した結果、約80000件の求人が表示されました。

その検索結果を見ると、しっかりと年間休日150日以上の求人が表示されていました。

そこで検索条件を絞り、雇用形態を「正社員」、年収を「400万円以上」として検索した結果、25800件の求人が表示されました。

(中には年間休日150日ではない求人も多いため正確な求人数は不明ですが多くの求人が表示されます)

画像引用:求人ボックス

求人内容を見ると、薬剤師、看護師、歯科医師、歯科衛生士、エンジニア、建築系、オペレーターなどの職種の求人が多いですね。

これらの職種は特に人手不足とされている職種なので、年間休日150日以上を売りにして求職者を集める企業が多いことが予想されます。

マイナビでの検索結果

続いて、マイナビ2024にて「年間休日150日」と検索した結果、表示は2件のみでした。

こちらの2件は両方とも幼稚園教諭の求人でしたね。

以上が求人サイト・求人検索エンジンにて、年間休日150日以上の求人を検索した結果でした。

結論でもお伝えしたとおりで、年間休日150日の求人は非常に少ないですね。

また年間休日が150日あっても、残業時間や離職率などその他の条件が悪い可能性もあるので、「年間休日が多いからホワイト企業だ」と安易に判断することはやめましょう。

やっぱり年間休日150日の求人は少ないですね。職種も限定されているし、自分に合う職種の求人はなさそうでした。

ホワイト企業の年間休日の基準は120日

ここまで求人サイトや求人検索エンジンにて、年間休日150日以上の企業の有無を調査してきました。

ですが冒頭で伝えたように、年間休日150日はあまりに休日数が多いんですよね。

1年365日なので、年間休日150日となると1年のうちの41%が休みとなります。

さすがにこれだけの休日数は、ホワイト企業かどうかの基準にはなりません。

日本企業の年間休日平均は107日〜115日

厚生労働省が発表した「令和4年就労条件総合調査」によると、回答した約3000社の年間休日の平均は107日でした。

また従業員数が1000人以上の企業に絞ると、年間休日の平均は115日です。

これらの平均から考えると、年間休日数は120日以上あれば平均よりも休日が多いと考えられます。

それゆえに僕ら、ホワイト企業ナビ編集部でもホワイト企業の定義の1つとして「年間休日120日以上」を設定しています。

» 【ホワイト企業の年間休日は?】120日が基準は本当なのか?

ホワイト企業かどうかを決めるその他の要因

またホワイト企業かどうかを決めるのは、年間休日数だけではありません。

どれだけ休みが多くても、毎日帰宅が24時になるほど残業があればどうでしょうか?

どれだけ休みが多くても、3年後に全員が辞める(3年後離職率100%)の会社はホワイト企業ですか?

このようにホワイト企業の定義は存在しないからこそ、自分にとってのホワイト企業の定義を持つ必要があり、そのためには複数の指標を設定する必要があります。

よってホワイト企業ナビでは、「年間休日120日以上・平均残業時間25時間未満/月・3年後離職率30%未満」の3条件を全て満たすことをホワイト企業の条件として設定しています。

これらはあくまでホワイト企業ナビ編集部で設定した基準であり、大切なことは自身で設定することです。

ホワイト企業かどうかを考える指標の参考として、ホワイト企業チェッカーという記事を書きました。

こちらの記事で提示している指標も用いて、自身にとってのホワイト企業の定義を設定してみてくださいね!

» 【ホワイト企業チェッカー】働きやすい企業の見分け方を就活マンが独自解説!

日本企業の年間休日の平均から考えると、年間休日150日以上はあまりに休日が多いですね。またホワイト企業かどうかは年間休日だけで決まらないことも理解できました。

自分にとってホワイト企業とはどんな労働条件の企業なのかを考えることが重要だね。
年間休日だけでなく、仕事内容・残業時間・離職率・福利厚生・有給休暇取得率など、様々な指標の中で自分が何を重視し、その指標がどんな条件なら満足できるのか自己分析する必要があるんだ!

有給休暇を含めて実質年間休日が150日のホワイト企業はある?

定休日が150日以上ある企業は少ないことがここまでの調査で分かりました。

しかし「有給休暇を含めれば年間休日が150日以上になる企業はあるのでは?」という疑問を持つ人も少なくないはずです。

こちらも厚生労働省の調査によると、有給休暇の取得日の平均は8日〜11日ほどです。

画像引用:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」

よって、「定休日140日+有給休暇10日=年間休日150日」という企業や、有給休暇は最高で20日間取得することができるため、「定休日130日+有給休暇20日=年間休日150日」やといった企業の方が現実的には多いと考えられます。

» ホワイト企業の平均有給休暇取得日数は?【取得率も解説】

有給休暇を含めて年間休日150日以上となる企業は多そうですね。有給休暇の取得日が増えるためには勤続年数や申請しやすい雰囲気が必要ですが。

ホワイト企業に就職する方法

ホワイト企業に関する情報を集める中で、「結局どうやってホワイト企業に就職すれば良いの?」と悩むことが多いと思います。

内定を獲得するために選考対策はするとして、就活も転職も結局のところは「その企業との適性」で決まるんですよね。

要するに選んだ企業の人事が、「この人はうちの会社と合いそうだ」と判断してくれるかどうかで決まります。

就活や転職は適性で決まるため、エントリー企業数を増やすことが最も重要な対策となります。

(その上で、ホワイト企業に就職したい人は、それらのエントリー企業がホワイト企業である必要があります)

では具体的にどうやってエントリー企業数を確保していけば良いのか?

おすすめの手段を3つ共有しますね。

①求人サイトでホワイト企業を絞り込んで探す

ホワイト企業のエントリー数を増やすための王道的な手段が求人サイトです。

ホワイト企業への就職を考えた場合、求人サイトを利用する際には必ず「求人検索の絞り込み機能」を活用するようにしてください。

このホワイト企業ナビでは、元々「残業時間・年間休日数・離職率」に基準を設けて、それらすべて満たす企業のみを掲載しているので絞り込みの必要がないようなサイトにしています。

ですが、一般的な求人サイトはあらゆる求人が掲載されているので、ホワイト企業に就職したい人は、自分が求める「残業時間」「休日数」「離職率」「福利厚生」など、条件を絞り込んで検索することが重要です!

求人サイトとしておすすめは、求人数も多く、かつ検索機能の絞り込みが充実している「マイナビ」がやはりおすすめですね。

②就活エージェントに条件を伝えて優良企業だけ紹介してもらう

次に、ホワイト企業のエントリー数を確保する上で、就活エージェントも非常に有用です。

就活エージェントは面談を元にして、求人紹介から選考対策まで、すべて無料でサポートしてくれるサービス。

また求人サイトに公開されていない非公開求人も紹介してくれる点が強いです。

この就活エージェントを賢く利用するためには、必ず自分が求める労働条件を担当者に伝えることです。

実際に僕が就活生の時は、次のように担当者に伝えることで、紹介求人を絞り込んでいました。

【担当者に伝えた内容】

  • 「プライベートの時間を重要視したいので、月の残業時間が平均20時間以内の企業で、かつ完全週休2日の土日休みの企業のみを紹介して頂きたいです。業界は現在、食品業界、化学業界、自動車業界を志望していますが、他業界も興味があります。」

就活エージェントを利用する際に、すべて担当者任せにしてしまう人が多いのですが、それだと「受かりやすい企業」を紹介されてしまうので、ホワイト企業への就職を考える人は必ず条件を伝えてください。

利用する就活エージェントですが、選ぶ視点としては「保有求人数が多くて実績があるか」です。

ミーツカンパニー就活サポート」が全国対応かつオンライン面談にも対応していて、保有求人数と実績があるのでおすすめですね。

③逆求人サイトで得たスカウトからホワイト企業にだけエントリーする

最後に、エントリー企業数を確保する上で非常に役立つのが逆求人サイトです。

逆求人サイトは登録すると、企業側からスカウトが届くサイトなので、自動的に企業との接点を獲得できます。

逆求人サイトを利用する際は、必ず届いたスカウトの中から、自分が求める労働条件の企業だけにエントリーしましょう。

スカウト元の企業の採用情報や口コミサイトで調べたり、気になる企業だけど労働条件の詳細がない場合は、逆求人サイトのチャットにて直接企業に質問するのもおすすめです。

利用すべき逆求人サイトとしては、利用企業数の多さが最も重要なので「キミスカ」と「OfferBox(オファーボックス) 」がベストです。

以上、3つの方法でエントリー企業数を確保していくことがホワイト企業に就職する上で最も重要です。

またホワイト企業に就職する場合は、必ず「自分にとってのホワイト企業の定義を明確化すること」をしてください。

そうしないとそもそも「どんな企業が自分にとってのホワイト企業なのか」を把握できません。

ホワイト企業の特徴について、別途まとめた記事を書いているので、そちらの記事を参考に明確化しましょう。

» 【ホワイト企業の特徴20選】ホワイト企業とはどんな会社!?

とにかく「ホワイト企業のエントリー数を増やすこと」が肝になるんですね。

企業との適性は企業側からしか判断が難しい部分でもあるから、しっかりとホワイト企業のエントリー数を確保していくことが、求職者側ができる重要な行動だと言えるよね。

年間休日150日以上のホワイト企業の探し方

ここまで年間休日150日以上の会社について調査してきました。

休日が多い企業に就職したいという人にとって、次に気になるのはホワイト企業の探し方ですよね。

年間休日150日以上の企業は超少数派なので、今回の記事でも使った求人ボックスなどの求人検索エンジン(ネット上に出ている求人を一括で検索できるサイト)を利用することをおすすめします。

しかし、年間休日150日以上にこだわることなく、平均よりも多い年間休日120日以上の企業を探すのであれば、様々な探し方が候補として挙がってくるんですよね。

具体的に僕が考えうる手段としては、以下が挙げられます。

【ホワイト企業の探し方】

  • ホワイト企業に特化した求人サイトから探す
  • 大手求人サイトで検索条件を絞って探す
  • 就職四季報から探す
  • 口コミサイトの評判から探す
  • 逆求人サイト経由で探す
  • 就活エージェントから紹介してもらう
  • 政府からの評価を得ている企業から探す
  • 民間企業からの評価を得ている企業から探す
  • リファラル経由で探す
  • 新聞や経済誌経由で探す

それぞれの探し方の詳しい解説は、以下の記事でまとめています。

「ホワイト企業の探し方が知りたいけど、具体的な手段をあまり知らない」という方は、ぜひ合わせて参考にしてくださいね!

» 【ホワイト企業の見つけ方10選】最も効率的な探し方とは?

本記事の要点まとめ

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!

年間休日150日の会社については、僕自身これまで着目していなかったので、今回の調査は参考になりました。

結論から言うと、「年間休日150日の求人は存在するが、ある程度、職種が限定されてくるため、その中から自分に合った求人を探すのは若干難しさがある」ということでしたね。

また年間休日150日あっても、極端に給料が低かったり、残業時間が長かったり、離職率があまりに高かったりと、その他のマイナス要因があることも考えられます。

年間休日だけに固執せず、1社ずつじっくりと企業分析することが重要ですね!

以上、就活マンでした!

【本記事の要点まとめ】

  • 年間休日150日は日本企業の平均よりも35日〜43日も休日が多いため非常に数が少ない
  • 求人検索エンジンで年間休日150日以上の求人を探すと求人は存在する
  • 年間休日150日以上の求人の職種は薬剤師、看護師、歯科医師、歯科衛生士、エンジニア、建築系、オペレーターなどが多い(募集職種に偏りが見られた)
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この記事を書いた人

就活マン(藤井智也)

日本最大規模の就活ブログ「就活攻略論」を運営。
大学時代に中堅大学から超高倍率の食品メーカーからの内定を獲得後、1年で退社し独立。これまで執筆した就活記事は1200記事を超える。

この記事を監修した人

藤九 亮輔

国家資格「キャリアコンサルタント」を保有。
元大学キャリアセンター職員。
就活記事のライター歴5年。現在はホワイト企業ナビの編集部として活動中。

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